問題となっているのは26日に放送された『あさイチ』でのある一幕。この日、番組冒頭からは、「アッキー&ヤナギーが行く!もっと知りたい沖縄・石垣島」として、“アッキー”こと篠山輝信と“ヤナギー”こと柳澤秀夫が石垣島を訪れ、陸上自衛隊の配備計画が進めれている石垣島の現状を、島民に話を聞きながら紹介していった。
放送によると、地元からも陸自の配備には賛否が出ているというものの、実際に基地設置のための工事も始まっているといい、2人は配備予定地近くの川を訪れ、テロップでは「配備予定地周辺は水源地」と紹介しつつ、「石垣島の水道水のおよそ8割を賄っています」「このあたりは古くから神聖な場所として大切にされてきました」と説明。基地ができることで、この水への影響を懸念する声も取り上げていた。
しかし、この放送について、同日夕方に中山市長はツイッターを更新し、「石垣島の旅も作り込み感が残念」とコメント。「『配備予定地周辺は水源地』での映像は別の川で、『島の水道水の8割りを賄っている』と言ってもその川の水は農業用水」と事実と異なることを告発した。その後、中山市長は翌27日になって、「昨日の放送の中で私が問題視しているのは石垣島の陸自配備予定地は平得大俣であるにも拘わらず約1.6㎞離れた別の場所の於茂登の水元の映像を流すなか『予定地周辺は水源地』と発言しテロップを挿入」「更にその水元の川は農業用の名蔵ダムの水源であるのに『水道水の8割を賄っている』と報道したことに対し『事実と違うのでは』と問題視しています」と苦言を呈していた。
このツイートに対し、中山市長の元には「公共放送なのにひどい」「普通に石垣島紹介してほしかった…」「そもそも、自衛隊が配備されると水が汚染されるってなってること自体が不思議」といった声が集まっている。
また、中山市長はこの日の放送について、さらに「報道としてあってはならないことです」と断言。「現在NHKに問い合わせをしており、速やかな回答と訂正を頂きたいと思います」と抗議したことも明かしていた。
記事内の引用にいて
中山よしたか公式ツイッターより
https://twitter.com/yoshitaka_ISG