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女性の机を物色、土下座謝罪の富山市議が「自己改革を…」議員続行表明 “甘すぎる”怒りの声殺到

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画像はイメージです

 今年7月、富山市議会事務局に不正に立ち入り、女性職員の机を物色したうえ書類などを盗み見ていたことが明るみになった木下章広議員が、市議会議員を続けていく意向を表明。その態度に怒りの声が殺到している。

 木下市議は昨年11月からほぼ毎週事務局に不正に立ち入り、女性職員の机を物色していた。さらに、2017年には女性職員に対し、私的なメールを送り続けていたことも判明。全国から「気持ちが悪い」「議員の資格があるとは思えない」などと批判が殺到する。富山市議会は事案発覚後、糾弾決議案を可決し、議員辞職を促していた。

 この事案は情報番組でも取り上げており、『とくダネ!』(フジテレビ系)では、コメンテーターの中江有里が「複数の女性にメールを送っている。結局誰でも良かったのではないか。聞いていて気分が悪くなった」と露骨に嫌悪感を示す。さらに、MCの小倉智昭も「やってることが気持ち悪い」「どうなさるおつもりですかね、市議会議員の立場を」などと苦言を呈していた。

 事案発覚後、市議会での聞き取りと記者からの質問に答え、動機について、「興味本位だった」「議員になって叱ってくれる人がおらず緩んでしまった」などと説明していた木下議員。その際は頭を付けて土下座するなど、反省したところを見せていた。

 騒動後、一切の公務を欠席した木下議員。これまで進退について明言を避けてきたが、26日になり産経新聞が「自己改革をしながら任期を全うしたい」「初志に戻り市民に開かれた議会の改革を進めて行きたい」と話し、議員を続けていく意向を示していると報道し、物議を醸すことになった。

 ストーカーまがいの行動に不法侵入。しかも、その動機が女性に対する興味となれば、性犯罪者になる可能性も否定しきれない。そんな人物が市議会議員を再度務める意向を示していることに、ネットユーザーは「許せない」「何を考えているのかわからない」と怒りの声を上げる。

 また、「議員になるとセクハラも許されるのか」「不適格な議員を辞めさせることができないのはおかしい」「富山市議会は甘すぎるんじゃないのか」「富山市民はそれでいいのか」「どうして辞めさせないのか」と、市議会や議員特権について不満の声が上がった。

 木下議員の復帰について、富山市議会は現在のところ態度を表明していない。仮に復帰させるとなれば、世間から眉をひそめられてしまうことだけは、間違いない。

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