今年に入り、フグが新潟県で大量に海岸に打ち上げられたり、福井県の定置網に大量に引っかかったりしている。富山県ではリュウグウノツカイが網に掛かり、兵庫県では沿岸でダイオウイカが発見されている。
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番組では、水族館「マリンピア日本海」の館長が取材に応じ、打ち上げられたフグについて説明。本来、太平洋の温帯から熱帯にかけている種類であること、「これだけの数で上がっているのは見たことない」という証言をVTRで紹介した。
一方、スタジオには原因について、今年は南寄りの風が強いため、暖流の流れ込みが強く沿岸の表層の海水が押し流されている可能性を解説。東海大学の山田吉彦教授による「沿岸で発生した『湧昇流』の影響で深海の生物が表層に押し上げられたのでは」という可能性がフリップにより説明された。
しかし、この問題について話を振られた一茂は、「俺、一個思うのが、リュウグウノツカイが上がってくるといつも危惧するのは地震なんだよね」とコメント。「もしかしたら分からないけど、僕は専門家じゃないから適当なこと言えないけど」と言いつつ、「プレートの断層とかのズレで、マグマが出てくるわけでしょ。それが温かくなって湧昇流が発生してエサも変わったりして、氷見の寒ブリが北海道に行っちゃったっていうことないのかな?」と指摘した。
また、一茂は「地震はいつも気をつけなきゃいけないけど、より気をつける年なのかなと僕は勝手に思いました」と話し、「何か起きなきゃいいけどね」とつぶやいていた。
しかし、「深海魚の出現は大地震の前触れ」というこの迷信は2019年に東海大海洋研究所と静岡県立大のグループが「根拠がない」「深海魚出現がその近傍での大地震発生に必ずしも結びついていない」と結論づけ、論文で発表している。
この一茂の発言にネット上からは、「適当なこと言い過ぎ」「分からないなら適当な事言うな」「不安煽ってるだけ」「完全にデマ」「全くの的外れ」というツッコミが殺到していた。