テレビ朝日系列で放送される『モーニングショー』では、コメンテーターとして出演しているが、その発言がたびたび「上から目線」「庶民感覚がない」などと、一部視聴者から批判されている。
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6月17日の放送では、グルメ情報サイト「食べログ」が焼肉チェーン店から「立場を利用して店の評価が下がるようにアルゴリズムを下げた」と訴えられた裁判で、「僕は自分の目とか鼻とか舌とかを大事にしたいので、点数関係なく行きたいところに行く」と指摘する。
そして、「点数が低くてもおいしいところはある。僕にはおいしいけど、あなたにはもしかしたらおいしくないかもしれない、というのが本当の評価」などと、持論を展開した。
これに同局の森山みなみアナウンサーが「自分の舌に自信がないので、かなり参考にしていたんですよ。予算が同じくらいの店で迷ったら、点数の高い方の店に行っていた」と話すと、長嶋は激昂したように「自分がうまければいい」などとツッコミ。結局、謝罪をして「説教をしているわけではない」と釈明したが、一部から「上流階級と庶民ではわかり合えない」などの声が上がった。
11月18日放送では、番組がサッカーW杯カタール大会を控え、同国で行われた1993年のサッカーW杯アメリカ大会アジア地区最終予選で起こった「ドーハの悲劇」を特集する。
一茂は「Jリーグ元年ということで。私の父親も巨人に復帰した年だった」「僕は野球をやってたんで、野球界としては申し訳ないですけど、これでサッカーがW杯に行ったら野球人気が負けちゃうと思ってていて」「多分、野球関係者、申し訳ないけどみんな『負けろ』って思っていた」と発言。その後、慌てて「みんなじゃないですね。余計なことを言った」などと訂正したものの、視聴者からは「問題発言」「そんな野球関係者は少ないだろう」という批判が出ていた。
また、12月16日にも、防衛費の増額について「上げる理由がよく分からない」と苦言を呈し、ミサイル防衛システムについて「大谷(翔平)くんのボールが160キロですから。160キロのボール、手前で見てもすごい速くて見えないのに、どうやって落とすんだ」などと野球に例えて批判した。この発言にも「なぜ野球なんだ」「ミサイルと野球のボールをリンクさせるってどういうこと」「ぶっ飛びすぎている」などと、真意を理解できない視聴者が相次いだ。
『モーニングショー』では、刺激的な発言を繰り返してきた玉川徹氏が電通発言でレギュラー出演を事実上降板している。上流階級寄りの発言で物議を醸す一茂も、一歩間違えると同じ轍を踏んでしまうかも。