-
社会 2019年10月06日 06時00分
ミス・ワールド日本代表“何故ハーフ?”の声も アンチ・ハーフ発言を尻目に日本でハーフの庶民化が進んできた背景
2015年、ミス・ユニバース日本代表に日米ハーフの宮本エリアナが選ばれた事が記憶に新しい中、今年8月27日に、日本人とカナダ人のハーフ世良マリカがミス・ワールド日本代表に決定した。 スポーツ界でもハーフの活躍が目覚ましいが、日本女性の美しさを競うミスコンの日本代表にハーフが選ばれた事を受け、ネットや掲示板では「ハーフの日本代表って有り?」という趣旨の書き込みが殺到した。 今年4月20日に東京新聞が掲載した記事“「ハーフ」と向き合う”によると、2017年生まれの94万6065人の赤ちゃんのうち、父母の片方が外国人の子は全体の1.9%だ。約50人に1人がハーフの赤ちゃんだ。記事はまた、外国生まれで日本に移住したハーフは国の人口動態統計に含まれない為、日本に住むハーフの実質的な数は統計を上回ると説明する。 法務省入国管理局が2018年4月に発表した“在留外国人を取り巻く最近の状況と課題”によると、1985年12月に85万612人だった在留外国人数は、2017年12月には約3倍の256万1848人になった。国籍分布は中国、韓国、ベトナム、フィリピンが上位4か国で、在留外国人総数の67%を占める。近年では外国人居住者が多くない地区でも、ランドセル姿で地元の小学校に通うハーフの子供を見かけるようになった。 一方、ハーフに対する偏見は根強い。NHK NEWS WEBは“日本に戻らなければよかった”の記事で、カナダ人と日本人の間に生まれた高橋美桜子さんを報道した。1989年にカナダで生まれ4歳半で日本に移住した美桜子さんは、ハーフであるが為に学校でいじめを受け、高校2年生の夏に16歳の命を自ら断った。 しかし、ハーフの数は偏見と差別が有ろうとも今後も増える。何故なら日本の人手不足の解消の為に外国人の人材と労働力が必要だからだ。 今年6月7日の産経新聞は、厚生労働省発表の平成30年人口動態統計(概数)を基に、1人の日本人女性が生涯に生む子供の数が、2018年には1.42と3年連続で低下したと報告した。同紙は、晩婚化の加速と出産世代の女性人口の減少で出生率は更に減ると予測する。日本は正に構造的な人口減少に直面している。総務省発表の“我が国における総人口の長期的推移”によると、日本の人口は2100年には明治時代後半と同水準の3770万人にまで減少する。 人口減少がもたらす人手不足は深刻だ。日本貿易振興機構は今年3月26日付のレポートで、日本の企業活動を支える生産年齢世代(15歳から64歳)が1995年に8778万人のピークを打ち、2050年には5557万人程にまで減少すると指摘した。一方、日本の在留外国人は過去最多の264万人に達し、政府は外国人の人材の受け入れ拡大に向けて新たな在留資格「特定技能」を創設したと同レポートは報告する。 ハーフの外見の違いを“異質“と受け止めるのは、日本人に予測可能な反応だ。しかし、日本の人口分布の変化に遅れずにいる為に、異質は排他する対象ではなく、インクルーシブな姿勢で受け入れるものと思想を転換する事が重要だ。 アメリカの2020年大統領選挙に民主党からアンドリュー ・ヤン という台湾系アメリカ人が立候補している。彼の風貌は明らかにアジア人だが、“アメリカの大統領選挙の立候補者に何故アジア人?”などの批判は出ない。アメリカ人の意識では、アメリカ国籍を保有する者は、見た目がアジア人でも彼等と同等の義務と権利を有するアメリカ人だからだ。 17世紀の開拓者時代に奴隷としてアフリカからアメリカに連れてこられた黒人達の子孫も、19世紀ゴールドラッシュ時代にカリフォルニアの金山発掘のために中国から移民した労働者達の子孫も、ルーツの違いを超え、現代の“アメリカ”という文化圏を創り上げる構成員なのだ。 70年代には、ハーフはテレビや雑誌だけで見る浮世離れの存在だった。しかし、半世紀後の今、彼等は現実の日本社会に生きる一員だ。日本にとって先決すべき課題は、ハーフが半分日本人か半分外国人か、あるいは二国の文化を持つダブルかを検証することではなく、グローバルに知見を広めた上で、“日本人”という定義の枠を見直す事だ。文: ワシントンDC在住 作家 大内 華衣引用:東京新聞 「ハーフと向き合う」https://www.tokyo-np.co.jp/article_mroonga/culture/hiroba/CK20190420020000230.htmlNHK NEWS WEB “日本に戻らなければよかった”https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190419/k10011889021000.html?utm_int=netnewsup-detail_contents_news-related_005産経新聞 THE SANKEI NEWS “出生率は過去最少91.8万人 3年連続100万人割れ”https://www.sankei.com/life/news/190607/lif1906070036-n1.html総務省 “我が国における総人口の長期的推移”http://www.soumu.go.jp/main_content/000273900.pdf日本貿易振興機構(ジェトロ) “総論:データで見る外国人材受入れの実態とその意義”https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2019/0303/8519356b460b5170.html法務省入国管理局 “在留外国人を取り巻く最近の状況と課題“https://www.kantei.go.jp/jp/shingi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/dai5/siryou6.pdf
-
その他 2019年10月06日 06時00分
本好きのリビドー
◎悦楽の1冊『漂流怪人・きだみのる』 嵐山光三郎 小学館文庫 610円(本体価格)★怪人の行状に隠された謎とは 並べて冷静に見れば違いは明白なのに、なぜか紛らわしい名前は多い。阿藤快と加藤あい、倖田來未と江沢民、作家で例えれば隆慶一郎と峰隆一郎で、この場合どちらも時代小説の書き手なだけになお余計で、同様にと申しては甚だ恐縮乍ら長らく「きだみのる」と「なだいなだ」を混同すること久しかった。全然別人だろ! とお叱りを受けようが、平仮名の筆名同士なのに加え、前者の代表作が映画化もされた『気違い部落周游紀行』なのに対して、精神科医である後者にも『くるいきちがい考』という著書があるだけにややこしい。 しかし、本書を一読し俄然認識を改めた。いやはやとんだ暴走老人((c)石原慎太郎)の先達がいたもので、ファーブル『昆虫記』の翻訳者にしてパリ大学でマルセル・モースに人類学の手ほどきを受けた(ということは岡本太郎の先輩か)きだみのるは反骨、気骨、土性骨すべてが備わった生粋骨がらみの自由主義者にして大酒飲みの健啖家な上、野性の料理上手(イラストつきでレシピが紹介されるが、どれも実に旨そう)。「人間は宴会をするために生きている」とうそぶき、女性にも旺盛で、還暦をすぎて人妻に産ませた7歳の少女を連れて愛車で全国を流浪しつつ執筆に励む。 著者が平凡社の編集者だった28歳での出会いの記憶を導火線に、無限の屈託を抱えた怪物的知識人の肖像が鮮烈に浮かび上がる。60年代を彩る綺羅星のごときスーパースター達との邂逅を描いた『口笛の歌が聴こえる』や、『楢山節考』の作家深沢七郎との身を削る修行のような交流の日々を綴る『桃仙人』に連なる嵐山氏一流の傑作回想劇だ。 この世で最も面白い職業は編集者なのではないかと思わせる、対象への敬意と愛情にあふれた感動の1冊。_(居島一平/芸人)【昇天の1冊】 渋沢栄一は明治初期の日本の偉人の1人だが、名前を聞いてもピンと来る方はさほど多くはないかもしれない。だが、元号が令和に入った今年4月、20年ぶりに刷新される1万円札に肖像画が使用されることが決定し、にわかに注目を集めている。 その渋沢の生涯をたどった本が『日本の資本主義を作った男 渋沢栄一』(宝島社/1200円+税)だ。 生まれは天保11年(1840年)。黒船来航(嘉永6年/1853年)の13年前だから、幕末と明治維新を生きた人。 出身地は武蔵国(現在の埼玉県)で、生家は藍玉(藍染に使い材料)の製造販売と養蚕を営む豪農だった。武士ではない。 だが、家が裕福だった関係で剣術を学ぶことができ、また商業の才覚もあったため、幕府15代将軍・徳川慶喜に見出され出世。明治維新の折りには海外へ留学中で、戊辰戦争に巻き込まれることもなかった。 明治に入ると実業家に転身し、銀行や企業を続々と設立する。渋沢が創設に関わった会社は現在のみずほ銀行、東京海上火災保険、電鉄会社の東急、キリン、サッポロなどのビールメーカー。東京証券取引所の設立にも携わった。「資本主義の父」と言われるゆえんだ。 多くの英傑が活躍した幕末・維新の時代にあっては地味な存在だが、本書は大衆の立場から日本の基礎を作った男の高い志が凝縮された1冊としてオススメだ。ちなみに渋沢の顔が印刷された新紙幣は、令和5年上半期に登場する予定。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)【話題の1冊】著者インタビュー 林眞須美死刑囚長男もう逃げない。いままで黙っていた「家族」のこと ビジネス社 1,500円(本体価格)★毒物を混入させる機会も_動機も思い当たらない――カレー事件から20年以上が経ちます。なぜ、今、家族のことを語ろうと思ったのですか?長男 過去にもメディア上で、家族や事件のことを話してきました。ところが、僕のつらい人生経験だけが取り上げられ、事件の疑問点や家族のこと、母の訴えなどは全く取り上げられません。揚げ句、ネット上では「被害者面するな!」といった批判を受けます。そこで、ツイッターを始めて直接自分の考えを訴えるとともに、事件や母、家族への思いをまとめるため、本を出すことにしたのです。――犯人の家族が“迫害”を受けるケースが社会問題になっています。どのように思いますか?長男 2009年に起きた「秋葉原通り魔事件」の犯人の弟さんが自殺された一件が衝撃的でした。事件の内容、質は違いますが、年齢的にも近く、兄のせいで僕と同じように大変な人生を歩んできたわけです。自殺を知った時は他人事とは思えず、ひどく落ち込みました。加害者家族の大変さや苦しみを受け入れる余地は、今の社会にないのだなと…。――婚約者の父親に“林眞須美死刑囚の長男”ということを告白してしまいますね。なぜでしょうか?長男 相手方のご両親は、僕のことを誠心誠意、受け入れようとしてくれました。そのため、自分の出自について嘘をついていることに対し、常に罪悪感があったのです。しかも、「将来は家も土地も君のものにしていい」とまで言っていただき、母のことを話さざるを得ないという思いに駆り立てられました。もちろん「それでも受け入れてもらえるのでは?」という淡い期待もありましたが、結果として“婚約破棄”となりました。でも“正体”を明かしたことについては、今でも悔いはありません。――母親の事件の“関与”については、どのように考えていますか?長男 まず言いたいのは、11歳まで一緒にすごしてきた“凶悪犯”と言われている母の印象に、自分としては大きな違いがあるということ。当日の母の様子を間近で見ていましたが、毒物を混入させる機会も動機も思い当たりません。実際、裁判の過程で僕や姉妹はそう証言してきましたが、一切取り上げられず、動機や物証、自白がないまま死刑判決が下されたことは、到底納得できるものではありません。今後は再審請求が認められる日が来るまで、できる限り事件や母について発信を続けていきたいと考えています。そして、いつか事件の真実が明らかになり、区切りを迎える日が来ることを願っています。_(聞き手/程原ケン)林眞須美死刑囚長男1987年和歌山市生まれ。’98年7月に発生した「和歌山毒物混入カレー事件」の“犯人”として逮捕された林眞須美死刑囚の長男。現在は会社勤めをしながら、母の様子やカレー事件についての情報を発信している。9月29日、大阪のロフトプラスワンウエストにてトークイベントを開催。
-
ミステリー 2019年10月05日 23時00分
日本の冥界「黄泉」はどこから来たのか
過去、インターネット上で死者と生者が交信・情報交換できるサイト『黄泉ネット』というものが存在するという都市伝説が流布された。 われわれ日本人は古来から死後の世界を夢想し、それが実在すると信じてきた。少なくとも豪族たちが群雄割拠した古墳時代には、この世に黄泉路が存在するという神話があり、『黄泉の国』との境目には『黄泉比良坂』があると考えられてきた。 記紀神話にも『黄泉の国』の概念は出てくる。イザナギは、死んでしまった愛妻・イザナミの後を追って『黄泉の国』に侵入したが、『黄泉の国』の食べ物を既に口にしてしまっていたイザナミの姿は、ひどく変貌していた。驚いたイザナギが『黄泉の国』から命からがら逃げ帰ったという神話は広く知られている。 この『黄泉』という言葉の由来には諸説ある。もともと死者の世界を表す言葉として、大和言葉に「ヨミ」という単語があり、その音に漢語の『黄泉』という文字を充てたという説が有力である。 死者の魂が行く場所である冥土は、”地下の泉”を意味し、同時に地下に存在する”死者の世界”という意味も持っている。「冥府」「冥土」「冥界」「よもつ国」「あの世」とほぼ同じ意味であるが、土の中、地下にあるという設定が大きなポイントである。 古代人がこの『ヨミ』に『黄泉』という言葉を充てたのにも理由がある。古代中国でも”死者の世界”は地下にあると考えられ、『黄泉』という言葉で表現されていたのだ。また、五行思想では黄色という色は、地下をさしており、日本語に導入するには最も適切な言葉であったといえよう。 さらに『ヨミ』という大和言葉の発音の由来に関しても諸説ある。「ヨミ(夜見) 」という意味で発音されたとか、「ヤミ(闇)」という発音がなまったとか。「ユメ(夢)」という言葉がなまったとか、”死者の国”は生活圏を意味する「ヨモ(四方)」から外側を意味することから『ヨミ』という大和言葉が生まれたとか。 また、仏教共に輸入された梵(ぼん)語「Yami」がなまって日本語化したとか、中国語「預弥(ヨミ)」が輸入されて定着したとか、数多くの説がある。 『黄泉の国』『冥府』という世界に月の概念が入ることもある。月読(ツクヨミ)、つまり月齢算出から生まれたのが暦(=黄詠み)である。この暦という考え方は、異界との接触を意味していた。毎年、異界から祖霊が歳神として帰還するのだが、この歳神を数える暦を数えることは、”死者の世界”との交流を意味していたのだ。 ちなみに、『黄泉の国』から帰還したイザナギが禊祓(みそぎはらえ)をした結果、生まれた三貴神の一つが、ツキヨミである。ツキヨミが支配するとされた『夜の食国』は、『黄泉の国』『冥府』と同じ世界なのかもしれない。ひょっとすると、黄泉神、イザナミ(黄泉大神)、ツキヨミ、大国主命と、死者の国の王は変遷しているのかもしれない。 また、ツキヨミが支配する夜の食国、すなわち夜食の国は、古代の日本人が忌み嫌った夜食の国である。死者の国の食物を口にし、イザナミが死者のようにひどくなった”ヨモツヘグイ”とは、夜食を意味しているのかもしれない。(山口敏太郎)
-
-
社会 2019年10月05日 22時30分
「気のせいだよね?」事件直前に怯えていた女子高生、人気の少ない農道で無残に殺害される【未解決事件ファイル】
2008年5月2日の午後7時すぎ、愛知県豊田市で、県内の高校に通う当時15歳の女子高生Aさんが何者かに殺害される事件が発生した。部活の帰り道、人けの少ない農道で一体何が起きたのか。Aさんが事件直前に残した日記には、何かに怯えていたことが書かれていたが、犯人とのつながりは分かっていない。2019年10月現在も事件は未解決のままである。 事件当日、サッカー部のマネージャーを務めていたAさんが学校を出たのは午後6時45分すぎ。校門付近で友人と別れた後、自転車に乗り一人で帰宅していったという。 しかし、普段なら家に着いているはずの午後7時をすぎてもAさんは帰宅しなかった。心配した母親はAさんの携帯電話に何度も電話をかけたものの応答はなく、周辺地域を探したが結局Aさんを見つけることはできなかった。 翌日午前0時頃、Aさんの両親は地元警察署に捜索願を提出。警察は携帯会社の協力を得て、Aさんの携帯電話の位置を探索し居場所を探した。 そして同5時30分頃、捜索に協力していたAさんの両親の知人が、Aさん宅から1キロほど離れた農道で倒れているAさんを発見。すぐに警察に通報するも、駆け付けた警察官により死亡していることが確認された。司法解剖の結果、死因は窒息死であることが判明。犯行時刻は5月2日の午後7時から午後の8時とみられ、下着を脱がされてはいたが乱暴された形跡はなかったという。 夕方の農道で一体何が起きたのか。 実はAさんの遺体が見つかった農道は地元住民の間で変質者ロードと呼ばれ、犯罪多発地帯として有名だったそうだ。1カ月前にはAさんと同じ高校に通う女子生徒が若い男に押し倒される事件が発生したばかりで、地元では同一犯による犯行ではないかという声も上がった。 帰宅途中の女子高生を狙う変質者に、Aさんは狙われてしまったのだろうか。事件直前、Aさんはネット上の日記サービスで事件を予感しているような書き込みを残していた。「なんであんな日に限って見ちゃったのかなあ…ほんともういや…」「なんかこわいんだけどお母さんおそいよお」「違うんだよね…? 気のせいだよね?」、これが事件前日の書き込みである。 さらに事件当日には「気持ち悪い 部活どうしよ」と書き残していた。単なる学校生活の愚痴か、それとも自身を狙う変質者の存在を示唆していたのかは分かっていない。 この事件の後も、近隣の市内では若い女性が襲われる事件が多発しており、その数は数十件にも及ぶ。中には2019年現在も犯人逮捕に至っていない事件もある。犯人は今もまだ愛知県内にとどまっているのだろうか。
-
社会 2019年10月05日 22時00分
サンマを追っかけ600キロ『第65慶栄丸』小型漁船の惨劇
市場には、か細いサンマばかりが並んで、今年のサンマ不漁の深刻さを物語っている。9月17日、8人乗りの小型漁船『第65慶栄丸』が北海道根室市納沙布岬から東方約640キロで転覆事故を起こした。乗組員1人が心肺停止状態で発見されたが、残り7人の安否は不明(9月20日時点)だ。 「小型のサンマ漁船は、例年は近場のロシア沖で漁をするんですが、今年は9月中旬になってもサンマが上がってこないため、600キロ以上離れた漁場まで遠出するしかないのです」(道内漁業関係者) サンマ棒受け網漁は8月上旬から解禁された。今年は漁場が遠く、大型船の多くは北海道東部から約1200キロ離れた公海まで出て操業。遠くまで出られない『第65慶栄丸』のような小型船は8月26日まで漁獲がほぼゼロ状態だった。 漁業情報サービスセンターによると、全国で水揚げされたサンマは約2000トン(9月10日時点)。前年比の約17%でしかない。 「しかも、魚体が100から120グラムが中心で小ぶり。脂のノリも悪く、売り物になりませんよ」(市場関係者) 市場価格は1キロあたり700円から800円。去年と比べると、倍以上に跳ね上がっているというから庶民にはとても手が出せない。 不漁の原因について、水産庁関係者はこう解説する。 「海水温が上昇して、低温を好むサンマが日本沿岸から離れており、サンマの大群が北海道沖やロシア海域に現れていない。その上、中国や台湾籍の大型漁船が公海で乱獲するため、資源が枯渇したのが原因ではないか」 サンマ不漁の影響は他にも出ている。 「岩手県宮古市は、約20年前から『目黒さんま祭り』に毎年7000匹のサンマを直送していが、今年は冷凍サンマを提供するしかなかった。以前の不漁時は北海道で水揚げされたサンマを手配したんですが…。9月21、22日に行われた水揚げ量日本一の『根室さんま祭り』も満足に確保できない有様だった。サンマ不漁は深刻ですよ」(漁業情報サービスセンター) なお、漁船「第65慶栄丸」事故の捜索は21日に打ち切られ、乗組員7人は依然として行方不明だ。何とか無事であってほしいと心より祈るばかりだ。
-
-
レジャー 2019年10月05日 22時00分
女がドン引く瞬間〜酷すぎるカレの雑誌の使い方〜
恋人の頼みならば、出来る限りは聞いてあげたいという人は多い。だが、礼子さん(仮名・26歳)は、ある行為だけは、受け入れることができないという。「恋人との性行為の最後、男性の体液を顔に出す行為が、本当に嫌いなんです。若い頃に、当時の彼にされたことがあるのですが、メイクは落ちるし、目に入った際は痛みを感じるしで、最悪でした。なので、もしそういう要求をしてくる男性と付き合っても、必ず断るようにしています」 実際、そういった行為を要求している男性は、少ないという礼子さん。しかし、最近出会った男性は、発射行為を好む癖だったようだ。 「彼からも、顔に出す事を頼まれたのですが、キッパリと断りました。そんなある日、彼の家に行った時、リビングに置いてあった青年漫画雑誌が目に入りました。それで何気なく開いた時、巻頭のグラビアページだけ、なぜかパリパリに引っ付いていたんです。すると彼が、『礼子が出させてくれないから、そこに出しちゃったよ〜』と。これには、かなりドン引きしましたね」 すぐに捨てる漫画雑誌とはいえ、その行為を礼子さんは気持ち悪く感じてしまったようだ。写真・WordRidden
-
芸能ネタ 2019年10月05日 21時45分
所属事務所の窮地であの問題作の続編に期待がかかる上戸彩
女優の高橋ひかる(18)が体調不良のため、出演を予定していた今月スタートの日本テレビ系ドラマ『ニッポンノワール−刑事Yの反乱−』を降板し、年内休養することが4日、所属事務所の公式サイトで発表された。 発表によると、先月後半、本人が体調不良を訴え、病院で医師の診断を受けた結果、年内の間、全ての仕事を休養し体調回復に努め静養するように診断されたという。 「伸び悩み気味だった高橋ですが、昨年放送の民放ドラマデビューとなった『高嶺の花』(日テレ系)でのコスプレーヤーの役、さらに今年4月期の『俺のスカート、どこ行った?』のおしゃれ番長の女子生徒役でブレーク。今後の活躍が期待されていました。すでに高橋のシーンを撮影していたこともあり、突然の降板劇で所属事務所と日テレの関係は悪化しそうです」(テレビ局関係者) 高橋の所属事務所では相変わらず、今月から人気主演ドラマシリーズ「ドクターX」の新シリーズがスタートする米倉涼子(44)が孤軍奮闘しているが、“米倉頼み”のままではいずれ事務所が傾いてしまいそうだ。そこで、窮地を救うべく期待がかかるのがかつて事務所の看板を背負った上戸彩(34)だというのだ。 「連ドラが好評で映画化された問題作『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』の続編製作が浮上。2児のママである上戸はなかなかクビをタテに振らないようですが、制作サイドは放送コードギリギリを攻めるような過激なものに仕上げたいようです」(フジテレビ関係者) 上戸の女優魂に期待したい。
-
芸能ネタ 2019年10月05日 21時30分
【放送事故伝説】『オールスター感謝祭』であわや失明?伝説のトラブルとは…?
9月28日に放送されたTBSの第57回『オールスター感謝祭』で、元オリンピックの短距離走選手ベン・ジョンソンに訪れたハプニングが話題になっている。 この日、ベン・ジョンソンは番組中盤で行われた「世界陸上×ローション」の特別企画「ぬるぬる障害物競走」に、特別ゲストで参加。この競技はその名の通り、ローションが塗られた滑りやすい道を障害物を潜り抜けながらゴールするというもので、参加した多くの芸能人がこの「ぬるぬる障害物競走」に苦戦した。 さて、期待のベン・ジョンソン。ローションの塗っていない道は順調だったものの、ローションエリアに入ると足を滑らせ大幅にスピードダウン。そして、片足が場外に出てしまった。そのままなんとかゴールしたが、どうやらベン・ジョンソンはこの際、足を痛めてしまったようで、終始ひきつった表情をしていた。 『オールスター感謝祭』は長時間かつ生放送番組のため、怪我やトラブルが絶えないまさに「放送事故の宝庫」とも呼ぶべき番組なのだが、もっとも有名な事故は、今から20年近く前に発生した第22回(2002年春)の「三田村邦彦事件」だろう。 この回の『オールスター感謝祭』では、ピッチングマシーンから放たれるボールを参加者が受け止めるという企画が行われ、参加していた俳優の三田村邦彦は時速170キロのボールキャッチにチャレンジ。170キロという速度はプロ野球の世界でもあり得ない球速であり(エンゼルスの大谷翔平でさえ165キロ)、素人にはあまりに危険な競技だった。 しかし、三田村は果敢にボールキャッチにチャレンジ。すると、「バシーン!」という轟音と共に、三田村の被っていたキャッチャーマスクの目の部分にボールがめり込んでしまった。三田村は目を押さえながらスタッフに抱えられ、スタジオを後にしてしまった。 三田村はその後、番組には出演せず、そのまま帰宅した旨が司会の島田紳助さんから伝えられ、視聴者は三田村の身を心配したという。幸い三田村は大きな怪我もなく芸能活動を復活させたが、一歩間違えたら失明の恐れもあっただけに、本事故はオールスター感謝祭史上、「伝説の放送事故」として有名になっている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
-
社会 2019年10月05日 21時30分
さいたま小4男児殺害 母争奪 ヒモの義父と被害児童の確執
埼玉県さいたま市の集合住宅で、小学4年生の進藤遼佑くん(9)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された義理の父親・進藤悠介容疑者(32)が否認に転じた。「当初、『本当の父親じゃないのにと言われて頭にきた』とか『延長コードで首を絞めた』と、殺害も認めるかのような供述をしていた悠介容疑者ですが、送検後のさいたま地検の調べでは一転、否認し始めたのです」(全国紙記者) 悠介容疑者は、遼佑くんの母親(42)の再婚相手。高校教師の母親とはSNSで知り合い、今年の3月に母親の籍に入る形で結婚していた。「容疑者は広島県の出身。東京の大学で福祉を学び、仕事を探していたようだが、現在は無職でした」(同) 要はヒモ状態。結婚当初は遼佑くんも悠介容疑者になついていたとされ、SNSに2人でサッカーを楽しむ写真なども残されていたが、次第に義理の親子の関係がギクシャクしてきたのかもしれない。 ノンフィクション作家の窪田順生氏が言う。「家庭内のポジションをめぐって、義理の父親と息子が水面下で争っていた構図は容易に想像できます」 母親との年の差は10歳。悠介容疑者も、年上の妻に母性を求めていたのかもしれない。いつしか遼佑くんと、母親の愛情を奪い合う“ライバル”のような間柄になっていたのか。 「遺体を向かいの空き部屋のメーターボックスに隠していたというんですから、幼稚な犯行です。母親が悠介容疑者にどう接していたかは分かりませんが、生活の面倒を見てもらっていることは遼佑くんも知っていたはずですから、バカにされていた可能性もある。悠介容疑者には仕事探しのストレスもあったでしょうし、そういうことが重なって、突発的に起きた事件のような気がします」(窪田氏) 両親の離婚後、長男は同じ教職に就く前夫が引き取り、二男の遼佑くんは母親に育てられていた。複雑な家庭環境の中、けなげに生きていた遼佑くんの無念を、何としても晴らさなければならない。
-
-
芸能ネタ 2019年10月05日 21時15分
石原さとみ 流出! わいせつ写真
女優の石原さとみ(32)に予期せぬ事態が起きている。“スクール水着”を始め、過去の恥ずかしい写真がネット上で多数流出。それらがほとんど「本物」だというから驚きだ。「今、一部芸能サイトに彼女の昔の写真が大量流出しています。正確にいえば“流出させている”ということになるでしょう。石原の写真ばかりなので、運営側がある事を狙ってアップしているように思えます」(芸能ライター) このサイトは一見、芸能記事を中心としたニュース仕様となっているが…。「2016年頃から芸能の情報発信をしているようですが、なぜか石原の別コーナーがあり、そこに彼女の写真を掲載しているのです。他へのリンクではなく自前。ただ、トップ画面から探しても、なかなか行きつけない奇妙な作りなんです」(同) 他のタレントのコーナーもあるようだが、石原には特に力が入っているように見受けられる。「石原以外に綾瀬はるか(34)や佐々木希(31)、吉高由里子(31)といった人気タレントの流出写真もありますが、石原だけがひときわ数が多い。例えば、綾瀬は10枚程度なのに比べ、石原だけ100枚超え。サイトの運営者が熱狂的なファンなのかもしれません」(同) その中でも目玉となっているのが、デビュー前後の水着ショットという。「石原の流出モノでファン垂涎なのが『“スク水”鮮明版』でしょう。胸は成長過程で、股間を突き出しながらプールサイドに座っている。これは以前、流出したのと同じものですが、画像が小さくて判然としなかった前回とは打って変わって、いずれもクッキリ。10代半ば頃のショットです」(投稿雑誌編集者) しかも、石原のコーナーはこだわりもあるようだ。「通常、流出サイトは写真集を中心に、本物かどうか分からない写真がゴチャまぜになっているのですが、このサイトでは雑誌のセクシーショット、ドラマでのキスシーン、舞台の濡れ場、果てはおっぱいを揉まれるGif動画や事務所のオーディションに合格した時の動画まで完全網羅。まさに『厳選・ワイセツさとみ』のオンパレードなのです」(同) さらに、このサイトに似通った、別の芸能サイトも存在するという。「ここもニュースを前面に出した同様の作りですが、近年の写真集からの抜粋が目立っています。ただ、過激さはないが、大人の石原を見ることができる。ひょっとして、同じ運営者ということも考えられます」(同) もちろん、こうした流出サイトは容認できるものではない。とはいえ、ネット民からは賛辞の声が送られているという。「芸能界で流出モノの1位は、後藤真希(34)。彼女はグラビアでヌードもやっていますし、不倫報道もあったため、アイコラの本番画像など、とにかく下品な写真が多い。一方の石原は、写真集を中心とした水着流出が多い。これは、彼女が正統派女優の中でも、秀逸な存在ということの証明。ネットでも大好評です」(スポーツ紙記者) そんなトップ人気を誇る石原だが、最近、ややパワーダウン。昨年のドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)、今年の『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)は、連続して平均視聴率が一桁だった。「どのドラマでも、キャラが一緒だと飽きられているのか、女優としては正念場。私生活でも、山下智久と破局。今年はIT社長とのマンション内で別室同棲が確認されたものの、破局が報じられています」(同) 今回の流出写真は、ファンの「しっかりして!」のメッセージかも?
-
芸能ネタ
成功もあれば失敗もアリ 芸能人の恋愛とペット
2015年10月27日 18時00分
-
スポーツ
プレミア12は代表辞退続出か MLBは控え選手とマイナーリーガーばかり
2015年10月27日 16時00分
-
ミステリー
これが世界最古のUFO写真? 19世紀後期に撮影された葉巻型UFO
2015年10月27日 16時00分
-
アイドル
欅坂46、初めてのイベント「お見立て会」開催決定
2015年10月27日 15時30分
-
社会
大阪W選挙裏レポート 橋下維新分裂の大逆風(2)
2015年10月27日 14時00分
-
芸能
熊田曜子が第2子を出産
2015年10月27日 12時36分
-
芸能ネタ
南海キャンディーズ完全復活で山里亮太の株が急上昇
2015年10月27日 12時20分
-
芸能ネタ
新たな形で話題作りをした浜崎あゆみ
2015年10月27日 12時15分
-
芸能ネタ
フジに足を引っ張られる人気俳優西島秀俊の不運
2015年10月27日 12時00分
-
芸能ネタ
ジャニーズタレント主演映画が首位争いを繰り広げた今週の映画ランキング
2015年10月27日 11時47分
-
レジャー
ハッシーの地方競馬セレクション(10/28)「第25回埼玉新聞栄冠賞(SIII)」(浦和)
2015年10月27日 11時32分
-
トレンド
ここまで進んだAGA(男性型脱毛症)治療! 発症リスクを遺伝子で検査できる時代に
2015年10月27日 11時30分
-
アイドル
HKT48 指原莉乃 楽屋は“猿の毛づくろい” ファンからワキ毛の注意も!
2015年10月27日 11時05分
-
芸能
篠原信一、高橋由伸巨人新監督にエール「わたしを反面教師にして頑張ってほしい」
2015年10月27日 11時00分
-
レジャー
元キャバ嬢占い師・二宮さなのラッキーお水占い10月26日(月)〜11月1日(日)
2015年10月27日 10時40分
-
芸能
驚異の10頭身美女・香川沙耶が「ベストボディ・ジャパン2015関東大会」ミス部門グランプリを満点受賞!
2015年10月27日 10時31分
-
社会
不肖の親ルノーと別れられない… 日産自動車の深刻な焦燥感
2015年10月27日 10時00分
-
芸能
武井壮 「ブラック部活」の原因分析「指導者の知識不足」
2015年10月26日 22時00分
-
芸能ネタ
所ジョージ セレブタレント・大沢ケイミにマジ説教「あのね一人では生きていけないの」
2015年10月26日 21時22分
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
