山口敏太郎
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社会 2010年08月11日 17時30分
まちに妖怪が溢れる夜「妖怪地百鬼夜行(妖怪仮装パレード)」
天狗、鬼、河童などの日本のメジャー妖怪、本邦初のオリジナル妖怪、ご当地自慢妖怪など、妖怪の群れが滋賀県東近江市八日市に大集結した。 8月7日(土)に、八日市商工会議所が主催する夏の妖怪イベント『八日市は妖怪地』のメインイベント「妖怪地百鬼夜行(妖怪仮装パレード)」が行われた。自作の仮面、特殊なメイク、凝った衣装を身に纏い、妖怪になりきった参加16チームが、ショッピングプラザ・アピア・セントラルコートから出発し、本町商店街を往復し、太鼓や笛の音に合わせて練り歩いた。その日、八日市でライブを行った妖怪バンド「妖怪プロジェクト」のメンバーもパレードに加わり、さらに盛り上がっていた。 コース上には妖怪仮装コンテストの審査ステージが設けられ、ミュージシャン北村謙氏らが審査を行った(審査員も妖怪仮装)。結果は下記の通り。百鬼夜行大賞:恵翁ほない会特別賞:キヨンシー開市賞:オペラ座の怪人審査員特別賞:八日市商工会議所青年部がんばったで賞:チーム皆月 「妖怪たちの百鬼夜行ですから、自分たちの手作りのお面で、何か面白いことを考えてきて、面白いことをやっていただければ、評価されますから、ぜひ来年も参加してください」 と、北村謙氏が閉会の言葉を述べた。 また妖怪メイク体験コーナーも好評で、ちびっこの大変身した妖怪たちもまちに溢れていた。仮装パレードが行われる前には、応募された妖怪画の表彰式も行われた。受賞作品や応募された作品は、8月15日(日)までアピア・4F・情報プラザで展示される。 (「三州(さんず)の河の住人」皆月斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年08月11日 16時30分
クライマックスシリーズで日本シリーズ進出を争うのは今年もやはり、あの2球団の予感!?
先日、「プロ野球現役選手が選ぶ最高の試合」が、1994年10月8日のペナントレース最終試合で、巨人と中日が「勝った方が優勝」を懸けて対決した、通称「10・8決戦」に決定した。 当時の巨人・長嶋監督も「国民的行事」と表現するほどの大一番であったが、2007年よりクライマックスシリーズ(以下「CS」)が導入されて以来3年連続で、日本シリーズ進出を決めるCS第2ステージのカードが、「巨人vs中日」となっている。つまり07年から昨年まで毎年、10・8決戦を彷彿とさせる大一番が行われているのである。 パ・リーグの方は、6球団全てが一度はCSに進出を決めた経験があるが、一方のセ・リーグは、昨年こそヤクルトが初進出を決めたが、依然広島と横浜は残念ながら今シーズンもCS進出が絶望的な位置にいる。ヤクルトはまだ分からない位置に付けてるものの、今のままでは、やはりCSに進出するのは、巨人、阪神、中日の3球団になる可能性が一番高いと思われる。 それでも今年が今までと少し違うのは、阪神が昨年とは違う勢いで優勝争いをしているので、CS第2ステージで激突するのは、今年は巨人と阪神になるのではないか。それどころか、阪神が巨人のペナント4連覇を阻止して優勝してもおかしくないような気すらしてしまう。 しかし8月に入り、ここにきて中日が不気味に勢いを付けてきたような気がする。8月6〜8日にかけての対阪神3連戦でも、虎を3タテしてしまったぐらいである。中日に勢いが付いたと同時に、阪神が死のロードに入り、一時ほどの勢いがなくなってきたともいえるのかもしれない。 中日・落合監督は、例えペナントレース前半でチームが失速しても、常に何か次の策を持っているかのような笑みをたずさえ、そして前述したように07年からは、毎年必ず巨人の日本シリーズ進出の最後の壁として立ちはだかるのである。 それを考えると、今年もまた、CS第2ステージを戦うのは巨人と中日になってしまうのか!? どうか阪神やヤクルトに頑張っていただきたい。 もちろん広島と横浜にも最後まで全力で頑張っていただき、パ・リーグよりも強さの格差が明白になってしまったといわれるセ・リーグを、シーズンの終わりまで盛り上げてもらいたいものである。(「野球狂のアキバ系」伊藤博樹(巨人ファン)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年08月11日 15時30分
お盆は地獄に行ってみよう
日本の伝統行事であるお盆には、地獄の釜のフタも開き、死者たちの魂がこの世に帰ってくるといわれている。 人は死後、どこへ行くのだろうか。 仏教では非常に善行を積んだ人や修行者は天界へ、それ以外の人は業の深さによって再び人間界に舞い戻るか、もしくは阿修羅界、畜生界、餓鬼界のいずれかに行くことになり、罪人は地獄界に落ちると信じられている。 中でも地獄では、恐ろしい責め苦が待っているといわれているが、針山や血の池などの名称を聞いたことはあるものの、どのような場所であるのかは想像が湧かないのではないだろうか。 徳島県には、この地獄の責め苦の様子を具体的に見せてくれるお寺がある。徳島市内から車で約2時間、浜辺の町の静かな住宅地の中にある華厳宗の寺、正観寺。スリランカの仏歯寺から分骨された仏舎利(お釈迦様の遺骨)もお祀りしている、由緒のあるお寺である。 極楽浄土のごとく手入れされた緑があふれる、広い境内の右手の坂を上がると、「八大地獄」という施設がある。入館料金は400円。現在、館内は写真撮影禁止となっている。 一歩中に入ると、館内では赤黒く薄暗い炎の中で、恐ろしい表情の2m近い鬼たちが、血まみれの小さな亡者たちの体を切り刻んだり、釜で茹でたり、皮を剥いだりと、リアルかつ恐ろしい電動ジオラマで地獄の責め苦の様子を見せてくれる。鬼たちがノコギリを引き、ナタを振り下ろす無機質な音だけが響く館内は、お化け屋敷など比でないほどの鬼気迫る恐ろしさを感じさせてくれる。 罪人たちは罪の内容や深さによって八種類ある地獄のいずれかに落とされるという。 殺生をした者は、針山を歩かされた上に体を引きちぎられる「等活地獄」へ。 殺生に加えて泥棒をした者は、ノコギリやナタで体を切り刻まれる「黒縄地獄」へ。 さらに邪淫を犯した者は、鍋で煮られたり逆さに吊られて火炙りにされる「衆合地獄」へと、奥に歩き進むほどにさらに罪深い者が落ちる、より深くて恐ろしい地獄の光景が待っているのだ。 この「八大地獄」は決して奇異なものではなく、昔はどこのお寺でも「地獄絵巻図」などを用いてお寺の和尚さんが絵解きをしながら人々に地獄の恐ろしさを説明し、道徳や信仰心、戒律の大切さを説いていた説法の現代版なのである。非道な事件が連日のように起こる昨今、「悪いことをする子は地獄に落ちるよ」と、戒められた子供の頃を思い出す人もいるのではないだろうか。 この正観寺の「八大地獄」を訪れる時は、決してお化け屋敷や遊園地のアトラクション感覚で騒ぎながら遊びに行くのではなく、仏教や道徳の学習の場として作られた施設であることを忘れずに、「善行善果、悪行悪果、自業自得」の戒めを噛み締めながら、謹んで拝観する気持ちを忘れないでいただきたい。(「催旺風水」あーりん 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年08月11日 11時30分
東京と北陸で話題のお店「ゴーゴーカレー」
今、話題になっているカレーショップがある。その名も「ゴーゴーカレー」。 石川県の金沢から始まったゴーゴーカレーは「金沢カレーブームの火付け役」という謳い文句とともに、北陸地方以外にも東京を始め神奈川、京都、鹿児島、アメリカやシンガポールにまで支店を出すに至っている。 私もゴーゴーカレーに行ってみたのだが、他のカレーショップとは違う様々な特徴があったので、紹介してみよう。北陸、東京ではおなじみのゴーゴーカレーだが、西日本の読者には未体験の方も多いことだろう。そんな皆さんにご紹介さしあげたい。 まず驚いたのが、ルーの種類が一つということである。辛口も甘口もない。その一つのルーに、よほどの自信があるからこそ、できることであろう。 辛さは中辛ほどであろうか。味の方もたいへん美味しく、私の中では十分な及第点であった。 入店するとまず食券を買うことになるのだが、そちらも一風変わっている。小盛り、普通盛り、大盛り、超大盛りと本来は表記するであろうところを、ヘルシークラス、エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスとしている。そして、そのすべてのメニューにキャベツがついている。金沢カレーとキャベツの相性は抜群で、食欲を増進させてくれる。 カレーを盛る容器はすべて鉄製で、給食を思い出すような懐かしさがあり、スプーンではなくフォークがそれと一緒に出てくる。実際に食べてみると、フォークの使い勝手は非常によく、スプーンがなくてもまったく問題はなかった。 また、一番の売りにしていると思われるロースカツカレーに限っては、開店から午後5時55分までを「ゴーゴータイム」とし、100円引きにしている。 ロースカツカレー以外にも、チキンカツカレーやエビフライカレー、ウインナーカレーなどがあり、トッピングにはらっきょう、チーズ、納豆などがある。 その中でもひときわ目を引くのが、1日5食限定となっている「メジャーカレー ワールドチャンピオンクラス」であろう。総重量2.5キロで、ロースカツ、チキンカツ、エビフライ、ウインナー、ゆでたまごなどが乗っている超超大盛りである。 私はロースカツカレーのエコノミークラスを食べて、腹9分という感じであった(写真はそのときのロースカツカレー エコノミークラス)。 感じの良い店長に訊いてみたところ、ワールドチャンピオンクラスはこれの約10倍の量ということ。完食した暁には、店舗ごとに何かしらのサービスがあるようだが、よほどの自信がない限り挑戦するのは無謀という感じがした。(覆面記者・山田甲八 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年08月10日 17時00分
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:恐怖物件『死の家』」
「私がまだ新人の頃でした」 不動産会社勤務のR氏は、過去に体験した奇妙な出来事を話し始めた。 「ある一軒家に入居した男性がいました。毎日、その彼から電話がかかってきたんです」 彼曰く、毎晩、若い女の幽霊が出てくる。そして、なぜか女は怒りに満ちた顔をしており、凄い金縛りで身動きが取れず、うなされるらしい。 「その家に住みだしてから頭痛がすると訴えていました。でも、私は彼の話が信じられなかったので真剣に取り合いませんでした。幽霊なんているわけがないと笑いながら話していましたから…」 だが。その数日後、彼が部屋で一人亡くなっているのが発見された。連絡が取れなくなったので、心配した彼の肉親が見に行ったら死んでいたという。 死因は脳溢血だった。まだ20代と若かった。 「その時ばかりは本当にぞっとしました。後から聞いた話なんですが、その物件に住んだ人は必ず、ほどなくして病気で死ぬんです。実は、その前に住んでいた年寄りの男性は、脳梗塞で倒れて入院先で亡くなりました。その前の人も、そのまた前の人も…。なぜか、死因は全て脳溢血とか脳血栓とか、頭に関する病気でした」 R氏は青ざめた顔で語った。偶然にしては恐ろしい一致だ。住人が次々と死んでいく死の家。 謎に満ちた不可思議な物件はまだまだたくさんある。今後も紹介していきたい。(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年08月10日 15時00分
灼熱の日比谷公園に突如出現した“ネパール地下プロレス”!! …誰か教えてくれよ!
“ネパールの力道山”ことヒマラヤン・タイガーの尽力によって、今年3月にネパール国内で開催された『プロレスEXPO 2010』。ところが実は、このプロレスの祭典の正体が“ネパール地下プロレス”であり、ヒマラヤン・タイガーの真の姿が、フランスに本拠する地下組織WUW(World Underground Wrestling)の大幹部であることは、当サイト=リアルライブ格闘技の不定期連載「世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!」で詳報した通り。 なんとこの“ネパール地下プロレス”が、現地の空気をそのままに、この夏東京に上陸したのだ! 戦場は7月31日と8月1日、灼熱の太陽が降り注ぐ日比谷公園『ネパール・フェスティバル』。 在京のネパール人が大挙押し寄せ活況を見せる、毎年恒例の陽気な夏祭りに、鎖に囲まれた漆黒のリングが陽炎のように妖しくそびえ立ち、異様な存在感を放つ。確かにこれは、“東京の中のネパール”に突如入り込んだ“ネパール地下プロレス”なのだ…! その黒いリングに現れたのは、ネパール地下プロレス・カトマンズ決戦の大暴動から生還し、ネパールっ子たちのハートをがっちり掴んだ富豪2夢路(ふごふご・ゆめじ)&梅沢菊次郎の“カンパイ・ボーイズ”。 そして“ネパールの拳聖”ラジフ・シュレスタに、ネパール人キックボクサーのモハン・ドラゴン。 その闘いを、ネパールビール片手に陽気に見守る東京のネパール人たち。 リングの中とその周りは、東京にいながらしてネパールそのままの光景なのだ。この不可思議さを、いったいどう説明すればよいのだろうか…!? 首都カトマンズと、第二の都市ポカラにて、国民を熱狂させた“ネパール地下プロレス”の熱気を、そのまま日本に持ち込んだ中心人物は、もちろん他ならぬヒマラヤン・タイガー。 そして“ネパール地下プロレス”を支えるネパール人たちの、暴動をも厭わぬ過剰なまでのバイタリティ。それはこの東京でも、ネパール・フェスティバルで浴びるほど酒を飲み、いついつまでも歌い、踊り続ける彼らの底抜けの陽気さからも、容易に窺い知ることができる。 ヒマラヤン・タイガー、そして地下組織WUWが狙っていたのはズバリ、“アジアの逆襲”だったのではなかろうか。 昭和の高度経済成長期以来、“アジアの盟主”を自称し、意識は常に欧米の方向を向いていた感のあるわが日本。その地位が、21世紀の現代にあって、大きく揺らごうとしている。 その最中、日本の首都・東京の人々が目の当たりにした、ネパールの熱狂。多くの人々が、日本に馴染みのないヒマラヤの小国の底力に、この日目を見張ったことだろう。 それだけでも、ヒマラヤン・タイガー=WUWの狙いは成功だったのかもしれない。 7・31&8・1の“ネパール地下プロレス”の全試合結果は以下の通り。◆地下プロレス『EXIT-42 EXPO:F』2010年7月31日(土)開始:13:00ごろ会場:東京・日比谷公園『ネパール・フェスティバル 2010』<第1試合 時間無制限一本勝負>○矢野啓太(5分47秒 チキンウイング・フェイスロック)●三州ツバ吉<第2試合 時間無制限一本勝負>紅闘志也&○富豪2夢路&ラジフ・シュレスタ(8分09秒 コブラツイスト)小笠原和彦&ナイトキング・ジュリー&●YASU◆地下プロレス『EXIT-43 EXPO:G』2010年8月1日(日)開始:12:00ごろ会場:東京・日比谷公園『ネパール・フェスティバル 2010』<第1試合 時間無制限一本勝負>○紅闘志也(2分46秒 TKO)●入道 ※右ハイキック<第2試合 時間無制限一本勝負>富豪2夢路&○梅沢菊次郎&ラジフ・シュレスタ(6分47秒 アルゼンチンバックブリーカー)ナイトキング・ジュリー&日龍&●ボンバー岩田<キックボクシング 3分2R>モハン・ドラゴン(ドロー)水町浩地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/97320773/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(1)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/54205265/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(2)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/71648266/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(3)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/84212018/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(4)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/58713392/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(5)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/14756242/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年08月10日 13時30分
ゲゲゲの鬼太郎・第5シリーズの放送再開を望むファンの声とは!?
現在大好評放送中のNHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』では、漫画家・水木しげるが生み出した国民的人気漫画である『ゲゲゲの鬼太郎』の、誕生から大ブームに至るまでの歴史が描かれていますが、ゲゲゲの鬼太郎ファンの中には「ゲゲゲの女房が大好評放送中の今こそ、アニメ版ゲゲゲの鬼太郎の第5シリーズの放送を再開して欲しかった!」という声が、根強くあるそうです。 ゲゲゲの鬼太郎という作品が、これほどまでにすべての世代から愛される作品となった理由には、何といっても、40年に渡って度々テレビアニメ化されてきたことが大きいでしょう。ゲゲゲの鬼太郎はこれまでに5回、テレビアニメシリーズとして放送されているのですが、今のところ最新作であるアニメ版ゲゲゲの鬼太郎・第5シリーズ(2007年4月1日〜2009年3月29日放送)は、実に中途半端なところで最終回を迎えてしまったのです。 そもそも、この第5シリーズのゲゲゲの鬼太郎は『ダイの大冒険』の原作者であり、最近では『仮面ライダーW』などのメインライターとしても有名な三条陸が担当しており、基本的には一話完結の作りでありながらも、その裏には多くの伏線が張られ、今までの鬼太郎では見られなかった壮大な物語が描かれていることを、多くのファンは感じていました。 視聴率も好調で、視聴者からの支持も得ていたのですが、突然の放送終了が決定。この放送終了の話は本当に突然であったらしく、スタッフも、当初の予定通りに伏線を消化して話をまとめて物語を完結させることは諦めるしかなかったようで、多くの強敵妖怪との決着も、5期鬼太郎の売りの一つでもあった、各都道府県から一体ずつ代表の妖怪が選ばれ鬼太郎の仲間となっていくという「妖怪四十七士」も、四十七人の妖怪が揃う前に終わってしまうという中途半端ぶりでした。 そもそも、この第5シリーズのゲゲゲの鬼太郎は、特に旧作からのファンの間では物議を呼んだシリーズでした。『ドラゴンボールのような熱いバトル展開』、まるで近年の萌えキャラクターのようなビジュアルに変化したネコ娘などを見て「水木しげるの原作を冒涜している!」と怒りを露わにするファンも一部にはいました。 しかし、これはゲゲゲの女房でも描かれていることですが、そもそも水木しげるは、時代や読者のニーズに合わせて鬼太郎というキャラクターを柔軟な思考で変化させていたのです。当初は怖くて、けっして人間の味方でなかった鬼太郎を、愛嬌のあるデザインに変えて、当初はなかった妖怪とのバトルも、見せ場として描くようにしていました。怪獣ブームの頃には、巨大な怪獣のような姿の妖怪を多く登場させたし、成人向けの雑誌では、原作者である水木先生自身が、鬼太郎を欲望(主に性欲)に忠実なキャラクターとして描いていたりもします。 ゲゲゲの鬼太郎・第5シリーズは、水木先生の精神をちゃんとリスペクトしている良作であり、だからこそ、多くのファンが、ゲゲゲの鬼太郎・第5シリーズの放送再開を熱望しているのです。 (「作家・歩く雑誌・水木しげる信者」中沢健 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2010年08月09日 13時30分
愛知県尾張地方の怪異「竹切りの怪」
寛文8(1668)年、 尾張の剣豪・柳生連夜斎は、前津・小林(現在の名古屋市大須)にある城跡を隠居所と決めた。城跡は荒れ果た状態のため、村人に頼んで荒地を開墾することにした。竹薮を切り開き、伐採した木々は束にした。「束にした木や竹は薪にしなさい」と、連夜斎は村人に与えた。 薪を持ち帰った村人の中に、利兵衛という者がいた。利兵衛は薪で風呂を沸かしていると、急にケタケタと笑い出し、風呂の戸を何度も叩き続けた。また佐助という者は、勝手場で薪に火を付けると、何の前触れもなく、手にした鉈を振り回し始めた。家の者は暴れまわる佐助を恐れて、誰も近づこうとしなかった。やがて、暴れ疲れた佐助は鉈を自分の首にあて、自殺してしまった。 連夜斎は利兵衛や佐助のことを聞いて大変驚いた。何故、二人がそのようなことになったのか原因が解らなかったからだ。昨日切り開いた竹薮に何かあると、連夜斎はそこを調べてみた。竹薮の中には小さな二基の石塔が建っていた。それは、小林城の城主・牧長清とその奥方の墓であった。連夜斎は二人の墓を新しく建立し、丁寧に弔った。 それから、村で奇妙なことは起こらなくなった。しかしその後も連夜斎の屋敷には、しばしば幽霊が姿を見せていたという。裃をつけた礼装の姿をした武士の幽霊で、夜中になると現れた。連夜斎は幽霊を恐れることなく、まったく相手にしなかった。ただ幽霊が現れた翌朝には、牧長清の墓の前で長い間手を合わせるのが日課となったという。連夜斎の屋敷跡は、現在では矢場地蔵で有名な清浄寺となっている。(写真:「清浄寺」愛知県名古屋市中区大須)(「三州(さんず)の河の住人」皆月斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年08月09日 11時00分
もはやアート!? 日本の「萌え文化」は芸術革命を起こしている!!
先日、アニメ好きの友人とカラオケに行った時のことである。友人はアニメソングばかりを歌い続けていた。そのほとんどの曲が、自分は知らない、聞いたことのない曲であったのだが、彼が歌うある歌を聞いて、私は唖然とした。 その歌は、歌詞がほとんど「ネコ耳モード」と「ネコ耳モードです」という言葉のみで構成されていたのだ(曲の7割が、この2つのキーワードの連呼で作られている)。 こんな歌詞で、作詞家はちゃんと歌1曲分の印税を貰えるのか!? とか思いながらも、強力なインパクトを受けた私は早速、この歌について詳しく調べてみた。 それで分かったのだが、この歌「Neko Mimi Mode」は、2004年に放送されていたテレビアニメ『月詠』のOPテーマ曲であることが分かった。OPテーマということは、毎週、歌詞のほとんどが「ネコ耳モード」と「ネコ耳モードです」で構成されているこの歌から、『月詠』というアニメはスタートするのである。何気なくテレビを見ていて、この「Neko Mimi Mode」が流れているのを聞いたら、相当のインパクトがあったのではないかと私は思う。 私が「Neko Mimi Mode」を聴いて最初に連想したのは、「4分33秒」という音楽家であり詩人であり、思想家でもあるジョン・ケージの作曲した、ある曲のことであった。この「4分33秒」という曲は、実は無音である。ジョン・ケージのアルバムを聴いていても「4分33秒」という曲は、4分33秒間、無音の状態が続いているだけだし、コンサートでもこの曲の間はタイトルの通り、4分33秒間の無音の時が流れるだけである。 観客はこの4分33秒間の間に、周囲に流れている音を聴き、自分の周りにはいつも「音」が溢れているということを、この曲によって感じるのだといわれており、アート(芸術)として、この「4分33秒」は評価されているのである。 何だか、芸術という文化に親しくない自分のような人間の頭の中には「屁理屈じゃないか」とか「とんちみたい」なんて気持ちが思い浮かんでしまったりもするのだが、アートな世界ではこのような表現は多い。20世紀を代表するアートとして語られる「デュシャンの便器」などもそうだろう。アートの展示会場に既製品(商品として普通に売られている)便器を置いて、芸術作品として表現した。ただの便器も、置く場所(環境)を変えただけで芸術になるという表現である。 思うに、これは普通に売られているお米の袋に、美少女キャラクターのイラストを描き「萌え米」として、強引に萌えグッズの一つとしてしまうオタク文化と近い発想だといえないだろうか? そのように考えてみると、美少女ボイスな声優さんがただひたすら「お兄ちゃん」と言い続けるだけのCDアルバムや、本編とはほぼ関係ない美少女キャラクターとの雑談がひたすら繰り広げられるシーンが続く人気ライトノベル『化物語』など、オタク文化を構成するモノには、もはや「アート作品」と言ってしまってもよいのではないかと思われるモノが溢れているのではないだろうか? 日本の漫画、アニメは世界の最先端を行っている、とはよくいわれていることだが、日本の萌え文化は今や、キュビズムやダダイズム、シュルレアリスムに匹敵するような芸術の革命を起こしているのかもしれない…。(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」 http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年08月07日 17時30分
エログッズ専門の通販番組『ジャパネットはだか』は実在した!!
テレビショッピングの代名詞にもなっている「ジャパネットたかた」。 この記事を読まれている皆さんの中にも、実際に商品を購入された方もいるのではないだろうか。だが、そん『ジャパネットたかた』の驚くべきパロディ番組が存在していることを皆さんはご存知だろうか? その名は『ジャパネットはだか』。パラダイステレビ制作の通販番組で「はだか明社長」なる人物がローションやバイブなどのアダルトグッズの魅力を徹底的にPRする。CS放送やケーブルテレビ、インターネットなどでの視聴が可能なこの番組、ふざけたお笑いパロディ番組かと思いきや、本当に商品を購入することができる、れっきとした通販番組なのである。 司会と商品説明を行っている「はだか明社長」は御本家そっくり。あまりのそっくりさに爆笑は必至! それもそのはず、はだか明社長を演じているのは、かつて素人ものまね番組でロボコップやウルトラマンのエロ芸などで全国を湧かせたレイパー佐藤(当時は佐藤文則)である。エロものまねでお茶の間の人気者であった佐藤がエログッズの通販番組をするというのはまさに適任、ナイスなキャスティングといえるだろう。 彼のプロフェッショナルといえるものまね芸と、本家に勝るとも劣らぬ司会進行で、巧みに商品を分かりやすく説明してくれる姿は見事である。レイパー佐藤の芸により、ただのパロディではなく、クオリティの高い通販番組として鑑賞することができる。なお、そんなはだか社長のアシスタントには、トップレスの女性が寄り添っている。 真夏の夜に、秋の夜長に『ジャパネットはだか』を御覧になってみてはいかがだろうか。もしかすると、あなたにとって一番利用することの多い通販番組となるかも知れない。 (「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー
特命! 日本ダービーを予想せよ! 馬の姓名判断、霊能犬の動物予知で大予想
2008年05月28日 15時00分
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ミステリー
衝撃!! 羽田の鳥居の祟り事件はインチキだった!!
2008年05月13日 15時00分
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グラビアアイドル疋田紗也がゴム人間に襲われた!!
2008年04月01日 15時00分
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船橋の神社で、狐の生首が出現!
2008年03月18日 15時00分
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ミステリー
東京にザシキワラシ出現!!
2008年02月19日 15時00分
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ミステリー
小さな侍幽霊 新宿に出現!
2008年02月05日 15時00分
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ミステリー
うずまき生物
2008年01月22日 18時18分