山口敏太郎
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トレンド 2010年10月29日 11時00分
芸歴50年 刑事ドラマの名バイプレーヤー:石山雄大さんロングインタビュー(第1回)
【石山雄大(いしやま ゆうだい)さん プロフィール】 1月15日生まれ東京都出身。俳優座12期生。オールアクトカンパニー主宰。テレビドラマ『女の斜塔』でデビューし、一躍青春スターとして人気を集める。 その後も数々の映画やテレビドラマに出演し、代表作に『あぶない刑事』シリーズや『仮面ライダークウガ』等がある。その他にも『太陽にほえろ!』、『西部警察』等の数多くの刑事ドラマで活躍。<<デビュー〜青春スターとして一躍注目を集める>> 僕は俳優座養成所出身で、12期生です。約3年間レッスンを受けていました。俳優になろうと思ったきっかけはですね…。僕の実家は「石山製作所」という中小企業でして、貴金属の加工をやっていました。当時で言えば、僕は“ボンボン”みたいな扱いで。そろそろ進路を決めなきゃと考え始めると、「自分もいつかは実家を継いでカタい商売をやっていくんだろうなぁ」と実感していくわけですよ。それがどうにも厭でねぇ(苦笑)。 たとえ、その場しのぎで大学へ進学したところで、4年経てば卒業して、結局はまた同じ状態に戻ってしまう訳でしょう? そこで、「劇団の養成所の試験を受けよう」と思い立ったんですよ。当時はまだ文学座も民藝も養成所を設けていない頃でして。また、俳優座と言えば誰もが知ってる劇団だったんです。親も「俳優座ならいい。絶対無理だろうけれども」と許可してくれたんです。当時、そのくらい倍率が凄かったんですよ。<<俳優座へ>> 俳優座養成所の一次試験は筆記試験と作文がありました。筆記試験は凄かった! 「ICBMとは何か?」「西洋歴の紀元について知ってる事を記せ」とかあるんだもの。作文は確か「自分について述べよ」というテーマだったと記憶しています。 一週間後に合否が発表されましてね。見事、合格していたんですよ! 合否発表から直ぐに二次試験があったのですが、二次試験は音感とリズム、朗読劇とパントマイムと筆記試験が課題でしたね。 「リズム感」の課題に“タイツ持参”と書いてあったんですが、僕はタイツなんか持ってなかったんです。大慌てでタイツを洋品店へ買いに行ったのですが、XLサイズのショートパンツとかしかなかったんです(苦笑)。それがもう、スカートみたいにヒラヒラして、もう審査員は大爆笑。 音感では20くらいの歌から自分で歌う曲をセレクトして唄うという課題でした。『出船』を選んだつもりが、先生はその隣に記載されていた『雪の降る街』を指差していると勘違いしたらしくて…。 先生はピアノ伴奏で『雪の降る街』のイントロを演奏しているのに、僕は『出船』を歌っちゃってね。メチャクチャ怒られたなぁ…!(笑)<<青春スターとしてデビュー>> 俳優座養成所には三年間在籍していました。その後、「東京演劇アンサンブル」に所属し、TBSの『女の斜塔』でデビューしました。応募総数・約1500人の中から選ばれまして、昼ドラの最高視聴率記録を樹立した番組です。共演者には原良子さんや、二階堂有希子さん等がいました。 僕がまだ駆け出しの頃はまだ、“カースタント”なんか無くてですね。車なんかも自分で運転していたんですけど、車の運転には随分定評があったらしく、カメラマンの方から「ドライビングテクニックくらいに芝居が上手けりゃなぁ!」なんて冗談を言われたものです(笑)。 『女の斜塔』は物凄い人気を得まして、1クール=3か月の放送予定が『続・女の斜塔』『続々・女の斜塔』と続く長寿番組に成長してきました。(続く) 石山雄大さん演出・出演の『魔笛は三度鳴る』は11月2日〜7日までアトリエフォンティーヌにて上演予定。チケット申し込みはオールアクトカンパニーHPでも受け付けています。石山さん渾身のプロデュース&演出の一本をお見逃し無く! また石山雄大さん主演にて『怪盗ジゴマ』が11月25日〜11月28日まで文京シビックホール・小ホールにて上演予定。●石山雄大さん・オールアクトカンパニーオフィシャルHPhttp://aac.littlestar.jp/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年10月28日 14時00分
やっぱり触れ合いたい 埼玉・秩父にある「彩の国ふれあい牧場」
今年、大きな話題となった口蹄疫問題。 “偶蹄目(ぐうていもく)”と呼ばれる、ヒヅメが偶数ある、牛、豚、ヤギ、羊、鹿、イノシシなどがかかる伝染病で、4月に宮崎県で発生。これにより、畜産農家は多大なる影響を受け、殺処分という酷い惨状にも見舞われ社会問題に。 そして、これらの動物たちと「ふれあい体験」ができる各都道府県の施設では、この“ふれあい”を一旦自粛。長期戦となったこの問題は、夏にようやく終息を迎えることとなった。 ということで、私は、埼玉県は秩父市にある『秩父高原牧場』、別名『彩の国ふれあい牧場』へ行ってきた。東京ドーム75個分もある広大な敷地は関東平野が一望でき、牛や羊が放牧されている。また、バター、チーズ、アイスクリーム、牛乳プリンなどの手作り体験もできて、味はすこぶる濃厚。施設で売られているコーヒー牛乳はかつて飲んだことのない味わいだ。 そして羊には名札がつけられており親近感を抱く。 「クララー! クララー!!」 大きな声がこだまする。小さな女の子が小さな羊に呼びかける。 「こっちにおいで、クララー!」 目をつぶって聞くと、何だか懐かしい響き。 それにしても羊たちは健気(けなげ)である。自由気ままに歩くものもいれば、座り込んでじっとしているもの、また人間たちに寄り添い、愛を求めるものもいる。優しい瞳は悲しい事実を胸に刻ませる。 何事もなかったかのように、牧場ではゆっくりとした時間が流れる。いつまでも元気でいて欲しい。心からそう願う。 小さな女の子が小さな手を振る。 「さようならクララー!!」(「はぐれ旅ライター純情派」海飛車鱗(うみとしゃりん)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年10月28日 12時30分
11月3日、銀座で世界的映画スターの誕生祭が行われる!!
11月3日(文化の日)は、日本映画界が誇る、ある偉大な映画スターの誕生日であることを、皆さんはご存知でしょうか? その映画スターとは…怪獣王ゴジラ!! 昭和29年の11月3日に、記念すべきシリーズの第1作目である『ゴジラ』(監督・本多猪四郎)が公開され、それから現在のところシリーズ28作品(ハリウッド版も含めると29作品)のゴジラ映画が製作されることになり、ゴジラは世界中で、ありとあらゆる世代から愛される大スターとなっていったのです。 そんな怪獣王ゴジラの、56回目の誕生日を祝って銀座の映画館「銀座シネパトス」にて、「ゴジラ誕生祭2010」が行われることになりました! この「ゴジラ誕生祭2010」は全3部構成で、まるまる一日使ってゴジラの誕生日を祝おうというゴジラファン、怪獣ファンだけではなく、映画ファン、邦画ファンにとっても大注目のイベントとなっています。 第1部では、ゴジラの誕生日にふさわしいテーマの映画が2本上映されます。ゴジラの息子である「ミニラ」の誕生と活躍、親ゴジラと子ゴジラの愛情を描いた感動作『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(監督・福田純)と、太古の恐竜がどのようにして怪獣ゴジラへと変化したのか、その謎が明かされる奇想天外なエンターテインメント映画の傑作『ゴジラVSキングギドラ』(監督・大森一樹)です。『ゴジラVSキングギドラ』のヒロインである、23世紀から現代にやって来た未来人エミー・カノー役を演じた中川安奈さんと、本作の特技監督である川北紘一特技監督のトークショーも行われます。まさにすべてのゴジラファン必見のオープニングイベントとなることでしょう。 続く第2部では、先日発売されました『特撮円谷組 ゴジラと、東宝特撮にかけた青春』出版記念のトークショー&映画の上映が行われます。 トークショーは第1部に続き川北紘一特技監督と、2代目アンギラスや、ゴロザウルスといった東宝特撮映画の人気怪獣を数多く造型してきた安丸信行さんの二人が、マニア感激の濃い話をたっぷり聞かせてくれることになりそうです。 第2部で上映される映画は、川北紘一監督お気に入りのキャラクターであるメカニコングや、安丸さんが造形をされたゴロザウルスといった怪獣たちが大活躍の『キングコングの逆襲』(監督・本多猪四郎)となります。 そして、第3部はレイトショー企画として平成ゴジラシリーズの第1作目である『ゴジラVSビオランテ』(監督・大森一樹)の上映とトークショーが行われます。 実は私がこの世で最も愛する映画こそ(もちろん怪獣映画以外の映画も含めての話です)、この『ゴジラVSビオランテ』であるのですが、光栄なことに今回、私はファン代表の作家として、本作とゆかりの深いシークレットゲストの方と、映画上映の前にトークショーをさせていただきます。 この映画が好きな人なら絶対に話を聞きたい! と、そんな気持ちにさせてくれますシークレットゲストの方ですので、本作のファンの方はぜひ、足を運んでいただければと思っております。 銀座シネパトスでは前売り券が好評発売中。 第一部・二部共通券は特典に「ドラットの笛」が付いて4000円。 第三部は当日券のみで、先着30名様に「ANEB弾」か「ゴジラ・メモリアル・ラウンジ案内板」のどちらかがプレゼントされます。 ともかく、来年も再来年も、10年後も100年後も、ゴジラの誕生を祝い続けていきたいものであります。 「ゴジラ誕生祭」が今後もずっと続いていくように、今年の11月3日はぜひ、銀座シネパトスへと足を運んで偉大な映画スター、ゴジラの誕生日をお祝いしましょう!「ゴジラ誕生祭2010」twitterhttp://twitter.com/g54_info(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年10月27日 15時00分
アカシックリーダー・中津川昴氏がパチンコ店イベントに登場!
TV番組に出演すると視聴者だけではなく、番組の共演者にも衝撃を与えるアカシックレコードリーダー、中津川昴氏が愛知県にあるパチンコ店・キクヤ春日井店でイベントを行った。 アカシックレコードの予言者をゲストに招くのはパチンコ業界初の試みということもあり、タレントやお笑い芸人のイベントとは違った緊張感が漂う。 幅広い年代層の人たちが店内に設置されたステージ前に集まっていて、占い好きと思われる女性客が特に多い。今回は10名限定のリーディングということで、当選した女性のテンションが非常に高く、本当に嬉しそうな表情だ。 MC「アカシックレコードとは何ですか?」 中津川「宇宙の大図書館と呼ばれてるもので仮想の空間です。無限の本棚から本のようなものを取り出して私が過去を見たり、未来を見たりすることができます。その中には、お一人お一人のすべての人生が書かれた本があります。輪廻転生と仏教でよく言われてますけど、(前世や来世の)転生の記録がすべて載っています」 MC「アカシックレコードはどんな風に見えるんですか?」 中津川「本に触れると、イメージやテキストのようなものが目の前に立ち上がって、整理された形で見えます。テキストが見え、絵が見え、動画が見え、そこに触れるとその時代、その場所にも行くことができます。今から400年後にはアカシックレコードに繋げるケータイのようなデバイス(端末)ができているはずです」 アカシックレコードで見える未来は一つではなく、複数ある未来のうち、最も確率の高い未来を選んで話すことが多いそうだ。 彼はウォームアップ不要でイベント開始前からアカシックレコードのリーディングを行い、スタッフを驚かせていた。過去や未来をズバリ当てられると、ドキドキして食事に集中できない事もあるのでリーディングを受ける人は食後が良いだろう…と、筆者は感じた。 ステージ上でのトークイベント後、当選した限定10名に対し、中津川氏が順番に個人セッション(アカシックレコードのリーディングによる前世・未来の鑑定)を行った(個人リーディングは通常パチンコ店で行わないし、カフェのような静かな場所でお茶をしながら通常行うので、こういったことは稀)。 順番待ちをする女性がおもむろに座ったパチンコ台ですぐにフィーバーが起こり、10分前後で2箱も積んでいた。これもひとえに、中津川氏が引き起こした奇跡なのかもしれない? パチンコ史上初のイベントは成功に終わり、回を重ねていくとさらに良いものに発展していく可能性を感じさせた。(文科系忍者記者ドラゴン・ジョー 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年10月27日 12時30分
人気SNS誕生物語は実は古典!? 『ソーシャル・ネットワーク』来日記者会見
10月26日、「ザ・ペニンシュラ東京」にてデヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ソーシャル・ネットワーク』の来日記者会見が行われ、脚本を務めたアーロン・ソーギンと主人公のマークを演じたジェシー・アイゼンバーグが登壇した。 両人とも初めての来日で、アーロン氏は日本の印象について「東京の綺麗な夜景に感激した。ホテルにカンヅメだったのが残念だった」と残念そうに語り、日本文化の大ファンを自称するジェシーは「初めて本場で日本食を食べました…舌が肥えて困ります」と笑顔で答えた。 映画『ソーシャル・ネットワーク』は「今世紀最大の社会現象」といわれたアメリカの人気SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「フェイスブック」を開発した大学生たちの実話。 実在の人物を演じるにあたりジェシーは「監督に本人のマネをするなと注意された。この作品はフェイスブック自身でもマークの映画でもない。どこにでもいる今の若者を僕なりに演じるようにと言われました」と語り、アーロンは脚本について「ノンフィクションではありますが、この作品には『友情』『権力』『階級』『裏切り』といった物語の基本が詰め込まれています。「フェイスブック」という現代的な舞台でこのような古典的なテーマを扱うことで、誰もが楽しめる映画に仕上がったと思います」とコメントした。 『ソーシャル・ネットワーク』はアメリカではすでに公開されており、観客の反応を見たアーロンは「観客の方がそれぞれまったく違う印象や感情を持って劇場から出てくる…脚本家としてとても嬉しかった」と語り、かねてからアーロンの脚本の大ファンだったというジェシーは「彼(アーロン)の書いた作品は同じ作品でも観るたびに印象が変わる。この『ソーシャル・ネットワーク』も二、三度繰り返し観ると違った面白さや、新しい発見が必ずあります」と絶賛し、アーロンの脚本家としての力量を改めて感じさせる記者会見となった。 なお、監督のデヴィッド・フィンチャーはフィンランドで『ドラゴン・タトゥーの女』を撮影中。日本に来日できなくて非常に残念がっていたという。 そんな話題作、『ソーシャル・ネットワーク』は2011年1月15日(土)より丸の内ピカデリーほかで全国ロードショー。何かを成し遂げたい若者には必見の一本!公式サイト:http://www.socialnetwork-movie.jp/(昭和ロマン探求家・穂積昭雪 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2010年10月27日 09時00分
愛知県有形民俗文化財「挙母(ころも)まつり」
愛知県豊田市にある挙母(ころも)神社の祭礼である挙母まつりは、毎年10月の第三土・日曜日の2日間に行われる。今年は10月16、17日に開催され、豊田市の樹木地区3町、下町地区5町にある豪華な山車幕や彫刻で飾られた8台の山車が、各地区を曳き回された。 16日の試楽では午前9時から山車が各地区内ごとに曳き回され、午後7時から挙母神社では、五穀豊穣を祈る「七度参り」が行われた。 17日の本楽では午前10時から挙母神社の境内に8台の山車が曳き込まれ、各町内の山車が一同に勢揃いした。そして、神社では獅子舞・巫女舞・子ども歌舞伎・七福神踊りなどが奉納された。午後4時には神社から山車が曳き出され、夜には奉納花火が打ち上げられ、祭りのフィナーレを飾った。 この挙母まつりの起源は、寛永7(1630)年に「飾り車五輌と竹生町の傘鉾、それに南町の獅子出」と記録に残されている。その後、文化・文政年間に飾り車から現在のように8台の山車を曳き回す形に変化した。この山車は県有形民俗文化財に指定されている。 挙母まつりでは、山車曳き回しに大量の紙吹雪が撒かれるのが通例だったが、祭り終了後には2tトラックが満杯になるほどの量を出していた。09年以降から紙吹雪を撒く量に制限を加えたり、紙吹雪を撒く場所を指定するなどの取り組みがなされようになった。 また今年は挙母まつり保存会よりまちづくり活動の一環として、山車各8台の写真入りの缶バッチが販売された。(「三州(さんず)の河の住人」皆月斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年10月26日 17時00分
愛知県尾張地方の妖怪「紙舞」
紙舞は、風も無いのに何枚もの紙がひとりでに舞い飛ぶという現象である。ただし、その現象が起こるのは10月(神無月)、神様のいない時期に限られている。朝日文左衛門著『鸚鵡籠中記』では、白くて硬い紙が空中を舞い、その紙に顔を覆われた人々は寝込んでしまったという事件が愛知県名古屋市でも発生していたと記している。 元禄10年(1697)10月14日、大沢直三郎の下僕・平三がほろ酔い加減で伏見町(名古屋市中区)の柳並木を千鳥足で歩いていると、突然、目の前が真っ白になった。真っ白い硬い紙のような物が目の前に現れて、顔にへばりついたのだ。その衝撃で、平三は酒の酔いが一瞬に覚めた。声を出して、助けを呼ぼうにも声が出せない。しばらくすると、白い紙は平三をあざ笑うかのように、舞い上がり、夜空に消え去った。平三は恐ろしくなり、慌てて家に戻った。 翌朝、仲間達に昨夜の出来事を話しても誰も信じなかった。それから、平三は熱を出し寝込んでしまった。その後も白い紙に襲われ、病患する事件は相次いだ。 10月25日の月の無い晩、呉服屋の番頭・五郎兵衛は島田町にある強欲で有名なお仙という金貸しをしている老婆の家の前を通りかかった。家の中は真っ暗で人の気配も無い。その家の裏藪から、白いものが1枚、2枚と空に飛んで行く。町で噂の白い紙はお仙の家から出ていたのだ。五郎兵衛はガタガタ震えながら家に帰った。紙舞の正体は、お仙が裏藪に捨てた取り立て済みの借金の借用書で、それが欲や憤りが沁み込み、紙舞となって空を舞っていたのだ。11月になると寝込んでいた人々は不思議なことに元気になったという。(絵図:宙に舞う紙『稲生物怪録』より)(「三州の河の住人」皆月 斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2010年10月26日 13時00分
スタジアムの夜、祭の前と後
14人のヴォーカル&ダンスユニットEXILEによる初のスタジアムツアー『FANTASY』の最終公演が9月26日に豊田スタジアム(愛知県豊田市千石町)で行われた。当日、スタジアムのピッチに作られた400mもの花道にメンバーが縦横無尽に踊り回り、花火や放水などの演出を見せ、激しい雨の降る悪天候の中、約37000人を魅了した。このスタジアムツアー(10都市22公演)は、一度のツアーで110万人を導入する記録を出した。 会場となった豊田スタジアムは、豊田市が市制50周年記念事業として、総工費308億700万円を投じ、2001年7月21日に開場された。02年のFIFAワールドカップの開催候補地になったが、落選した。集客人数は49000人を誇り、コンサート会場としても使用される。しかし、豊田スタジアムは交通の便が悪く、公共交通機関を利用すると、名鉄三河泉豊田市駅か、愛知環状鉄道新豊田駅から徒歩15〜20分なので歩くか、駅からのシャトルバスを使うしかない。車の場合は、600台分の駐車場はあるものの、大きなイベントのある場合は関係者専用となり閉鎖されてしまう。 EXILEのスタジアムツアーが豊田スタジアムで開催されたのは8月21・22日と9月25〜27日の5日間あった。市内のホテルでは料金設定が割高であっても満室になり、駅中心地にある駐車場も満車、通常の休日に比べ5倍の売り上げがあり、ホテル・駐車場は思わぬ恩恵を受けた。 しかし、全国から押し寄せたファンや全開催会場(7か所)を回ったファンの豊田市の印象は悪く、「市街地から少し離れると何も無い」、「コンサートが終了した後に飲食できる店がない」、「せっかく観光を兼ねて訪れても、名物もなく、見るべき観光地もない」などの厳しい声が聴かれた。 豊田市は豊田自動車と自動車関連企業がある工業都市である、そのため市民の大半が自動車関係に従事しており、通勤手段はもっぱらマイカーである。電車通勤者も少ないので、会社帰りにちょいと一杯の慣習も無く、駅中心地は早めの店じまいし、繁華街としての機能を果たしていないのだ。スタジアムでのイベント開催と同時に駅前商店街を盛り上げようという姿勢は豊田市では見られない。豊田市はあくまで工業都市であって観光都市ではないのである。(「三州の河の住人」皆月 斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2010年10月26日 09時00分
愛知県安城市発! 巨大エコキャップアート
愛知県のほぼ中央にある安城市は「日本のデンマーク」と呼ばれ、全国の農業経営のモデルとなっている。安城市赤松町にある安城産業文化公園デンパークは花と緑の公園として97年にオープンした。広さ13ha、周約1.5kmもあり、自然に親しみ、花のある暮らしを提案する公園である。 このデンパークに縦2m・幅6mの巨大画が出現した。描かれているのは公園内を走り回っている機関車型の園内循環バス・「メルヘン号」と、デンパークのシンボルである「デンマーク風車」を組み合わせた園内の様子である。巨大画に使用されているのは、園内で回収されたペットボトルの赤色・黄色・青色のエコキャップ・6912個である。 デンパーク関係者は、巨大エコキャップアートの制作を資源ゴミの有効活用をPRする為に企画した。そして、9月18日から20日までの3日間かけて、来場者252名が協力し、職員がデザインした図案に合わせて専用のゴムシートに色とりどりのエコキャップを貼り合わせて巨大エコキャップアートを制作した。 このエコキャップは11月3日まで展示される。展示後、使用されたエコキャップはNP法人エコキャップ推進協議会に寄付され、発展途上国の子供達にワクチンを送る活動に使われる予定である。(「三州の河の住人」皆月 斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年10月25日 18時00分
怪談作家 呪淋陀の怪奇エッセイ 最強の都市伝説ガール:口裂け女へのオマージュ
「わたしきれい…?」 突然、女性にそう問いかけられたら貴方は何と答えるだろうか? 1980年代初頭。日本中の子供達を震撼させ大人達をも巻き込んで騒動になった恐怖の都市伝説。 『口裂け女』 そして今もなお彼女の噂は衰えることなく語り継がれている。 口裂け女の主な外見的特徴、年齢は20歳ぐらい、長身でロングヘアで色白、顔には大きなマスク。 トレンチコートにハイヒール、そして手には刃物を持っている。 口裂け女は、学校帰りの児童に「わたし、きれい?」と訊ねてくる。 「きれい」と答えると、「これでもかあ?」と言いながらマスクを外す。 するとその口は耳元まで大きく裂けており、追いかけて来るというもの。 「ぶさいく」などと答えると包丁などで斬り殺される。または口裂け女のように口を耳まで裂かれてしまうという残酷な結末。 しかも口裂け女は100mを3秒で走るので逃げても無駄。 しかし、口裂け女はなぜそのような口になってしまったのか? 交通事故にあって口が裂けた、整形手術の失敗…等々と諸説ある。 撃退するには「ポマード、ポマード、ポマード」と3回唱えれば良いらしい。 なぜなら彼女に整形手術を施した時の医者がポマードベッタリの頭だったので、それ がトラウマになっているのだとか…。 まさに口裂け女ブームとでも言おうか。 当時、学校では毎日口裂け女の話題で盛り上がり、ホームルームでも議題になったぐらいだった。 実際に口裂け女を見たとか追いかけられたとかいう者もいた。 ある地域では集団下校になったり、パトカーが出動する騒ぎになったところもあったらしい。 テレビ、漫画や雑誌などのマスメディアでもで口裂け女特集。 ガチャガチャ(今で言うところのガシャポン)では“口裂け女の口”という赤いゴム製の唇マスクのおもちゃまで発売される始末。子供達は口にかけて遊んでいたのだった。 私に強烈にインパクトを与えた口裂けムーブメントから来たと思われる漫画がある。 巨匠・好美のぼる先生の『眼裂け女』 ギャグー! と奇声を発して目玉を抉り奪いまくる眼帯をした眼裂け女。私の中では傑作ホラー漫画だ。 全国を恐怖のずんどこに落としいれ、今なお衰えぬ恐怖を保ち続けた彼女こそ怪談界のミューズなのかもしれない。(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー
特命! 日本ダービーを予想せよ! 馬の姓名判断、霊能犬の動物予知で大予想
2008年05月28日 15時00分
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ミステリー
衝撃!! 羽田の鳥居の祟り事件はインチキだった!!
2008年05月13日 15時00分
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ミステリー
グラビアアイドル疋田紗也がゴム人間に襲われた!!
2008年04月01日 15時00分
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ミステリー
船橋の神社で、狐の生首が出現!
2008年03月18日 15時00分
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ミステリー
東京にザシキワラシ出現!!
2008年02月19日 15時00分
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ミステリー
小さな侍幽霊 新宿に出現!
2008年02月05日 15時00分
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ミステリー
うずまき生物
2008年01月22日 18時18分