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人気SNS誕生物語は実は古典!? 『ソーシャル・ネットワーク』来日記者会見

 10月26日、「ザ・ペニンシュラ東京」にてデヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ソーシャル・ネットワーク』の来日記者会見が行われ、脚本を務めたアーロン・ソーギンと主人公のマークを演じたジェシー・アイゼンバーグが登壇した。
 両人とも初めての来日で、アーロン氏は日本の印象について「東京の綺麗な夜景に感激した。ホテルにカンヅメだったのが残念だった」と残念そうに語り、日本文化の大ファンを自称するジェシーは「初めて本場で日本食を食べました…舌が肥えて困ります」と笑顔で答えた。

 映画『ソーシャル・ネットワーク』は「今世紀最大の社会現象」といわれたアメリカの人気SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「フェイスブック」を開発した大学生たちの実話。
 実在の人物を演じるにあたりジェシーは「監督に本人のマネをするなと注意された。この作品はフェイスブック自身でもマークの映画でもない。どこにでもいる今の若者を僕なりに演じるようにと言われました」と語り、アーロンは脚本について「ノンフィクションではありますが、この作品には『友情』『権力』『階級』『裏切り』といった物語の基本が詰め込まれています。「フェイスブック」という現代的な舞台でこのような古典的なテーマを扱うことで、誰もが楽しめる映画に仕上がったと思います」とコメントした。
 『ソーシャル・ネットワーク』はアメリカではすでに公開されており、観客の反応を見たアーロンは「観客の方がそれぞれまったく違う印象や感情を持って劇場から出てくる…脚本家としてとても嬉しかった」と語り、かねてからアーロンの脚本の大ファンだったというジェシーは「彼(アーロン)の書いた作品は同じ作品でも観るたびに印象が変わる。この『ソーシャル・ネットワーク』も二、三度繰り返し観ると違った面白さや、新しい発見が必ずあります」と絶賛し、アーロンの脚本家としての力量を改めて感じさせる記者会見となった。
 なお、監督のデヴィッド・フィンチャーはフィンランドで『ドラゴン・タトゥーの女』を撮影中。日本に来日できなくて非常に残念がっていたという。
 そんな話題作、『ソーシャル・ネットワーク』は2011年1月15日(土)より丸の内ピカデリーほかで全国ロードショー。何かを成し遂げたい若者には必見の一本!

公式サイト:http://www.socialnetwork-movie.jp/

(昭和ロマン探求家・穂積昭雪 山口敏太郎事務所)

【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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