現地で日本人向けのフリーペーパーを見ると住宅購入セミナーとか今が買い時などという広告が目に付く。最近のNYの不動産マーケットは回復基調にあり、住宅ローン金利も最低基準とあって不動産を購入するにはいい時期らしい。
ざっと言えば、NYの不動産売買市場の取引額は2007年が最高で、リーマンショックで急降下した後の2009年は、その時に比べると90%の落ち込みだったという。現在の円高と1995年の78円という超円高時とは共通点があり、そこから判断すると今から12年後には再び不動産ブームがやって来ると予想する不動産業者もいる。(では買ってみようか)と考える方は、住友不動産を除いて大手の日本の不動産会社はすべてマンハッタンから撤退しているので、日系不動産のパイオニアである古本不動産に相談してみてはいかがだろうか。
会長兼社長の古本武司さんの一代記はドラマになるぐらい波乱に満ちたものだが、1974年のオイルショック、1980年からのインフレ、1988年からの銀行再編成などをつぶさに見て来た彼は「今が買い時」と保証する。
マンハッタンという場所は特殊な場所であり、人口が減る事もなく、不動産価格が大幅に値下がりしているフロリダやカリフォルニア、アリゾナ、ネバダなどという広大な土地が広がる場所とは少々異なっている。狭くて売り物件も限られているので大幅に値崩れが起る危険性はない。長い目で見れば必ず不動産価値は上昇すると保証するものの、あくまでも長期的な観点が必要との事だ。住む為の住居購入であればオススメの時期だという。
現在、東南アジアの顧客との間でビル丸ごと500億円という取引が進行中だと聞くと庶民には全く縁がないかと思うが、500ドルのアパートから500億円のビルまで、賃貸アパート、オフィスときめ細かいサービスが身上で、かつては英語が出来ない日本人駐在員の世話までしていたそうだ。
摩天楼を眺められるオフィスやアパートは映画の中だけではない。実現可能なのだ。ただし、お金があれば、の話だが。
古本不動産
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