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怖いけれどもおもしろい、妖怪落語&妖怪ライブ

 7月9日から7月31日までの週末に、滋賀県東近江市では妖怪によるまちづくり「八日市は妖怪地」が行なわれる。このイベントは2002年から始まり、今年で10周年を迎える。そのフィナーレを飾る10周年特別事業・『闇のつる』コンサートが、7月30日にショッピングプラザ アピア 4F アピアホールにて開催され、桂九雀氏の妖怪落語と北村謙氏の妖怪ライブが上演された。

 桂九雀氏が披露した落語は『家の妖怪』と北村謙氏が書いた創作落語『闇のつる』の2席で、会場はロウソクを灯しただけの闇の中で行なわれた。真夏の夜にゾクッとして、怖いけれども面白い落語であった。北村謙氏は、京都で活躍しているミュージシャンだが、八日市とは縁が深い。ライブでは、「八日市は妖怪地」のテーマ曲『こんばんは ヨーカイです』や新しい妖怪の歌など演奏し、会場を沸かせた。ライブに妖怪仮装で入場された方は、入場料金を500円キャッシュバックされる特典がついた。そのため、会場には多くの妖怪仮装の姿が見られた。

 また、妖怪ライブを盛り上げるため為、その先発隊として、妖怪ソングを歌って、踊って、音楽を奏でる日本で唯一の妖怪ロックバンド「妖怪プロジェクト」がアピア1Fの特設ステージでライブを行なった。妖怪プロジェクトが八日市に訪れるのは、今年で8回目、「八日市は妖怪地」には毎年参加しているため、根強いファンやちびっこファンも多い。ヴォーカル・コーラス・ダンスのザ・かっぱ、雪おんな・ゆっきー・ペチカ、ギターの天狗がステージに登場すると、会場には歓声や拍手が止まなかった。
 ライブは、15時30分からの第1ステージと17時30分からの第2ステージの2部構成となった。まず、第1ステージではオープニングに『恋はかっぱ色』で始まり、妖怪プロジェクトのテーマ曲『カッパ ゴーゴーゴー』や夏の定番曲『燃えろ雪おんな』などの楽しい曲を熱唱した。また、ライブで初めて歌う新曲『コモエスタ紀伊国坂』が披露された。
 ライブ中、天狗より重大発表があった。今年の夏はスタジオに篭り、3年ぶりとなるニューアルバムの制作に取り組んでいる。このアルバムは、始めての試みとして、各メンバーのソロアルバムとなり、今秋期に同時に3枚リリースする。しかも、ジャケットは、それぞれのイメージカラー、緑色(かっぱ)、白色(雪おんな)、赤色(天狗)という3色になる予定だという。
 第2ステージでは、懐かしの歌謡ショーということで、ゆっきーは、バンバンの『いちご白書をもう一度』を熱唱し、ザ・かっぱは、キャンディーズの『やさしい悪魔』を替え歌で歌った。そして、スペシャル・サプライズとして、ギターとバンジョのデュオ『八日市の吉田兄弟(妖怪?)』が乱入して、伊藤咲子の『乙女のワルツ』を天狗とコラボした。会場に訪れたちびっこのお父さんとお母さんには涙もののライブとなっていた。

(皆月斜 山口敏太郎事務所)

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