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芸能 2020年06月07日 14時00分
再度の引きこもり生活でスタジオ収録を渋るマツコ・デラックス、引退の噂まで?
新型コロナウイルス影響でリモート収録などを導入していたテレビ番組が、世間の動きと連動するように通常収録を次々と再開させている。その中で、いまだ腰が重いのがマツコ・デラックスと言えるだろう。『マツコ&有吉かりそめ天国』(テレビ朝日系)では、5月下旬に約2か月ぶりにスタジオ収録での放送を行ったものの、マツコは「まったくやる気が出ない」と5月病状態を告白している。 マツコはレギュラー出演する『5時に夢中!』(TOKYO MX)の通常放送再開後も、電話音声のみによる出演を続けている。家の居心地がとにかく良いようで、ある週は全裸で出演したことも。このほか、「この業界はあってもなくても一緒」といった意味深発言も行っている。 さらに、1日深夜放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)にも電話で出演し、宅配ピザの残ったものをオーブンで再加熱して食べるとより一層おいしい、といった生活の裏ワザも披露。こうしたエピソードからもわかる通り、完全インドアな暮らしを送っているようだ。 マツコの本音としては、スタジオ収録よりも電話出演を続けたい思いも感じられる。一部報道では、このまま引退する可能性も示唆されているが、それはある意味では原点回帰とも言える。 「マツコ・デラックスは、タレント活動を始める前はコラムニストとして活躍していました。女装姿で雑誌に出ることはありましたが、基本はインドアな仕事なので、むしろ今の生活の方が性に合っていると本人的には思っているのかもしれません。さらに、その前は引きこもり生活を送っていたのもよく知られています。テレビタレントの人気も一時的なもので、『いつまでも続けられる仕事ではない』といった思いは、いつも持っているそうです」(芸能関係者) マツコは2000年代初頭からテレビに出始め、初の冠レギュラー番組『マツコの部屋』(フジテレビ系)は2009年にスタート。10年強にわたって、テレビの第一線で活躍していることになる。2017年には体調不良で入院し、番組収録を欠席したことも。マツコとしては、区切りを付けたいといった思いも持っていそうなだけに、今回の「巣ごもり生活」を経て、どこかのタイミングで何かしらの決断を下す可能性もありそうだ。
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芸能 2020年06月07日 12時20分
本田翼がYouTube動画でガチ悩みをポロリ「今月先月稼いでない…」昨年稼いだ芸能人はピンチ?
新型コロナウイルスの感染予防のため、テレビ各局は軒並み“ロックダウン”状態に追い込まれてしまった。 「稼働しているのはニュース・情報番組のチームのみ。ドラマやバラエティーは軒並み撮影・収録が中止になってしまった」(放送担当記者) リモート出演に切り替えて対応する局もあれば、その状況を逆手にとって“リモート収録”するドラマもあった。 しかし、連日のように開催されていたイベントや会見はことごとく中止に追い込まれてしまったのだ。 「とにかく取材する現場がないので、芸能人たちのSNSでの発言を拾って記事にするのが日課になってしまった。とはいえ、そろそろこの体制も飽きてきたが、まだまだ人数が集まって密になる会見やイベントの開催は先になるだろう」(芸能記者) 多くの芸能人たちの収入が減ってしまったのは想像に難くないが、おそらく、収入減のダメージを最小限に抑えることができたのが、YouTubeで多くの登録者を抱える芸能人たち。 そんな芸能人たちの中でも、登録者が200万人を突破した女優でモデルの本田翼は思わず配信中に本音をこぼしたというのだ。 「5月の生配信中、本田は『オトナな話をすると、税金が怖いもんね。今月、先月稼いでないもの。全然』と本音をポロリ。たしかに、6月に入ると、昨年度分の稼ぎに対する住民税、マンションなどを所持していれば固定資産税の支払いが一気に来ます。毎月同じぐらい稼げると思って貯金していないと、払えない事態になってしまうでしょう」(個人事業主の顧客を多く抱える税理士) 雨上がり決死隊の宮迫博之、女優の川口春奈らは今年YouTuberデビューし広告収入でがっぽり稼いでいるはずだが、来年、驚くことになりそうだ。 「よほどうまく節税しないと、今年増えた分の稼ぎがそのまま増え、来年の税金が大幅に増える。そのあたり、大手だと事務所がちゃんと指導してくれるはずですが…」(同) もはや、YouTubeの収入頼みの宮迫は要注意のようだ。
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芸能 2020年06月07日 12時10分
『ごくせん』の再放送で再び注目の伊東美咲 セレブ婚後の現在は“普通の暮らし”?
2002年に放送された仲間由紀恵主演のドラマ『ごくせん』第1シリーズ(日本テレビ系)が先日放送されたが、仲間演じる久美子と共に赴任してきた英語教師役で出演していた伊東美咲を見て、ネット上では「伊東美咲、久々に見た」「伊東美咲出てたんだ」「今の若い子って伊東美咲を知らない人多そう」などの声が挙がっていた。伊東と言えば、『ごくせん』の他にも、『電車男』(フジテレビ系)や『山おんな壁おんな』(同)などのドラマで主演を務めたほか、化粧品『マキアージュ』のCMでもお馴染みだった。 しかし、2009年に結婚した後はあまり公の場に姿を見せていない。伊東は今、何をしているのだろうか。 「伊東さんは現在ハワイに移住し、ハワイで生活していますよ。伊東さんの夫は大手パチンコ機器メーカー京楽産業の社長で、かなりのセレブ。かなり余裕のある生活をしていると思われ、実際、親交のある神田うのさんのSNSには度々登場して、一緒に豪華なパーティーに参加していることが分かります。しかし、伊東さん本人のInstagramをのぞいてみると、『オバマ前大統領が高校生時代にアルバイトをされていたアイスクリームショップに時々立ち寄ります』と綴って、サーティワンアイスクリームの写真を載せるなど、意外と庶民的です。使用している化粧品をInstagramに載せることもありますが、高級ブランドのものもあれば、デパートや大きなドラッグストアで手に入るようなものもあります。いい意味で普通の生活をしているようです」(芸能記者) そんな伊東は現在、3児の母である。 「伊東さんは9歳の長女、4歳の長男、1歳の次女の母で、イベントごとに手作りケーキを作るなど、母親業もしっかりこなしているようですね。育児本を読んだりもしているようです」(前出・同) 実は、伊東は2014年に芸能活動再開を発表しているのだが、あまり目立った活動はない。 「芸能活動としては、雑誌に登場したほか、ロイヤルハワイアンセンターの広報大使に就任して同施設をアピールしています。しかし、そこまで精力的な活動はしていないようです。ですが、Instagramで時折見せる美貌には『全然変わってない』と驚く人が多いようですね。以前、二の腕を出した写真を掲載した時こそ『やはり年齢は隠せない』という声も多かったのですが、伊東さんは現在43歳。とても40代には見えないスタイルの良さです」(前出・同) 『ごくせん』の再放送で、伊東のことを思い出した人も多いことだろう。記事内の引用について伊東美咲の公式Instagramよりhttps://www.instagram.com/misaki_ito_official/?hl=ja
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芸能 2020年06月07日 12時00分
浜辺美波と横浜流星の胸キュンシーンはない? 厳格なマニュアルの影響を受ける日テレの新作ドラマ
政府の緊急事態宣言の全面解除を受け、テレビ各局が各番組の収録を再開した。俳優の木村拓哉は3日、自身のインスタグラムを更新し、テレビ朝日系の主演ドラマ「BG~身辺警護人~」の撮影再開を報告。フェースガード姿を披露した。 同作は3月上旬にクランクインしたものの、新型コロナウイルス感染防止のため4月から撮影を中断。 テレ朝は「3密」を避ける番組制作ガイドラインを発表し感染防止策を講じながら、撮影を再開するとしていたが、最も厳格なマニュアルを制作したと言われるのが、日本テレビだというのだ。 「作品に関わる全員の安全・安心を考慮し、マスク着用や手洗い、消毒、換気などは当然。ほかにも3密を避けるため最少人数での制作(密集防止)、最短時間での撮影(密閉防止)などが盛り込まれている。さらに、メイクと食事中は私語厳禁、マイ体温計で1日に3度の検温といった項目も。撮影本番でも、ラブシーンやアクションなど濃密な接触を伴うシーンについては、本人の了承を取った上で一発撮りで行うなど、細部まで取り決められてしまい、出演者やマネジャーは困惑している」(芸能プロ関係者) 同局では7月期に女優の浜辺美波と横浜流星がW主演する「私たちはどうかしている」がスタート。原作には何度もキスシーンが登場しているが、マニュアルに従うとその設定はNGになりそうだ。 発売中の「女性自身」(光文社)によると、3月下旬に第1話が収録され、その段階で浜辺と横浜のラブシーンは撮影。原作のファンが胸をときめかせることになりそうだが…。 「序盤にラブシーンが多くて盛り上がっているのに、マニュアルができてからの撮影でラブシーンが登場しなくなったら、ファンがドラマから離れてしまわないか危惧される」(芸能記者) 制作サイドの腕の見せどころのようだ。
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芸能 2020年06月07日 12時00分
NHK・近江友里恵アナ“遅過ぎる結婚発覚”にアヤしいウワサ…
「私、『紺碧の空』が好き過ぎて、早稲田に入って、チアリーディングをしていました」 そう告白したのは『あさイチ』でMCを務めているNHKの近江友里恵アナ。「前任者の有働由美子が始めた、前番組の朝ドラの感想から入る“朝ドラ受け”も健在。冒頭の発言は、現在、放送中の『エール』で『紺碧の空』(早大・応援歌)が出来上がるまでを描いた週にカミングアウトしたもの。ただ、残念ながら勉強の方が忙しくなり、チアリーディングは1年で辞めてしまったそうです」(女子アナライター) そんな近江アナが昨年5月、極秘結婚していたことが発覚。「お相手は、NHK・仙台放送局に勤務する15歳年上のプロデューサー。彼女が福岡放送局時代に知り合い、交際が始まったそうです」(スポーツ紙記者) その後、男性は東京の本局勤務となり、2016年、近江アナも東京へ。そして『ブラタモリ』のアシスタントに抜擢された。「衣装の前と後ろを間違えて画面に出たりと、おっとりしたところがタモリのお気に入りでした。“NHKの原田知世”と評されて悦に入ったこともありましたが、異性に対しては一途で情熱的ともっぱらのウワサでした。男を追い掛けて、入籍に至ったともいわれています」(前出の女子アナライター) しかし、昨年6月から男性が仙台へ異動となったため、現在は都内一等地に新築した一軒家に近江アナだけが住み、“別居婚”状態だという。「ただ、別居婚にせよ何にせよ、人妻となったのですから、コメントぐらい出してもよさそうなものですが、一切なし。何か理由がありそうです」(同・ライター) 1つは、近江アナの両親の反対だ。「ひと回り以上も年が離れているというのが、最大のネック。必ず説得できると自信満々でしたが、男性はいまだ両親に会っていないようです」(同) さらに、ここにきて男性の異性問題も浮上。「後輩の女性ディレクターと不適切な関係にあるというのです。むろん、男性は否定しています」(同) これでは、結婚コメントも出しづらいというものだが、そこへ頭を突っ込んだのが先輩・桑子真帆アナだという。「“離婚のススメ”を説いたというのです。1年でスピード離婚しただけに、“同士”が欲しいのかもしれません」(同) 人生、いつも“紺碧の空”のようにはいかないようだ。
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スポーツ 2020年06月07日 11時00分
ストライクど真ん中の球がなぜかボールに! 西武・渡辺が「やってられない」と激怒した大誤審、開き直った審判の末路は
6月19日の開幕に向け、2日から各地で練習試合が行われている今シーズンのプロ野球。練習試合では選手だけでなく審判も、来たる開幕に向け選手のプレーを注意深く見極めている。 4日の阪神対広島戦では阪神・ボーアが放った左翼ポール際への打球を、“ポールに直撃したから本塁打”と主審・塁審全員で確認し合うなど、誤審がないように努めている審判たち。今から約20年前のこの時期には、審判が取り返しのつかない誤審をしてしまった試合がある。 1997年6月7日、千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)で行われた西武対ロッテの一戦。この日西武の先発を務めたのは、当時プロ14年目の32歳・渡辺久信(現西武GM)。前年までに通算124勝を挙げた好投手だが、1997年はここまで未勝利が続いていた。 シーズン初勝利へ向け3回裏まで無失点だった渡辺だが、西武1点リードの4回裏に思いもよらない事件が起こる。この回渡辺は1点を失いなおも2死満塁とピンチを背負うも、迎えたロッテ・松本尚樹を2球で追い込む。3球目に投げたストライクゾーンど真ん中の球を松本が見逃したため、三球三振でピンチを脱したと誰もが思っていた。 しかし、この日球審を務めた村越茶美雄審判が、この3球目をなぜかボールと判定。これを受けた渡辺や西武捕手・伊東勤(現中日一軍ヘッドコーチ)は猛抗議するも、村越審判は判定を覆さなかった。 仕方なく判定を受け入れた渡辺だが、動揺があったのか松本に5球目を打たれ2点を失ってしまう。結局、これが決勝点となり渡辺は初勝利どころか敗戦投手となってしまった。 見逃した松本も「ストライクだと思った」という渡辺の3球目がなぜボールと判定されたのか、その真相は試合後の報道で判明する。実は4回裏終了直後に、当時西武の指揮官だった東尾修監督が改めて村越審判に抗議したとのこと。すると、村越審判は「本来ストライクと言うところをボールと間違えた」と言い間違えによる誤審であることを認めたという。 しかし、村越審判は同時に「ボールと言った以上判定は変わらない。その後まで責任は取れない」と、ともすれば開き直りのような言葉も口にしたとのこと。野球規則には「審判員の判断に基づく裁定は最終のものである」と一度審判が下した判定は覆らない旨が記載されていることもあり、東尾監督もそれ以上抗議はしなかった。ただ、誤審の“被害者”となってしまった渡辺は「やってられない」と試合後も怒り心頭だったという。 自身の誤審が勝敗を揺るがしてしまった村越審判は同戦直後から一軍の試合での審判を外され二軍降格となり、同月10日からは2週間の再研修を課せられている。なお、その後も一軍の試合で審判を務めることはめっきり減ってしまった上、2003年1月には「技術不足」を理由に審判部から解雇されている。 プロ野球の世界では、“審判が目立つ試合は残念な試合”とよくいわれている。間もなく開幕する予定の今シーズンでは、今回取り上げたような大誤審が1つもないことを願いたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月07日 08時00分
一度は使っってみたいプロレスの言霊 「1年半、UWFとしてやってきたことがなんであるか確かめに来ました」発言者・前田日明
今もなおカリスマ的人気を誇る前田日明。現役時代にはファイトぶりはもちろんのこと、強固な信念から発せられる数々の言葉においても、多くのファンの心を鷲づかみにしてきた。今回取り上げるのは新日復帰時のあの言葉だ。※ ※ ※ 前田日明が「UWF軍」として新日本プロレスに参戦していた当時、実況の古舘伊知郎が「黒髪のロベスピエール」と連呼するのを、意味も分からず聞いていた人も多いのではないか。 正式な名前はマクシミリアン・フランソワ・マリー・イジドール・ド・ロベスピエール。フランス革命における代表的な革命家の1人であるが、世界史の授業でようやく名前が教科書に出てくるくらいだから、少年ファンなどは「何が何やら」となっても仕方のないところだ。「ロープに飛ばない」「場外乱闘をしない」「打撃から入って関節技で極める」というUWF流のファイトスタイルが、従来のプロレスと比べて革命的だということで古舘はロベスピエールと形容したわけである。それもあってか前田は、時代の改革者として熱狂的な支持を集めることになり、現役引退から20年以上がすぎた今もなお、「前田信者」と呼ばれるファンを中心に高い人気を誇っている。★理想を追求するより現実を重視 では、前田は本当にプロレス界の革命家だったのか。 1985年12月、業務提携の名目で新日マットに復帰した前田は、「1年半、UWFとしてやってきたことが何であるか確かめに来ました」とリング上であいさつしている。 これまでにやってきたスタイルが新日や観客に受け入れられるのかどうかを試しにきたという言葉自体は、極めて常識的なものであり、ここに「体制をぶっ壊す」「プロレスを変革する」というような過激な意図は感じられない。 そもそもUWFスタイルからして、そのすべてを前田が発想したものではない。遅れて加わった佐山聡が新日退団後に試行錯誤していた新たな格闘術と、UWFの主流を占めたカール・ゴッチ門下生たちによるゴッチ流プロレス、この2つが融合したものがUWFスタイルの原点で、前田にしてみれば意識してこれを採用したというよりも、自然の流れということであろう。 新日からUWFへ移籍したのも何か理想を追い求めて独立したわけではなく、実際は実母がケガで入院してまとまった費用が必要だったときに新間寿から声をかけられ、移籍金目当てのことだったと、のちに前田自身が語っている。 そのUWFの旗揚げ前にはWWFのリングに上がり、WWFインターナショナルヘビー級王座を獲得(藤波辰爾がMSGで獲得したのとは別物の新設タイトル。フィニッシュはコブラツイスト)。ベルトには大きくUWFの文字が刻まれていたことからも、新間の仕込みであったことに疑いはなく、前田は新間の描くストーリーにそのまま乗っかってUWFに参加したわけである。 師匠アントニオ猪木のように夢を追いかけるよりも、現実主義の色が濃いのが前田の特徴だ。 第1次UWFで佐山と対立したのは、佐山が「格闘競技としての試合を月1回の開催」という意向を示したのに対して、前田が「選手やスタッフ、その家族の生活を考えればもっと試合を増やすべき」と引かなかったことが原因だった。 団体継続が困難となったときには、ジャイアント馬場が前田と髙田延彦だけを好待遇で獲得しようとしたものの、前田は「仲間全員でなければ受けられない」として新日との業務提携に舵を切った。★前田こそ生まれながらの革命家 また、団体の長となったプロレスラーの多くは、団体運営において多かれ少なかれ金銭トラブルを抱えるものだが、前田に限ってはそうした噂が聞かれず(第2次UWFの金銭問題は前田とは関係のないフロントによるもの)、引退後の’09年に民主党から参院選への出馬の要請があったときにも、当初は選挙活動費について、党が援助するといっていたものが覆されたことを主な理由として出馬辞退している。 基本的には堅実かつ常識的なのだ。 ところが、試合においては特に相手を傷つけるような意図がなくとも、打撃の当たり具合や関節の極めの強さのせいで、対戦相手から「シュートを仕掛けているのではないか」と思われてしまう。 その思想信条が常識的なところから発したものであっても、これを曲げることなく徹底するから周囲との軋轢を生むことになる。 新日との提携時の試合を改めて見直してみても、UWF代表者決定戦での藤原喜明との首と脚の取り合いや、藤波とのダブルKOなど調和を意識した結果も多く、伝説のアンドレ・ザ・ジャイアント戦も最初に仕掛けたのはアンドレのほうである。また、新日離脱の原因となった長州への蹴撃は、あくまでも事故的なものだった。 本人としては特別な意識のないままに自然と革命が起こってしまったわけで、ということは、既存の革命家をも上回る「生まれながらの革命家」というのが前田の実像だったのかもしれない。 今もなおカリスマ的人気を誇る前田日明。現役時代にはファイトぶりはもちろんのこと、強固な信念から発せられる数々の言葉においても、多くのファンの心を鷲づかみにしてきた。今回取り上げるのは新日復帰時のあの言葉だ。※ ※ ※ 前田日明が「UWF軍」として新日本プロレスに参戦していた当時、実況の古舘伊知郎が「黒髪のロベスピエール」と連呼するのを、意味も分からず聞いていた人も多いのではないか。 正式な名前はマクシミリアン・フランソワ・マリー・イジドール・ド・ロベスピエール。フランス革命における代表的な革命家の1人であるが、世界史の授業でようやく名前が教科書に出てくるくらいだから、少年ファンなどは「何が何やら」となっても仕方のないところだ。「ロープに飛ばない」「場外乱闘をしない」「打撃から入って関節技で極める」というUWF流のファイトスタイルが、従来のプロレスと比べて革命的だということで古舘はロベスピエールと形容したわけである。それもあってか前田は、時代の改革者として熱狂的な支持を集めることになり、現役引退から20年以上がすぎた今もなお、「前田信者」と呼ばれるファンを中心に高い人気を誇っている。★理想を追求するより現実を重視 では、前田は本当にプロレス界の革命家だったのか。 1985年12月、業務提携の名目で新日マットに復帰した前田は、「1年半、UWFとしてやってきたことが何であるか確かめに来ました」とリング上であいさつしている。 これまでにやってきたスタイルが新日や観客に受け入れられるのかどうかを試しにきたという言葉自体は、極めて常識的なものであり、ここに「体制をぶっ壊す」「プロレスを変革する」というような過激な意図は感じられない。 そもそもUWFスタイルからして、そのすべてを前田が発想したものではない。遅れて加わった佐山聡が新日退団後に試行錯誤していた新たな格闘術と、UWFの主流を占めたカール・ゴッチ門下生たちによるゴッチ流プロレス、この2つが融合したものがUWFスタイルの原点で、前田にしてみれば意識してこれを採用したというよりも、自然の流れということであろう。 新日からUWFへ移籍したのも何か理想を追い求めて独立したわけではなく、実際は実母がケガで入院してまとまった費用が必要だったときに新間寿から声をかけられ、移籍金目当てのことだったと、のちに前田自身が語っている。 そのUWFの旗揚げ前にはWWFのリングに上がり、WWFインターナショナルヘビー級王座を獲得(藤波辰爾がMSGで獲得したのとは別物の新設タイトル。フィニッシュはコブラツイスト)。ベルトには大きくUWFの文字が刻まれていたことからも、新間の仕込みであったことに疑いはなく、前田は新間の描くストーリーにそのまま乗っかってUWFに参加したわけである。 師匠アントニオ猪木のように夢を追いかけるよりも、現実主義の色が濃いのが前田の特徴だ。 第1次UWFで佐山と対立したのは、佐山が「格闘競技としての試合を月1回の開催」という意向を示したのに対して、前田が「選手やスタッフ、その家族の生活を考えればもっと試合を増やすべき」と引かなかったことが原因だった。 団体継続が困難となったときには、ジャイアント馬場が前田と髙田延彦だけを好待遇で獲得しようとしたものの、前田は「仲間全員でなければ受けられない」として新日との業務提携に舵を切った。★前田こそ生まれながらの革命家 また、団体の長となったプロレスラーの多くは、団体運営において多かれ少なかれ金銭トラブルを抱えるものだが、前田に限ってはそうした噂が聞かれず(第2次UWFの金銭問題は前田とは関係のないフロントによるもの)、引退後の’09年に民主党から参院選への出馬の要請があったときにも、当初は選挙活動費について、党が援助するといっていたものが覆されたことを主な理由として出馬辞退している。 基本的には堅実かつ常識的なのだ。 ところが、試合においては特に相手を傷つけるような意図がなくとも、打撃の当たり具合や関節の極めの強さのせいで、対戦相手から「シュートを仕掛けているのではないか」と思われてしまう。 その思想信条が常識的なところから発したものであっても、これを曲げることなく徹底するから周囲との軋轢を生むことになる。 新日との提携時の試合を改めて見直してみても、UWF代表者決定戦での藤原喜明との首と脚の取り合いや、藤波とのダブルKOなど調和を意識した結果も多く、伝説のアンドレ・ザ・ジャイアント戦も最初に仕掛けたのはアンドレのほうである。また、新日離脱の原因となった長州への蹴撃は、あくまでも事故的なものだった。 本人としては特別な意識のないままに自然と革命が起こってしまったわけで、ということは、既存の革命家をも上回る「生まれながらの革命家」というのが前田の実像だったのかもしれない。前田日明***************************************PROFILE●1959年1月24日生まれ。大阪府大阪市出身。身長192㎝、体重115㎏。得意技/キャプチュード、フライング・ニールキック。文・脇本深八***************************************PROFILE●1959年1月24日生まれ。大阪府大阪市出身。身長192㎝、体重115㎏。得意技/キャプチュード、フライング・ニールキック。文・脇本深八
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芸能 2020年06月07日 07時00分
降板報道から一転、継続されそうな『ドクターX』 二代目誕生の噂は?
女優の米倉涼子が主演するテレビ朝日系の人気シリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の完結編が来年にも放送されることを、発売中の「女性セブン」(小学館)が報じている。 米倉といえば、3月いっぱいで芸能事務所「オスカープロモーション」を退社し、4月に個人事務所を立ち上げた。 一部報道によると、当初は今年の10月期に「ドクターX」の新シリーズの制作が予定されていたが、4月に入り米倉側から降板の申し出があったという。 気になるその理由だが、米倉が退社した前所属事務所の会長が企画に深く関わっている作品であることが降板の要因。米倉は「前事務所の色が強い仕事をしては、やめた意味がない」と口にしていたというのだが…。 「直近のシリーズの米倉のギャラは1本800万とも1000万とも言われていたが、前事務所への企画・協力費が上乗せされてしまっていた。しかし、独立した今となっては、もう上乗せ分は必要ないので、米倉本人へのギャラをつり上げてでも新シリーズを放送したいところだろう」(テレ朝関係者) 同誌によると、米倉は「ドクターX」の降板を申し入れた事実はなく、今月にスピンオフドラマの撮影が行われるという。 リアルな手術シーンに定評のある「ドクターX」のような医療ドラマは、医療施設での撮影が必須。だが現在、新型コロナの影響もあって院内感染のリスクもあり、撮影のハードルは高いため、今年ではなく来年にも完結編が制作されるというのだ。 「個人事務所になって早々、コロナの影響で仕事に大ダメージ。稼げる時にガッツリ稼いでおきたいはずなので、完結編に続き、これまで決してクビをタテに振らなかった劇場版の話にも乗る可能性もありそうだ」(芸能記者) 米倉の降板報道を受け、ネット上では“2代目・大門未知子”が誰になるかで盛り上がっていたが、どうやら、2代目誕生はなさそうだ。
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社会 2020年06月07日 07時00分
LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 家族を傷つけてしまっても歌いたいの!『ワイルド・ローズ』
お仕事お疲れ様です! アフターコロナに、どんな新しい働き方が生まれるのか…今のところ誰にも分からないですね。でも、エンターテインメントはとても大事。映画館が徐々に開館し始めているので、きっと素敵な作品があなたを待っていると思いますよ! 今回は『ワイルド・ローズ』。ちょっぴりワイルドな女性、ローズ=リン・ハーラン(ジェシー・バックリー)が刑務所から出所するところから物語は始まりますが、冒頭から、素晴らしい歌声に心が鷲掴みされます。カントリーミュージックの奥深さに、いきなりノックアウトです。 カントリーシンガーとしてスターを夢見るローズですが、家に帰ったら子供が2人! シングルマザーだったとは驚きです。ローズのお母さんが代わりに面倒を見ていて、長く離れ離れになった家族の雰囲気は微妙な関係。そう、ローズの一番の問題は「自分は誰よりも凄くて、絶対にスターになる!」という驕り。もちろん、ミュージシャンとして売れるためには、そのくらいのガッツと気持ちがないとダメだけど、どこか、とても甘く考えているふしがある。平気で子どもたちをほったらかしにしては、夢を追い掛けてばかり。 ただ、歌声は絶品。ローズの心の中で響く、数々の素晴らしい楽器が伝えてくれるのですが、それを聴くと“スターダムの階段をきっと昇りきれる!”という気持ちにさせてくれます。「不思議だ。こんな女性、いい加減すぎて売れないわ〜」という思いと、「絶対にイケる!」の両方の気持ちが交錯し、頭を中をグルグル混乱させます。 この作品のカギは、やっぱり楽曲。映画を見終わって、私はすぐにサントラを買いました。ローズ演じるバックリーが歌ってるから、なおさら心に響き渡ります。 とにかく、才能があるローズから目が離せない。その才能は歌だけでなく、まわりの人たちに助けてもらっている人徳も一つ。お金を稼ぐためハウスメイドとして働く家の奥さんは、知り合いに「応援してあげて」といろいろ考えてくれ、あらためて、出会いは本当に人を救うと思いました。 家族か歌か…ローズが選んだ道とは? 私、個人的にはジュリー・ウォルターズ演じるローズのお母さんの本音を聞いた時、感動しました。自分の夢を娘に託して、自分は我慢しよう…と。でも、それは我慢ではなく、賭けをする勇気がなかったから、という取り方もできる。もしもあなたなら、どんなふうにローズを応援し、守りますか?画像提供元:(c)Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018----------------------------■ワイルド・ローズ監督/トム・ハーパー 出演/ジェシー・バックリー、ソフィー・オコネドー、ジュリー・ウォルターズ 配給/ショウゲート 6月26日(金)全国ロードショー。■カントリー歌手になりたいと願うローズ=リン・ハーラン(ジェシー・バックリー)は、2人の子どもを抱えるシングルマザー。刑務所から出所したばかりの彼女にとっては、それはかなわぬ夢でしかなかった。そんなある日、家政婦としてローズが働き出した資産家のスザンナ(ソフィー・オコネドー)が彼女の歌を聞き、その才能に感嘆し応援しようと決める。やがて、ローズに大きなチャンスが訪れるが…。
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社会 2020年06月07日 06時00分
怒りっぽい上司に通ずる? 豊田真由子元議員の暴言の原因になった「自己肯定感の低さ」
2017年に秘書の男性に対する「このハゲー!」などの暴言が話題となった豊田真由子元議員のロングインタビュー記事が、5月26日発売の『婦人公論』(6月9日号)に掲載された。豊田氏はその中で、最近のテレビ出演のきっかけや騒動当時の心境をはじめ、その後の精神科での入院生活について語っている。 豊田氏の暴言は同年、『週刊文春』(文藝春秋)などで報道され話題になった。インタビューの中で豊田氏は、厚生労働省から政界入りした動機について、「子どもの頃から自己肯定感が低く、それもあって人の役に立つ仕事に就きたいと思い続けてきました」と語っている。自己肯定感が低い人の中には、このように、強い奉仕精神を持つ人が少なくない。この奉仕精神は、社会や福祉に対するものに限らず、会社に対して、特定の上司に対してなど、より小さなこと、人を対象とする場合もある。 これは、自身の低い自己肯定感を無意識のうちに高めようとする心理メカニズムの一つと捉えることができる。「人の役に立っている」という感覚は、自分に価値があることを実感し、存在を肯定するものであり、自己肯定感を高める働きがある。自己肯定感が低すぎると、心の健康を脅かすだけでなく、最悪の場合、自殺につながるケースもあるため、軽視できない重要な感覚でもある。 ただし、睡眠時間を大幅に減らしたり、過剰労働もいとわないような行き過ぎた奉仕活動は、結果的に高ストレス状態を引き起こしてしまう場合がある。議員職に就いていた当時の豊田氏も、慢性的にこのような状態にあったと述べている。 そして、当時の心境について、数日間で秘書のミスが相次ぎ、地元支援者の信頼を次々と損なう事態になったことが悪影響を及ぼしたとし「必死で積み重ねてきた地元の方々との信頼関係がことごとく壊されていくという恐怖から、パニック状態に陥っていた」と語っている。 当時の豊田氏にとって、支援者との信頼関係は仕事上で必要なものというだけでなく、自身の自己肯定感を支える上でも非常に価値が高いものだったに違いない。そんな豊田氏にとって、支援者の信用を失ってしまったという事実は、あまりにも致命的なショックだったはずだ。ましてや、その原因が部下の行動だったということもあり、強い被害者意識も相まって、暴言につながってしまったと考えられる。 また、自己肯定感が低く怒りっぽい上司は「自分にできるのだから誰にでもできるはず」という思いから、「できないのはさぼっているからだ」「努力が足りない」と解釈して怒りにつながっている、とする見方もあるが、豊田氏にも少なからずそうした思いがあったのかもしれない。 いずれにしても、ひどい暴言によって他人を傷付けてしまったことに変わりはない。世間から大バッシングを受けた豊田氏は、その後猛省し、死ぬことばかり考えていた時期もあったという。しかし、自ら命を断つことによって、子供たちに「自分は母を生につなぎとめるほどの価値を持たなかったのだ」という痛みを一生抱えさせるわけにはいかないとの一心から、踏みとどまることができたと語っている。そして、自分の未熟だった部分と向き合い、家族や友人、支援者など周囲の人々に支えられながら、何とか立ち直ることができたようだ。 自分が家族や友人ら周囲から必要とされているという実感は、自己肯定感を高める上でとても重要なキーポイントになる。また、自分の好きなこと、得意なことや長所などポジティブな面を見つけて、普段からそれをより強く意識するというトレーニングにも自己肯定感を高める効果がある。そして、そういった自分の持つ特徴が活かせるような活動につなげていき、成果を実感することができれば、より自己肯定感を高めることができるだろう。文:心理カウンセラー 吉田明日香記事内の引用について『婦人公論.jp』より https://fujinkoron.jp/articles/-/2072
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