同作は3月上旬にクランクインしたものの、新型コロナウイルス感染防止のため4月から撮影を中断。
テレ朝は「3密」を避ける番組制作ガイドラインを発表し感染防止策を講じながら、撮影を再開するとしていたが、最も厳格なマニュアルを制作したと言われるのが、日本テレビだというのだ。
「作品に関わる全員の安全・安心を考慮し、マスク着用や手洗い、消毒、換気などは当然。ほかにも3密を避けるため最少人数での制作(密集防止)、最短時間での撮影(密閉防止)などが盛り込まれている。さらに、メイクと食事中は私語厳禁、マイ体温計で1日に3度の検温といった項目も。撮影本番でも、ラブシーンやアクションなど濃密な接触を伴うシーンについては、本人の了承を取った上で一発撮りで行うなど、細部まで取り決められてしまい、出演者やマネジャーは困惑している」(芸能プロ関係者)
同局では7月期に女優の浜辺美波と横浜流星がW主演する「私たちはどうかしている」がスタート。原作には何度もキスシーンが登場しているが、マニュアルに従うとその設定はNGになりそうだ。
発売中の「女性自身」(光文社)によると、3月下旬に第1話が収録され、その段階で浜辺と横浜のラブシーンは撮影。原作のファンが胸をときめかせることになりそうだが…。
「序盤にラブシーンが多くて盛り上がっているのに、マニュアルができてからの撮影でラブシーンが登場しなくなったら、ファンがドラマから離れてしまわないか危惧される」(芸能記者)
制作サイドの腕の見せどころのようだ。