特に『めちゃイケ』は、もはや“江頭のテーマソング”といえる布袋寅泰の『スリル』を定着させた番組として知られるだけに、本人も落胆しているかもしれない。だが、もともと江頭は「1クールのレギュラーよりも1回の伝説」を重んじる芸人であった。過去の降板劇をふりかえってみたい。
「江頭2:50は、天才演出家として名をはせたテリー伊藤に目をかけられていました。テリーは1993年にはじまった『名門パープリン大学日本校』(テレビ東京系)にまったく無名の芸人だった江頭を起用しますが、第1回のスタジオ収録時にスポンサーの前で全裸になり、陰毛に火をつけたことでそのまま降板となります。また、のちに出演した『タモリの超ボキャブラ天国』(フジテレビ系)においても、スポンサー立会の収録時に、事前に制作会社社長から『今日は変なことはするな』と言われていたにも関わらず、『ネタフリ』と勘違いして、脱いでしまい降板に至ります」(放送作家)
まさに、江頭と全裸は切っても切れない関係にあるといえるだろう。さらに、あの国民的番組でも騒ぎを起こしている。
「2014年3月31日に31年半の歴史に幕をおろした『笑っていいとも!』(フジテレビ系)ですね。2001年7月30日に江頭が出演し、レギュラーメンバーだった脚本家の橋田壽賀子にキスをします。これは橋田がトルコの話をしはじめ、トルコで全裸になり暴動に発展しかけた苦い思い出を持つ江頭が話をふさごうとしての暴挙でした。この騒動後、江頭の次の『いいとも』出演がかなったのは、12年8か月後の2014年3月12日、最終回の直前でした」(前出・同)
2018年4月以降、江頭の姿をテレビで見ることはできるのだろうか。