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睡眠不足の経済的損失は3兆4694億円!?企業は昼寝を導入すべきか

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 2月22日に放送された『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)では、昼寝を推奨している企業のダイドードリンコを特集した。

 同社では、昼休みにコーヒーを飲んだ後、約20分昼寝することを全社員に推奨する取り組みを2017年11月から行っている。

 人事総務本部長の濱中昭一氏は「カフェインによる覚醒と仮眠によるリフレッシュのダブル効果を期待して、午後からの生産性を上げるために実施しております」と、取り組みの狙いを語った。
昼寝前にコーヒーを飲むのは、カフェインを摂った20~30分後に覚醒効果が現れるのが理由のようだ。

 さらに、同社の小高幸太郎シニアマネージャーは「この取り組みをお取引先様にも広くお伝えしながら、自販機の導入や商品の拡販につなげていくことができれば」と新たなビジネスチャンスへの可能性を口にした。

 ネット上では「うちの会社でもやってくれ」「弊社にも導入してくれ」「電話さえ鳴らなきゃ寝たい」などと、昼寝の導入を望む声が多く寄せられた。

 日本大学医学部内山真主任教授らは、睡眠不足は作業効率の低下や遅刻などを引き起こし、年間3兆4694億円もの経済損失につながると報告している。
日本は先進国の中でも睡眠時間がかなり短い。日本の労働生産性が低いと言われるのも、睡眠不足が要因の一つになっているのかもしれない。

 GMOインターネットグループやYahoo!は、社内に昼寝スペースを設置した。昼寝を推奨する企業は増えているようだ。
眠そうな社員に「気合いが足りてないんじゃないの?」「ボーっとしている暇があるなら仕事しろ」と考える人も多いが、睡眠の意識を変えることも働き方改革を進めるにあたり、重要なポイントになってきそうだ。

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