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フリーアドレスで生産性上がる?物理的な労働環境も見直す時代に

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 2月12日に放送された『THE NEWS α』(フジテレビ系)では、先日移転したばかりの三菱地所株式会社のオフィスを特集。不動産のプロが手掛ける働きやすいオフィスの実態を追った。

 オフィス内は、部署ごとの仕切りがなく、開放的な空間になっている。仕切りを設けない理由について、ファシリティマネジメント室長の竹本晋氏は「フリーアドレスということで、その部署の緩やかゾーンの中で『大体この辺に座ってください』というルールは作っておりますけど、その中ではどこに座っても構わないという形にしています」と働きやすいリラックスした雰囲気を作るため、仕切りや個人の席を作らないようにしていると説明。

 また、フロアの中央に大きなテーブルがある理由を「例えば20人くらいのプロジェクト会議を急にやらないといけない時に、パッとここでやったり、一番、人が集まりやすいところに、自然に集まれるような空間を作ったということで、あえてビッグテーブルを置いてあります」とすぐに会議が行えるようテーブルの設置場所にもこだわりを持っているようだ。

 ただ、フリーアドレスになってしまうと、用件がある人を探すのに苦労してしまうのではないかという疑問も沸いてきそうだ。だが、竹本氏は「今回の移転に合わせて(社用携帯を)iPhoneに一本化しまして、これで内線・外線・携帯電話の機能をすべて集約している。このiPhoneのBluetoothと会社の至る所に仕込んであるセンサーを同期させてですね、社員のおおよその位置がわかるシステムを入れています」と社内GPSを導入しており、フリーアドレスで生じるデメリットを減らす取り組みも行っているらしい。

 人間の行動は環境に依存しやすい。閉鎖的なオフィスだとコミュニケーションも生まれにくく、仕事へのモチベーションも高まりにくい。働き方改革が叫ばれているが、残業時間や女性の就業率だけでなく、オフィスのあり方を見直す必要がありそうだ。

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