騒動発覚後、文枝は同誌のインタビューに応じ、2時間にわたり反論。その後、1月29日に大阪市内で行われた落語会の終了後、集まった報道陣に対応し「ご迷惑をおかけした」と謝罪していた。疑惑に対しては肯定も否定もしていない。
「文枝といえば上方落語協会会長をつとめる大物で、所属事務所はテレビ各局に絶大な影響力があります。そのため、関西圏でこの騒動はほぼ“スルー”されていました」(関西の芸能記者)
そんな中、同誌によると、文枝を“糾弾”したのは、同門の「甥」にあたる関係の桂文鹿。
文枝が謝罪した翌日の1月30日、自身のフェイスブックを更新。「絶対君主制が染み付いた現在の上方落語協会」と体質を批判。「一般企業なら即会見を開き、経営トップが揃って頭を下げ、経緯の説明と今後の危機管理、場合によっては後任人事の対応と発表を迫られるはず」と、文枝が会長の座に居座り続ける同協会を真っ向から批判した。
さらには、「師(=桂文枝)の功績は絶大だが、それと疑惑を看過するのはスジが違う」と怒りをあらわにしたのだ。
「今回の件に納得がいかなかった一門の人間も多かったようだが、文枝師匠の逆鱗に触れるのが怖くて誰も物申せなかった。決死の覚悟をもって糾弾した文鹿に続いて声を上げる落語家や関係者が出てくればいいのだが…」(同前)
とはいえ、このままだと文枝会長の地位がそう簡単に揺らぐことはなさそうだ。