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社会 2018年11月19日 12時40分
高樹沙耶の“怖すぎる”ツイートにネット戦慄 「これが大麻のデメリットか」の声も
元女優の高樹沙耶のツイートが話題になっている。 2016年に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されていた高樹。しかし、今年5月のブログエントリーで自身の逮捕について「大麻というものでここまで社会性を奪われ、健康のために使用する道すら開かれないこの国の状況が少しでもよくなるように願わずにいられません」とつづり、「反省してない」と批判を浴びていた。 そんな高樹だが、18日にツイッターを更新し、「神よ何故あなたは地上に大麻草をお与えになったのでしょうか!」とツイート。さらに、「私達をエロス、狂乱、錯覚、怠惰に陥らせるためなのでしょうか?植物を育て、分かち合い、それを手にすることが如何なる罪か教え給え!」とつづっていた。高樹はその後、19日までにツイートを削除しているものの、これに対し、ネットからは「ええ…怖すぎる」「身体を張った反面教師?」「デメリットがでかいって分かっててなんで推奨しようとするの?」といった声が殺到している。 実は高樹、13日にもドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の中で話題になった“シャブ山シャブ子”の薬物依存描写の事実性を否定する記事を引用し、「ドラマや映画はあくまでフィクションなので誇張を悪として俳優や製作者を責めるのもどうかと思いますが」と前置きしつつ、「情報番組や“ダメ絶対だめキャンペーン”での大麻についての報道は、病に苦しみ大麻の真実を知った人からしたら大罪だ」とツイート。さらに、「日本の薬物に関する向き合い方は先進国と言い難い」と批判していた。 また、先月にはカナダが先進国としては初めて嗜好品として大麻の所持・使用を合法化したニュースを受け、「こうした決断が基本になるといいですね!タバコやお酒のように国が全てを管理するのでなく個人の才覚を信じゆだねるカナダ素晴らしい」ともツイート。ネットからは物議を醸していた。 今回もネットユーザーからは呆れ声が多く集まっている模様。高樹の行動の数々は逆に人々の大麻への不信感を生んでいるようだ。記事内の引用について高樹沙耶公式ブログより https://nijinomame.theblog.me/高樹沙耶公式ツイッターより https://twitter.com/ikuemiroku
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芸能 2018年11月19日 12時30分
美容系ユーチューバー『日本ばいばい』動画で炎上 不確かな治療法を批判され「虐めと一緒だよ」と反論
美容系ユーチューバーとして活動する「すうれろ」が自身の動画の中でホメオパシーを「最先端の治療」と紹介し、物議を醸している。 事の発端となったのは、すうれろが先月31日にアップした「【お知らせ】日本ばいばい」という動画。以前から若年性パーキンソン病や橋本病、副腎不全などを患っていることを明かしていたすうれろだが、その動画の中で11月1日から2週間、アメリカとカナダに旅行と治療目的で行くことを宣言しており、「(世界の中で)最先端の治療をしているお医者さんを探しました」と言いつつ、「ホメオパシーの先生を探しました」というテロップを出していた。 さらに、今月14日にアップした「【アメリカ•カナダ旅】海外の治療&診察どうだった?効果は?費用は?現在苦しんでる方へ」という動画では、「許可を取った」とした上で、治療中の動画などを公開。自身が受けた治療について「ドイツの最先端の医学だそうです。ホメオパシー」と紹介し、病院名や場所は明かせないながらも、「本当に試してみたい、治療してみたい人は辿り着けると思います」としていた。最後には「本当にこういった医学がもっと広まればな、と思うような1日でした」と、ホメオパシーを推奨するような言い方で、満足感を表していた。 ホメオパシーについては2010年の日本医学会の見解によると、「近代的な医薬品や安全な外科手術が開発される以前」に「『副作用がない治療法』として広がった」ものだといい、「ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを『効果がある』と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です」と記されている。 そのため、この動画に対しネットからは、「影響力のあるユーチューバーがホメオパシーを勧めるかのような動画の作りは良くない」「ホメオパシーは決して最先端じゃないのに、最先端って勧めるのが危険すぎる」「ホメオパシーが科学的に証明されてないってことをちゃんと伝えてないのは問題でしょ」といった疑問の声が噴出している。 これを受け、すうれろはツイッター上で「悪いことだと、効くはずないと、何故分かるんですか」「色んな考えはあって当たり前ですが、過度な攻撃や否定はおかしいし、虐めと一緒だよ…」とツイート。また、18日にアップした「ホメオパシー動画 炎上の件について話したい」という動画の中で、ホメオパシーの治療について詳しく解説したものの、それに対しても「治療をするのは勝手だけど勧めるのが駄目なだけ」「民間療法を勧める行動に対してのバッシングでしょ?」といった声が寄せられている。 さまざまな議論を呼んでいるが、果たして騒動は収束を見せるのだろうか。今後も注目したい。記事内の引用についてすうれろ公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC0kBPTOWxun1jXzpW6VtFSwすうれろ公式ツイッターより https://twitter.com/12mero25日本医学会公式サイトより http://jams.med.or.jp/news/013.html
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スポーツ 2018年11月19日 12時25分
渡辺恒雄氏死去の未確認情報がSNSに出回り物議 「生死に関わる情報を軽々しく流すな」と批判の声
17日、読売新聞グループ本社主筆で元読売新聞社社長・東京読売巨人軍オーナーの渡辺恒雄氏が「死去した」とネット上で噂される一幕があった。 これはあるジャーナリストが17日、Twitter上で「えらい話を聞いた。先ほどメルマガに速報を流した」などとツイートしたことがきっかけ。後にこれが渡辺氏死去のニュースであることが判明した。 ジャーナリストはこの件について、「たぶんウチが一番早いと思うこの速報」などと自画自賛。しかし、発言の正確性については疑問符がつく模様で、「まだ僕本人が裏を取っていない」と発言する。 その後、「八割間違いなし」とツイートするが、それ以降、渡辺氏関連の話題を投稿することはなし。大手新聞社は当事者の読売新聞を筆頭に現在まで渡辺氏の件について言及することはなく、情報の正確性を疑問視する声も出ている状況だ。 この件については、別のジャーナリストがTwitterで「読売は安倍総理の帰国まで公表したくないようでなかなか認めない」と投稿しており、「隠している」可能性もある模様。いずれにしても、18日時点では、渡辺氏が亡くなっているのかについては、確認が取れなかった。 巨人軍オーナー(2004年まで)としてFA制度や逆指名ドラフトなどを強硬手段で導入したと言われる渡辺氏。同年の球界再編騒動では、オーナー陣との面会を希望する古田敦也選手会長(当時)に対し、「無礼なことを言うな、たかが選手が」などと発言し、多くのファンを敵に回したことは記憶に新しい。 その強権的なやり方については賛否両論ある渡辺氏だが、一部巨人ファンからはチームを強くするため動き、金を出すことも惜しまないことから、評価する声があることもまた事実である。巨人軍、そしてプロ野球界に良くも悪くも影響力を持つ人物であることは間違いなく、死去が事実だった場合は、「1つの時代の終わり」になることは間違いない。 一方で、渡辺氏死去が誤報であった場合は、情報を流したジャーナリストの責任が問われることになる。人の生死に関する情報については、「知られたくない」と考える人も多いだけに、ネットユーザーからは「公式発表を待ってから情報を流すべき」「渡辺氏が嫌われていると言っても生死に関わる情報を裏が取れない段階で流すのは異常」との批判もある状況。誤報の場合は情報を流したジャーナリストの信頼は失墜し、責任問題に発展する可能性が高い。 渡辺氏の現状はどうなっているのか。今後の発表が注目される。
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芸能 2018年11月19日 12時20分
“やらせ疑惑”で渦中の『イッテQ!』が謝罪、簡単に打ち切りできなかった事情とは
2週にわたり「週刊文春」(文芸春秋)で人気の祭り企画についての“やらせ疑惑”を報じられ渦中の、日本テレビの人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」が18日に放送され、平均視聴率は16・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。 同誌で報じられ問題となっているのは、お笑いタレントの宮川大輔が世界各国の祭りで行われる競技に挑戦する企画。そのうちラオスの「橋祭り」、タイの「カリフラワー祭り」が実在せず、“やらせ疑惑”が同誌で報じられていた。 同局の大久保好男社長は今月15日、会長を務める日本民間放送連盟の定例会見に出席。番組に関する質問を受け、「疑念を生み、ご心配をおかけする事態となりました。申し訳なく思っております」と頭を下げ騒動を謝罪。 やらせに関して、「制作陣に意図はない」と否定。「批判は真摯(しんし)に受け止める」として、当面は祭り企画の放送を休止することを発表していた。 18日放送の番組冒頭では、祭り企画について“やらせ疑惑”が持ち上がり騒動になっていることに関し、約1分15秒間にわたってテロップの文字とナレーションで謝罪。 その後は通常の放送に切り替わったが、司会を務めるお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良らは番組内で一切、その件について触れなかった。 「騒動後も高視聴率をキープしているし、後番組を考えるのもかなり難しいので打ち切りという話は出なかったようだ。結局、祭り企画を封印することで話を収めたが、あくまでも企画の放送休止は『当面』。ほとぼりが冷めたころに復活すると思われるが、再び疑惑が出てしまえばアウトなだけに、今後、番組制作はより慎重にならざるを得ない」(テレビ局関係者) とりあえず、番組史上最大の危機は脱したようだ。
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芸能 2018年11月19日 12時10分
安藤サクラと満島ひかり、かつての親友が絶縁状態になってしまった切実な理由
一時期は同じ事務所に所属し親友同士だった女優の安藤サクラと満島ひかりが、現在はすっかり絶縁状態になってしまったことを、発売中の「女性セブン」(小学館)が報じている。 安藤といえば、現在、NHKの連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインの大役を務めている。10月にスタートした同ドラマだが、6週連続で視聴率20%の大台をキープしている。 さらに、今年は主演した是枝裕和監督作品の「万引き家族」が、「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞となるパルム・ドールを受賞。安藤は今年度の映画賞を総なめにしそうな勢いだ。 一方、満島は今年年3月1日、所属事務所から独立し、フリーで活動していくことが発表されたが、以後、表舞台からすっかり姿を消してしまった。 女優としては現状では明暗を分けてしまった2人。プライベートでは安藤は12年3月に俳優の柄本佑と結婚。昨年第1子となる女児を出産した。 それに対し、満島は2010年10月に映画「舟を編む」などで知られる石井裕也監督と結婚したが、2016年の年明けに離婚。その後、俳優の瑛太の弟・永山絢斗との交際が報じられたものの、今夏に破局が報じられるなど、安藤とは、プライベートも明暗を分けてしまっている。 同誌によると、もともと2人は親友同士だったが、満島はこれまで何度か朝ドラのオーディションを受けて落選。にもかかわらず、安藤がヒロインをゲット。そのことに満島はショックを受け、今や絶縁状態だというのだ。 「とはいえ、満島は演技派であることに変わらない。この状況だからこそ、安藤と共演させれば話題性抜群。当然、劇中で2人はバチバチやり合う役を演じれば、それ以上ないリアリティーでクオリティの高い作品になりそうだ」(映画業界関係者) 満島を“再生”させられるのは安藤しかいないようだ。
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スポーツ 2018年11月19日 12時05分
観る者の度肝を抜いた井上尚弥の“70秒KO” 当事者たちが語る舞台裏とは?
18日放送の『ジャンクSPORTS』に、WBA世界バンタム級王者のプロボクサー・井上尚弥が出演。先月7日に臨んだワールドボクシングスーパーシリーズ(WBSS)準々決勝での“70秒KO”について語った。 対戦相手のフアンカルロス・パヤノ(元WBAバンタム級スーパー王者)に、日本人世界戦最速となる1R70秒でのKO勝利を収めた井上。観る者の度肝を抜いたその瞬殺劇は、井上の強さを改めて証明することとなった。 しかし、当の本人は試合開始直後「予想以上に動きいいな」、「どうやってパンチ当てていこうかな」という思いを抱いていたという。また、周りの関係者についても「『これ長引くな』っていう意見が多かったですよ」とその反応を語っている。選手・陣営共に長期戦を睨んでいた試合が、なぜ前述のような結末となったのか。これについて井上は「倒す直前何かが降臨してきて、『今だ』と思って踏み込んだ瞬間『もうこれ倒せる』と思った」とその心境を告白。いわゆる“ゾーン”状態に突入したことが、瞬殺劇の要因となったようだ。 今回の試合については、番組途中で登場した井上の父でトレーナーの井上真吾さんも「見事としかない」と高評価。また、試合時間については「親としてみれば、1秒でも早く終わった方がいい」と語るなど、父親としての顔を覗かせてもいた。 ただ、余りにも試合が早く終わったことで、生中継を組んでいたフジテレビは大わらわ。番組中VTRで登場し、スタッフ一同で余った時間に対処していたことを明かした中継MC担当の三宅正治アナウンサーは、瞬殺劇に歓迎の意向を示す一方で、「もうちょっと考えてもらえると嬉しい」と笑い交じりに注文をつけていた。 今回の放送を受けたネット上には「短い時間だったけど面白かった」、「『何かが降りてきた』はかっこよすぎ」、「いい意味でテレビ局泣かせやな」、といったコメントが寄せられている。当事者たちがそれぞれ舞台裏を明かした今回の放送は、視聴者にとっても興味深い内容であったようだ。文 / 柴田雅人
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芸能 2018年11月19日 12時00分
張本勲氏、錦織圭選手を「精神力が足りない」と一喝 羽生結弦選手と比較し物議に
18日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がテニスプレイヤー・錦織圭選手について苦言を呈すシーンがあった。 この日は元テニスプレイヤーの沢松奈生子氏をゲストに招き、今年の総決算というATPツアーファイナルズの模様を放送。錦織選手がK.アンダーソン、D.ティエム両選手に連敗し、予選リーグ敗退となった様子を放送する。 沢松氏は敗戦の要因をATPツアーファイナルズがリーグ戦で、「敗戦後の気持ちの切り替えが上手くいかなったのではないか」と分析。また、サービス(サーブ)の弱さに言及し、技術的不足も指摘した。 また、同大会に出場した大坂なおみ選手についても、注目される存在となり、「遊びに行くことができずストレスを抱えている」「上手く遊べ」とコメントした。 これについてコメントを求められた張本氏は、「私らプロの先輩からしたら、やっぱ精神力ですね、両選手とも」と苦言。 そして、錦織選手について「一枚皮が剥かれてないんだよね。なにくそという精神力。羽生(結弦)選手みたいにね、プロとしてね、世界一になるんだという気持ちがちょっと弱いような気がする。脆さがありますよ。どっかの力士みたいにね、強いなと思ってもころりと負けるという」 と辛口コメント。錦織・大坂両選手とも「精神力不足」との見方を示した。 このコメントに、ネットユーザーの反応は賛否両論。「確かにそうだと思う」「気持ちの弱さは感じる」という声もあったが、「張本氏に言われたくない」「精神論は古い」「テニスは専門外なんだからコメントしないでほしい」など、批判的な声も出た。 精神論については賛否両論あり、「必要」とする声も多い。沢松氏によると、錦織・大坂両選手とも「気持ちの切り替え」に課題がある様子。精神力が必要という張本氏の評論も、あながち間違いではないのかもしれない。
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社会 2018年11月19日 06時00分
メールの文字数は何文字が適切? 今すぐ仕事に生かせる、ビジネス文書作成テクニック
“働き方改革”の影響で残業が制限されがちな昨今。しかし多くのビジネスマンにとって仕事量が減ることはない。効率よく時間内に仕事をこなすことが求められていることだろう。そんな風潮もあってか、電話でコンタクトを取る行為は「相手の時間を奪う行為」とされ、嫌われるケースが増えてきている。堀江貴文氏はインタビューで「電話してくる人とは仕事するな」と発言し、「電話は自分の時間を奪う最たるもの」とまで言い切っている(東洋経済ONLINEから)。メールやチャットツールを利用して用件を伝えることがトレンドとなっている今、重要視されるスキルはズバリ「文書作成能力」である。 企業でも「ビジネスライティング」の研修を取り入れていることが多く、中でも「メールの書きかたの基本」となる「相手が読む気になる方法」を実践的に学んでいるようだ。 まず「相手が読む気になるかどうか」は、メールを受信した際にタイトルが目に付くかが重要になってくる。セキュリティ対策から、本文が表示されない設定になっている場合でも、タイトルだけは認識できる場合が多い。そこで、ありがちな「お疲れ様です」「昨日はありがとうございました」などのタイトルはやめたほうがいいという。「11月1日大阪販売促進会議の件」などと、具体的な内容に踏み込むようにすると、相手の読む気がグッと沸くとのこと。相手がピンとくるタイトルを付けるよう心がけよう。 次は本文。新聞の場合、一文の長さは約30字だ。これは人の呼吸の一息が7秒間程度で、その中で読める文の長さが40〜50字程度であるからと言われている。新聞はさまざまな年代が読むことを想定し、それよりも短い設定にしているとのこと。一般のビジネスメールではもう少し多い40〜50字程度で問題ないだろう。 そしてメール全体の分量は200字程度が望ましいようだ。これは口頭で1分間で説明できる文字数が約200字で、頭に入って理解しやすい分量も同じ程度であるからと言われている。重要でない内容は徹底的に削り「簡素で正確」な文書を作成することがカギとのことだ。 ひと昔前のビジネスシーンでは、クライアント先に直接出向き、必ず対面することが誠意とされていた。その後、電話で打ち合わせする流れに変わり、今ではメール、チャットなどのツールでやり取りを済ませるのが当たり前になっている。メールで、上手に要件を伝えられるスキルがあれば、忙しい相手への心遣いにもなり、自分の評価も自然と上がっていくことになるだろう。 メールは毎日使うもの。時代のトレンドに乗り遅れない”デキるビジネスマン”になるために、もう一度メールの書き方を見直してみてはどうだろうか。文 / 萩原 孝弘
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社会 2018年11月19日 06時00分
田中角栄「名勝負物語」 第二番 福田赳夫(9)
「角福戦争」“第2ラウンド”。 「三木おろし」では手を組んだ「角福」だったが、三木武夫の後継として首相のイスにすわった福田赳夫が、「2年後に大平正芳に“禅譲”」との約束を反故にしたことにより、大平は田中角栄と連合を組み、総裁選での勝負に出た。結果、当初の「福田有利」の下馬評をくつがえしての逆転勝利で大平が政権に就いた。このときの総裁選で田中は、これ以上、福田政権が続くことは、ロッキード事件での逮捕もあり、自ら汚辱を晴らしての「復権」を目指すためには好ましくないと、全精力を傾注して大平勝利に邁進したものだった。 このときから、さかのぼること4年前の「角福総裁選」で、強力な支援体制を取った田中派の「秘書軍団」も再び総動員され、大平1位に尽力したのである。その際の「秘書軍団」の“火の玉”ぶりを示すエピソードが残っている。 「私は自分が住んでいることから、練馬区担当になった。ところが、練馬区というのは意外と広い。地図を見ながら一軒一軒あいさつに回るのだが、いざ訪ねると田んぼの真ん中だったりして、一軒回るのに1時間以上費やしたのはザラだった。電話での依頼は福田陣営などもやっていたが、実際にこうして足を運んでお願いしたのはわれわれだけのようだった。『わざわざ現職の国会議員の秘書が訪ねてくれた』と、大平支持にクラ替えしてくれた党員もずいぶん多かった」(羽田孜秘書・山崎貴示) 「予備選挙の運動期間中、靴を3足はきつぶした秘書もいた。なかには、『福田や中曽根を支持する党員の家には入り込むつもりでやれ』という檄に乗って、ホントに中曽根さんの家まで行ってしまった“森の石松”みたいな秘書もいたのです」(当時を取材した政治部記者) 結果、この予備選挙では、他に中曽根康弘、河本敏夫も立候補したものの、事実上、大平・福田の一騎打ちとなり、大平が東京など大都市で票を伸ばして1位で勝ち上がった。 戦前予想では「有利」だっただけに福田陣営のショックは大きかったが、福田自身は恬淡とした性格から敗北の弁をこう述べたものである。 「天の声にも変な声もある。敗軍の将、兵を語らずだな」 田中がバックの大平はこの「逆転勝利」で自信を持ったか、政権発足の翌昭和54年(1979年)9月、福田派ら反主流派の反対を押し切って衆院解散に打って出た。 しかし、選挙期間中に大平自身が「一般消費税導入」を口にしたことから国民の反発を招き、自民党はギリギリ過半数を確保するのが精いっぱいの結果となったのだった。★“ねばり腰”を見せる福田 さあ、収まらないのが福田派など反主流派だった。 「言ったこっちゃない。われわれの反対を押し切って解散するから、こんなことになる。責任はすべて大平にある。退陣すべき」 こうした声の背景には、なお影響力を落とさぬ「闇将軍」田中への反発があったことは言うまでもなかった。しかし、田中の全力投球、全面支援を受けて総裁となった大平は、ハイそうですかと降りるわけにはいかない。少なくとも過半数は維持した以上、責任はない、とこれを拒否した。一方の反主流派の“辞めろコール”も、高まるばかりであった。自民党としては、総選挙後の特別国会で、新総裁の首相としての首班指名を受けなければならない。 しかし、反主流派は大平の首班指名には納得しない。議員支持数で優る大平・田中陣営は「それなら両院議員総会で首相候補を決めようじゃないか」と主張、対して、反主流派は“数”の決着では勝ち目なしとこれを拒否し、「自民党をよくする会」を結成、まったく相容れる余地はなかったのである。「よくする会」は、大平・田中陣営が両院議員総会を強行することを警戒、会場となる党本部8階のホールを椅子でバリケードをつくって封鎖してしまうなどもあったのだった。 さらに、両者の関係を硬化させたのは、「国会の暴れん坊」ハマコーこと浜田幸一がこのホールに乗り込み、「なんだ、これはッ」とイスをひっくり返してバリケード排除に出たこともあった。もはや両者は全面対決、党分裂かの一大危機に陥った。以後、じつに40日間モメ続け、これが世に言う自民党史に残る「40日間抗争」ということになる。当時の自民党担当記者の証言がある。 「この間、さまざまな妥協点を見い出そうとする動きがあった。反主流派からは『総裁・福田、総理・大平でどうか』という話も出たが、田中・大平連合が『“総総分離”というのはあまりに変則的だ』として拒否、結局、特別国会召集後1週間目にして、自民党からは大平と福田の二人が立候補するという異例の事態になった。先に、『天の声にも、変な声もある』と恬淡として大平に政権を譲った形の福田だったが、ここに至っての“ねばり腰”は権力という魔物の凄まじさを改めて見せつけた格好だった」 この首班指名選挙は、結局、大平が勝利するが、事はこれで落着とはならなかったのだった。(文中敬称略/この項つづく)***********************************************小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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ミステリー 2018年11月18日 23時00分
息子が突然口にした予言に驚愕…怪談「遺伝する霊能力」
船橋市内に住む主婦のTさんは、たびたび霊を目撃する。自身の奇妙な力で他人を怖がらせ、不安な気持ちにさせたくないと考えるTさんは、自分の恐怖心を黙って心の中にしまっていた。Tさんはこの奇妙な力が我が子に遺伝するのではないかと危惧していた。 「この能力が息子と娘に遺伝しなければいいけれど…」 この不安は的中し、2人の子供にTさんの能力が遺伝してしまった。 Tさんの息子と娘は、Tさんとはまた違った力を見せるようになった。 どうやら息子は少し先の未来が見えるらしく、しばしば不気味なことを言う。ある日家族でドライブを楽しんでいたところ、息子が突然おびえた声で 「お父さん、高速道路に乗らないで」 と告げた。 息子の様子を心配したTさんの夫は 「どうしてそんなことを言うんだ?」 と、後ろのシートに座る息子に聞き返した。 「だって、高速道路で事故に遭って、お母さんが車に挟まれて死んじゃうから…」 助手席で聞いていたTさんは、息子の返答に思わず言葉を失った。 「だから…お父さんお願い…」 息子はおびえながら、そうお願いするのだ。 その日は息子の言う通り高速は避けて、ドライブを続けることになった。 とある日、仕事に行こうと準備に急ぐTさんを息子が呼び止め、こう言った。 「お母さん、今日は公園を通り抜けていかないでね」 「…え?公園?」 Tさんはときどき、通勤の際に近道しようと通っている公園がある。 この公園を通り抜ける道を見つけたのはTさんだけで、子供には通勤ルートの話をしたことはない。 Tさんにしか分からない道を、息子が知っていることに不気味に感じ、Tさんは聞き返した。 「どうして今日はそんなことを言うの?」 「だって公園を通ったら、お母さんが誰かに縄で縛られて、脇腹を刺されて死んじゃうんだもの…」 その日は息子の不安そうな様子が頭から離れず、Tさんは違う道を使って通勤した。 息子だけではなく、娘にも霊視能力があるようだ。 ある日、自宅のマンションのエントランスで娘を抱っこしていると、娘が肩越しに手を振り 「バイバーイ!」 と、誰かに別れを告げた。近所の人かと思ったTさんは娘が手を振る先に視線を向けたが、誰かいた気配はない。 「何…!誰にお別れを言ったの?」 すると娘は、まるで「言いたくない」と言わんばかりに顔をTさんの胸にうずめて 「…」 何も答えなかった。 Tさんはその様子を察して、仕方なくそのままエレベーターに乗り自宅のフロアに上がった。娘がとても大人しいので、Tさんは不思議に思った。 玄関のドアの鍵を開け、ノブに手をかけながら娘を抱き直した時、娘は小さく泣きそうな声でTさんにささやいた。 「またいるよ…」 Tさんはすぐさま娘を抱いて部屋の中に入った。 2人の子供に自分の力が遺伝したことを、Tさんは不安に感じている。 子供たちが自分の能力を怖がらないように、Tさんは母として自分の「能力」を2人に伝えようと決めたのであった。(山口敏太郎)
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