「機内食を配膳するとき、スッチーは前かがみになり、胸の膨らみも楽しめますからね。それにしても、本人を目の前にして“接写”できるのというは、相当捕まらない自信がある証拠でしょう」(盗撮事情に詳しいライター)
この機内サービスの際、彼女たちの背後からスカートの中を狙う輩も多い。タイトスカートの真下から覗き込む形で、パンティーをモロに捉えているものもあるのだ。
「明らかに靴先に小型カメラを仕込んだ手法、つまり“逆さ撮りパンチラ”ものも見受けられます。電車内やエスカレーター盗撮でよく使われるのですが、街角の場合、女性のスカートの真下に足を差し込むのは不自然な動きになってしまい、周囲に気づかれる場合が多いんです」(同)
しかし、そこは無法地帯の飛行機内。盗撮者もバレても問題ないと踏んでいるのか、大胆に激撮できるのだ。
さらには、機体の出入口付近のスッチー専用の正面の“お見合い席”から狙ったものも晒されていた。スカートから伸びる美脚はもちろん、その奥にある三角地帯にしっかりピントが合っている画像も多数発見。着席時、身動きが取れないスッチーに狙いを定めるという悪質さを感じる。
こうした盗撮画像は、ネットで検索すると数え切れないほどヒットし、「ざっと隠し撮りされた制服を見ても、ほとんどの航空会社のスッチーが被害に遭っている」(前出・航空会社関係者)という。
また、今回の事件で盗撮者が使用していたのは、ボールペン型カメラ。これは動画も可能で、静止画と違いリアルな光景も撮影しやすい。
「一昔前は、この手のマニアックな撮影機器は秋葉原の電気街などで売られていましたが、今やネット通販で簡単に手に入ってしまいますからね。値段も5000円前後と、決して高価なものではないんです」(前出・盗撮事情に詳しいライター)
ペン型カメラ以外にも、「100円ライター型」や「腕時計型」なども販売され、マニアならずとも、これらを手に入れ悪用する輩があちこちに氾濫しているのが現状だ。
前出の橘さんは切に願う。
「今回の件で、これまで見過ごされてきた機内の盗撮行為に歯止めがかかればいいんですけど…。それでも、この業界は格安航空会社も出てきて、お客様の争奪戦が激しくなっていますからね。強く言えない私たちの立場を、少しでもご理解していただけたらと思っています」
無防備なスッチーたちの不安が消える日は来るのだろうか。