これはあるジャーナリストが17日、Twitter上で「えらい話を聞いた。先ほどメルマガに速報を流した」などとツイートしたことがきっかけ。後にこれが渡辺氏死去のニュースであることが判明した。
ジャーナリストはこの件について、「たぶんウチが一番早いと思うこの速報」などと自画自賛。しかし、発言の正確性については疑問符がつく模様で、「まだ僕本人が裏を取っていない」と発言する。
その後、「八割間違いなし」とツイートするが、それ以降、渡辺氏関連の話題を投稿することはなし。大手新聞社は当事者の読売新聞を筆頭に現在まで渡辺氏の件について言及することはなく、情報の正確性を疑問視する声も出ている状況だ。
この件については、別のジャーナリストがTwitterで「読売は安倍総理の帰国まで公表したくないようでなかなか認めない」と投稿しており、「隠している」可能性もある模様。いずれにしても、18日時点では、渡辺氏が亡くなっているのかについては、確認が取れなかった。
巨人軍オーナー(2004年まで)としてFA制度や逆指名ドラフトなどを強硬手段で導入したと言われる渡辺氏。同年の球界再編騒動では、オーナー陣との面会を希望する古田敦也選手会長(当時)に対し、「無礼なことを言うな、たかが選手が」などと発言し、多くのファンを敵に回したことは記憶に新しい。
その強権的なやり方については賛否両論ある渡辺氏だが、一部巨人ファンからはチームを強くするため動き、金を出すことも惜しまないことから、評価する声があることもまた事実である。巨人軍、そしてプロ野球界に良くも悪くも影響力を持つ人物であることは間違いなく、死去が事実だった場合は、「1つの時代の終わり」になることは間違いない。
一方で、渡辺氏死去が誤報であった場合は、情報を流したジャーナリストの責任が問われることになる。人の生死に関する情報については、「知られたくない」と考える人も多いだけに、ネットユーザーからは「公式発表を待ってから情報を流すべき」「渡辺氏が嫌われていると言っても生死に関わる情報を裏が取れない段階で流すのは異常」との批判もある状況。誤報の場合は情報を流したジャーナリストの信頼は失墜し、責任問題に発展する可能性が高い。
渡辺氏の現状はどうなっているのか。今後の発表が注目される。