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登場人物のモデルになった渡辺恒雄氏が激怒したドラマ「運命の人」

 1月からスタートし視聴率が伸び悩んでいる本木雅弘主演のドラマ「運命の人」(TBS系)だが、発売中の「サンデー毎日」(毎日新聞社)にナベツネこと読売新聞グループ本社会長・主筆の渡辺恒雄氏が寄稿し同ドラマに対し激怒している。

 自身の作品「白い巨塔」、「華麗なる一族」などがドラマ化されヒットした、元毎日新聞記者で作家の山崎豊子さんの小説が原作の同ドラマは、1971年の沖縄返還協定にからみ、取材上知り得た機密情報を国会議員に漏洩した毎日新聞・政治部の西山太吉記者らが国家公務員法違反で有罪となった西山事件を想起させ、小説の冒頭には「この作品は事実を取材し、小説的に構築したフィクションである」と記載されている。

 そのため、登場人物も佐橋栄作総理は当時の佐藤栄作総理が、政治家では田淵角造が田中角栄、毎朝新聞が毎日新聞、読日新聞が読売新聞と関係者がみれば、それぞれのモデルがバレバレ、そして、渡辺氏をモデルにしたと思われるのが、本木演じる毎朝新聞・弓成亮太記者のライバルで、大森南朋が演じる読日新聞・山部一雄記者で、実際、渡辺氏は当時、読売の敏腕政治記者で、後輩記者で親友でもあった西山氏のため法廷で証言しているのだ。

 渡辺氏は、「この疑似フィクションドラマで、極めて名誉を傷付けられた被害者の一人が、小生渡辺恒雄(山部一雄記者)である」と断言。山部が田淵に料亭で平身低頭しながらご馳走になる場面について、「田中角さんに一度もサシで御馳走になったことはない」とし、「このテレビのシーンは全くの作り話であるが、ゆすりたかりの悪徳記者と、清潔な正義派記者として山部対弓成が描かれている」などとご立腹。

 西山氏に対して「内容を見聞したら私に対し、一言ワビを言ってもおかしくなかろう」と謝罪を要求している。

 同ドラマは初回こそ13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、第2話から今月5日放送の第4話までいずれも11%台と低迷。

 「制作費は、当時の街並みを忠実に再現するなどかなりかけられていて、キムタク主演の『南極大陸』とほぼ同額の1話あたり5000〜6000万円だけに、局内での関係者の落胆は大きい」(TBS関係者)というが、渡辺氏の怒りは視聴率にどう影響するのかが注目される。

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