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社会 2019年03月19日 06時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第312回 岩田規久男教授の正しい転向
2月18日、前日銀副総裁の岩田規久男教授がロイターのインタビューに応じ、デフレ脱却のためには、今年10月に予定されている消費税率10%への引き上げについて「とんでもない」と表現し、増税の“撤回”が必要と強調。さらに国債発行を財源とし、若い世代に所得分配する財政拡大が不可欠と語った。つまりは、財政と金融が協調しなければならないという話だ。 実に真っ当である。図の通り、2013年3月に黒田東彦元財務官が日銀総裁に就任して以降、日本銀行は通貨(日銀当座預金)を発行し、銀行から国債を買い取る量的緩和政策を継続してきた。 日本銀行(以下、日銀)は、すでに370兆円も日銀当座預金を増やしたわけだが、インフレ率はほぼゼロ。日銀のインフレ目標2%の達成からは、ほど遠い水準に低迷している。 そもそも「物価」とは、モノやサービスの価格のことである。物価は、いつ上がるのか。もちろん、モノやサービスがたくさん買われたときだ。 日銀が銀行から買い取っているのは国債であり、モノでもサービスでもない。本来は、日本銀行が金融緩和を継続すると同時に、政府が国債を発行。借り入れたおカネでモノやサービスを買わなければならなかった。 政府の支出先は、とにかく国民の“仕事”が生まれるならば何でもいい。公共投資により国土強靭化、交通・防災インフラの整備を進めても構わない。防衛力強化や教育充実、科学予算の拡大も望ましい。あるいは、医療サービスや介護サービスの充実。日銀の金融緩和で国債金利を抑制し、同時に政府が国民の仕事=所得になるようにおカネを使えば、我が国はとうにデフレから脱却していたはずなのである。 ところが、安倍政権は財務省の前に膝を屈した。’14年4月に消費税増税。さらには、診療報酬や介護報酬の削減。そして、公共事業費の抑制だ。 誤解している読者が多いだろうが、実は第二次安倍政権以降の公共事業支出の年平均は、民主党政権期を下回っているのである。安倍政権は、民主党の「コンクリートから人へ」を継承した内閣だ。いや「人(社会保障支出)」も抑制しているため、厳密には「コンクリートにも、ヒトにもおカネを出さない政府」が正しいのだが。 政府が支出を拡大し、モノやサービスを買わなければならない状況で、安倍政権は財務省主導の緊縮財政路線を邁進。自らは支出を増やさず、挙句の果てに国民の支出意欲を叩き潰す消費税増税だ。 反対側で、日本銀行は懸命に国債を買い取り、量的緩和を継続したが、インフレ率は上がらなかった。当たり前である。 その上、安倍政権は今年10月に消費税を再増税しようとしている。岩田教授ではないが「とんでもない」としか表現のしようがない。 冒頭のインタビューにおいて、岩田教授は、「日銀の金融超緩和政策だけではインフレ予想を上げることができず、2%の物価安定目標の達成に失敗する可能性が極めて高い」「財政と金融が一致協力して、お金を民間に流すことを真剣に考えるべき」 と過去の自説(コミットメント理論)を撤回した。日銀副総裁時代の岩田教授の持論は、「日銀がインフレ目標を設定し、量的緩和の継続をコミットメントすることで、予想インフレ率を引き上げ、実質金利を下げ、消費や投資が増えてデフレ脱却できる」 というものだった。いわゆる「リフレ派理論」である。 リフレ派理論では、日本のデフレ脱却は果たせなかった。というわけで、岩田教授は「財政が必要(財政「も」ではなく)」と、自らの考えを現実に合わせて修正したのである。過去の自らの言説を否定できず、現実逃避を繰り返す学者が多い中、率直に書くが、尊敬に値する。 また、岩田教授は、「’14年度の消費増税の結果は、マンデル・フレミング・モデル(以下、MFモデル)が通用しなかったことを示している」 と、経済学者が大好きな(しかも、間違っている)MFモデルを否定した。 MFモデルとは、財政を拡大する際の国債発行が金利を引き上げ、円高になり、輸出が減るため、財政出動によるGDP増加分を相殺してしまうという、新古典派経済学の「机上の理論」である。 国債発行が金利を引き上げ、民間投資が減るという「クラウディングアウト理論」と裏表になっているわけだが、MFだろうがクラウディングアウトだろうが、デフレで資金需要が乏しい時期には成立しない。何しろ、現在の日本では長期金利がマイナスに落ち込んでいるにも関わらず、投資が拡大せず、銀行融資も低迷している。 しかも、日本銀行が国債を買い取り、金利抑制に動いている以上、政府が国債増発に動いたところで、金利上昇など起き得ない。 むしろ、国債発行が金利を上昇させるほどインフレ予想が高まっているならば、それは単に「デフレから脱却した」という話にすぎない。 現実の日本では、民間企業の資金需要が乏しく、政府の国債発行は、単に日本のGDPを拡大させるだけの効果である。 必要なのは、国債発行と財政支出なのだ。政府の需要創出による国民の所得拡大と、供給能力の回復こそが、まさに「この道しかない」と断言できるほどに正しい政策だ。 経済力とは、おカネの量ではない。モノやサービスを生産する力(供給能力)の合計こそが、国家の経済力だ。 日本は長年の緊縮財政とデフレで、虎の子の供給能力を喪失していった。将来的な発展途上国化を防ぐためにも、政府は財政を拡大し、需要を安定的に増やし、民間企業が安心して投資できる環境を作らなければならないのである。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2019年03月19日 06時00分
テイクアウトの料理にゴキブリの死骸が40匹も混入 想像の上をいく、中国の商品トラブル
レストランでの異物混入事件はたびたび見かけるニュースである。3月には、焼肉チェーン店「牛角」で、とある客が注文したビビンバとごはんの中にゴキブリが入っていたことが分かり、騒動に発展した。客は店に苦情を言ったようだが、対応に納得がいかず、画像をTwitterに投稿。その画像が拡散され話題となった。その後、牛角を運営するレインズインターナショナルは同社のサイトに謝罪文を掲載している。 しかし中国で起きた“ゴキブリ混入騒動”は、日本の比ではないようだ。 海外ニュースサイト『STORY PICK.』は3月12日、中国広東省でテイクアウトした料理から大量のゴキブリの死骸が見つかったと報道した。同記事によると、同省に住む女性が、夕食にアヒルの煮込み料理をテイクアウトで購入したが、家に帰ってその料理を食べ始めたとき、料理の中にゴキブリの死骸を見つけたという。さらに女性が料理をよく調べると、ゴキブリの死骸は1匹だけではないことが発覚。箸で一つひとつをつまみ出してみたところ、一つの料理の中に40匹ものゴキブリの死骸が入っていたそうだ。恐怖を覚えた女性は、レストランと警察に連絡し、レストランはゴキブリの混入を認めて謝罪。店には15日間の営業停止処分が下されたという。 このニュースが世界中に広がると、ネット上では「一生のトラウマ」「もはやゴキブリがメインの料理。中国にはこんなにもゴキブリがいるのかしら」「中国ってこういうトラブルが多いイメージ」といった意見が寄せられた。 実際、中国では他にも食品に関するトラブルがいくつもあるようだ。 2011年2月には、中国全土で牛の革の廃棄物を使って牛乳を作る行為が蔓延していることが話題になった。タンパク質の含有量を高めるため、安価で手に入る革の廃棄物を使っていたそうだ。日本の農林水産省に相当する、中国・農業農村部が人体に有害な牛乳だと問題視し、「長期間摂取すると重金属中毒やがんを引き起こす可能性がある」と国民に注意を呼び掛けた。 また、2010年から2012年にかけては、地溝油(ちこうゆ)と呼ばれる、下水にたまった油などを加工した食用油が中国で流通していると話題に。現在は、地溝油の製造には厳しい罰則が設けられていて、最高で死刑判決になることまであるそうだ。 さらに2014年7月には、中国の一部のマクドナルドが賞味期限切れの肉を使用していたことが発覚した。肉の仕入れ先である上海の食品会社が賞味期限切れの肉を加工し販売していたことが原因だという。アメリカのマクドナルド本社は謝罪し、すぐにこの食品会社との契約を打ち切った。 食に関するスキャンダルは日本でもたびたび報じられる。口に入れるものこそ、安全であってほしいものだ。
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芸能 2019年03月19日 06時00分
ピエール瀧容疑者の「代役」としてリストアップされているオジサン俳優たち
コカインを摂取したとして、3月12日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕された俳優でテクノユニット「電気グルーヴ」のピエール瀧こと、瀧正則容疑者が出演しているNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」にて、放送局のNHKは瀧容疑者が出演した全シーンを撮り直す方向で調整していることがわかった。 瀧容疑者は中村勘九郎演じる主人公・金栗四三にマラソン用の足袋を提供する実在の足袋職人「黒坂辛作」として出演しており、今後は足袋を作る以外にも、四三が黒坂の自宅に居候するなどストーリーの鍵を握る人物ゆえ、代役を立てて撮り直すことが必至とされてきた。 さて、気になるのは瀧容疑者の代役となる俳優である。 「個性派俳優」の代表格として引っ張りダコだった瀧容疑者だけに、その代役選びは難航しそうな様相だ。 「ピエール瀧さんは一度見たら忘れられない強面、また業界内に『電グル』ファンが多いこともあり、ドラマ・映画製作者の間では人気ナンバーワンの俳優になりました。単に雰囲気が似ている俳優ということで言えば、芸人のマキタスポーツさん、イラストレーターのリリー・フランキーさんなど、いわゆる『サブカル界隈』の名前が挙がっており、彼らは今後、ピエール瀧さんに代わってオファーが殺到するのではないかとされています。」(某週刊誌記者) また、業界内では、こんな人物も瀧容疑者の代役として名前が挙がっているという。 「『オジサン俳優』に限定すると、古田新太や安田顕、遠藤憲一あたりも今後、オファーが増えると思います。単にオジサン俳優ということであればいくらでもいますが、名前と顔が一致するような役者はかなり限られています。あと、興味深いところでは、『いだてん』の脚本家の宮藤官九郎も『ポストピエール』役者として、名前が挙がっているようです。彼は俳優としてのキャリアも長いですし、もしかしたら『いだてん』で降板した瀧さんの代役はクドカンさんが務める……というメタな展開もあるかもしれませんね」(前述の某週刊誌記者) 今後のオジサン俳優事情に要注目か……?
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スポーツ 2019年03月19日 06時00分
棚橋弘至がMSGを感じるアノ技で『パパわる』対決を制す!飯伏幸太がザックに完敗!
新日本プロレス『ニュージャパンカップ2019』▽16日 東京・後楽園ホール 観衆 1,738人(札止め) 『ニュージャパンカップ』(NJC)は、16日の後楽園大会からベスト16による2回戦が幕を開けた。 優勝者にはアメリカROHとの合同興行『G1 SUPERCARD』(日本時間4月7日、ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン=MSG)のメインイベントで、ジェイ・ホワイトのIWGPヘビー級王座への挑戦権が与えられる。 セミファイナルでは棚橋弘至と田口隆祐によるタグチジャパン同門対決が実現。両者は昨年、棚橋が主演した映画『パパはわるものチャンピオン』で共演。棚橋が演じたヒールレスラー、ゴキブリマスクのパートナーのギンバエマスクを田口は熱演した。ヘビー級とジュニアヘビー級の違いはあるものの、田口は棚橋を常にサポートしている大切な存在だ。負傷欠場したデビッド・フィンレーの代役としてNJCに追加エントリーされた田口だが、1回戦でヘビー級のベテラン天山広吉を撃破、棚橋のことも熟知しているだけに侮れない選手である。 試合開始から棚橋コールと田口コールが入り乱れる中、田口は得意のヒップアタックで自分の距離を作っていくと、オーマイ&ガーアンクルで棚橋のウィークポイントである足に狙いを定める。それが無理と見るやタイガー・スープレックス・ホールドまで駆使し、試合中にはギンバエマスクのポーズなどで棚橋の心を揺さぶったが、最後は棚橋のドラゴン・スープレックス・ホールドに返すことができず3カウント。準々決勝進出を決めた棚橋は、コーナーでゴキブリマスクのポーズを披露した。最後は健闘した田口とグータッチ。田口にも大きな拍手が送られた。 棚橋は試合後に田口との“縁”を口にした。「いくつもの偶然が重なって、デビッド・フィンレーがケガをして田口が代わりに出た。代わりって言い方は失礼だね。そして、田口が天山選手を下してきた。すごい確率で棚橋対田口の一戦が今日あったんだと思う。試合中はあまり触れないようにしてたけど、田口がこうやってくるから」と、ギンバエマスクの手をモミモミするジェスチャーをしてみせた。 「とにかく2回戦突破。決まり手は、ドラゴンスープレックス。マディソン・スクエア・ガーデンの歴史を勉強して、藤波辰爾選手が初めてドラゴンスープレックスを出した場所。それから何十年経って、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなと。“カムバック・サーモン”ってあるじゃないですか。海に出た鮭が戻ってくる。“カムバック・ドラゴン”!まあ、この場合、鷹木信悟選手じゃないけどね」と冗舌だった。 試合後の棚橋はMSGに“ゆかり”があるドラゴン・スープレックス・ホールドで、“ジュニア”の田口から3カウントを奪ったことに満足していたようだった。かねてから藤波辰爾のドラゴン殺法の継承を明言している棚橋にとって、MSGからスター街道を歩んだ藤波の存在は意識しないわけがない。「歴史を勉強して」と付け加えたのはリアルタイムで見ていないから、という意味が込められているのだろう。MSGでジェイへのリベンジと平成最後のNJC優勝を誓っている棚橋がまた一歩前進した。 メインイベントは今シリーズから復帰を果たし、完全復活をアピールしたい飯伏幸太が登場。1回戦で優勝候補の内藤哲也を破って、2回戦に駒を進めた飯伏だが、対戦相手は昨年のNJCで敗れているザック・セイバーJr.。両者は目まぐるしい攻防を繰り広げるが、昨年と同じく飯伏がラッシュをかけようとすると、蛇のように絡みつかれ動きを止められてしまう。最後はカミゴェをかわされ、身動きが取れない関節技、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスにたまらずギブアップ。飯伏は2回戦で脱落し、ザックが2年連続NJC優勝へ前進。まさかの展開にファンはしばらく呆然としていた。 「クソッ!いやぁ…終わりましたね。終わりました。ひとつ目の目標だった…一番近い目標だった『ニュージャパンカップ』。優勝したらIWGPヘビー級。いちばん最短な自分にとっていちばん大切なトーナメント。自分の手で…意思で…タップしてしまいました。自分の中ではあそこから粘って、自分の身体が耐えられるとは思わなかったですね。ホント数少ないギブアップ負けですけど、『気持ちでどうにかなる』とかじゃなかったと思います。分かんないです。それを理由にしてるだけかもしれないし…」 試合後の飯伏は倒れ込みながらコメントしたが、さすがに2回戦負け、しかも2年連続の完敗劇にショックを隠せない様子。しかし、ここで止まっている暇はない。 「でも、まだまだこんなところじゃ終わらないですよ。もう切り替えないと。ただこれは絶対、自分の中で持っておくんで、ザックとはまたいつか絶対、リベンジしたいです。やりますよ。やってやります!」 立ち上がった飯伏の目はギラつきを取り戻していた。飯伏が気づいた「覚悟」を見せる闘いは始まったばかり。6.9大阪城ホール大会や、『G1クライマックス29』と大きな大会やシリーズが控えている。期待していきたい。 この日の結果を受けて、棚橋とザックによる昨年のNJC決勝カードが準々決勝で実現。2人は3.21アクトシティ浜松大会で対戦する。取材・文・写真 / どら増田
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芸能 2019年03月18日 23時00分
元SMAPの3人、トークでのタブーなし? 草なぎは“女好き”で脱ぎっぷりもいい
元SMAPで俳優の草なぎ剛が16日、都内で映画「まく子」(監督・鶴岡慧子)の公開記念舞台あいさつに出席したことを、各スポーツ紙が報じた。 山崎光演じる主人公・サトシの女好きの父親役を演じた草なぎ。各紙によると、山崎とともに股間に“前バリ”をして撮影するシーンもあったそうだが、草なぎは「山崎くんはしていたんですけど、僕はしないパターンで。しようと思ったら形が合わなかった。あるんですね、いろんな形が」と明かし、会場は大爆笑。 妻役を演じた須藤理彩は、「ちゅうちょなく意外と潔くいきましたよね。これでいいですかぁって」と草なぎの脱ぎっぷりの良さを絶賛。 それを受け、草なぎは「思いっきりがいいほうなので」と笑顔を見せ、シーンについては「そこは勝負なので。子と父の精神的な戦いを描く大事なシーンだった」と説明したという。 「SMAP時代はイメージの問題もあったのか、あまり自ら下半身ネタに言及するようなことはなかった。しかし、独立後、まるで“足かせ”が取れたかのようにかなり自由な言動。最近、『サンキュー、ベリー、マッチョ』というダジャレがお気に入りで連発している」(ワイドショー関係者) 現在、草なぎは稲垣吾郎、香取慎吾とともにファンミーティングを開催中。各メディアによると、先月16日に行われた初日公演では、来年いっぱいでの解散を発表したジャニーズ事務所の後輩・嵐についても言及していた。 「ほぼほぼタブーな話がなくなったが、さすがに、中居正広と木村拓哉の話題はNGなのでは。そこはデリケートな問題なのでメディア側が忖度している」(芸能記者) とはいえ、今だからこそ、中居と木村についての思いを聞かせてほしいものだ。
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社会 2019年03月18日 22時10分
北朝鮮『外貨獲得』の要=観光客招致を制限 深刻な労働力が不足
中国・人民日報系の英字紙『グローバル・タイムズ』(3月12日付)が報じたところによると、訪朝観光客が急増した北朝鮮当局が、受け入れ能力に限界を感じて、外国人入国者を1日1000人に制限することを決めたという。ただし北朝鮮は、このような方針を正式に発表していない。 「国連の制裁を受けている関係で、制裁から除外されている観光を外貨稼ぎの柱にしなければならない北朝鮮は、観光産業により年間4400万ドル(約49億円)を稼いでいると推算されます。毎年約10万人の外国人が訪朝しますが、このうち80%が中国からの観光客で、現在、中国人を含む外国人は団体観光により北京や瀋陽からの空路か、丹東から鉄道を利用して訪朝します。昨年6月の米朝首脳会談以降、外国人観光客が増加して昨年7、8月には1日平均約1800人に達したことから、北朝鮮が受け入れ可能なレベルを超えたと制限処置を取ったのでしょう」(北朝鮮ウオッチャー) 北朝鮮当局は17年に100万人、20年には200万人の外国人観光客を誘致することを目標に掲げた。当時は“絵に描いた餅”との評価だったが、まさにその通りの展開だ。 「施設を利用した外国人観光客からのフィードバックに基づく苦情で、最も不満が多かったのが施設の状態が悪いことです。昨年も、あるホテルで水道管が破裂したり、電線がショートを起こして停電したりして、宿泊客からの抗議が相次いでいます。元山(ウォンサン)にある広大な葛麻(カルマ)海岸観光地区も、軍を大量動員しながら資金不足から工事の進捗状況が芳しくありません。こうしたことからホテルなどの観光施設の増設やメンテナンスがはかどっていないのでしょう」(同・ウオッチャー) 朝鮮半島の名勝、金剛山(クムガンサン)は1998年から約10年間、韓国からの観光客を受入れ、訪問者数は延べ195万人に及んで、北朝鮮は入山料だけでも毎年4000万から5000万ドルを得ていた。開城(ケソン)観光はわずか1年で中断したが、約11万人が訪れた。これらが過去の栄光になろうとしている。
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社会 2019年03月18日 22時00分
視聴率最下位でも殺到するフジテレビ社員募集の理由
かつてテレビ界では“振り向けばテレ東”と言われていたが、最近は“振り返れば黄昏フジテレビ”が常套句になっているという。「言わずもがな、視聴率競争において最下位はテレビ東京ではなく、フジテレビという意味。30歳で平均年収2000万円を超えていることから余裕だった局員も、最近は3〜5割近くも下がり、以前のような高飛車な局員は激減しているそうです」(テレビ関係者) そんなフジテレビが、最後の牙城として局員の心の拠り所となっているのが、映画事業部だという。なんでも、テレビ事業が右肩下がりであるのとは対照的に、常に右肩上がりで売り上げを伸ばしているからだ。事実、他局が参入する映画プロジェクトが軒並み赤字化する中、フジだけが莫大な黒字額を叩き出している。昨年度分だけを見ても、「主なところですが『今夜、ロマンス劇場で』が興収約10億円。『いぬやしき』が8億円。『万引き家族』は45億円。『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』にいたっては約100億円という金額なんです。他にも話題作があり、すべて合計すると、200億円は軽く達成するはずです」(配給会社プロデューサー) 当然、'19年度も同額の売り上げ額が見込めるのでは、と算盤がはじかれている。それにしてもなぜ、フジだけが映画を大ヒットさせられるのか?「脚本やキャストなどはもちろんだが、国内最大手と言われる東宝とのパイプがどこのテレビ局よりも強力なんです。東宝はフジの親会社である持株会社『フジ・メディア・ホールディングス』の筆頭株主。そんな事情から、同局が製作する映画は基本、国内に多くの映画館を意のままに扱える東宝が配給元になるんです。結果、それだけ視聴者の目に触れる機会がおのずから激増する」(同) すでにフジテレビを受験する学生の8割以上が映画事業を志願し、殺到するありさまだという。映画事業のノウハウを活用し、本業のテレビ部門を盛り返すことはできないものか…。
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芸能 2019年03月18日 22時00分
あの番組出演時も? ピエール瀧容疑者の供述に、テレビ各局の制作現場が大混乱
コカインを摂取したとして、12日に麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたテクノバンド・電気グルーヴのメンバーで俳優のピエール瀧容疑者だが、連日、新たな供述が報道されている。 逮捕後の報道によると、瀧容疑者はコカインの使用について認めた上で、「20代の頃からコカインや大麻を使用していた」と供述。また、「ストレス解消のために使った」とも供述しているという。 そのため、瀧容疑者を逮捕した関東信越厚生局麻薬取締部は、長期間にわたり常習的に薬物を使用していたと見て捜査。大麻取締法違反に当たる可能性もあり、供述の裏付けを進めているというのだ。 「『やめていた時期もあった』とも供述しているというが、もはや薬物使用が常習化していたのだろう。多忙過ぎるスケジュールをこなす中で、次第に精神的なゆとりを失い、ストレスから薬物に手を染めたと思われる。業界内から『いい人だった』との声が多く上がっているが、そのキャラをキープするためには薬物の力が必要だったのでは」(芸能記者) 瀧容疑者の供述により、制作現場では大きな混乱が巻き起こっているというのだ。 「過去の作品にも及び、担当者たちが『あの時、やってたんじゃないの?』と焦り出しています。使っていたところで、いまさら責任問題になるわけではないのですが、『まさか、瀧さんが!』という感じ。とはいえ、公判などで今後、使用時期について具体的に発言があると思うのですが…」(民放のドラマ制作担当者) 瀧容疑者が本格的に役者として活躍するようになったのは2000年代からだが、これまでも、撮影現場で少なからずおかしな言動があったかもしれない。
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社会 2019年03月18日 21時50分
中国が“まとも”になった? 前財務部長が「税金の無駄使いだ」の爆弾発言
去る3月5日、ロシアの有力紙『独立新聞』が中国の経済成長の鈍化を報じたところ、その記事について、在ロシア中国大使館から削除要求や“脅し”などの圧力があったと伝えた。同紙によると、こうした圧力は初めてのことだそうだ。 「経済停滞への中国の焦りを反映していると見るべきでしょう。同紙は『中国の要求は命令口調で、中国はロシアよりも上位だと主張していた。両国政府は蜜月ぶりをアピールするが、この要求が本当の両国関係を表している』と指摘しています」(中国ウオッチャー) 執筆した記者に対しても同大使館幹部から「削除しないと、お前をブラックリストに入れ中国に入国できないようにしてやる」「中国の昨年の経済成長率は6%超だが、ロシアはどうだ? 広東省の国内総生産(GDP)だけでロシアのGDPより上だ」などとの脅しと蔑みの電子メールが送られたという。 ロシアに向けてシャープパワーを炸裂させるとは、よほど大国としての自信があるのか、経済成長が鈍化したことへの焦りなのか。 実は3月5日に始まった全国人民代表大会で、異様なことが連続して起きている。まず、GDP成長率の下方修正(景気失速を暗に認めたことになる)だ。続いて1100万人の失業対策(つまり大量失業の発生を当局が認めた)。そして、誰の口からも『中国製造2025』の標語が封印されたかのように消えたのだ。 「2025は5G(第5世代移動通信システム)、ロボット、宇宙、AI、EV、新素材など10の産業分野で世界をリードする技術を中国が確立し、米国をいずれ凌駕するテクノロジー覇権の早期達成を目標とした政治スローガンですが、全人代分科会で楼継偉(前財務相)が、『中国製造2025に1000億元も投資するなど、税金の無駄使いだ』(サウスチャイナモーニング・ポスト、3月8日電子版)と爆弾発言をして大騒ぎになったのです」(同・ウオッチャー) ようやく中国の指導層もまともになったということか。
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芸能 2019年03月18日 21時40分
内田裕也さんに『蹴飛ばしたい!』と言わしめた、あのお騒がせ大物女優
17日に肺炎のため79歳で亡くなった内田裕也さん。その肩書は「ミュージシャン」、「ロックンローラー」などと紹介されることが多く、音楽が“本業”のイメージが強かったが、俳優としての顔も持っていた。 ドラマの出演作品数は10本に満たないが、映画は「素晴らしい悪女」(1963年)をはじめ数々の作品に出演。「コミック雑誌なんかいらない!」(1986年)では主人公の芸能リポーター役を熱演。時事ネタを取り上げるなどして話題を呼び、映画賞を受賞した。 また、「魚からダイオキシン!!」(1992年)は、内田さんが自ら主演・企画・脚本を手掛け、歌手の宇崎竜童がメガホンを撮った異色作。東京都知事選挙に関する映像は、内田さんが実際に1991年の東京都知事選挙に出馬した時のものを使用し話題になった。 そんな内田さんが俳優としての真骨頂を発揮し、映画ファンの間で語り継がれている作品が主演映画「水のないプール」(1982年)だという。 「メガホンを取ったのは、ピンク映画から転身し、社会派作品の急先鋒だった故若松孝二監督。実際の事件をもとに、内田さんは窓の隙間からクロロホルムを注入して部屋の中の女性を眠らせた後、侵入して性的暴行を働く主人公を演じました。当初、ヒロイン役は当時無名だった高畑淳子に決定していた。しかし、高畑が脱ぐのを拒みクランクイン寸前で降板してしまう。内田さんは降板劇を許しておらず、方々で『(高畑に)会ったら蹴飛ばしてやろうと思ってんだけど、なかなか会わねぇんだよねぇ』と言い放っていたそうです」(映画業界関係者) 今やすっかり売れっ子になった高畑だが、同作の降板劇は“黒歴史”になってしまったはずだ。
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分