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芸能 2019年08月05日 11時50分
藤原竜也「日本を代表する役者」吉田鋼太郎「子煩悩で天才」 お揃いスーツで仲のよさアピール
俳優の吉田鋼太郎と藤原竜也が2日、都内で行われたレナウンのブランド「D’URBAN」の広告キャラクター就任発表会に出席。お揃いのスーツで登場すると、藤原は「鋼太郎さんとは今年、来年と映画やドラマで共演が続くんですけど、小さい頃から舞台はよくやってきた。ここで共演できるのはありがたいです」とコメント。吉田も「二人で芝居を見に行く時に、このスーツでキメていったらいいんじゃないか、目立つんじゃないかな」と話して仲の良さをアピールした。 2人は揃って蜷川幸雄氏の舞台で育ったキャリアを持ち、藤原は俳優としての吉田の魅力について、「プライベートは自由な方。でも、芝居に関しては攻撃的で激しい表現をする。この人に勝るエネルギーの芝居をできる人は、そういないんじゃないかって思います。日本を代表する役者といっても過言じゃありません」と大絶賛。「普通の俳優が表現すること、それをはるかに超えた表現をする。見ていたり共演する人を圧倒するようなお芝居をしてくれる。切り替わりも早くて、誰よりも遅く稽古場に入り、だれよりも早く後にする。限られた時間でやってしまうところが、ヨーロッパの俳優さんみたい」と持ち上げると、吉田も嬉しそうな表情。 吉田は「家族ぐるみで、よく一緒に食事に行ったりするんです」と藤原との関係を紹介。「藤原君は子供ができて、子煩悩で、家族を大事にしている。なかなかつるんで飲みに行くことも少なくなった。それが寂しい」とも。役者としては「藤原君はぴしっときめた格好をするより、着崩し方がうまくて、乱れた服を着させたら藤原君を超える俳優はいないと思っていた。でも、だんだん正装も似合うようになって、最近は天才と言われる藤原君が、スーツも着こなせるようになったんだなって思います」と藤原の成長ぶりを紹介。 蜷川氏からは様々な影響を受けたといい、吉田は「師匠というか、恩師の蜷川幸雄さんからは、たくさんのものをいただいて、たくさんのことを教えていただいた。表現は自由だっていうこととか、枠がない、誰でもいろんなものに対して表現の自由が開かれていて、また、開いていかなければいけないとか。自由でいいよと教えてくれたのが、蜷川さんでした」と感慨深げに回顧。 「D’URBAN」の広告キャラクター就任についても、吉田は「D’URBANはかつてアラン・ドロンがCMに出ていて、それがすごく目に焼き付いているんです。だから、スーツの会社としては憧れ。今、自分がそのD’URBANのCMをやらせてもらえるのは本当に光栄。僕でいいのかなって思う」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2019年08月05日 11時30分
オリックス、松井一郎氏が知事から市長になっても始球式!「録音しないで」と吉本ネタ
オリックスは2日に行われた埼玉西武戦(京セラドーム大阪)の試合前、松井一郎大阪市長の特別始球式を行った。松井市長は昨年まで大阪府知事として始球式を行っており、今年が8年目の登板となった。 マイクを持ってマウンドに向かった松井市長は、毎回恒例となっている爆笑挨拶。今年は「1億2千万のオリックスファンの皆さま(これもお約束)を代表して参りました。昨年までは大阪府知事として始球式をさせていただいたんですけど、今回は市長になりまして。市役所の前が御堂筋なので、オリックスファンのためにパレードを準備していますが、実現していません…今の話は録音しないようにしてください」と吉本ネタでスタンドの笑いを誘ってから始球式へ。 「ソフトボールしかやっていない」 と話す松井市長だが、今年もノーバウンドでストライク投球を披露すると、ファンから温かい拍手が送られた。登板後、インタビュースペースで囲み取材に応じた松井市長は、背番号を2025にした理由について、「大阪万博の開催(年)を意識した」ことを明らかにした上で、チームが最下位であることについて、「そうやねん。いつも秋になると『また来年』となってしまう。こうなったら2025年の万博の時に優勝してもらって」としながらも、チームへの期待は変わらないようで、「頑張ってほしいですね」とエールを送っている。 「選挙運動しかしていないので、練習する時間がなかった。球数制限があったから1球にしておきました」 松井市長のお約束となっている時事ネタは、インタビュースペースでも止まらず、高校野球ネタまで披露。2017年には、本拠地で開幕を迎えたこともあって、1年に2度始球式を務めているのだが、開幕の頃はあの森友学園問題がピークだった時期で、当時大阪府知事だった松井市長も渦中の一人とされていた。この時は「1億2千万人のファンのためにも期待したいところですが、これまでやれ御堂筋パレードが見たいとか、大阪のチームで日本シリーズを見たいとか期待しすぎました。今年は静かに見守りたい。選手の皆さんはファンの気持ちを忖度してください」と自虐ネタを披露。インタビュースペースでは開口一番、「連日、森友で疲れたわ」とボヤいていたが、知事から市長に立場が変わっても始球式を継続しているのは、オリックスが大阪の市民球団だということをしっかりと理解しているが故のこと。今後も松井市長の爆笑始球式に期待したい。(どら増田)
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社会 2019年08月05日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(7)最強の「秘書軍団」(上)
押し出しのいいステッキ片手の男は、文部省のある課長の机の上に積まれた書類に近づくや、何やら下のほうから書類を抜き出すと、これを一番上に置いた。その後、周囲の役人の視線などはおかまいなし、悠揚迫らぬ態度でやおら机から離れるのであった。 その人物の名は曳田照治。田中角栄が昭和22(1947)年4月の総選挙において、2回目のチャレンジで当選を果たした直後から、正式に「衆議院議員・田中角栄秘書」となり、田中が郵政大臣となって以降は秘書官を務め、約10年間にわたり田中を支え続けた。性格は陽気、度胸もあり、秘書になって間もなくは「政治的感覚は田中より上。なかなかの人物」というのが、永田町および霞ケ関官庁街での評判だった。 冒頭のエピソードは、田中の地元〈新潟3区〉の小学校の改修予算計上への陳情だったが、書類が下のほうに積まれていたのでは時間がかかるため、素知らぬ顔で順番を入れ替えたのである。この手のことは朝メシ前、田中はこの曳田の一挙手一投足を見習ったかたちで、政治というものの表裏を学んでいった。その意味では、陣笠の頃の田中という政治家を語るうえで、曳田の存在は欠かせないものになっている。 曳田は田中より1歳上、終戦から間もなく生きるあてのない中で、戦友の紹介により東京・飯田橋に本社を構える「田中土建工業」に就職した。田中との出会いである。ところが、間を置かず社長の田中が総選挙への出馬を決めたことにより、社員の曳田も新潟での選挙運動に駆り出されたということだった。 かつて、筆者は名にし負う田中の新潟での後援組織「越山会」の古老幹部から、次のような話を聞いたことがある。「田中は1回目落選、2回目の出馬で当選したが、その頃に曳田秘書の知恵がなかったら、今の田中があったかどうか。地元にとって田中は無名の新人と言ってよく、やがては新潟で田中の絶対的基盤となった魚沼地方の票を掘り起こしたのも曳田だった。当時の選挙は“重立ち”、すなわち地元のボスが票を押さえていたが、曳田は度胸のよさと口の達者さで、これを突破していった。 また、1回目の選挙では、田中の演説はドモるうえに中身もなかったが、2回目ではこれに絶望した曳田が、『東京へも日帰りができる、冬でも車が走れる。そんな鉄道と道路を整備し、展望のある新潟をつくらねばならない』などと、演説の中身を一新させた。のちに有名になった『三国峠を切り崩せば、越後新潟に豪雪は降らなくなる。切り崩した土は日本海へ持って行き、佐渡と陸の間に埋めて陸続きにしたらいい』との“大演説”も、じつは曳田のアドバイス、差しガネだったんだ。まさに、曳田あっての田中だった」★精鋭結集の求心力は田中にあり 筆者は50年超の永田町取材を経験してきたが、多くの実力者を見る中で、田中くらい人の集まった人物を見たことがなかった。とくに、秘書団である。この秘書団も、いくつかのグループとなっていた。 一つは、「二人三脚」で代議士になって以来、長く政治行動を共にしてきた佐藤昭子や、のちに政治評論家に転じた早坂茂三ら、田中の個人事務所の秘書団。 二つは、東京・目白の田中邸に詰めていた、山田泰司ら「江戸家老」と呼ばれた秘書、書生団。 三つが、国会議員の中でも最強の後援組織とされた「越山会」に、にらみを利かせ続けた、本間幸一ら「国家老」と呼ばれた新潟の秘書団となる。 そして四つが、141人を誇った田中派木曜クラブのピーク時には、所属各議員の公設、私設秘書合わせてじつに400人超が、“鉄の結束”を見せつけた「木曜クラブ秘書会」ということになる。この秘書会は、誰言うこともなく、一糸乱れぬ戦いぶりから「秘書軍団」の異名があった。 これらの四つのグループが、一朝事あった場合は互いに連動し、選挙ならとてつもない票を田中にもたらせた。まさに「最強」の名にふさわしい秘書たちの集まりだったのである。 それにしても、田中のもとには、先の曳田照治をはじめ、仕事にたけた才覚の持ち主が多く集まった。優秀な部下は、優秀な上司のもとにしか集まらない。ビジネス社会の組織でも、ダメな上司には一度は集まった優秀な部下も、やがては去っていくのと同様である。部下の敬意を集めることができる上司だけが、優秀な部下に支えられるのは、どの社会、組織でも同じということである。 例えば、次のような精鋭が集まった要因は、田中自身の求心力そのものにあったということだった。 佐藤昭子。手紙を書かせたら天下一品の達筆で、頭の回転も男まさりだった。田中が、「金庫」のカギを預けていたのもうなずける。 早坂茂三と麓邦明。前者は東京タイムズ、後者は共同通信社の記者から、田中の秘書となった。早坂は弁と筆が立つ熱情家、麓は冷静、沈着な政策通として知られていた。 山田泰司。目白の田中邸に常駐し、田中の陳情処理を補佐しつつ、毎年夏、2週間をかけて〈新潟3区〉各地の約300に細分化された「越山会」を回り、選挙区内での陳情、要望を聞いて回るのが常だった。そして、越山会それぞれが前回の選挙で田中の票をどれだけ出したかで、この陳情、要望を厳しく差配した。これは「越山会査定」と呼ばれ、各地越山会の幹部たちは陳情の実現のために、選挙でいかに田中票を出すか、この“信賞必罰主義”に頭を抱えたものであった。 そのうえで、選挙となると水も漏らさぬ態勢で全力投球したのが、「国家老」の本間幸一だった。「選挙戦に入ったら、本間はフトンで寝たことがない」との伝説を残している。(本文中敬称略/この項つづく)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年08月05日 06時00分
電気料金支払いの延滞をめぐるトラブルで兄が弟を殺害 刃物で弟の頭部を刺す
兄弟は気を遣わず話せるがゆえに、けんかやもめごとも起こりやすいのかもしれない。海外ではささいな兄弟げんかが殺人に発展した事件がある。 マレーシア・ペラ州で電気料金をめぐって家族がけんかとなり、37歳の兄が35歳の弟を殺害したと海外ニュースサイト『WORLD OF BUZZ』が7月29日に報じた。同記事によると、兄弟を含めた家族はレストランを経営していたが、7月28日の深夜、レストランの電気料金の請求書を見て料金の延滞に気づいた母親が弟に注意をしたという。弟が電気料金の支払いを担当していたと思われる。弟は注意されたことに腹を立て、母親と口論になった。兄は母親に対する弟の傲慢な態度を見て不快に思い、刃物で弟の頭部を刺したそうだ。兄はレストランのキッチンで掃除をしている最中で、キッチンで2人の口論を聞いたという。 弟は刺された後、頭から血を出した状態でレストランの外へ逃げたという。弟はレストランの外で死亡。兄を止めようとした母もけがをしたそうだ。兄はその場で逮捕。なお、警察に誰かが通報したのか、偶然警察が居合わせたのかは不明である。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「電気代の請求書が殺人事件を招くなんて悲劇」「殺してしまうなんて、弟の母親に対する態度もかなり悪かったのか」「家族に腹を立てる気持ちは分かるけど、話し合いで解決はできなかったのか。母親が気の毒」などの声が挙がっていた。 海外には、兄弟間のトラブルが殺人に発展した事件が他にもある。 パキスタン・パンジャーブ州に住む当時26歳の女性、カンディール・バローチさんがSNSをめぐって兄とトラブルになり、兄に殺害されたと海外ニュースサイト『The Telegraph』と『Pakistan Today』が2016年7月に報じた。報道によると、カンディールさんは自身のInstagramやFacebookに自撮り写真を投稿したことで注目を集め、パキスタンでは「パキスタンのキム・カーダシアン」と呼ばれるほどの有名人であった。カンディールさんのInstagramには約75万人ものフォロワーがいた。しかし兄は、自撮り写真をSNSで公開する妹を不快に思っていたという。 兄は妹に投稿をやめるよう何度か注意したが聞かなかったため、ある日、兄は、寝ているカンディールさんの首を絞めて窒息死させた。兄の殺害を知った父親が警察に通報し、兄は逮捕された。警察の調べに対し、兄は「家族の名誉を守るために殺した」と供述。イスラム教徒が多いパキスタンでは、女性が自撮り写真を公開することは恥だと見なされることもあるという。なおカンディールさんのInstagramやFacebookは現在も閲覧になっている。 今回紹介した海外の2事件は、殺人事件へと発展したが、手を出す前にできることもあっただろう。兄弟だからこそ、腹を立てることもあるかもしれないが、短絡的に殺害するのではなく、第三者を含めて話し合い、距離を置くことも必要だ。記事内の引用についてFight Between Perak Brothers Over Electricity Bill Ends With One of Them Dead(WORLD OF BUZZ)よりhttps://www.worldofbuzz.com/fight-between-perak-brothers-over-electricity-bill-ends-with-one-of-them-dead/Pakistani social media star 'murdered by her brother' in apparent honour killing (The Telegraph)よりhttps://www.telegraph.co.uk/news/2016/07/16/pakistani-social-media-star-murdered-by-her-brother-in-apparent/Qandeel Baloch’s brother arrested, says he killed her for ‘honour’(Pakistan Today)よりhttps://www.pakistantoday.com.pk/2016/07/17/qandeel-balochs-brother-arrested-says-he-killed-her-for-honour/
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ミステリー 2019年08月04日 23時00分
全ての文明の起源は日本? 偉大な神主か、とんでもない山師か…竹内文書と竹内巨麿
古代の日本には、錆びない金属「ヒヒロカネ」があったとか、世界各地にある文明は日本に起源があり、エジプトやメキシコにあるピラミッドのルーツは日本にあるとか、世界には「五色人」と呼ばれる黄人、赤人、青人、黒人、白人の5種類の人間が存在し、日本人はそのすべてに君臨する「黄金人」であると記述しているのが、謎の古文書『竹内文書』である。 こんな”とんでも話”を信じる者は、今や誰もいないだろうが、戦前の日本人を驚愕させた『竹内文書』では、このようなマジカルな神話が喜々として語られている。 この『竹内文書』を突如公開したのが、怪人・竹内巨麿である。文書の内容は神代文字で記されており、解読が難しいはずなのだが、巨麿はあっさり読み解けたという。このあたりいかにも怪しい。この文書は、武烈天皇の勅命を受け、武内宿禰の孫である平群真鳥が記した写本群と、鉄剣などの宝物から成り立っている。 竹内巨麿は武内宿禰の子孫と称し、富山にあった皇祖皇太神宮から大量の宝物と文書を運び出し、茨城県北茨城市磯原に移転した。日本が世界の中心であったと説く彼の仮説は、当時の軍人や南朝支持者から好意的に迎えられ、竹内巨麿は一躍時代の寵児となった。 しかし、巨麿が武内宿禰の系譜であるという証拠はなく、虚言の可能性が指摘されている。よくよく調べてみると、この男は富山県の樵の家に生まれており、地元の旧家・竹内家の養子となっており、血縁は途絶えているようだ。 だが、数々の不思議な逸話のある人物であった。「竹内巨麿伝」によると、空中に神代文字を書くほどの霊能者であったという。当然の流れだが、戦後この竹内巨麿を取り調べたGHQは「誇大妄想の人物である」と断定している。 もちろん、常識的に考えて『竹内文書』が「偽書」「偽史」であるのは明白だが、戦前の神道的な思想を探る上で、『竹内文書』は、貴重であったと言えよう。「偽書」「偽史」には、庶民の深層心理が含有されているのは言うまでもない。 残念ながら『竹内文書』は、東京大空襲の業火に焼かれ、焼失してしまった。現在、『竹内文書』についての資料は、竹内巨麿や研究家たちによって写されたメモや写真に頼るしかない。 希代の山師・竹内巨麿は、政治的に世界で孤立し、経済・軍事両面で欧米に太刀打ちできない、戦前の日本人のジレンマが生み出した幻想だったのかもしれない。だが、妄想や虚偽ではなく、本当に世界に誇れる日本を創るためには、現実を冷静に見据える強い心が必要なのだ。(山口敏太郎)
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社会 2019年08月04日 22時30分
高級ホテルで宿泊客を滅多刺し! 異常な動機と犯人の女の正体とは【背筋も凍る!女の事件簿】
昭和時代も終わりに差しかかった1980年代中盤、東京のオフィス街にある某高級ホテルで、世にも恐ろしい陰惨な事件が発生した。 1984年(昭和59年)10月4日18時ごろ、某高級ホテルの廊下で宿泊客から「女性客同士が大喧嘩している」との通報があり、駆け付けたホテルマンが現場に着くと、廊下には血まみれの女性が倒れており、その近くには包丁を持った女性が立っていた。従業員は包丁を持っている女性を捕まえようとしたところ、左腕を刺されてしまったが、なんとか取り押さえて警察へ引き渡した。一方、刺された女性は背中や腹など約十か所に深い傷を負っており、手の施しようがなく、ほぼ即死状態だったという。 いったい何故、ホテルの廊下で女性同士の陰惨な殺人事件は発生したのか――。 捕まった女性は、住所不定無職のAという38歳の女性で、この日の14時ごろからホテルにチェックインしていた。彼女が住所不定無職なのは、れっきとした理由があった。なんとこのA、前日まで都内で起こした放火と覚せい剤事件によって栃木刑務所に服役していた元受刑者だったのだ。彼女は刑期満了で出所しており、行くところがなくこのホテルに泊まっていたという。 さらに、刺された女性とAは以前から面識があった訳ではなく、殺害の理由は「人を殺せば、気持ちがスッキリすると思ったから」という、とても信じられないものだった。 Aは栃木刑務所を出た後、家には帰らずホテルへ行き、日米野球の中継を観戦していた。しかし、出所後も、彼女の世間に対するムシャクシャした気持ちは晴れることなく、「この手で人を殺してみたい」と思った。そこで、Aは近くのデパートで刃渡り約十六センチの文化包丁を購入。包丁を片手に、部屋のドアを半開きにして、人が廊下を通るのをじっくり待ち構えていたのだという。 彼女は覚せい剤使用の前科はあるが、この日は覚せい剤を使った痕跡はなく、動機は前述の通り、「人を殺してスッキリしたい」という至極身勝手なもので、決して許される犯行ではないものの、言動や行動に覚せい剤使用による後遺症などの影響も見られたことから、東京地裁は「残虐冷酷な犯行である」としつつも一部減刑となり、懲役9年の実刑を言い渡した。 殺人事件が発生したこのホテルは現在も営業中だが、既に35年が経過しているため、事件の事を覚えている関係者はほぼいなくなっているという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年08月04日 22時00分
「ひととき融資」借金した女たちの告白(1)
「ひととき融資」なる言葉をご存じだろうか。 金に困った女性に、男性が個人的に融資を行い、その“利息”や、返済が滞った際の代償として「ひととき」の癒やし=セックスを求める行為のことだ。これが、SNSやネットの掲示板で大流行。トラブルも頻発しており、ついには逮捕者まで出る騒ぎになっている。 大阪府警は6月、ネットの掲示板を通じて、法定金利の7.7倍もの利息、無登録で女性に金を貸し付けたとして、大阪府千早赤阪村の職員の男(36)を出資法と貸金業法違反容疑で逮捕した。「この男は、女性2人に計26万円を貸し付け、計81万円もの利息を受け取っていました。林野庁に出向経験もある役場のエースでしたが、この後、16歳の少女にも性行為を行っていたことが発覚。児童買春などで再逮捕されています」(全国紙社会部記者) 少女に対しては、買春行為の代金として1万円を払い、それとは別に1万円を貸し付けていた。警察の調べに対し、役場職員の男は、こう供述している。「貸した金が返ってきて性行為もできる。素晴らしい融資だと考えていた」 こうした「ひととき融資」は、セックスの対価として金銭を授受する「援助交際」とは違い、あくまで個人間の融資であるため、貸す側はきっちりと利息も受け取るのが特徴だ。「融資の条件として、『最初に1回はセックスさせろ』という男が大半です。その際、ハメ撮りに及び、女に『逃げたらネットに拡散するぞ』と脅しを入れるわけです。その上で、利息も毎月受け取る。まあ、無担保で金を貸すわけですから、仕方ないという見方もできますが…」(ネットに詳しいフリーライター) とはいえ、消費者金融や街金でも借りられなくなった女性にとっては“最後の砦”となっているようで、ネットの「個人間融資掲示板」を覗いてみると、あらゆる年代の女性からのSOSが書き込まれていた。「ひととき融資」という単語は掲示板で禁止されていることが多いが、融資を匂わせるメールを送ると、〈万が一、返済が滞った際は貸し主様のどんなご要望にもお応えいたします〉とか、〈ひとときも覚悟しております〉といった返信が来る。 そうした中から、数人の女性に直接、話を聞くことができた。 7万円の融資を申し込んできた30代の主婦は、埼玉県で夫と子供3人で暮らしている。「子供のお金がかかるのに、旦那が仕事を変えてばかりで長続きしなくて…」 喫茶店で待ち合わせた主婦は、元モー娘。の安倍なつみ似のかわいい顔立ち。ファッションにも清潔感があり、借金で身を持ち崩した印象は皆無だ。 トラック運転手の夫はギャンブル三昧。彼女もパート勤務に出ているが、下の子がまだ2歳で長時間勤務は難しく、大した収入にはならないと嘆く。「アパートの転居費用などで、友人からの借金が50万円を超えてクビが回らなくなった。パートで収入も限られるけど、街金などの金融業者から借りられても、せいぜい1〜2万ぐらい。利息も高いし手が出せない」 たどり着いたのが「ひととき融資」だったが、最初は騙されたという。(明日に続く)
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レジャー 2019年08月04日 22時00分
本当にあった怖い彼氏〜SNSで自作自演していた恋人〜
川谷沙耶(仮名・26歳) 彼は、文章だったり写真のセンスがあり、ツイッターのフォロワー数は、一般人にしては結構多い人でした。インフルエンサーとまではいかないまでも、数千フォロワーがいて、ファンも多いようでした。そんな中、いつも彼のアカウントに、辛辣な意見をぶつけてくる人がいました。 そのアカウントは、彼が何か投稿すると、度々「クズだろ」「消えろよ」といった罵倒を繰り返していたのです。そんな意味不明のアカウントはブロックすればいいと思うのですが、彼は何もせず、放置していました。あまりに一方的な誹謗中傷が続いたので、彼のフォロワーだけでなく、私も、そのアカウントには「彼はクズじゃない」「そういう言葉をぶつけるのは違うのでは?」と反論するようになりました。 その後も、悪質アカウントは、ファンらが集まるチャットアプリにまで現れて、空気を壊すような意見を発信していました。 そんなある日、チャットアプリを眺めていると、その荒らしアカウントが、ある風景写真をアップ。しかし、すぐに消えたのです。そして数分後、同じ写真を、彼がチャットにアップしました。その写真は、彼しか持っていないはずのオリジナルのもので、撮る際、私も同行していました。それを、荒らしアカウントが一瞬でもアップしたということは、アカウントを自作自演していたということ。つまり彼は、あえて自分で自分を叩く流れを作っていたのです。周囲が守ってくれる様子を楽しんでいたのかもしれません。特に怖かったのが、そのアカウントは私にも、かなり辛辣な意見をぶつけていたこと。それが彼のものだと考えたら、本当に信用できなくなりました。そのことを伝えると、彼は自作自演は認めたものの、一切謝らず、理由も語らなかったため、その時のことが原因で別れました。写真・j_baer
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芸能 2019年08月04日 21時30分
【有名人マジギレ事件簿】「なんだオメェ!」中居正広、クラブで一般人と大喧嘩!
7月28日放送のバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、ダウンタウン・松本人志が、世間を騒がせている吉本の問題について、ナインティナイン・岡村隆史から会談を持ちかけられた事を明かした。そんな中、8月1日発売の『女性セブン』(小学館)が、松本と岡村の仲介役を務めたのは、中居正広だと伝えている。 記事によれば、松本と岡村は、これまでほとんど絡んでこなかったものの、中居は『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に度々出演し、岡村とは20年来の仲で、松本ともドラマ『伝説の教師』(日本テレビ系)で共演。そのため、両者と関係が深い中居が、今回の事態に動いたようだ。 そんな中居と岡村といえば、今から20年以上前に、プライベートでクラブに出かけたこともあった。5月に放送されたラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にて、ゲストの中居が語ったところによれば、ディスコの経験は10代の時にあったものの、クラブの経験はなかったため、岡村、とんねるず・石橋貴明、つんく♂の4人でクラブに繰り出したそう。 そして、クラブに着くと石橋は、「踊るから」とフロアの中心で踊り出し、岡村は上のVIP席からそれを眺めていた。しかし、気が付くと、隣では中居が一般人と喧嘩していたという。岡村によれば、その時の中居は完全にヒートアップしており、「なんだおいテメェ! この野郎! やんのかコラァ! なんなんだよ、さっきからコラ」と、一般人にマジギレしていたそう。それを見た岡村とつんく♂は、「やめとけ! やめとけ!」と止めに入るものの、中居は「なんだよコラ」と興奮状態だったとのこと。ついには、フロアで踊っていた石橋までが「おい、やめろよ!」と仲裁に入り、その場はなんとか事なきを得たようだ。 ラジオで中居は、この時のことについて、「僕は、もちろん手は出してないですけど、あっちから来たんですよ。ひざ蹴りみたいのドーンときて、『なんですか?』みたいになるじゃないですか」と振り返り、「すみません、今はダメですから…」と反省しているようだ。 アイドルと芸人という立場ながら、20年以上の交流が続く2人。いつかまた「めちゃイケ」の「日本一周」のような企画で共演する事を期待したい。
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芸能 2019年08月04日 21時30分
“徹マン”好き林美沙希アナ
林美沙希アナ(1990年5月2日生・29歳・情報コミュニケーション学部)は、2013年4月にテレビ朝日入社。「学生時代は、サッカーサークルのマネジャー。そして、プロ雀士マニアとして有名だったそうです」(前出・女子アナライター) 自らも“徹マン”好きの雀士だったそうで、一時、アナウンサーになろうか、雀士になろうか迷ったという。 昨年10月から『スーパーJチャンネル』平日の女性メインキャスターを務めている。「報道番組なので、露出は極力抑えていますが、知る人ぞ知る隠れDカップ巨乳。これからが楽しみな逸材です。なお、ライバルは同期入社の弘中綾香アナ(28)だということです」(前出・女子アナウオッチャー) テレビ朝日入社1年目で、入社式より前に番組デビューを飾った“期待の新人”斎藤ちはるアナ(1997年2月17日生・22歳・文学部文学科演劇学専攻)。「いきなり、『羽鳥慎一モーニングショー』のサブMCですからね。プレッシャーはあったと思います」(前出・テレビ局関係者) 当初は、斎藤アナに対して懐疑的な視線を送る関係者も少なくなかった。「現在の“トップ”、大下容子アナに代表されるように、テレ朝は基本的には保守的なスタンスをとってきました」(前出・女子アナライター) 女子アナを採用するにあたって、テレビ朝日は元タレントなどの“色”のついている学生を敬遠する傾向にあったというわけだ。「歴代の女子アナを見ても、ミスキャンパス受賞者や女子大生キャスター経験者はいますが、どっぷりとタレント活動した人はほとんどいませんでした。ですから、斎藤アナは“異例”の存在なのです」(同) 幼少期は名だたるメーカーのCMに出演し、子役としても活躍した斎藤アナは、2011年から国民的アイドルグループ『乃木坂46』の第1期メンバーとして活躍した。「明大に通いながら、芸能活動を行っていました。昨年5月、グループからの卒業を発表。その時には、テレ朝からの内々定が出ていたようです」(芸能レポーター)『羽鳥慎一――』の中で、「学費は自分が働いた分で払っていました」 と明言した斎藤アナ。「それはそうでしょうと、感心する視聴者は少なかったと思います。何せ、普通の女子大生とは“稼ぎ”が違うのですから。視聴者の多くは、50代以上の男女。受け入れられるか、制作サイドは不安でいっぱいだったようです」(前出・女子アナライター) しかし、入社から4カ月。そうした心配は、杞憂に終わったようだ。「芸能活動していた経験がいい方に出ているようで、新人とは思えないほど本番中は落ち着いています。“噛む”ことも少ない。その上、勉強熱心でスタジオ入りが誰よりも早いそうです。カメラを見て、原稿を読む練習をしているんです」(制作関係者) 女子アナとしても頂点を極めそうだが、心配な点はただ一つ。「男です。局内外で狙っている男は多い。もっとも、1人の女性として、恋愛は自然の流れ。田中アナのような社内不倫でなければ全く問題はないと思います」(前出・芸能レポーター)
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増え続ける高齢者の犯罪率 誰でもなりうる「窃盗症」の危険信号(2)
2015年03月05日 13時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 認識されない格差
2015年03月05日 12時30分
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スポーツ
広島戦を押さえろ! セ・リーグ地上波テレビ中継争奪戦
2015年03月05日 12時00分
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日本で再ブレークできないまま兵役で入隊するJYJのジェジュン
2015年03月05日 11時45分
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アイドル
NMB48メンバーが白間美瑠のヌードを描く!
2015年03月05日 11時45分
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アイドル
乃木坂46 生駒里奈がファンとバトル「逆にすみませんね、かわいくなくて!!」
2015年03月05日 11時45分
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X21籠谷さくら、ポスト武田梨奈へ名乗り! 空手は黒帯の腕前
2015年03月05日 11時45分
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伊東美咲が第二子を妊娠
2015年03月05日 11時45分
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社会
税関職員は楽? 診断書偽造し、仮病で70日病気休暇
2015年03月05日 11時45分
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社会
東日本大震災3・11を当てた地震専門家が警鐘 次はM8・5巨大地震が首都圏を襲う!(2)
2015年03月05日 11時00分
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芸能
プロフェッショナル巧の格言 橋本テツヤ(ジャーナリスト)(2)
2015年03月05日 10時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分