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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(3/7中山・3/7京都)

 先週の結果分析。中山デビューの注目馬・エンゲルフライトは、まずまずのスタートを切ると馬の行く気に任せた位置取りで中団やや前目につける。向正面から徐々にポジションを上げていき、3コーナーでは早くも3番手まで浮上する。3、4コーナーでは手が動き始め直線へ。直線では伸びずバテずで流れ込むだけの7着。まだ初戦。使われるごとに良くなって来そうなタイプだ。所変わって京都デビューの注目馬・ロイヤルストリートは、好スタートを切ると行きたがる素振りを見せるが、鞍上が抑え込みすぐに落ち着く。3コーナーから促し始め、直線に入ると進路取りが上手くいかず進路を取り直すロス。進路が開くとそれなりに伸びたがピリッとした脚ではなかった。それでもこ れがデビュー戦だったことを考えれば良く走った。次走に期待。

 今週の中山デビューの注目馬は、2015年3月7日(土)第4Rダート1200m戦に出走予定のコンコルダンス。馬名の由来は「一致、調和」。牝、芦毛、2012年1月28日生。美浦・中川公成厩舎。父クロフネ、母コンコルディア、母父フジキセキ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額1200万円。母は03年ヤマニンシュクルが勝った阪神JF(GI)で3着に入ったコンコルディア。近親にはダート短距離で3勝を挙げているペイシャモンシェリがいる。本馬は芦毛ということもあり見栄えはしないが、これから成長していきそうな体つき。ボディーラインから来る繋ぎは立ち気味で、近親からもダートがベターだろう。なお、鞍上には柴山雄一騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、2015年3月7日(土)第3Rダート1200m戦に出走予定のサトノシャルマン。馬名の由来は「冠名+魅力的(仏)」。牝、鹿毛、2012年2月7日生。栗東・藤原英昭厩舎。父ディープインパクト、母サクラサクII、母父デインヒル。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は里見治氏。半姉には08年ヴィクトリアマイル(GI)を勝ったエイジアンウインズ(父フジキセキ)や、全姉に13年オークス(GI)でメイショウマンボの2着となったエバーブロッサム(父ディープインパクト)がいる。本馬はディープインパクト産駒らしい柔軟性とバネの持ち主。全姉に比べ前駆の造りが逞しく、全姉よりはパワーがありそうだ。なお、鞍上には福永祐一騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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