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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(2/8東京・2/8京都)

 先週の結果分析。東京デビューの注目馬・レパードクリフは、抽選非当選により出走出来なかったが、日曜京都5Rに再投票し出走。ここは京都デビューの注目馬・ブライアローズと同レース。レパードクリフはまずまずのスタートを切ると、前半は折り合いが付いていたが向正面では少し促しながらの追走。4コーナーでは置かれそうになり、直線ではふわふわしてまともに走れていなかった。それでも6着に食い込んできたのだから力はある。一度使われて次は変わってくるだろう。もう一頭の注目馬・ブライアローズは、こちらもまずまずのスタートを切ると馬なりのまま好位4番手の内へ付ける。道中はすんなり折り合いも付き、終始好ポジションで脚を溜め直線へ向くが、少し進路がスムーズで はないところがあり追い出しが遅れ5着。まだ幼さが残る走り、こちらも一度使ってガラリ一変も。

 今週の東京デビューの注目馬は、2月8日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のレッドカノーヴァ。馬名の由来は「冠名+彫刻家名より。彫刻のような迫力ある好馬体より連想」。牡、黒鹿毛、2012年2月20日生。美浦・鹿戸雄一厩舎。父キングカメハメハ、母スプリームゴディス、母父Theatrical。生産は新冠町・パカパカファーム、馬主は東京ホースレーシング。愛馬会法人・東京サラブレッドクラブの募集馬で総額4400万円。母系を辿ると名馬ディープインパクトの母ウインドインハーヘアの名前があり、叔父には6勝を挙げ、10年ダノンシャンティが勝ったNHKマイルマップ(GI)で3着となったリルダヴァルがいる。本馬は重厚な馬体の持ち主。各パーツは筋肉量豊富で、特に肩の筋肉には目を見張るものがある。芝よりもダートの方がベターに見えるが、力のいる馬場なら芝でも十分勝負になると見る。なお、鞍上には三浦皇成騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、2月8日(日)第6R芝1600m戦に出走予定のヴェネト。馬名の由来は「イタリアの州名。ヴェニスはヴェネト州の州都」。牡、鹿毛、2012年3月24日生。栗東・藤原英昭厩舎。父ディープインパクト、母レディオブヴェニス、母父Loup Solitaire。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額8000万円。半兄には芝で3勝を挙げ、13年京成杯(GIII)で2着となったアクションスターがいる。本馬は小柄ではあるが幅はあり、じっくり乗り込んで造られてきた。筋肉質、量ともに現時点では合格点。ディープインパクト産駒らしいキレとスピードを持ち合わせている。なお、鞍上には戸崎圭太騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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