今週の東京デビューの注目馬は、2月8日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のレッドカノーヴァ。馬名の由来は「冠名+彫刻家名より。彫刻のような迫力ある好馬体より連想」。牡、黒鹿毛、2012年2月20日生。美浦・鹿戸雄一厩舎。父キングカメハメハ、母スプリームゴディス、母父Theatrical。生産は新冠町・パカパカファーム、馬主は東京ホースレーシング。愛馬会法人・東京サラブレッドクラブの募集馬で総額4400万円。母系を辿ると名馬ディープインパクトの母ウインドインハーヘアの名前があり、叔父には6勝を挙げ、10年ダノンシャンティが勝ったNHKマイルマップ(GI)で3着となったリルダヴァルがいる。本馬は重厚な馬体の持ち主。各パーツは筋肉量豊富で、特に肩の筋肉には目を見張るものがある。芝よりもダートの方がベターに見えるが、力のいる馬場なら芝でも十分勝負になると見る。なお、鞍上には三浦皇成騎手を予定している。
京都デビューの注目馬は、2月8日(日)第6R芝1600m戦に出走予定のヴェネト。馬名の由来は「イタリアの州名。ヴェニスはヴェネト州の州都」。牡、鹿毛、2012年3月24日生。栗東・藤原英昭厩舎。父ディープインパクト、母レディオブヴェニス、母父Loup Solitaire。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額8000万円。半兄には芝で3勝を挙げ、13年京成杯(GIII)で2着となったアクションスターがいる。本馬は小柄ではあるが幅はあり、じっくり乗り込んで造られてきた。筋肉質、量ともに現時点では合格点。ディープインパクト産駒らしいキレとスピードを持ち合わせている。なお、鞍上には戸崎圭太騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。