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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(1/10中山・1/12京都)

 新年を迎え、クラシックが近付きますます盛り上がりを見せる3歳馬たち。年明けデビューからでもクラシックを制した馬は数知れず、まだまだ目が離せない新馬戦。今年も注目馬をピックアップしていく。

 新年一発目の注目馬は、1月10日(土)中山第6R芝2000m戦に出走予定のサトノメサイア。馬名の由来は「冠名+救世主」。牡、青鹿毛、2012年4月8日生。美浦・堀宣行厩舎。父ハーツクライ、母ダリシア、母父Acatenango。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は里見治氏。半兄には11年ケンタッキーダービーを勝ち、13年ドバイワールドカップを制したアニマルキングダム(父Leroidesanimaux)がいる。本馬はバランスの取れた馬体の持ち主で、父ハーツクライ産駒らしく現段階ではまだトモに緩さを感じるが、上腕から胸前にかけては良質な筋肉が付いている。蹄には厚みがあり、道悪馬場でも対応可能なつくり。完成はまだ先になるだろうが、今後も含め注目したい。

 所変わって、京都デビューの注目馬は、1月12日(月)芝1600m戦に出走予定のロイヤルセレモニー。馬名の由来は「王家の儀式」。牝、鹿毛、2012年2月1日生。栗東・石坂正厩舎。父ディープインパクト、母ロイヤルファンタジー、母父Monsun。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は吉田照哉氏。半兄には中長距離で3勝を挙げたミッションモード(父Galileo)いる。本馬は胸前から頸、顔まで父ディープインパクトよりも母父Monsunが強くでている。トモには豊富で良質な筋肉を備えているが、父とは違うタイプになりそうだ。なお、鞍上には浜中俊騎手を予定している。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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