スポーツ
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スポーツ 2019年05月07日 16時00分
ライバル相手にIWGP初防衛のオカダ・カズチカ、次なる相手はクリス・ジェリコ!
「ライバル」 新日本プロレスの“レインメーカー”オカダ・カズチカは、棚橋弘至、中邑真輔、内藤哲也、AJスタイルズ、ケニー・オメガら好敵手に恵まれてきた。しかしライバルとなると「?」マークが付いてしまう。オカダにとっては自身よりも上の世代か、EVILら下の世代との闘いが多く、同世代のライバルとめぐり会えていなかったからである。 しかし、IWGPタイトルマッチの調印式で、挑戦者で同い年のSANADAがオカダを「ライバル」と呼んだことがうれしくて仕方なかったという。SANADAは新日本参戦以降、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員として、クールなキャラクターを貫いてきた。しかし『ニュージャパンカップ2019』の決勝戦の直後、オカダが「アメリカから戻ったらSANADAさんと最初にやると約束する。そのとき持ってくるもの(ベルト)は持ってくるから」と約束。これを守ってくれたオカダに対して思うことがあったのだろう。試合では前髪を下ろし、ヒゲを整え、コスチュームをブルーに新調。これはSANADAが、新日本参戦前に真田聖也として活動していたときのスタイルだ。 過去の戦績はオカダの5戦5勝だが、博多っ子はSANADAを推していた。しかし4日のタイトルマッチ(福岡国際センター大会)38分の激闘の末、またもやSANADAはレインメーカーを食らい3カウント。タイトル獲得はならなかった。試合後、オカダが手を差し伸べると「もう一回」と人差し指を立て、握手、グータッチで拳を合わせてから、SANADAはリングを後にした。マイクをつかんだオカダはSANADAをライバルだと認め、「これがライバルストーリーの始まり。6勝0敗じゃなくて、1勝0敗でもいい」とSANADAとのストーリーを大切にする意向を示している オカダが大会を締めようとしたそのとき、場内が暗転し、クリス・ジェリコからのビデオメッセージが流れた。彼は6月9日に大阪城ホールで開催される『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』で挑戦すると表明。アメリカの新興団体AEWと契約しているジェリコだが、新日本には参戦可能な契約を交わしているとされる。ジェリコにとっては日本で活動していたときから長年の夢であったIWGPヘビー級王座にようやくたどり着いたのだ。オカダに断る理由はなく「上等じゃねぇか!」とあっさり受諾。初夏のなにわの街で、ドリームマッチが実現することになりそうだ。 オカダは再びライバルと対峙するまで、ベルトを死守することができるか?ジェリコという世界の壁が立ちはだかる。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月07日 12時00分
「自己管理がなってない」張本氏、石川遼の“中日クラウンズ棄権”をバッサリ斬り物議
5日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がプロゴルファーの石川遼選手に激しい「喝」を入れた。 番組では、中日クラウンズ初日の様子を取り上げる。出場した石川選手が11番ホールでバンカーに打ち込み、3度のミスショットで外に出せず、苦しむ様子が放送された。 そして、司会のゴルフ好きで知られる関口宏が、石川選手は今ツアー前から腰を痛めており、欠場も考えたが、選手会長ということで強行出場したことが告げられる。この後、石川選手は棄権したという。 これを怪訝そうな顔をして見ていたのが張本氏。「喝入れてよ」と叫ぶと、「27歳ぐらいでね、こんな自己管理を怠って。腰痛はありますけどね、もう少し気をつけてもらいたいよ。期待しとるんだから」 と石川選手に対し、激しく「喝」を入れる。 さらに、「若手はね、金谷(拓実)ぐらいですよ。上がってきたのは。女子はたくさんいるけども」と男子プロゴルフ界にも苦言を呈す。中日クラウンズについては、「どっちにしても混戦ですね。私はね、貞方(章男)辺りが勝ってもらいたいのよ。昭和生まれだから。奈良出身でね」とコメントした。 激しく叱責した張本氏に対し、ゲストのアテネオリンピック柔道100キロ超級金メダリストで国士舘大学男子柔道部監督の鈴木桂治氏は、 「期待されている選手ほど休みにくいんですよね。自己管理もそうですけど、休む勇気も必要ですよね」 と自身も柔道界重量級のエースとして重圧を背負った経験を元に、「休む勇気」に言及した。 石川選手に「喝」を入れた張本氏に、ネットユーザーの反応は厳しい。「腰痛に年齢は関係ないのでは…」「若い頃からプレーしてるということもあると思う」「怪我をしたから自己管理がなっていないというわけではないのでは」など、反論が相次ぐことになった。 腰痛を抱えながら選手会長として「強行出場」した石川選手。鈴木監督の言うように勇気を出してゆっくり休み、腰を治してもらいたい。
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スポーツ 2019年05月06日 21時30分
「“あれ”をやらないと…」議論される「プロ野球16球団」の課題
「プロ野球球団を持ちたいです。球団経営を通して、ファンや選手や地域の皆さまの笑顔を増やしたい。みんなで作り上げる参加型の野球球団にしたい。シーズンオフ後に球界へ提案するためのプランを作ります。皆さまの意見も参考にさせてください。そこから一緒に作りましょう!」 株式会社ZOZOの社長・前澤友作氏が、ツイッターで昨年7月にぶち上げた球界参入構想。これを機に球団拡大の議論がそこかしこで展開されたことは、今も記憶に新しいところだろう。 2014年に自民党の日本経済再生本部が作成した「日本再生ビジョン」では、16球団への拡大が提言された。実現すれば60年以上続く12球団体制に変化が生じるとあって、期待を寄せるファンも少なくない。 「候補地」や「支援策」といった事柄については、「もし実現に移すなら」という枕詞とともに頻繁に語られている。一方、「オーナー企業」に関しては、どうにも後回しにされている印象がぬぐえない。 球界に新規参入する企業は、承認された場合まず30億円(預かり保証金25億円、野球振興協力金4億円、加入手数料1億)を支払うと野球協約で定められている。ここに球場の整備費や人件費といった費用を含めると、おそらくその金額は100億円以上となるだろう。 現に2005年に新規参入した楽天は、球場改修費(30億円)、選手の年俸(約20億円)といった目に見える出費を含めただけで「大台」に迫っている。これに耐え得る体力や意欲を持つ企業は、今の日本では限られるだろう。 また、日程面も考えると、条件に合致する企業が奇数ではなく、偶数であってほしいところ。ともすれば“ないものねだり”かもしれないが、この点をクリアにしないと拡大構想はいつまで経ってもくすぶり続けたままだ。 「候補地」や「支援策」ももちろん大事だが、それらが成り立つのは「オーナー企業」の存在があってこそ。球団拡大に本気で取り組みたいのならば、手を挙げそうな企業の洗い出しから先に着手する必要があるのではなかろうか。記事内の引用について前澤友作の公式twitterよりhttps://twitter.com/yousuck2020文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月06日 20時00分
「令和」の新日本プロレス“エース候補”は成田蓮!
新日本プロレスは今年3月、旗揚げ47周年を迎えた。 昭和はアントニオ猪木という絶対エースのもと、坂口征二、藤波辰巳(辰爾)、長州力、初代タイガーマスク、キラー・カーン、前田明(日明)、タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン、ダイナマイト・キッド、ハルク・ホーガンといったスター選手を輩出してきた。 そして平成は、ビッグバン・ベイダー、スコット・ノートン、プリンス・デヴィットなど外国人選手も台頭。猪木、藤波、長州の時代を超えるべく、武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋の闘魂三銃士、馳浩、佐々木健介、天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学、大谷晋二郎、藤田和之、真壁刀義、棚橋弘至、柴田勝頼、中邑真輔、内藤哲也、オカダ・カズチカら、日本人選手が飛躍した時代だったと言えるのではないだろうか。 平成の新日本はIWGPヘビー級王者のオカダをトップに、棚橋、飯伏幸太、内藤、そして前王者のジェイ・ホワイトの5選手がトップに君臨している。これはポスターを見れば一目瞭然だ。飯伏が抜けていたが、今後レギュラー参戦が予想されるだけに、5強の中に入ってくるのは間違いない。 ヤングライオン(新日本の若手選手)をジェイ、ジュース・ロビンソン、デビッド・フィンレーら外国人が多数を占めた時代に比べると、現在の新日本は海外武者修行組も含めて、将来有望な日本人選手が多い。特に期待されている海野翔太は『ワールドタッグリーグ2018』『ニュージャパンカップ2019』でトップ選手と対戦し存在感を残している。今年の『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』のエントリーをアピールする選手もいるなど、令和のスター候補生は潤沢だと言っても過言ではない。 筆者は令和の“エース候補”として成田蓮を推したい。成田は1997年11月生まれの21歳。183cm、83kg、甘く端正な顔立ちで女性ファンも多いヘビー級の“エース候補”だ。成田は2016年4月、レスリングや野球などをバックボーンに新日本に入団。2017年7月に同期で同い年の海野翔太を相手にデビューした。海野とは背格好も近い。生涯のライバルとして競い合っていくと期待されている。 海野同様、海外武者修行も時間の問題と思われ、海外から帰国した後どんな化け方をするのか注目したい選手である。成田がどんなレスラー像を築いていくのか大いに期待したい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月06日 18時10分
「令和は俺の時代!」オリックス・西浦颯大“スター候補”が語る心意気
今シーズン、ヒーローインタビューを最後までベンチで見届けている男がいる。高卒プロ2年目にして、開幕一軍、スタメンを勝ち取った西浦颯大(はやと)外野手である。 「ヒーローインタビューを見ている理由ですか?(最年少で)最後まで片付けしないといけないので、せっかくなら見ようかなと思って見ている。あとは、立つ日が来たときのイメトレですね」 「俺もあそこに立ってやる!」。西浦はそんな強い気持ちを抱き先輩たちのヒーローインタビューを見届けてから、ベンチ裏に戻っていく。今までこういう選手はいなかった。 西浦は2017年のドラフト会議で名門、明徳義塾高校からドラフト6位でオリックスに入団。甲子園に4度出場した逸材は、デビューイヤーの昨年は左第3中手骨基部の変形部切除手術と左足関節三角骨の摘出手術を行い入団早々出遅れた。「焦りもあった」という西浦だが、リハビリは順調に進みオープン戦に出場できるまでに回復。ファームの開幕には間に合った。シーズン終了間際には一軍にも呼ばれていきなりスタメン出場。プロ初安打、盗塁を決めてルーキーイヤーの最後に猛アピールをしてみせた。 今季、ヘッドコーチから昇格した西村徳文監督は、秋季キャンプから西浦をメンバーに選出。台湾でのウィンターリーグで「課題しかなかった。練習量が足りなかったのかもしれないですね」という西浦に一軍のメンバーの中で練習させた。オフには体幹強化のため、キックボクシングのジムに週3回通うなど、1年間戦える体作りに励んでいる。 「西浦はアグレッシブさがあっていいですね」 今年の春季キャンプで一軍スタートさせた西村監督は、紅白戦で奮闘する姿や、練習に対する姿勢を高く評価。春季キャンプの時点で、外野手は吉田正尚とロメロ、T-岡田、新外国人のメネセスといった主砲が2枠を固めることが確定的に。残る1枠を、小田裕也、後藤駿太、杉本裕太郎、宗佑磨、佐野皓大、西浦が争った。しかし、ロメロが首の違和感で戦線離脱して外野手枠は2枠に広がり、結果、オープン戦終盤に結果を残していた小田と西浦が開幕スタメンに選ばれた。 「福田(周平)と西浦の1、2番が出ると得点につながるので大きい」 開幕してから1、2番を任されている西浦は「ピッチャーに一球でも多く投げさせることを考えている」という思いからめったに早打ちはしない。 逆方向に打つことを意識し、チームバッティングに努めているが、三振が多いのが現在の悩みどころ。春季キャンプでも最後に宿舎に戻る姿が見られていたが、シーズンが始まってからも京セラドーム大阪で、ひとりタクシーを待つ西浦の姿を見かけた。 「(他の)寮生はみんな帰っちゃったんで」 その日のうちにやっておくべきことをやってから帰らないと気が済まないタイプが故に、試合後も最後まで練習をすることが多いという。寮がある舞洲には24時間利用できる練習施設があるが、試合の感覚を忘れないうちに、京セラの選手サロンで夕飯を食べてから練習をしている。こうした日々の努力がレギュラーの死守につながっているのは言うまでもない。 「令和は俺の時代!」 令和をどんな時代にしたいか?という問いに西浦はこう即答した。こういうギラついた強い野心を抱くタイプこそ、近年のオリックスに求められていた選手ではないだろうか。オリックスが次に優勝する時、輪の中心には西浦颯大が必ずいるはずだ。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年05月06日 18時00分
イチロー、野茂、田中将大…“平成を代表する3人”の華麗なる功績
平成が終わり、時代はいよいよ令和へと入った。プロ野球も元号と同様に新時代に入り、新たなスターの出現が望まれている。 一方で新時代になると、平成を振り返りたくなることも事実。プロ野球ファンなら、「平成を代表する名選手って誰なんだろう」と思うはずだ。 そこで今回は平成を代表するプロ野球選手を考えてみたい。1、イチロー 平成ナンバーワンの選手と言えば、イチローの右に出るものはいないだろう。日米通算4,367安打、メジャー通算3,089安打、1シーズン安打のメジャー記録262。さらに日本でも7年連続首位打者、通算打率.353とハイアベレージを記録しており、その力は突出している。 また、平成時代に始まったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に2回出場し、連続世界一に貢献。特に2009年決勝・韓国戦の10回表に放った決勝タイムリーは語り草であり、負ければ第1、2ラウンドに続きマウンドに国旗を立てたであろう韓国を敗戦に追い込んだ一打だった。 昭和のミスタープロ野球が長嶋茂雄なら、平成は間違いなくイチローだろう。2、野茂英雄 ドラフトで史上最多の8球団競合の末、近鉄バファローズへ入団。初年度にいきなり18勝を挙げ最多勝、防御率2.91の成績を残し最優秀防御率と新人王を獲得すると、4年連続二桁勝利、最多奪三振の離れ業を演じる。 そして1994年オフ、鈴木啓示監督との確執をきっかけに、近鉄を退団。活路をアメリカに求める。当時この行動にメディアから「わがまま」「絶対通用しない」などとバッシングを受けた。 マイナー契約でドジャースに入った野茂は、トルネード投法とフォークボールを武器にアメリカでも活躍。初年度に13勝し、最多奪三振のタイトルを獲得すると、新人王にも輝く。バッシングしていたメディアは手のひらを返したように彼を「英雄」として扱った。 その後もノーヒットノーランを両リーグで達成するなどしてメジャー通算123勝を挙げた野茂。アメリカで日本人の投手がタイトルを取り主力投手として活躍し、多くの野球選手にとっての憧れとなり、現在は草分け的な存在として尊敬されている。また、アメリカ国内でもトルネード投法とフォークボールは高く評価されており、現在でも日本人最高の投手として語り継がれている。3、田中将大 駒大苫小牧高校時代から活躍し、ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。高卒新人ながら11勝を挙げ、新人王に輝くとエースとして君臨し、チームの中心となる。 2009年から2013年まで連続二桁勝利を挙げ、2013年は24勝0敗、防御率1.27という特筆すべき成績を残し、チームの日本一に貢献。巨人との日本シリーズ第7戦では、前日完投し敗戦投手になったにもかかわらず、9回表のマウンドに登場。東日本大震災で傷ついた東北に、日本一の感動をもたらした。 そして2014年からは名門・ニューヨークヤンキースに移籍。ここでも初年度に13勝すると、2018年まで5年連続二桁勝利を達成。日本を合わせると、実に10年連続で二桁勝利していることになる。 このまま順調に成績を残せば、野茂超えは間違いなく、メジャー200勝も見込める田中将大。高校時代からNPB、そしてメジャーでも安定して勝てる田中は、平成後期最強の投手と言えるだろう。 平成を代表する3選手の記録と記憶は、どれも素晴らしいもの。3人を上回る選手が令和に出現することを期待したいが、なかなか難しいかもしれない。
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スポーツ 2019年05月06日 17時30分
白鵬は「過小評価」されている? その理由を3つの視点から考察
先の春場所で「15勝0敗」をマークし、見事“平成最後の”優勝を飾った白鵬。優勝回数42回を筆頭に、数々の歴代1位記録を保持する平成の大横綱だ。 ただ、報道やファンの反応を見ていると、“リスペクト”がないと感じられることもしばしば。角界の第一人者が、なぜここまで「過小評価」されるのか。今回は筆者が考える3つの理由を説明しよう。■品格 土俵上では「張り差し」、「かち上げ」、「猫だまし」、そして土俵下では「万歳三唱」、「三本締め」と、その立ち振る舞いが大きく報じられることも多い白鵬。波紋を広げるたびに、「品格がない」と批判を浴びせられている。 強さの観点でみると、豊富な実績を持つ白鵬を批判する隙はほとんどない。だからこそ、強さとは別の要素であり、個々人が好きなように解釈できる「品格」が、白鵬を正当に評価しないための“色眼鏡”として用いられているのだろう。■ライバル不在 白鵬は同郷の先輩横綱である朝青龍を除き、これといったライバルに恵まれていない。この点を引き合いに、「低レベルな時代に当たっただけ」、「貴乃花、千代の富士の時代なら勝てない」とケチをつける人もいる。 他競技では、時代を重ねるごとに競技レベルが上がっている。一方、相撲に関しては、それとは真逆の道のりをたどっているとも考えられているようだ。ただ、仮にそうならばそれはそれで問題のような気もするが…■人種差別 以上に述べた2つの理由の、根本にあると言ってもいいのがこの点。白鵬がモンゴル人ではなく日本人なら、ここまでケチをつけられることはなかっただろう。 世界で戦う日本人が叩かれるのは嫌うくせに、同じ立場である外国人は気兼ねなくバッシングする。相撲に限った話ではないが、何とも不思議な国民性である。 以上を理由として、今日まで過小評価され続けている白鵬。人によって考えに違いがあることは重々承知だが、せめて国籍で判断することだけは控えるべきではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月06日 15時00分
「意外と知らない」人気のベイスターズ戦をタダで観戦! そのチケット入手法とは
チケットが取りづらいとされる、本拠地横浜スタジアムでのベイスターズ戦。最近は仕事帰りに野球見ながら一杯やるか!なんてことはまずできなくなってしまった。もう生観戦を諦めているファンも多いのではないか。そんな方にとっておきの裏ワザがあるのだ。 それは各新聞社が発行している「内野指定C・ウィング席引換券」だ。新聞を定期購読していれば、交渉次第でもらうことができる。また金券ショップなどでも割と安価で取引されている。 引換券を持って直接横浜スタジアムの外野チケットブースに行き、指定席の本チケットをもらおう。その際、BAYSIDE(1塁側)、STARSIDE(3塁側)、もしくはウィング席の希望を伝える。 引き換え開始時間は当日の試合開始の3時間前とされているが、だいたいの場合15分早まるケースが多い。つまり午後6時開始のナイターであれば、午後2時45分ごろから窓口が開くのだ。ちなみに4月12日の金曜日に行われたカープ戦では、そこから30分程度で内野指定C、BAYSIDEのチケットの引換終了アナウンスが流れ、1時間程度でSTARSIDEの内野Cも終了となっていた。この後、座れるのは今シーズンから増設されたウィング席のみとなっていた。 昨年までは開始から1時間程度で、「ここから先は引き換えできない可能性あり」のプラカードが掲げられていることも多かったが、今年はウィング席の関係でチケットが増えたようだ。4月5日のジャイアンツ戦では開始前まではギリギリで引き換え可能だったとのことだ。しかし前売りの売れ行きや、さまざまな要因によって状況は変わる。この通りにならない場合もあることを承知してほしい。ちなみに新聞社発行の引き換え券は、東京ドームのジャイアンツ戦では、指定D席に試合開始4時間前から引き換え可能で、規定枚数に達すると立ち見券として使用可能。神宮のスワローズ戦では、外野指定席が試合開始3時間前から引き換え可能となっている。 これからシーズンも進み、野球日和の季節となってくると、ますますチケット争奪戦が加熱する横浜スタジアムのベイスターズ戦。そんなとき、新聞社発行チケットを活用するのもいいアイデアかもしれない。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年05月06日 12時20分
松坂は「元々肩が悪かったんじゃないの?」今年も炎上 4月までの張本氏の発言まとめ
2019年も『サンデーモーニング』(TBS系)でコメンテーターを務め、度々コメントを炎上させている張本勲氏。1月から4月までも様々な発言で、世間を騒がせた。 そこで今回は、これまで当サイトで取り上げなかった炎上コメントの中で3つを紹介する。1、松坂大輔投手に「元々悪かったんじゃないの?」(2月17日放送) 春季キャンプ中、中日ドラゴンズの松坂大輔投手がファンに取り囲まれ、右腕を引っ張られたことによって右肩に違和感を訴え、戦線を離脱する事案が発生。迷惑行為をしたファンに批判が集まった。 ところが、張本氏は「珍しいわね、ファンは握手したいわね。だから元々悪かったんじゃないの?」と「元々肩が悪かったのでは」という見方を示す。 さらに、「『ぐっ』と引っ張られて、悪さが出たんじゃないかと思うんですよ。握手とかね、引っ張られたぐらいでは悪くならないですよ。またなるようじゃ、ダメでしょう」と松坂にダメ出しをしたのだ。 これに一部のネットユーザーから「松坂は被害者だろ」「松坂を責めずにファンを責めろよ」と怒りの声が上がり、炎上することになった。2、ヴィッセル神戸の外国人より久保のほうがうまい(2月24日放送) サッカー・J1リーグのヴィッセル神戸対セレッソ大阪戦と、FC東京対川崎フロンターレ戦を見た張本氏は、「神戸の世界的外国人選手3人(アンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、ダビド・ビジャ)より、(FC東京の)久保(建英)のほうが上手い。動きが良い」と発言。 これにサッカーファンが激怒。「お前に何がわかる」「世界的選手の3人より17歳の久保が上手いわけない」「サッカーのことがわかってない」と、激怒されることになってしまった。3、生意気なキャッチャーをバットで故意に叩いた(4月7日放送) 東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティン選手のスイングしたバットが、盗塁を刺そうとして前に出た横浜DeNAベイスターズの伊藤光捕手に当たり、伊藤捕手が倒れ込んでしまう事案が発生。これを見た張本氏は、 「私ら意図的によくやりましたから。生意気なキャッチャーならよくやりましたもん。野村(克也)さんに1回やったことがあるもん。ごちゃごちゃ言うから『ゴーン』とやったの。『お前にはもう言わないからな』と言ってましたけどね」 と、「現役時代生意気な捕手をバットで叩いた」という趣旨の発言をする。張本氏としては、「ヤンチャエピソード」を紹介したに過ぎないのだが、ネットユーザーからは「コメンテーターの発言として不適切」「礼節を説いてきた張本氏の言う言葉か」「武勇伝になってない」などと、怒りの声が上がった。 2019年前半も「炎上発言」で世間の注目を集めた張本氏。なんだかんだといわれても楽しみにしている人が多いのも事実だが、「暴走」だけは控えてもらいたい。
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スポーツ 2019年05月06日 06時00分
「最初から乱闘をする気でした」プロ野球・あの大乱闘を振り返る
野球の華といえばホームランだが、「裏の華」ともいうべき楽しみは「乱闘」ではないだろうか。真剣勝負だからこそ発生する、「大人の本気の喧嘩」である。 昨今は件数がかなり減ったが、平成初期を中心に乱闘は数多く発生した。そこで今回は平成に発生した乱闘事件を振り返ってみよう。1、1991年 ロッテオリオンズ対近鉄バファローズ 秋田八橋球場で行われたこの試合、近鉄のジム・トレーバーが園川一美から受けたデッドボールに激怒し、マウンドに向かって猛突進。園川は外野まで一目散に逃げるが、トレーバーは止めに入るロッテの選手を次々とかわし、外野で園川を捕まえ、倒してしまう。 その後両軍の選手が2人を取り囲み、もみくちゃの乱闘に発展。後に当時ロッテ監督の金田正一氏が話したところによると、その際トレーバーの顔を踏みつけたという。騒ぎが終わると両軍の選手はベンチに戻り、収束するかと思われた。 しかし納得のいかないトレーバーは一塁側の金田監督を見るなり、一目散に突進。気がついた監督が逃げずにたたずんでいると、トレーバーはつまづいて転んでしまう。そこに金田監督の顔面蹴りが炸裂。これにはトレーバーもなす術なく引き下がるしかなかった。 なお金田正一氏はゲスト出演したラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(TBS系)で、孫から「ジイジよく逃げなかったね、向かっていったもんね」と言われたことを明かし「ああいうものを残したらまずいよ」と語っている。2、1990年 横浜大洋ホエールズ対広島東洋カープ 広島に所属していたロデリック・アレンが7回、ホームインの際に大洋の捕手・秋元宏作に故意に身体をぶつけ捕球を妨害。このプレーで秋元は負傷交代してしまう。アレンは退場にならず、須藤豊監督は激怒した。 そして9回の打席、投手の大門和彦がアレンの背中を通るボールを投じた。報復と判断したアレンは脱兎(だっと)のごとく大門を追いかけ、大門は一目散に逃げる。こちらも止める選手がほとんどおらず、広島側はチームメイトのマイケル・ヤングも参戦し、「追いかけっこ」状態に。 結局大門は外野まで逃げ切るが、ヤングが小競り合いを演じた。その相手は選手ではなく、現役時代東映フライヤーズの選手として外国人選手をパンチでKOしたことがある大杉勝男打撃コーチだった。この乱闘劇は当時選手だった達川光男氏や前田智徳氏が「印象に残る乱闘」と振り返っている。3、2004年 福岡ダイエーホークス対千葉ロッテマリーンズ 6回裏、ロッテの投手ダン・セラフィニがダイエーのフリオ・ズレータに対し投げたボールは、背中の後ろを通り過ぎた。これに怒ったズレータはマウンドに向かい、ヘルメットを投げつけた。 するとセラフィニも飛び蹴りで応戦し、ヘッドロック。しかしズレータが上になったため、首を絞められるような状況になってしまった。その後2人を両軍が引き離しに入ると、ベニー・アグバヤニが興奮するセラフィニをベンチへと戻す。一方ズレータは「俺の勝ち」とばかりに、手を振りながら引き上げた。 なお後に元ロッテの里崎智也氏が『高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク』(ニッポン放送系)で語ったところによると、ロッテの攻撃中、セラフィニから通訳を介して「乱闘が見たいか」と話しかけられ、「意図したものは見たくない」と答えたが、「乱闘を見せてやる」と言ってマウンドに向かったのだそう。 里崎氏によるとこの乱闘は「最初から乱闘をする気でしたもの」だったのだという。どうやらセラフィニは、ズレータを嫌悪していたようだ。 ズレータは2006年にも日本ハム・金村曉に殴りかかるなど、荒くれ者として知られていた。そんな彼だが、何の因果か2007年からロッテに所属。喧嘩相手のセラフィニはすでにオリックスへと移籍しており、チームメイトにはならなかった。 現在は国際試合で他球団選手との交流機会が増えたこともあり、機会が少なくなった乱闘。もちろん「ないほうが望ましい」のだが、少々期待してしまうこともまた事実である。
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