スポーツ
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スポーツ 2019年12月21日 17時30分
野球が変わる!?メジャーで「ワンポイント禁止」が決定!NPB現役、OB中継ぎピッチャーが言及
アメリカ・メジャーリーグで、2020年シーズンから「ワンポイント起用禁止」ルールが新たに導入されることが、12月11日(現地時間)に正式決定したと報じられた。 内容は「ピッチャーは少なくとも3人のバッターと対戦する。もしくはイニングの終了まで投げなければならない」とのこと。簡単な話、“一人一殺”のワンポイント継投ができなくなる訳だ。背景には年々長くなっている試合時間の短縮が上げられているが、それにより野球自体の戦略も変わる可能性が大きく、未だに賛否両論が起こっている。 日本プロ野球と米マイナーリーグでプレーした経験を持ち、今季限りでユニフォームを脱ぐ決意をした中後悠平氏は、自らのピッチングフォームが変則の左腕だったことからも、ワンポイント登板を多く経験している。「1球で流れが変わる重要な役割。一人のバッターだけと全力で真剣勝負しているので、決して長くさせるためにやっていることではない。時間短縮のためなら良くはない」とバッサリ。スワローズの中継ぎとして、現役で活躍している近藤一樹投手は「代打は使えるわけですね。そうなってしまったら、全く新しい中継ぎでのやり方を考えなくては」としながらも、「それに合わせて、向上していかないと」と、現役として更なる創意工夫することの必要性を口にしていた。 ワンポイント禁止が昔からあったならば、古くはライオンズの永射保氏や、カープの清川栄治氏。松井秀喜キラーとして鳴らしたタイガースの遠山奬志氏や、バレンティンが不貞腐れるほどのキラー振りを発揮したベイスターズの加賀繁氏など、一芸に秀でた名ピッチャーは、世に出ていなかった可能性もある。コリジョンルールや、申告敬遠、ビデオ判定など、メジャーリーグで採用された新ルールは、数年後には日本プロ野球に“輸入”されることが多いだけに、気になるところ。采配なども根底から変わる可能性のあるルールだけに、採用には慎重を期していただきたいと切に願う。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年12月21日 11時00分
西武・川越も“当確”? プロ野球記録を樹立した選手も、大ブレークした台湾WLの打点王たち
毎オフ台湾を舞台に、各球団がそれぞれ選出した若手有望株が武者修行の場として参加しているウインターリーグ(WL)。今年は11月23日〜12月15日に開催されていたこの大会で、西武・川越誠司が打点王を獲得した。 17試合で21打点をマークした26歳の川越は、2018年の9月に投手から野手に転向した異色の経歴を持つ外野手。転向から約1年での打撃タイトル獲得に、ネット上の西武ファンからは「これなら来シーズン一軍の外野手争いに入れるぞ」、「元投手で肩は強いから、打てればすぐにレギュラーになれるはず」、「怪我にも気をつけながらこのまま実力を磨いてほしい」といった期待の声が数多く寄せられている。 もちろん、川越が来シーズンブレークするかはまだ分からないが、過去のWL打点王を見るとタイトル獲得をきっかけに一流選手へと駆け上がった選手は複数存在する。 2015年に台湾WLに参加した巨人・岡本和真(当時プロ1年目/19歳)は、19試合の出場で20打点をマーク。ルーキーイヤーを終えたばかりの選手とは思えない打棒を披露し、2位に3打点差をつけWL打点王に輝いた。 NPBでは2016年、そして2017年の2年間で18試合の一軍出場にとどまった岡本だが、2018年に「143試合・.309・33本・100打点」と、プロ野球史上最年少記録となる22歳シーズンでの“3割・30本・100打点”を達成するなど大ブレーク。翌2019年も「143試合・打率.265・31本・94打点」と2年連続で30本塁打をクリアしている。 2016年に台湾WLに参加したオリックス・吉田正尚(当時プロ1年目/23歳)は、18試合で29打点を記録しWL打点王のタイトルを獲得。NPBでは腰の怪我もあり2016年(本塁打10)、2017年(同12)は60試合程度の出場にとどまっていたものの、2年連続で2ケタ本塁打をクリアしていたため、コンディションが整えばさらに数字を伸ばすと多くのファンに期待されていた。 そして迎えた2018年のNPB、前年オフに手術を受けた甲斐もあり腰の怪我を克服した吉田は、「143試合・.321・26本・86打点」と出色の成績をマーク。2019年も「143試合・.322・29本・85打点」と、2年連続で高水準の数字を残している。 2018年の台湾WLに参加したヤクルト・村上宗隆(当時プロ1年目/18歳)は、19試合で15打点をマークしWL打点王を獲得。当時「試合でしか分からないことを感じられたことは来年に活きる」と手ごたえを口にしたと広く報じられていた。 すると、翌2019年のNPBではその言葉通りに開幕から本塁打を量産し、最終的には「143試合・.231・36本塁打・96打点」をマーク。これまで中西太(西鉄)が保持していた高卒2年目以内の歴代最多打点(86打点)など複数の記録を塗り替えたことが評価され、同年はセ・リーグ新人王にも輝いている。 「2012年から開催されている台湾WLには年齢やプロ年数などによる参加資格はなく、NPB側も派遣選手に関する基準は設けていません。ただ、台湾WLは若手選手の育成を目的に創設された大会ということもあり、各球団はそれぞれ期待をかける若手有望株を複数名派遣しています。こうしたライバルたちを抑えてタイトルを獲得できたという自信や手応えが、選手にとってはブレークを促すような貴重な経験となっているようです。今年のWL打点王である川越は現在プロ4年目の選手ですが、打者転向してからまだ1年が経過したばかりという点を考慮すると、プロ1年目でのタイトル獲得からブレークした過去の3名に匹敵するような成長を見せる可能性も十分にあるでしょう」(野球ライター) 今オフ、秋山翔吾が海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明しているため、2020年は外野のポジションが1枠空くことが濃厚となっている西武。WL打点王の川越は、果たして外野のレギュラー争いに割って入ることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年12月20日 22時30分
新日本、高橋ヒロム復帰戦でロビー・イーグルスにまさかの敗戦!
新日本プロレス『Road to TOKYO DOME』▽19日 東京・後楽園ホール 観衆1,687人(満員) 新日本プロレス年内最後のシリーズ『Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール大会3連戦の初戦が19日に開催された。 来年1.4、1.5東京ドーム大会の前哨戦がズラリと並ぶ中、メインイベントでは昨年7月から怪我で長期欠場していた“TIME BOMB”高橋ヒロムが、BUSHIとのタッグで復帰戦を行った。1.4ドーム大会でヒロムとIWGPジュニアヘビー級選手権試合を行う同王座チャンピオンのウィル・オスプレイと、ロビー・イーグルスの“Birds of Prey”(B.O.P)が復帰戦の相手を務めた。 ファンがヒロムの復帰を歓迎するボードを掲げる中、ヒロムの世界観に沿った煽り映像が流れた後、BUSHIに続いてヒロムが大・ヒロムコールに包まれながら入場。続いてオスプレイ組が入場すると、ヒロムはオスプレイが巻くIWGPジュニアヘビー級王座のベルトを舐めるように近くでジロリ。以前と変わらぬパフォーマンスを見せると大歓声が起こっていた。 試合は復帰戦とは思えぬハイレベル攻防を展開。ヒロムへの声援はもちろん、4選手への拍手がやまない好勝負となった。特にヒロムの動きには素晴らしいものがあった。オスプレイの強烈な立体殺法の数々を食らっても立ち向かっていくなど、問題はなさそう…に見えた矢先だった。ヒロムがイーグルスを捕らえて、TIME BOMBの体勢に入ったところをイーグルスがうまく丸め込みカウント3。ヒロムがなんとイーグルスにフォール負けを喫してしまうという波乱の結末に、場内は騒然となった。 それでも場内はヒロムの復帰を祝福するヒロムコールを送り、オスプレイもこれを煽るが、ヒロムは憮然とした表情で控室に引き上げ、バックステージでもノーコメントを貫いた。オスプレイは「もうちょっと覚悟を決めてきてほしかった」と辛口コメント。パートナーの勝利を喜びながらもヒロムを叱咤しているように見えたのが印象的だった。 まさかの敗戦から始まった高橋ヒロムの復帰ロード。1.4、そして獣神サンダー・ライガーの引退試合の相手を務める1.5ドーム大会までにコンディションを上げられるのか。残る前哨戦は2試合だ。(どら増田)
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スポーツ 2019年12月20日 19時44分
広島・菊池とドジャース前田の2ショットに「移籍交渉?」の声 山口と分かれた明暗、期限までに新天地は決まるのか
米メジャー・ドジャースの前田健太が、12月20日に自身のインスタグラムを更新。今オフ、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指している広島・菊池涼介と食事をしたことを報告した。 2007年に広島に入団し2015年まで所属した31歳の前田と、2012年に入団し今シーズンまでプレーを続ける29歳の菊池。この両者は菊池が入団した2012年から、前田がオフに退団する2015年まで共に広島でプレーしている。 また、昨年11月に行われた日米野球では、前田がメジャーオールスターチームの先発、菊池が侍ジャパンの2番打者としてそれぞれ出場した第4戦の1回表に直接対決が実現し、前田が菊池を右飛に打ち取ったことも話題となっていた。 前田は菊池との2ショットを含めた3枚の写真と共に、「キクとLAでランチ! ずっと全然変わらんしなんか落ち着く。笑 見た目は後輩じゃないけどかわいい後輩」と投稿。 また、「#いつ会っても元気」、「#いつでも変わらないキク」、「#落ち着くわ」、「#楽しかったです」と、ハッシュタグを交えて感想を記していた。 今回の投稿を受け、ネット上のファンからは「久しぶりの2ショットだ!」、「2人とも仲良さそうで微笑ましい」、「風貌だけ見たら菊池の方が先輩に見える(笑)」といった反応が多数寄せられている。 一方、「移籍交渉はどうなったの?もしかして交渉のついでに会ったのかな?」、「LAにいるってことは、その辺の球団と交渉が進んでるのかも」、「裏でドジャースと交渉してたらアツいなあ」といった、メジャー移籍に絡めたコメントも複数見受けられた。 「菊池は現在ロサンゼルス近郊で自主トレを行っていると報じられているため、今回の一件は単に旧交を温めたというだけの話でしょう。ただ、同時期に交渉が解禁された山口俊(巨人→ブルージェイズ)の移籍が決定した一方で菊池の交渉は進展しておらず、来年1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)の交渉期限まで2週間を切っているため、『本当に決まるのか?』とやきもきしているファンも多いようですね」(野球ライター) 本職である二塁以外も守れるユーティリティープレイヤーとして、代理人が各球団に売り込みをかけていると伝えられている菊池。果たして、交渉期限まで契約を勝ち取ることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について前田健太の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/18_maeken
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スポーツ 2019年12月20日 18時23分
オリックス、ディクソンら外国人3選手と契約締結を発表!
オリックスは20日、ブランドン・ディクソン投手、アンドリュー・アルバース投手、スティーブン・モヤ外野手と、来シーズンの契約を締結したと発表した。 ディクソンは来季が実に8年目のシーズンとなる。“日本人選手資格”を目指しているディクソンにとって、今シーズンは来日してから初めて、クローザーを務めるという変革の年だった。開幕には間に合わなかったが、本来のクローザー増井浩俊の不調というチーム事情により、今シーズンは先発ではなく、後ろに回った。 1イニングに限定されたことで、ディクソンの速いストレートと、代名詞と言ってもいいナックルカーブが冴えわたり、37試合2勝1敗5ホールド、18セーブの成績を残した。シーズン終了後には世界野球プレミア12のアメリカ代表に選出。ここでもクローザーを務め、代表としての役割をしっかり果たした。家族も親日家のディクソンにとってはうれしい残留になったのは間違いないだろう。 昨年9勝2敗と結果を残したものの、今シーズンは2勝6敗と、先発としての役割を果たせなかったアルバースだが、チームにとって貴重な先発左腕とあって、来季も残留となった。長いイニングを投げても球の回転数が変わらないピッチャー。来季は修正して開幕を迎えることを期待したい。 今シーズン途中に、中日から譲り受ける形で獲得したモヤも残留となった。オリックス移籍後のモヤは64試合に出場、打率.244、10本塁打の成績に終わったが、チームが貧打に悩まされる中、救世主としてクリーンナップを担った。28歳という年齢から考えても、もう1年使ってみる価値はある選手と言える。 球団はステフェン・ロメロ外野手、クリス・マレーロ内野手と、来季の契約を結ばなかった。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年12月20日 17時30分
巨人の阿部慎之助2軍監督、引退しなければよかった? 体内年齢が28歳と判明
巨人の阿部慎之助2軍監督が19日、「タニタ健康大賞」の贈賞式に出席。同社の最新の計測器で計った体内年齢が28歳だったことから、「やめ(引退し)なければよかった」と話して、笑顔を見せた。 同賞を受賞した阿部2軍監督はこの日、副賞50万円などを贈呈され終始ご機嫌。同社社長からは、同社の計測器で28歳の体内年齢を記録したことが発表され、阿部2軍監督は「瑞々しい体だと言ってもらえましたけど、ほぼ半分以上は焼酎の水割りだろうなって。体内年齢は28歳という計測で、やめなければよかったなって」と苦笑い。「来年から二軍監督。選手はもちろん、自分もタニタの体重計に乗って選手も自分も体重コントロールしていきたい」と意気込んだ。 質問コーナーでは「捕手だけになんでもキャッチします」と前向きな姿勢で臨み、個人事業主としての働き方について問われると、「個人事業主ですけど、僕たちはチームが勝つためにとか意識したほうが成績も出た。個人事業主は自分だけいいやと思えばいいのかもしれませんが、それでは僕は成績が出なかった」と持論を展開。 指導者としての意気込みを問われると、「現役で素晴らしかったからといっていい指導者になるかはわからない。指導者としてスタートして間もないけど、指導者は説得力も必要。2軍コーチは1軍でバリバリだった人ばかり。言い方は悪いけど選手の立場からしたら、(実績のない相手だと)お前に言われたくないよって思う時もあるんです。そういう意味では今の2軍コーチはみんな説得力のあるメンバーです」と答えた。 また、指導者になって選手の能力を引き出す方法を問われると、「強制させるのが必要な時もあります、まずは今のゆとり世代の子を自分がどう理解してやっていくかというのに加え、それを見て、昭和(のやり方)を出していこうかなと思っています。まずは知らない子が多いので、この子はどういう性格かを把握して、いいところを伸ばしてあげたいなって」とコメント。 最後に、今年の漢字一文字を問われると、「再」と書き、「野球人として、自分の人生を再スタートするので」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2019年12月20日 17時00分
楽天・三木新監督、“ノムさんクラス”の手腕だった? 元上司・真中氏が称賛、「野球人生で一番優秀」発言に驚きの声
元ヤクルト監督でプロ野球解説者の真中満氏が、元大洋・高木豊氏が19日に投稿したユーチューブ動画に出演。自身の監督時代(2015-2017)に一軍ヘッドコーチなどを歴任していた楽天・三木肇新監督について言及した。 今シーズン楽天の二軍監督を務めていた三木監督は、平石洋介前監督の後を受け今オフ一軍監督に昇格。ただ、ヤクルト(1996-2007)、日本ハム(2008)でプレーした現役時代は一軍でプレーした12シーズン通算で「359試合・.195・2本・14打点・59安打」と実績に乏しく、さらに指導者としても楽天ではまだ約1年しか過ごしていないため、ネット上の楽天ファンからは「誰?」、「選手としてほぼ実績無い人に任せて大丈夫なのか?」といった声が挙がっていた。 その三木氏とヤクルトで監督、コーチの間柄だった真中氏は「(三木は)現役の成績はそんなに数字出してないけど、指導者はそれだけ(で決まるわけ)じゃない。(逆に)そういう選手(だった指導者)の方が選手目線で見れたりする」、「できない人の気持ちを理解して、そこにアプローチできる指導者っていうのは必要だと思う」と、実績がないことにはメリットもあると強調。 続けて、「(三木監督は)戦術とかは相当持ってると思う。僕も三木と話すのは相当勉強になった」とし、前進守備の際の内野手の配置や、内野ゴロの場合に三塁ランナーがスタートを切る、いわゆる“ゴロゴー”などの戦術について知恵を借りていたことを明かした。 また、高木氏から受けた「監督時代は三木の言うことはすんなり飲み込めた?」という質問に対しても、真中氏は「もちろん」と即答。「お互い言い合いというか、コミュニケーションをとりながら(やっていた)。多分僕に遠慮してたことはないと思います。全部ちゃんと話してくれてたんで」と、お互いに腹を割って話せる間柄だったことを述べていた。 「僕が野球やってきた中で彼が一番優秀だと思う」と三木氏を評価した真中氏。「(僕からすると)聞いてて納得するようなことばかりだった。野村(克也元監督)さんのミーティングを聞いてるような気分だった」と、自身が現役時代に師事した野村氏を引き合いに出してその手腕を称賛していた。 この他にも真中氏は、高木氏と交流を持つようになったきっかけや、古巣ヤクルトの高津臣吾新監督について動画内で言及している。 今回の動画を受け、ネット上のファンからは「三木がどんな人なのか教えてくれてありがたい」、「今のところは全く存在感無いけどそんなに優秀なのか」、「優勝監督に絶賛されるってことは相当有能なんだろうな」といった反応が多数寄せられている。 指導者としての手腕は“ノムさんクラス”と評された三木氏。真中氏の言葉が本当ならば、来シーズンの楽天はかなり期待が持てるかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2019年12月20日 11時46分
巨人・阿部二軍監督の急務は「第2の涌井」発掘? 楽天二軍監督に学ぶ“一軍ファーストの眼力”とは
阿部慎之助二軍監督(40)の2020年は、「試される時」も出てきそうだ。 指導者生活は秋季キャンプからすでに始まっている。その後も台湾ウィンターリーグを現地視察し、派遣された巨人選手たちを見守っていた。「練習は、質も量も求める」などの発言から厳しい指揮官になるだろう。 阿部二軍監督に育てられた若手が一軍で活躍すれば、巨人ファンも盛り上がるだろう。また、「阿部がどんな選手を育てるのか?」という関心も高まっているそうだ。 しかし、二軍監督の仕事は育成だけではない。コーチ、担当の裏方スタッフを含め、阿部二軍監督は“戦力補強のサポート”もしなければならないのだ。今オフの球界の動きを見ると、その重要性も窺える。 「シーズンが始まって、トレードなどで選手補強をしなればならない時が特にそうなんですが、他球団の二軍に埋もれている逸材、環境を変えてやれば活躍しそうな選手を見つけておかなければなりません」(ベテラン記者) 二軍に埋もれている逸材。楽天と千葉ロッテの間で成立した涌井の金銭トレード、そして、FA移籍に伴う人的補償の人選で「二軍スタッフ」の眼力が問われた。 「楽天が中継ぎの酒居知史を、千葉ロッテは伸び悩んでいた小野郁を選びました。酒居は一軍戦力ですが、小野は将来性を買われて2位の上位指名を受けたものの、プロ入りして5年、一軍登板は39試合しかありません」(前出・同) 酒居、小野の両投手は、楽天からFA宣言し、千葉ロッテに移籍した美馬学(33)と、同じくFAで楽天に移籍した鈴木大地(30)の人的補償として選ばれた。 「環境を変えてやれば」の言葉はよく使われるが、この点に関しては、奇しくも楽天、千葉ロッテ間で金銭トレードが成立した涌井秀章投手(33)のことがあてはまる。 涌井は2019年、勝ち星に恵まれず、二軍落ちも経験している。その再調整をしている様子は、他球団の二軍首脳陣の目にも映っていた。 涌井が二軍落ちしていた夏場を知る在京球団スタッフがこう言う。 「涌井の推定年俸は2億円。ロッテ内でも突出した高給取りです。彼はモチベーションに左右されるタイプなんです。『オマエに任せた』という状況になれば、意気に感じて投げるし、モヤモヤとした環境になると、ピッチングにも覇気がなくなるタイプ」 二軍落ちした時点で、涌井はヤル気を失っていたわけだ。高額年俸はネックだが、涌井クラスのピッチャーが獲得可能となれば、どの球団も調査するはず。もう一度、一軍にマウンドに戻ったとき、その期待に応えられるだけの体力が残っているのかどうか、技術面での衰えがないのか否か、意見を求められるのは二軍監督と二軍のスタッフたちである。 阿部二軍監督も、意見を求められるときが来る。他球団の二軍調整中の選手たちを見る眼も養わなければならないのだ。 涌井の再生が可能と見た楽天二軍首脳陣について、こんな情報も聞かれた。 「2020年の楽天は順調に行けば、岸、則本が開幕からローテーション入りして来ます。2人が健在ならば、10勝できるピッチャーを加えるだけで優勝圏内に届きます。涌井に15勝以上勝ってもらわなくても」(球界関係者) 一軍の戦況を見ながら、意見を伝えなければならないようだ。今オフのFA補強で蚊帳の外に置かれた巨人にとって、阿部は重要なポジションを託されたことは間違いない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年12月19日 22時30分
全日本プロレス、1.2&1.3後楽園で3大タイトルマッチ開催!
全日本プロレスは来年も『2020 NEW YEAR WARS』のタイトルで、来年1月2、3日に東京・後楽園ホールで2連戦を行う。両日とも午前11時半開始の昼興行だ。 全日本の年明けは故ジャイアント馬場さんが社長を務めていた昭和から平成になり、幾度も体制が変わりながらも、この後楽園2連戦だけは毎年開催しており、新日本プロレスの1.4東京ドーム大会よりもはるかに歴史は深い。近年では元旦にZERO1が後楽園で大会を開催しているが、それまでは全日本の後楽園大会が“プロレス始め”と言われていた。令和の時代になってもどの団体も超えられないであろう連続開催記録を更新し続けている全日本プロレスは素晴らしい。 来年は元旦にZERO1が、2日の夜に大日本プロレスが、3日の夜はDDTが、4日の昼は東京女子プロレス、夜にはプロレスリング・ノアが、5日の昼に再びノアがそれぞれ後楽園で興行を開く。さらに4、5日は新日本プロレスが隣の東京ドームで2連戦を開催するとあって、各団体がビッグマッチ級のカードをラインナップしている。 全日本の2日のメインイベントは、世界タッグ選手権試合。チャンピオンチームのゼウス&崔領二に、今年の世界最強タッグリーグ戦優勝チームの諏訪魔&石川修司(暴走大巨人)が挑戦する好カードが組まれた。毎年恒例の新春バトルロイヤルも開催する。3日のメインイベントは三冠ヘビー級選手権試合。チャンピオンの宮原健斗に、今勢いのあるジェイク・リーが挑戦する。宮原は9度目の防衛戦だ。新春から「最高」と叫べるのか?また世界ジュニアヘビー級王座決定戦も行われるなど、全日本の2020年を占う上で欠かせない大会になるのは間違いない。 クオリティが高い試合内容を続け、再び熱気を帯びてきた全日本マット。新春からど迫力の王道プロレスを見せてくれることだろう。(どら増田)
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スポーツ 2019年12月19日 19時51分
元日本ハム・新庄氏、“パナマの怪人”に球界復帰を呼びかけ 現役顔負けの肉体美をSNSで披露し反響
元日本ハムの新庄剛志氏が、12月18日に自身のインスタグラムに投稿。かつてダイエー・ソフトバンク(2003-2006)、ロッテ(2007-2008)でプレーし、“パナマの怪人”という呼び名でも知られた助っ人野手のズレータに対し、一緒に球界復帰に挑戦することを呼び掛けた。 今回の一件の発端となったのは、現在44歳のズレータが17日に自身のツイッターに投稿した「現役の時より体重20キロ以上落としてます。皆んなどう思う?新庄みたいに球界に復帰しょうか?悩む!できる!(※原文ママ)」というツイート。現役時代のズレータは体重113キロで体型もどっしりとしていたが、ツイートに添付された写真では腹筋が割れ、下半身もかなり引き締まっている現在の姿を披露している。 ズレータが自身を引き合いに出して球界復帰に言及したことを受けて新庄氏は、ズレータのツイートを表示した画面のスクリーンショットと共に、「ズレータ悩むくらいなら一緒に挑戦しよーぜ」と投稿。同じチームでプレーした経験はないながらも2004年から2006年まで同じパリーグでプレーしていたズレータに対し、同じ目標を持つ自身と共に挑戦していこうと呼び掛けた。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「ズレータにはぜひ新庄と共に挑戦してほしい」、「体つきだけならズレータは今すぐにでも復帰できそう」、「もし共闘なら一緒にトレーニングするところも見られるかも」といった反応が多数寄せられている。 2008年シーズンを最後に、日本球界でのプレーはないズレータ。ただ、そこから現在までの間には、何度か現役復帰を希望している様子が伝えられたことがある。 ロッテ時代の同僚である渡辺俊介氏は、2014年2月19日に更新した自身のブログの中で「レッドソックスのキャンプ地のすぐ近くに住んでいる、ズレータに数年振りに会いました。日本での選手復帰を目指してトレーニングを続けているそうで、アキラメナイ!と、言ってました」と、ズレータが復帰を目指してトレーニングに励み続けていることを紹介。 また、昨年8月26日の『西日本スポーツ』(西日本新聞社/電子版)には、球団のメモリアルイベントに参加したズレータの「体型を見ても分かるように、何かあればいつでも復帰する準備はできている」というコメントも記載されている。 現在44歳と新庄氏より3歳若いズレータだが、果たして新庄氏の呼び掛けに応えるようなことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について新庄剛志氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shinjo.freedomズレータの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/PUSamurai42渡辺俊介氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/watanabe-shunsuke/
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