スポーツ
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スポーツ 2020年08月15日 06時30分
新日本プロレスが21年ぶりに神宮球場大会開催!21年前をプレイバック!
新日本プロレスは夏のシリーズ『SUMMER STRUGGLE 2020』の最終戦として、8月29日に東京・明治神宮野球場大会の開催を発表した。新日本が神宮球場で興行を開催するのは実に21年ぶり。21年前はどのようなカードが組まれたのだろうか?振り返ってみた。新日本プロレス『Gingu CLIMAX〜BATTLE OF LAST SUMMER』1999年8月28日 観衆 4万8000人東京・明治神宮野球場◆試合結果◆①30分1本勝負○藤田和之(3分55秒 腕ひしぎ逆十字固め)ブライアン・ジョンストン●②IWGPジュニアタッグ選手権試合(60分1本勝負)<王者組>○大谷晋二郎&高岩竜一(15分0秒 エビ固め)獣神サンダー・ライガー●&エル・サムライ<挑戦者組>※スパイラルボム※第4代王者組が初防衛に成功③IWGPジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)<王者>●金本浩二(14分45秒 腕ひしぎ逆十字固め)ケンドー・カシン○<挑戦者>※カシンが第34代王者となる④45分1本勝負藤波辰爾&●越中詩郎(8分38秒 片エビ固め)天山広吉○&小島聡※ニールキック⑤IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)<王者組>後藤達俊&●小原道由(16分01秒 バックドロップホールド)中西学&永田裕志○<挑戦者組>※中西&永田が第39代王者となる⑥武藤・蝶野代理戦争〜外国人頂上決戦(60分1本勝負)●スコット・ノートン(7分53秒 スリーパーホールド)ドン・フライ○⑦ストロング・スタイル・スピリット(60分1本勝負)●橋本真也(15分45秒 レフェリーストップ)蝶野正洋○※腕決め原型STF⑧ノーロープ有刺鉄線バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ(時間無制限1本勝負)○グレートムタ(13分32秒 体固め)グレートニタ●※カマで殴打 この大会に出場した選手の中で、現在も新日本マットで活躍しているのは、天山広吉、小島聡、永田裕志の第3世代の3選手のみというのが、歴史を感じるところ。今年は毎夏恒例の『G1クライマックス』が秋に開催されるが、当時は『G1』直後の開催とあって、営業サイドはかなり苦労したようだ。 ただ、この大会はメインイベントの新日本史上最大級となる電流爆破デスマッチを行うためにも野外で開催する必要があった。そこで白羽の矢が立ったのが、かつてUWFインターナショナルが興行したことがある神宮球場だった。神宮球場はいにしえの球場であるがゆえ、クラブハウスが球場外にある。ドーム大会とは違って、センターのバックスクリーン付近にステージを組まず、入退場の花道には一塁側と三塁側のベンチを利用している。 日が暮れる前に試合が始まり、メインイベントのセッティングをしている頃にはきれいな夜空が見渡せるロケーションに。爆破の視覚的効果は他の会場とは比べ物にならないぐらい迫力があり、大仁田厚にとってホームスタジアムだった川崎球場を彷彿とさせるものがあった。野外の演出としては、火を使った演出ができるのも効果的だ。21年前より神宮球場の設備も新しく進化しているので、面白い仕掛けが見られるかもしれない。 プロ野球が8月末まで5000人の動員を上限にしていることから、21年前のように4万8000人もの観衆は集められないが、1年に1回野外スタジアムでの興行開催が恒例化するような素晴らしい大会になるよう期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月14日 22時30分
大仁田厚が佐賀でコーヒー事業に挑戦!「ラオスと日本の絆が深まれば」
元参議員議員でプロレスラーの“邪道”大仁田厚が、新たな挑戦に打って出た。大仁田は2018年1月から居住する佐賀・神埼市の有志とともに4月10日、社会貢献事業を目的とした「ラオ・ジャパン合同会社」(通称ラジャ・コーヒー、代表は大仁田が務める)を同市城原に設立した。 同市は人口約31000人の小さな街だが、かねてから障害者が安心して働ける場所が少なく、「何か役に立てることはないのか?」との共通の思いがあり、それを具現化すべく発足した。そんな折り、大仁田はかつてラオスで出会ったコーヒーのことを思い出したという。大仁田は約2年前から、別のビジネスで東南アジア諸国を巡っていたが、ラオスで飲んだコーヒーの味は格別だったという。 ラオスにある外資系の大規模コーヒー農園のコーヒー豆は、日本の商社を介し国内で流通しているが、大仁田はラオス人経営の小規模農園の共同体との取引を希望した。人口約691万人のラオスは、農園も小規模で決して豊かとは言えない。あまり知られていないが、ラオスは親日国で、「ラオスのコーヒーは本当においしくて、日本の皆さんにも飲んでほしいんです。特においしいのが、ジャコウネココーヒー。これをきっかけに両国の絆がさらに深まればいい」(大仁田)との思いで、1月に農園を視察し、ラオス産コーヒーの輸入を決めた。 日本に戻った大仁田は地元の有志たちと新会社を設立し、ラオス産コーヒーの輸入焙煎事業を展開することになり、コーヒーソムリエの資格も取得。7月1日には「ラジャ・コーヒー」の焙煎所も開設し、障害者を積極的に雇用して、地域の活性化を図る計画だ。同社ではラオス産のみならず、エチオピア、グアテマラ、インドネシア産のコーヒーも販売。さらに、大仁田が力を入れているのが「神埼ブレンド」だ。大仁田は「全国に神埼をPRできる名品を作りたいということで、『神埼ブレンド』ができました。ラオス産同様、これもぜひ飲んでほしいですね」と意気込んでいる。 「ラジャ・コーヒー」の商品は、現在はインターネットでの販売となり、将来的には焙煎所にカフェを併設するプランもあるそうで、リング上では電流爆破など“邪道”を貫く大仁田だが、「ラジャ・コーヒー」は師匠であるジャイアント馬場さんのイズムを継承した“王道”で、美味しいコーヒーを消費者に提供していく。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月14日 17時30分
広島・堂林、プロ11年目の覚醒は本物? 好調続く“鯉のプリンス”、低迷するチームを救えるか
8月5日、堂林翔太は今季8本目の本塁打を記録した。その鮮やかな軌道は、カープの「プリンス」堂林の好調ぶりが表れていた。 初回、この日最初の打席では、ストレートをセンターにはじき返しチーム初安打を記録。その後、打線が安打を重ね先制のホームを踏んだ。今季初となる2番起用に応えた形となった。 続く見せ場は、7回の第4打席。内側に入った145kmの直球を捕らえると、打球は右方向へ高々と上がり、そのまま右中間スタンドへ。「手ごたえは十分だった」という第8号は、接戦の試合でのリードを広げる貴重なアーチとなった。 今季、ここまでの8本中、5本がセンターから右寄りの打球だ。元々、右方向へ飛ばす技術は持ち合わせていたものの、今季は特に右へ意識が強く伝わってきており、内角のボールでも逆方向へ運ぶシーンが目立っている。 プロ11年目、打率も3割を大きく上回るなど、今シーズンのここまでの活躍ぶりは、多くのファンから「覚醒」という言葉を用いられる程だ。何より、綺麗に広角に打ち分けるバッティングは野球ファンの心を魅了してやまない。 新人の頃より打撃センスを評価されながらも、レギュラーはおろか一軍定着さえままならなかったシーズンが殆どだった。年齢的にも中堅に差し掛かり、リーグ3連覇時にも堂林自身の活躍は殆ど見られなかったこともあって、ここ数年、オフにはトレード候補に名前が挙がっていた。 だが、今季のこれだけの活躍は、長年、ファンが描き続けた「未来の主軸」のイメージがようやく現実のものとなったと言えるだろう。 無論、真の主軸となるには、より多くの役割が求められる。 5日のヤクルト戦の勝利で、カープは初の3連勝を飾ったものの、今なお借金を抱えたまま下位に沈んでいる。打席では多くのファンの期待に応えることはもちろん、個人の成績のみならずチームを浮上させてこそ、真の主軸と言える。堂林の他、好調を維持する鈴木誠也、西川龍馬らが牽引する打線はチーム打率12球団トップを記録(.283 8月6日時点)。2年振りのペナント奪還へ向けてのチーム力も十分に備えており、シーズンを通して堂林がその中心に居続けなければならない。 その確かな素質もあり、プリンスという愛称で呼ばれて10年が過ぎた。ようやく打棒を開花させた今季、夏場以降さらにチームを上位に押し上げ、「王子」がより逞しさを増した時、次はどんなニックネームで愛されるだろうか。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年08月14日 11時30分
ヤクルト、山田の残留に勝算アリ? ファンも覚悟のFA移籍、“マネーゲーム”に太刀打ちできそうなワケは
スター選手同士による二遊間コンビが見たい――。今オフの国内FA市場の最大の目玉、それは東京ヤクルトスワローズの山田哲人内野手の去就だ。打率3割、本塁打30、盗塁30のトリプルスリーを3度も獲得し、高い出塁率も誇る。NPBナンバー1の二塁手と言っていいだろう。 「一時期はメジャーリーグに興味を示していたみたいだけど、今は挑戦したいという思いはないみたい。ヤクルト残留か、国内のどこかに新天地を求めるかの二択で間違いない」(ベテラン記者) フリーエージェント(以下=FA)権を行使するのも、間違いないだろう。昨年オフの契約更改で、球団は複数年契約を結ぶことに失敗しているからだ。 山田の推定年俸は5億円。新聞社発刊の選手名鑑を元に計算すれば、プロ野球界3位タイ。成績が突出しているとは言え、「FA退団する」と読む側の根拠は、「これ以上、高くなったら払えない」というものだ。一部メディアでは、原巨人へのFA移籍を既定路線のように伝えていたが…。 「2007年オフ、ヤクルトは4番バッターのラミレスとエースのグライシンガーを同時に巨人に引き抜かれました。ヤクルトナインの憤りは激しく、巨人戦では殺気立っていました」(前出・同) 山田は当時のことは知らない。昨年オフ、巨人は鈴木大地、美馬学のFA交渉に敗れている。「巨人一辺倒の時代は終わった」とも言える。しかし、意外なことに(?)、「坂本勇人と山田の二遊間コンビを見てみたい」というファンの声も少なくないのだ。 「きちんとしたアンケート調査がされたわけではありませんが、他球団のファンはそう捉えています。ヤクルトファンの間にも『諦め半分』でそんな風に…」(在京球団スタッフ) 好意的な声があるのは、侍ジャパンの影響だろう。代表チーム・侍ジャパンの常設が決定して以来、12球団の精鋭、看板選手が集まって一つのチームになる魅力はファンの間で確実に浸透している。お祭りムードのオールスター戦とは異なる真剣勝負だから、ファンも熱心に応援するのだが、こんな“弊害”も報告されている。 「他球団の選手と仲良くしすぎ。サインプレーなど、秘密が洩れなければいいのだが」 年長のプロ野球解説者の言葉だ。試合前、対戦チームの選手と仲良く談笑する光景も珍しくなくなった。年長者は、それに違和感があるそうだ。 「山田は坂本に憧れのような感情も持っています。近年の巨人はセカンドを固定できていないし、山田を欲しいと思うのは当然」(前出・ベテラン記者) 坂本との二遊間コンビが実現すれば、巨人、ヤクルト以外のファンも興味を持つだろう。 だが昨今、「資金力豊富なソフトバンク、巨人、楽天、オリックスなどとマネー戦争になっても、ヤクルトに勝算アリ」の声も出始めた。実は、ヤクルトの球団営業には海外で活躍してきたイベント事業のプロがヘッドハンティングされており、球場広告も確実に増やしている。2031年には新・神宮球場がお披露目される。11年も先の話で山田を縛ることはできないが、チケット販売力で“4度目のトリプルスリー”を目指すスター選手に相応しい昇給額も提示できるはずだ。 山田はFA権について何も語っていない。アレコレとウワサが交錯するのも、スター選手の宿命だろう。いずれにせよ、「坂本とのコンビが見たい」と移籍に好意的な声があったのは、ちょっと驚きだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月14日 06時30分
がんばろう神戸から25年…オリックス・ブルーウェーブ復活!
オリックスは新型コロナウイルスの影響で、開催日が延期となっていた「THANKS KOBE ~がんばろうKOBE 25th~」の対象試合を発表した。対象試合は次の通り。9月3日 福岡ソフトバンク戦9月15日 東北楽天戦9月16日 東北楽天戦9月17日 東北楽天戦9月18日 埼玉西武戦※球場は全て、ほっともっとフィールド神戸。 1995年1月17日、当時オリックス・ブルーウェーブの本拠地神戸を襲った未曽有の大地震「阪神・淡路大震災」。その年、「がんばろうKOBE」を合言葉にブルーウェーブはリーグ優勝、翌年には日本一に輝き、復興のシンボルとして神戸市民とともに戦った姿は、現在も語り継がれている。 あれから25年、そして球団としては神戸移転30年の節目を迎える2020年シーズン、ほっともっとフィールド神戸で行われる全試合を対象に「THANKS KOBE ~がんばろうKOBE 25th~」を開催する。試合日当日は、バファローズの監督・コーチ・選手が、1995年当時のオリックス・ブルーウェーブの復刻ホームユニフォームを着用して戦う。 これまでも何度かブルーウェーブの復刻試合を開催して来たオリックスだが、今年は節目の開催とあって、盛大に行われることになりそうだ。既に復刻グッズや、神戸のスタジアムをモチーフとしたグッズの販売も決定しており、当日は懐かしい企画が見られるのは間違いないだろう。 この時期にオリックスが優勝争いに加わっていれば、あの頃のような緊張感溢れる試合が楽しめるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月13日 22時30分
9.22 K-1秋の大阪決戦、スーパー・ライト級王座狙う不可思参戦!
立ち技格闘技団体K-1は、9.22大阪・エディオンアリーナ大阪大会の全対戦カードを発表した。『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』2020年9月22日大阪・エディオンアリーナ大阪<全対戦カード>安保瑠輝也 対 山崎秀晃林健太 対 ゴンナパー江川優生 対 椿原龍矢卜部功也 対 篠原悠人和島大海 対 ラーシーシンMIO 対 高梨knuckle美穂不可思 対 平山迅加藤久輝 対 杉本仁朝久泰央 対 弘輝瓦田脩二 対 SEIYA近藤拳成 対 泰斗TETSU 対 西元也史 スーパー・ライト級戦線を盛り上げている不可思は、平山迅と対戦。中村拓己K-1プロデューサーが「お互い真っ向勝負するファイトスタイル。激しい試合になることは間違いない」と太鼓判を押す好カードだ。 平山にとって、不可思は昨年のK-1参戦以来、対戦を秘かに希望してきた意中の相手。「不可思選手はK-1初参戦の時に、他団体から『K-1に喧嘩売りにきました』と言っていて、俺はKrush・K-1一本でずっとやってきた。その俺がしっかり不可思選手の喧嘩を受けたい」と不可思と戦いたかった理由を語ると、「2連敗してて結果が出てない自分なんですけど、このタイミングでこのオファーが来るということは絶対に何か意味がある。しっかり熱い試合をしたい」と熱烈なラブコール。 これを聞いた不可思は「そんなに燃えてくれてうれしいですね。熱い試合ができると思います」とこちらも望むところのようだ。コロナ禍による自粛期間中に練習環境も向上。「試合でしたい動きを練習できるトレーナーが、この期間で新しく見つかった。トータルで完成度が上がっている」とレベルアップに自信を見せている。『K’FESTA.3』ではK-1スーパー・ライト級王座奪取はならなかったものの、「今度の試合でまたベルトに向かっていけるように、しっかりぶっ倒して勝ちたい」と再びタイトルを視野に入れた闘いになるだろう。 また、不可思は「3月に試合をして、ずっと早く試合がしたかったんで、今度の大阪大会に呼んでもらえて、凄く感謝しています。また、ベルトに向かってしっかりやっていきたいですし、個人的には今度の試合でまたベルトに向かっていけるように、しっかりぶっ倒して勝ちたいです。後は、この状況の中で試合を見てくれた人が、K-1、格闘技最高だなって思ってもらえるような試合を見せたいと思います」と語り、タイトルへ再びたどり着くため、落とせない試合であることを明らかにしている。その他もバラエティに富んだカードが揃っており、K-1秋の大阪決戦に注目だ。(どら増田 / 写真©️K-1)
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スポーツ 2020年08月13日 17時30分
DeNA・平良は大儲け? 過去のベイスターズ人的補償を振り返る
2016年オフの山口俊のFA移籍に伴う人的補償で、ジャイアンツからベイスターズにやってきた平良拳太郎。今シーズンはすっかりローテーションで活躍し、山口俊は昨年最多勝に輝き今シーズンからメジャーに活躍の場を求めた。長い目で見れば若い平良が、これからベイスターズを背負ってくれる可能性が高いが、常勝を命じられているジャイアンツにとって短期間でも優勝に貢献した山口は合格点だろう。総合的にはお互いに悪くない話だったのかもしれない。 ベイスターズからFA移籍し、人的補償が生じたケースは上記を含め3件あり、くしくも全てがジャイアンツとの間で成立している。過去2ケースを振り返りたい。 まずは2006年オフ、チーム最多の10勝を挙げた門倉健との交渉が決裂し、ジャイアンツへFA移籍。高齢、高年俸が理由でリストから外れていた工藤公康を獲得した。2007年、工藤は7勝6敗、防御率3.91で、23年連続勝利の記録もマークしチームに貢献。しかし翌年は未勝利、2009年はリリーフに回り46試合に登板し2勝3敗。この年でチームを去った。暗黒時代に“ハマのおじさん”として話題も集めたことも含め、見えない部分でも貢献度の高い選手だった。結果門倉はジャイアンツの2年間で1勝だっただけに、ベイスターズにとってはいいケースだった。 2011年オフにはチームの顔だった村田修一がジャイアンツへ移籍し、ベテラン左腕・藤井秀悟を獲得。2012年は6連勝を含む7勝を挙げ活躍し、翌年には開幕投手も務めた。最終的に6勝5敗の成績だったが、2014年には公式戦出場ゼロで現役引退となった。対する村田はジャイアンツでも活躍したが、藤井は現在、球団広報兼バッティングピッチャーというまれな立場として裏からチームを支える存在にとなっているだけに、損得では語れないケースとも言えそうだ。 時に残酷ともとれる人的補償での移籍。この3件ともベイスターズは所属選手がFA宣言したケースでマイナスイメージが先行するが、うまい人選で編成上でも金銭面でも、全く悪くないチョイスをしているといえるか。 親会社がDeNAに代わり「横浜を出る喜び」とやゆされることもなくなってきた昨今、理想とされる生え抜き中心のチーム作りができてきた。ただ少し前まで、FAの草刈り場だったこともあるのも事実なのだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月13日 11時30分
日本ハム・西川の視界から打球が消滅! 不測の事態に審判も「限界」、20年ぶりに起こった想定外の珍事
約3カ月の延期を経て6月19日に開幕し、連日試合が行われている今シーズンのプロ野球。ここまでは様々な展開の試合があったが、中でもファンの注目を集めたのが7月21日楽天対オリックス戦での“濃霧コールド”だろう。 楽天生命パークで行われた同戦は、試合開始した午後6時時点の天気はくもり。ところが、4回ごろから白い霧がかかり始め、回が進むにつれて徐々に濃霧に。8回表、オリックスが10点目を奪いなおも無死満塁のチャンスという場面で、審判団は視界不良でプレーの続行が難しいと判断し試合を中断した。その後、両軍選手はベンチに引き上げ霧が晴れるのを待ったが回復せず。結局、中断から約25分後の午後9時過ぎに審判が濃霧コールドを宣告し試合は打ち切りとなった。 >>15年ぶりの珍事! 楽天対オリックス戦で起こった濃霧コールド 前回は西武・松坂も驚きの展開に?<< 2000年5月9日に鳥取・米子市民球場で行われたオリックス対近鉄戦以来、レギュラーシーズンでは約20年ぶりとなった濃霧コールド。間違いなく“珍事”といえる出来事だが、実は昨シーズンも約20年ぶりとなる珍しいコールドゲームがあった。 2019年8月28日、釧路市民球場で行われた日本ハム対西武の一戦。同戦は午後1時1分から開始されたが、試合開始前から断続的に雨が降っており、ほとんどの観客が雨がっぱやタオルを着用。雨はそこまでひどくはならなかったが、「7-6」と日本ハム1点リードの5回裏終了時点までに空は暗さを増していった。 「9-8」と西武が逆転した6回裏終了後、審判団は視界不良による試合続行の可否について一度協議するも、この段階では試合は打ち切られず続行。だが、8回表に西武・森友哉がバックスクリーン右に放ったホームランを、日本ハムのセンター・西川遥輝が見失う場面も。これを見た審判団は再び協議した後、この日球審を務めた森健次郎審判が「本試合を日没コールドゲームといたします」と場内アナウンスで宣告。試合は「10-8」と西武2点リードの状態で、午後4時21分に打ち切られた。 1999年6月20日に札幌円山球場で行われたオリックス対近鉄戦以来、約20年ぶりに起こった日没コールド。試合後、森審判が「だいぶ暗くなっていたので、ここが限界と判断した。初めての経験で判断が難しかった」、西川が「暗くて見づらかった。(6回裏に放ったホームランは)真っ黒なボールを打った」、「(森のホームランは)上がりきって近づいてきたら見えた。打った時は見えなかった」とそれぞれ口にしたことが伝えられている。 同戦での日没コールドは天候の問題に加え、釧路市民球場にナイター用の照明設備がなかったことが原因とされている。12球団の本拠地球場には当たり前のように備わっているナイター設備だが、地方球場の中には同戦が行われた釧路市民球場のように設備がないところも複数存在する。なお、試合後の報道では同戦でのグラウンドの暗さは、照明設備があれば4、5回の時点で点灯するほどのレベルだったと森審判が語ったことも伝えられている。 2年連続で、約20年ぶりとなる珍しいコールドゲームが起こったプロ野球。次に見られるのはそれぞれ何年後のことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月13日 06時30分
オリックス、西本幸雄元阪急監督のメモリアルゲームを10.1開催!
オリックスは4月25日に開催を予定していたものの、新型コロナウイルスの影響により、期日が未定となっていたイベントで、かつて大毎オリオンズ、阪急ブレーブス、近鉄バファローズの監督を務めた故・西本幸雄氏の生誕100年を記念するメモリアルゲーム『誇り高き闘将~西本幸雄メモリアルゲーム~』を、10月1日に大阪・京セラドーム大阪(埼玉西武戦)で開催すると発表した。 当日は、西本氏が率いてチームを初優勝に導いた1967年当時の阪急ブレーブスのホームユニフォームを、バファローズの監督・コーチ・選手が着用し、闘将の背番号『50』をチーム全員で背負って戦うという。今シーズンのサードユニフォームは、この頃に使用されていたストライプを採用しており、大毎で1度、阪急で5度、近鉄で2度リーグ優勝に導いた“名将”西本氏の功績を、現在のファンにも知ってもらえるようなイベントマッチに期待が高まる。 ユニフォームに袖を通した安達了一は「優勝している伝統あるユニフォームを着ることが出来てうれしい」と話しており、クラシックなユニフォームがよく似合っており、この試合が開催される頃にはシーズン終盤に入ることから、活躍を期待したい。 オリックスでは昨年の4月29日に、近鉄バファローズ、オリックス・ブルーウェーブ、オリックス・バファローズを率いた平成を代表する名将、故・仰木彬元監督の生誕の日を記念して、監督・コーチ・選手がブルーウェーブ時代のユニフォームに仰木元監督がつけていた背番号『72』を付け、気持ちを一つに平成最後の試合をと、メモリアルゲームを開催。西武を相手に5-3で勝利を収めている。10月1日は西本氏率いる阪急ブレーブスが初優勝を決めた記念すべき日とあって、勇者の力を借りて快勝したいところだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月12日 17時30分
広島、“昭和式育成”に原点回帰? 山本・衣笠を生んだ猛練習、時代に逆行も既に成果アリか
この「地獄絵」は、カープ女子も知らないのではないだろうか。 クローザー不在とも言うべく、「9回最後のイニング」で炎上を繰り返す救援陣の不振で、佐々岡カープは大きく出遅れた。 「新加入のスコットにクローザーを託して開幕を迎え、そのスコットがコケると、次に抜てきされたのは菊池保則。菊池保もクローザーが務まらないと分かると、中継ぎの一岡竜司をコンバートしましたが、安心して見ていられません」(スポーツ紙記者) 開幕から28試合にして「サヨナラ負け」が4度…。そんな“クローザー不在”の現状について、広島二軍はすでに動いていた。高卒2年目の田中法彦だ。 田中はウエスタンリーグでセーブポイント数のトップを争っている。 田中は2018年ドラフト5位で菰野高から広島入りした。同年のドラフト1位は、小園海斗。小園はルーキーイヤーから一軍でレギュラーを争うほどだったが、“無名”の田中は「地獄」を見たようだ。 「近年、広島の高卒投手が伸び悩んでいます。3年以内に一軍戦力になると見込んで指名した投手も、一軍と二軍を行ったり来たりという状況です。このままではヤバイと思ったのでしょう。広島は昨年から高卒投手の育成法を一新しました」(球界関係者) 新たな育成法とは、徹底した基礎体力強化からのスタートだ。 科学的トレーニング、合理的な練習法、投げ込み量の制限など平成時代の後半から野球界も「やりすぎは良くない」と練習法が見直されたのだが、広島はあえて時代に逆行することを決めた。 「投球練習をすることもありますが、ボールを握らせてもらえる日は、外野のポールとポールの間を走らされるノックなど、下半身強化をメインとしたトレーニングがメインとなります。牽制や内野の連携プレーが行われる時、新人投手たちは『助かった~』と安堵するくらい、走り込みをさせられます」(前出・同) 昭和時代のド根性式に戻したのだ。 田中が実戦での登板を許されたのは、昨年7月。高校時代から「将来性はバツグン。真っ直ぐももっと速くなる」と他球団スカウトも一目を置いていたが、今季の田中は自信に溢れた表情でストレートを投げ込んでいた。 おそらく、「あれだけ走り込みをさせられたのだから、絶対に打たれない」という気持ちになっているのだろう。 「山本浩二、衣笠祥雄の時代、広島は猛練習を積み重ねて強くなっていきました。体力、技術だけではなく、メンタル的な強さがないと一軍でやっていけないと原点回帰したようです」(前出・同) ひと昔前、ドラフト候補生に希望球団を選ばせる逆指名制があった。あくまでも当時の話だが、「練習量が多いのでコワイ」と、有望なドラフト候補生はこぞって広島入りを避けていた。しかし、今日の広島はドロ臭い野武士的なイメージは全くなく、スマートな選手たちが厳しくも明るく野球をやっている雰囲気だ。 しかし、令和2年の広島は違う。新人投手たちは練習終了と同時にグラウンドに座り込み、ユニフォームもドロだらけ。昔の体育会系、スポ根ドラマのような光景が二軍球場で繰り広げられている。昭和時代の広島を応援していたオジサンたちは応援するだろうが、カープ女子たちは一軍に這い上がるまでの物語にどんな感想を持つだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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2017年10月05日 16時00分
特集
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