スポーツ
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スポーツ 2020年11月14日 11時00分
パ・リーグCS、軍配は2位ロッテに? 14ゲーム差の首位に“下克上”、ブルペンの奇策が突破口となるか
9日に行われた2試合をもって、レギュラーシーズンの全日程が終了したパ・リーグ。本日14日から、1位ソフトバンク対2位ロッテのクライマックスシリーズが行われる。 両球団の今季対戦成績は、「12勝11敗1分」でロッテが1つ勝ち越し。しかし、内訳を見ると前半12試合は「8勝3敗1分」とロッテが圧倒しているが、後半は「4勝8敗」と逆にソフトバンクにカモにされている。 優勝したソフトバンクにアドバンテージの1勝が与えられる上、例年の6試合制(4勝先取)ではなく4試合制(3勝先取)で行われることもあり、ロッテは圧倒的不利という見方もされている。ただ、レギュラーシーズンで14ゲーム差をつけられた相手に対し、“下克上”を成し遂げる隙が全くないわけではない。 まず鍵となりそうなのは、どれだけ四死球をもぎ取れるかという点。今季のソフトバンクはチーム防御率「2.92」とリーグ断トツトップの数字だが、一方で与四死球数は「513個」でリーグワースト2位。一方のロッテ打線は奪った四死球数が「549個」でリーグトップであることから、強引にヒットを狙わず待ち球作戦で相手の自滅を誘う戦い方が基本線になるだろう。 もちろん、試合では待つだけでなくどこかのタイミングで勝負をかける必要もあるが、そのタイミングとして適しているのが2回と7回。今季のソフトバンクはレギュラーシーズンで42敗を記録しているが、この42敗のイニング別失点を見ると2回(44失点)と7回(41失点)で40失点以上を喫している。先発の立ち上がり、勝ちパターンに入った直後に難がある点を踏まえて攻勢をかければ効率良く点が奪える可能性は高そうだ。 このようにして奪った得点を守り切るためには、当然ながら投手の人選も重要な要素となる。ロッテの先発陣を見ると美馬学(対ソフトバンク防御率2.70)、石川歩(同2.27)、チェン(同1.29)といった相性のいい投手が3枚そろっているため、CSではこの3名を投入し一気に3タテを狙う公算が大。ただ、この3名以外には二木康太(同3.20)も好相性であるため、昨オフ一時リリーフを務めていた石川の代わりに二木を先発起用し、石川はロングリリーフとして柔軟に起用するやり方も面白いかもしれない。 2010年のCSではソフトバンクを「4勝3敗(アドバンテージによる1敗含む)」で下して突破し、その後日本シリーズも制しているロッテ。10年前の再現を果たせるのか、本日から始まる決戦は大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月13日 21時30分
「何今の球?」ロッテ・細川が衝撃を受けたのは松坂・千賀ではない? “あり得ない”プレーをもたらした投手とは
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が12日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、今シーズン限りで現役を引退したロッテ・細川亨がゲスト出演。楽天・則本昂大から受けたという衝撃を明かした。 >>ロッテ・細川、“ベニー首投げ事件”の裏話を告白「引っ張っても全然動かなくて…」同僚がドン引きした衝撃の光景とは<< これまで西武(2002-2010)、ソフトバンク(2011-2016)、楽天(2017-2018)、ロッテ(2019-)でプレーした40歳の細川は今回の動画で、プロ19年間で受けた投手の中からすごいと思う投手ベスト3を挙げ、それぞれの選手との思い出についてトーク。その中で、2017年から2018年にかけ共に楽天で戦った則本の名を挙げ、バッテリーを組んだ際のエピソードを披露した。 動画内で具体的な日時は明かしていないが、ある試合で則本とバッテリーを組んだ細川。楽天でプレーしていた時点で約15年のキャリアを誇り、キャッチングや配球といった守備面で定評があった細川だが、この試合中に「(プロ人生で)初めてストレートが捕れなかった」ことがあったという。 細川は続けて、「球速だけでみたら152、3キロで普通に捕れる球だけど、初めて(ミットで)つかめずにポロっと落とした」、「(ミットの芯から外れた部分で)パクってつかんでしまったり、変化球とかなら分かるけど(ミットの芯に)バチンって当たったのに落とした。『何今の球?』って(呆然とした)」と落球の状況を説明。球筋が大きく変化するわけではないストレートを、誤った捕り方をしていないのに捕りこぼすことはまずあり得ないことだといい、過去に西武・松坂大輔、ソフトバンク・千賀滉大といったエース級の投手とバッテリーを組んだ時もこのようなことはなかったという。 そのストレートはストライクのコースだったが、捕りこぼしたことでボールと判定されてしまったという細川。次の球で見逃し三振を奪った後に「ノリごめん」と謝罪すると、則本から「亨さん、あんなの捕ってくださいよお~」と注文をつけられたと笑い交じりに語っていた。 この他にも細川は西武時代に「えっ?」とあっけにとられたというある投手の考え方や、「お前のフォークなんなの?」と驚いた現役投手について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「キャッチング凄く上手かった細川が捕れないって相当なストレートだな」、「球速なら松坂、千賀も則本とそんなに変わらないけど、捕りこぼしたのは一体なぜなんだろうか」、「則本は球のスピンが凄いって聞いたことあるからもしかしたらそれが理由なのかも」といった反応が多数寄せられている。 「今回細川が松坂、千賀以上と評した則本のストレートですが、球速をみると松坂が最速156キロ、千賀が同161キロ、則本が同159キロとそこまで大きな差はありませんので、捕りこぼしの理由は球の回転数にある可能性があります。実際、これまでの報道などによると則本のストレートの回転数は1秒間で42回転とMLBのトップ投手にも匹敵する数字だといい、回転数に比較して揚力も大きくなるため打者から見るとボールの軌道が浮き上がって見えるとのこと。ですので、細川が捕球する際に思い描いていた軌道と、実際に則本が投げたストレートの軌道が違ったことが捕りこぼしにつながったという見方もできるのではないでしょうか」(野球ライター) これまで楽天(2013-)一筋で活躍し、最多奪三振のタイトルを5回(2014-2018)獲得している則本。相手打者だけでなく、味方の細川もストレートに手を焼いたという逸話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年11月13日 20時30分
阪神ドラ1・佐藤に「巨人かソフトバンクに行った方が…」 金村氏の主張に賛否、このままだと育成失敗に?
元フジテレビアナウンサーでフリーの田中大貴アナが12日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元近鉄で野球解説者の金村義明氏がゲスト出演。今年のドラフトで近大・佐藤輝明を1位指名した阪神の育成面の不安を口にした。 >>阪神、新助っ人候補に「巨人じゃないの?」の声が挙がるワケ大野の残留で補強策は迷走?<< 今回の動画で金村氏は巨人・菅野智之、中日・大野雄大の沢村賞争いや日本シリーズの行方など、球界の注目トピックをテーマにトーク。その中で、阪神が大学No.1野手の佐藤をドラ1指名したことを取り上げ、自身が思う育成面の不安について語った。 今年のドラフトで巨人、阪神、ソフトバンク、オリックスが競合し、抽選の結果阪神が交渉権を獲得した左打者の佐藤。球団は今シーズン限りでチームを退団した福留孝介がつけていた背番号「8」を与えるなど大きな期待を寄せているが、金村氏は「(佐藤は)巨人かソフトバンクに行った方が大成したんじゃないか」と、阪神では期待通りに育たないのではと指摘した。 金村氏は続けて「阪神は(甲子園の)浜風もあって左打者は不利」と、本拠地の甲子園は右翼方向から本塁方向に逆風が吹くため左打者が育ちにくい球場だと指摘。さらに、「過去にも(ドラ1指名した)慶応・伊藤、明治・高山は、『今何してるんですか?』(という状況になっている)」と、過去にドラ1で獲得した伊藤隼太、高山俊といった大卒左打者が育っていない点も不安材料に挙げた。 「糸井(嘉男/阪神では4年で計40本)がホームラン何本打ちました?」と、生え抜きのみならず補強組の左打者も阪神では苦しんでいるという金村氏。「佐藤を育てようと思ったら、(甲子園に)ラッキーゾーン(1947年から1991年まで存在)をもう一度作った方がいい」と、一昔前のように球場の外野フェンスを前に出した方が大成する可能性は高くなるのではと主張していた。 金村氏はこの他にも今季限りで阪神を退団した能見篤史、福留の新天地や、自身が今シーズン開幕前に優勝予想していたというDeNAの戦いぶりについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「確かに左打者が育ってない阪神は不安、まともに育ったのは掛布ぐらいしかいないんじゃない」、「伊藤、高山が主力に育ってないところをみると佐藤も同じルートを辿りそうな気がしてならない」、「ソフトバンクやロッテも外野フェンス前に出してるし、甲子園も復活させるのはアリだと思う」といった反応が多数寄せられている。 一方、「まだ指名したばっかりなのに無理とか言ってたら育つものも育たなくなるだろ」、「大山だって時間かかったけど立派になったし、佐藤も焦らせずに数年間かけて指導するのが大事」と反発する声も複数寄せられている。 「阪神の本拠地である甲子園は浜風が打球を存在することに加え右中間、左中間が深い構造をしているため、左打者が本塁打を量産するのは難しい球場。これが球団の育成にも悪影響を及ぼしているのか、過去の生え抜きを見ると左打者で30本塁打をクリアした選手は掛布雅之だけしかおらず、20本以上にラインを下げても藤田平、桧山進次郎、鳥谷敬の3名を加えるのみ。そのため、金村氏が佐藤の育成に不安を抱くのも致し方ないところはあります」(野球ライター) 「動画内で金村氏はなぜ巨人、ソフトバンクの方がいいのか言及していませんが、この両球団がいずれも天候の影響を受けない屋内球場を本拠地とし、広さも大きな部類に入らないことを考慮しているのでしょう。ただ、これまで生え抜き左打者の育成に苦戦しているとはいえ、佐藤の育成にも苦労するのかは実際に入団した後でなければ分かりません。左と右で打席は違いますが、今季『.288・28本・85打点』と活躍した大山も数年間『期待外れ』、『育成失敗』とファンやOBからやゆされた末に開花していますので、佐藤も長い目で見てじっくり育成に取り組むことが重要になるのではないでしょうか」(同) 2012年ドラフトの藤浪晋太郎以来、8年ぶりに他球団との競合を制し佐藤を獲得した阪神。佐藤を球団、そして球界を代表するような、スケールの大きな強打者に育て上げることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中大貴アナの公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC95Lxy4H7OA0w-bVzIvFyzg
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スポーツ 2020年11月13日 13時15分
楽天・石井新監督に「混乱は計り知れない」大久保元監督が苦戦を危惧 “取締役GM兼監督”の今後は
現役時代にヤクルト(1992-2001,2006-2007)、ドジャース(2002-2004)、メッツ(2005)、西武(2008-2013)でプレーし、引退後の2018年9月からは楽天でGMを務めている石井一久氏。12日、その石井氏が来季から一軍監督を務めることを球団が発表した。 球界では2005年オフにオリックス・中村勝広GM(当時)が一軍監督に就任して以来となるGMの監督就任。GM職は引き続き兼任するため“取締役GM兼監督”が正式名称になるという石井氏は、球団公式サイト上に「しっかり覚悟を持って取り組んでいきたいと思います」とコメントを寄せている。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、球団からは“口止め料”の提示も?<< 石井新監督の誕生を受け、カブス・ダルビッシュ有や元楽天監督・大久保博元氏など複数の球界人がコメントしている。ダルビッシュは13日に自身の公式ツイッターに投稿。石井新監督誕生を伝える記事のリンクを添え、「楽しみですね!」と来季の活躍を期待している。 2015年に楽天監督を務めた大久保氏は12日、自身の公式ツイッターに「選手達やコーチ陣、現場の混乱は計り知れないと思う…監督という仕事は見るとやるとは大違い…」と投稿。「57勝83敗3分・勝率.407」のリーグ最下位に終わり1年で退任した自身の経験を踏まえ、石井新監督も苦しい戦いをしいられるのではと危惧した。 石井新監督の就任を受け、ネット上には「物凄く珍しい形の監督だからどのような采配を振るうのかは楽しみ」、「補強・組閣のかじ取りをする人が、そのままグラウンドで指揮するのは意外と理に適ってるのでは」と期待する声がある一方、「指導者経験も無いのに成功するとは思えない」、「GM職も監督職も中途半端になりそう」といった懐疑的な声も挙がっている。 「GMとしての石井氏はFAで浅村栄斗、鈴木大地、トレードで涌井秀章を獲得し、MLB帰りの牧田和久も迎え入れるなど戦力整備では一定の結果を出していますが、指導者としての実力はこれまで未経験のため全くの未知数。また、その役割を新たに担うことで、それまで結果を出していたGMとしての手腕に悪影響が及ぶ可能性もあります。編成・現場のトップを兼任する石井新監督の今後は、周囲がどこまでサポート体制を築けるかにかかっているのではないでしょうか」(野球ライター) 発表直後から大きな話題を呼んでいる石井新監督の誕生。今シーズン「55勝57敗8分・勝率.491」でリーグ4位に沈んだチームは、石井新監督の指揮でどのように変化していくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について楽天イーグルスの公式サイトよりhttps://www.rakuteneagles.jp/ダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu大久保博元氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/DAVEOHKUBO
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スポーツ 2020年11月13日 11時20分
ヤクルト、新たな次期監督候補が急浮上? 楽天・石井監督就任で古巣も激震か
楽天の監督人事によって、東京ヤクルトスワローズのオフも慌ただしくなりそうだ。 東北楽天ゴールデンイーグルスが石井一久ゼネラルマネージャー(GM)の新監督就任を発表した(11月12日)。地元宮城県仙台市のファンを始め、他球団関係者、メディアに驚きはなかった。三木谷浩史オーナーが石井GMに寄せる信頼の大きさ、編成権と現場指揮権を兼務した監督の前例もあったからだが、加えて発表された新コーチ人事に伊藤智仁一軍投手チーフコーチの名前が消えていた。 >>元ヤクルト・宮本氏、エスコバーの不振原因をズバリ指摘「僕もすごく戸惑った」自身も経験した苦労とは<< ここに来季の高津ヤクルトとの関係、これから始まるオフの補強案が隠されていた。何よりも、東京ヤクルトの投手陣の再建は並大抵ではない。 「伊藤コーチの東京ヤクルト帰還は間違いないでしょう。もともとはヤクルトのコーチですが、3年も離れていたので初めて顔を見る若手投手もいます。まずは彼らの性格面を把握し、そこからがスタートです」(プロ野球解説者) ヤクルト投手陣だが、今季は12球団ワーストの589失点、防御率4・61に終わった。斎藤隆投手コーチがその責任を取って退任するが、同コーチの招聘は高津臣吾監督のたってのお願いでもあった。 「シーズン後半、斎藤コーチはブルペン担当に配置換えさせられています。この時点で、『今季限り』のウワサは出ていました」(スポーツ紙記者) そもそも、斎藤コーチを呼んだ理由は「投手陣の再建」。19年シーズンもチーム防御率は12球団ワーストの4・78と低迷し、高津監督が着目したのは「故障者の多さ」だった。 「斎藤コーチは自身も右肘の怪我に悩まされた時期もあり、コンディション作りやリハビリに関する知識も豊富でした。メジャーリーグも経験し、そこで日本とは異なるトレーニング方法も学び、それをヤクルト投手陣に注入してもらいたい、と」(前出・同) 伊藤コーチの帰還だが、その理由も同じなのだ。コンディション作り、試合中のブルペン練習を含めた体調管理…。斎藤コーチは指導者経験がなかった。伊藤コーチはヤクルト、独立リーグ、そして、楽天など他球団の投手も見てきた。投手陣の再建は急務である以上、経験豊富な伊藤コーチに替えたとも解釈できるが、こんな声も聞かれた。 「2010年、小川淳司ヘッドコーチ(現GM)が監督代行を務めた時、次期監督候補として伊藤コーチの名前も挙がっていました。当時は小川代行の昇格か、荒木大輔コーチ(現北海道日本ハム二軍監督兼投手コーチ)二択のような雰囲気でしたが、ブルペン管理、投手の継投策に関する的確な助言を続けていた伊藤コーチを推す声もあったんです」(球界関係者) 近年、ヤクルトは生え抜きのOBから監督を選んでいるが、その前に「二軍指揮官」も経験させている。前任の真中満氏、高津監督がそうであり、次は池山隆寛・現二軍監督とも解釈できる。 「伊藤コーチの帰還は池山政権の次を意味しているとも捉えられますし、緊急事態が起きた時に備えたとも受け止められます」(前出・同) 池山二軍監督は石井GM下の楽天で二軍を指導していた。ここに伊藤コーチの古巣帰還も重なり、ヤクルトは石井全権監督が最も話をしやすいチームともなった。 また、石井新監督はトレード奨励論者でもある。ヤクルトも投手の補強は大歓迎だろう。楽天、そして、パ・リーグの投手事情も知る伊藤コーチの帰還は、ヤクルトの補強ルートの拡充にもつながった。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月12日 20時30分
元ヤクルト・宮本氏、エスコバーの不振原因をズバリ指摘 「僕もすごく戸惑った」自身も経験した苦労とは
日本プロ野球名球会が11日に公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元ヤクルトで野球解説者の宮本慎也氏がゲスト出演。ヤクルトの助っ人野手・エスコバーの不振の原因を指摘した。 >>ヤクルト・奥川、一軍レベルの状態では無かった?平松氏らOBも指摘、初黒星のデビュー戦で浮上した課題とは<< 今回の動画で宮本氏はヤクルト一筋で過ごした現役時代(1995-2013)に長らく務め、ゴールデングラブ賞も6度(1997,1999-2003)獲得したポジションであるショートをテーマにトークを展開。その中で今シーズン、ヤクルトでショートの一角を担ったエスコバーが守備で結果を出せなかった理由について語った。 昨オフヤクルトに入団した33歳のエスコバーは、MLB時代ブルワーズ(2008-2010)、ロイヤルズ(2011-2018)で遊撃手としてプレーし、2015年にはゴールドグラブ賞を獲得した実績を持つ守備の名手。しかし、来日1年目の今シーズンは遊撃で「69試合7失策」、シーズン途中からコンバートされた三塁でも「39試合2失策」と期待外れの数字に終わっている。 自身も現役時代にショートからサードへのコンバート経験がある宮本氏は、「ショートからサード(へのコンバート)は難しい。(現役時代の)僕もすごく戸惑った」とコメント。ショートからサードへの転向には難しい部分があるため、エスコバーも適応に苦しんだのではと推測した。 宮本氏は続けて、「ショートは投手のボールを追って打球の判断ができるが、サードは(投手を)横目でしか見れないから打者の反応だけで(打球を)判断しないといけない」、「ショートは足を使って(捕球のタイミングを合わせる)守備をするが、サードでそれをしようとすると(打者からの)距離が近くて(捕球に)間に合わない」と、“難しい”部分について具体的に解説。打球との距離感や1歩目の反応などがショートとは大きく異なるため、自身もサード守備に慣れるのに2、3年はかかったという。 「ショートは(打球を捕球した)流れで投げられるけど、サードは(捕球して)動きが止まった状態から上体を起こして(一塁に)投げないといけないので、(ショート以上に)肩や足の強さも要る」と、コンバートをするなら身体能力の強化も求められるという宮本氏。そのためのまとまった時間もとれないシーズン中に守備位置を変更することは非常に大変だと語っていた。 宮本氏はこの他にも自身がショート守備で大事にしていた要素や、2011年シーズンオフに巨人・坂本勇人を自身の自主トレに招いた際の裏話などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「コンバートの難しさをこんなに詳しく聞いたのは初めて」、「一番難しいっていわれるショートができるなら、他のポジションでも適応できるってイメージだったけど全然違うのか」、「宮本自身も経験してるから説得力があるな、確か転向後に2ケタぐらいエラーやった年もあったし」といった反応が多数寄せられている。 「宮本氏がショートからサードにコンバートされたのは、当時プロ14年目・37歳だった2008年シーズン途中でのこと。コンバート後、2009年から4年連続でサード部門のゴールデングラブ賞を獲得しましたが、その一方で2010年にはサードで12個のエラーを記録してもいます。宮本氏は昨季限りでヤクルトのヘッドコーチを辞任しているので今年入団のエスコバーとは直接的なつながりはないと思われますが、自身もコンバートで苦労した経験があるだけに、エスコバーの不振についてもいろいろと思うところがあるのかもしれません」(野球ライター) シーズンの全日程を終え12日に母国ベネズエラに帰国したエスコバーの、来季の去就はまだ定かではない。もし残留となれば首脳陣は来シーズン、エスコバーをショートに戻し固定するのも選択肢の一つなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について日本プロ野球名球会の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9ycDcfxt5ge3hUFfnqnQ9Q
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スポーツ 2020年11月12日 17時30分
DeNA、“4番”細川がファーム三冠! 去り行く指揮官に成長を魅せる時
ベイスターズ期待の大砲・細川成也。茨城・明秀学園日立高校出身で4年目となる今シーズン、ファームでは13ホームラン、53打点、出塁率.448と堂々の三冠を達成し、打率も.318で4位と確実性も増した。好成績の要因は「内からバットを出し、ボール球に手を出さないようにガマン」することを心がけ、「追い込まれても逆方向(右方向)を意識することで、ボールを引き付けて長く見られる」ことができた結果、三振が減りフォアボールが取れるという好循環に。更に「コーチからも『ファールがもったいない』と言われたので、浮いたボールの打ち損じを失くす」ことにも精力的に取り組む事で、ホームランも次第に増えて行ったと今シーズンのバッティング内容を振り返った。 ラミレス監督は、早くから細川の飛ばし屋の才能を見抜き、ルーキーイヤーの2017年終盤に一軍昇格させると、高卒ではNPB史上初のデビューから2試合連続ホームランをマーク。そのままクライマックスシリーズ、日本シリーズでも活躍を見せるなど大物感を漂わせた。大砲の宿命でもある三振の多さを克服するために、ファームでじっくりと鍛錬を重ね、結果を出し、2020年シーズンあと2試合ながら、指揮官は4番の重責を任せる事となった。 「来年に向けてしっかりと結果を残せるように」と臨んだ11日の甲子園。タイガース先発・藤浪晋太郎とは初対決となったが、「動画で研究」して対策を練ったものの、2打席連続で三振に倒れ、6回には馬場皐輔にも空振り三振を喫した。迎えた最終回、先頭としてバッターボックスに入り、この日がタイガースで最後の登板となる能見篤史のストレートをコンパクトに振り抜き、センター前にクリーンヒット。聖地に爪痕を残した。 今季は14日の本拠地・横浜スタジアムでの巨人との最終戦を残すのみ。松原誠、田代富雄、多村仁志、吉村裕基など、歴代の高卒で右の大砲の座を受け継ぐ一打を、退任するラミレス監督のはなむけとして贈ってもらいたい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年11月12日 17時00分
DeNA・ラミレス監督に「失望した」、矢野監督にも阪神ファン激怒 タイトルかかる大山の敬遠、後続打者にも原因アリ?
11日に行われたDeNA対阪神の一戦。試合は「1-0」で阪神が勝利したが、同戦でDeNA・ラミレス監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、両チーム「0-0」で迎えた5回裏2死三塁の場面での采配。シーズン最終戦の阪神はこの日、本塁打王のタイトルの可能性がわずかに残っていた大山悠輔を最後の望みをかけて「1番・三塁」で起用していたが、この場面でその大山が第3打席に。しかし、ラミレス監督は申告敬遠を選択したため、大山は打席に立つことすらできなかった。 試合前時点での本塁打トップは巨人・岡本和真の31本、一方の大山は28本で2位タイだったため、タイトル獲得には同戦で3本打つ必要があった。しかし、第1、2打席はどちらも三振に倒れ、第3打席は敬遠で消化。投手戦となった試合展開を踏まえると延長含め残りは最大2打席が濃厚だったため、申告敬遠をされた時点でタイトルの望みは絶たれる結果となった。 タイトルがかかる大山を歩かせたラミレス監督の采配について、ネット上には「ピンチの場面で大山から逃げたのには失望した」、「考えあっての敬遠というのは分かるが、ファンとしては実に興ざめする采配だった」、「タイトル獲得は厳しかったけど、せめて全打席大山と勝負してほしかった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「矢野監督が後ろに木浪入れたのが悪い、数字考えたら大山避けるのはむしろ当然」、「敬遠されたくないなら2番にも強打者を置くべきだっただろ」といった、阪神・矢野燿大監督への批判も複数見受けられた。 「同戦で大山を1番で起用した矢野監督は後続の2番に木浪聖也を据えていますが、今シーズンの木浪は『.249・3本・25打点』と目立った数字は残していない打者。一方の大山は『.288・28本・85打点』と高水準の数字を残している上、対DeNAは『.398・5本・22打点』と抜群の相性を誇っているため、一塁が空いている状況なら大山を歩かせ木浪で勝負する選択はむしろセオリーともいえます。そのため、大山と全打席勝負してもらいたければ2番は木浪ではなく、サンズ(.257・19本・64打点)や近本光司(.293・9本・45打点)といった打力のある打者を置く必要があったと考えているファンもいるようです。球界では打撃タイトルのかかる打者が最終盤の消化試合で1番起用されることは珍しくなく、大抵は相手球団もその打者とは普通に勝負するのですが、今回のDeNAには同戦を含め2連勝すればシーズンを5割で終えられるという事情があったことも大山が歩かされた一因かもしれません」(野球ライター) 試合後、ラミレス監督は今回の申告敬遠について「勝つために避けて、次の打者で勝負した」と語ったことが伝えられている。矢野監督の2番打者の人選が、ラミレス監督の采配に影響を及ぼした可能性は高そうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月12日 11時30分
新日本バレットクラブ内紛問題にジェイ「自分のパートをまっとうしただけ」
7日の大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競技場大会で、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座挑戦権利証を飯伏幸太から反則フォールで“強奪”し、来年1.5東京ドーム大会で同王座への挑戦が決定したバレットクラブのリーダー、ジェイ・ホワイト。 新型コロナウイルス感染拡大により、来日不能に陥っていたことから、久々の来日となった新日本プロレス最強戦士決定戦『G1クライマックス30』では、ジェイが不在の間に、バレットクラブ入りを果たし、内藤哲也に奪還されてしまったものの、一時はIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座を獲得した自信から、我が物顔でバレットクラブの中心人物となったEVILに対して、パワーバランスを気にしたのか、ジェイは批判を繰り返し、現在はEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷と、その他のメンバーに溝が出来ている状態。見るに見かねたジェイのマネージャーであり、EVILのバレットクラブ入りを暗躍した外道が「俺が何とかする」と仲介役を買って出たが、その後、動きはない。 ジェイは「EVILとやりたいというよりも、EVILが内藤を倒すと。俺は俺で飯伏を倒すと。こういうストーリーになれば、『レッスルキングダム』でのバレットクラブ対決ということもあると思っただけだ。まあ、俺にしてみれば自分のパートをしっかりとまっとうしたしただけのこと。そして、EVIL自身も自分自身のやるべきことができていれば、バレットクラブ対決が実現されたかもしれないが、それができなかった。ただ、それだけのことだ。なので、EVILが内藤を倒していればそういう流れになったのだろうけど、そうでなかったということに関しては何とも思っていない」と、EVILとの対立を望んでいないことを強調していたが、7日の内藤対EVIL戦では、EVILにブレードランナーを仕掛けようとする素振りを見せており、次期シリーズには、バッドラック・ファレ、タマ・トンガ、タンガ・ロアといったオリジナルメンバーが、タッグリーグでEVIL&裕二郎と対戦するだけに、まだまだバレットクラブの内紛問題は長引きそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月12日 11時05分
阪神、新助っ人候補に「巨人じゃないの?」の声が挙がるワケ 大野の残留で補強策は迷走?
阪神が韓国20勝投手、ラウル・アルカンタラ(斗山)の獲得へ――。今季最終戦が行われた11月11日、甲子園球場のベンチ裏で「オフの補強案」が囁かれていた。 今オフの国内FA市場の目玉である中日・大野雄大投手の残留が決定的となり、それに代わる先発投手の補強策として、韓国・斗山のアルカンタラの獲得をめざすという。 「昨年オフ、韓国球界で活躍していたサンズを獲得したルートから上がってきた投手です。150キロ強の力強い真っ直ぐとスライダーを投げ分ける右腕です」(関係者) 今季、規定投球回に到達したのは、西、青柳の2人だけ。後半戦には高橋遥が出てきたが、すでに帰国したガルシアも退団濃厚であり、「先発投手の駒不足」と判断したのだろう。 もっとも、同日先発した藤浪晋太郎は「5回被安打4無失点」と好投している。「藤浪を使えば?」の指摘もないではない。 「四球も出せば、対戦したDeNAの拙攻に救われた部分もありました。でも、一時期に比べれば、別人のように良くなっている。西、青柳、高橋遥、藤浪の4人がしっかり投げてくれれば問題ないと思うが」(プロ野球解説者) アルカンタラが前評判通りの活躍をすれば、“投手王国”になるかもしれない。 >>来シーズンの阪神、山本昌氏の入閣が浮上?人望厚い“元臨時コーチ”は藤浪の復活も左右か<< しかし、そのアルカンタラが「韓国・斗山の所属」と聞くなり、こんな声も聞かれた。 「巨人じゃないの?」 巨人は昨季、韓国・SKワイバーンズで17勝を挙げたサンチェスの獲得に成功している。3億4000万円というお高い買い物にはなったが、それは日米韓の争奪戦になったため。サンチェスを上回る成績を収めたことにより、アルカンタラの元にはやはり米球界のオファーも届いているとのことで、マネー戦争は避けられそうにない。 巨人優勢の声が出た理由だが、お金の話だけではないようだ。 「アルカンタラを最多勝に導いたのは、捕手のパク・セヒョクです。そのパク・セヒョクは阿部慎之助二軍監督と『自主トレ仲間』で、シーズン中もラインで連絡を取り合う仲なんです。阿部二軍監督とのツーショットをパクが地元韓国のメディアに公開したこともありました」(特派記者) それだけではない。後藤孝志野手総合コーチだ。後藤コーチは斗山でのコーチ経験もある。アルカンタラが日本球界へのステップアップを狙うとすれば、信頼する女房役のパクに相談し、斗山球団も巨人を推すだろう。 「阪神はサンズが好成績を残したことで韓国ルートに再び重点を置くようになりました。好待遇で迎えたウィリン・ロサリオが不振に陥った時は、しばらくは韓国ルートを使わないみたいな言い方でしたが」(前出・関係者) 中日・大野の残留が決定的となり、阪神の補強構想は修正を余儀なくされた。ファームには才木、浜地、及川など他球団も一目を置く逸材がいる。藤浪が好投した日のウラで先発投手の補強策が出るのは、彼がまだ信頼を取り戻せていないからかもしれない。オフの補強で巨人と張り合うよりも、若手育成、藤浪の先発復帰を優先すべきだが…。(スポーツライター・飯山満)
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