スポーツ
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スポーツ 2011年05月26日 15時30分
中村ノリ「横浜入り」で加速するアノ噂…
横浜ベイスターズが中村紀洋内野手(37)を“緊急獲得”した(23日発表/24日会見)。中村ノリは楽天から戦力外通告を受け、“浪人中”だったのは説明するまでもないが、今回の横浜入りを「報道で知った」「本当に知らなかった」と話すプロ野球チーム職員も少なくなかった。横浜はチーム打率2割3分7厘(リーグ4位)、交流戦では同2割6厘と低迷している。スレッジ、ハーパーの両外国人選手も2割6分前後と振るわない。低迷する打線を救う補強策ではあるが、横浜と中村ノリを結びつけるものは、「無い」に等しい。なぜ、トレードや外国人選手の獲得ではなく、中村ノリを選んだのか…。横浜は“次のプロジェクト”に向けて動き始めていた。 「ノリが近鉄、オリックス、中日など過去に在籍したチームの関係者やルートを辿って、各方面に現役続行の相談をしていたのは知っています。いつの話かって? 楽天を解雇された直後、それから、オープン戦が始まったころにも聞かされました」(在京球団職員) 確かに、外国人選手は「当たり、ハズレ」の差が激しい。それならば、通算1823安打、378本塁打、1202打点の中村ノリの方が確実に計算も立つ。 しかし、こんな情報も聞かれた。 「楽天時代のノリは山崎武司に遠慮していたのか、中堅、若手をまとめるとか、チームを牽引するような言動は見られませんでした。それが昨年オフの解雇に繋がった、と」(ベテラン記者) 中村ノリを迎える側の横浜ナインだが、チームリーダー・村田修一(30)は「まずは全力疾走してもらいましょう。有無を言わさず。村田とノリさんが変わればチームも変わる。実績のある方ですし、アドバイスをいただきたい」と、各メディアにコメントしている。 「尾花(夫)監督は獲得に積極的ではありませんでした。それでも、フロントが獲りたい、あるいは獲るべきだと推すので、監督は『入団テストをやって』とも返しました。最終的にはフロントに押し切られる形で、獲得が決まりました」(プロ野球関係者) 中村ノリは三塁が“本職”だが、村田と重なる。そうなると、中日、楽天時代に守った一塁での出場が考えられる。しかし、一塁にはハーパー、一輝がいる。関係者やファンは「一塁・筒香」を願っており、そう考えると、中村は「当面は一塁か代打」、筒香が一軍に定着したら、「代打要員」か…。 「村田がノリに全力疾走させるって? 昨季終盤に痛めた『右大腿二頭筋部分断裂』が完治しているかどうか、古傷を理由に走らないなんてワガママを許さないための“牽制”でしょう」(前出・在京球団職員) 契約は1年、年俸500万円プラス出来高。こんな低い条件でも契約したくらいだから、心底から野球に飢えていたのだろう。バットでその気持ちを表してほしい。 「横浜の親会社であるTBSホールディングスは売却の可能性を決算報告でも完全否定していません(5月12日)。ノリはビッグネームですし、今回の獲得によって、球団の価値が上がったと見るべきでしょう」(前出・同) 今回の補強の目的は、戦力以外のプラスアルファーもあったらしい。横浜がオフの主役になる可能性は否定できない…。 入団会見で、中村ノリの性格を垣間見ることができた。村田が「全力疾走させる」と苦言を呈したことについて聞かれると、「村田君はリーダーシップを発揮している。尊敬もしている」と語った。 たとえ相手が7歳も年下でも、こんなふうに敬意を表せるのは、さすがだ。 FA権を行使して、阪神、巨人、メッツと交渉した02年オフのことを思い出した。当時の中村ノリは行く先々で報道陣に待ち伏せされ、かなり苛立っていた。しかし実際に質問してみると、その風貌とは似つかない、震えた声でホソホソと返すだけだった。本当は、報道陣の多さに怯えていたのだ。「阪神、巨人のような注目度の高いチームに行って、やっていけるのだろうか」−−。そう懸念した取材陣は少なくなかった。 その後、中村ノリは故障なども重なり、子ドジャース、オリックス、中日、楽天を渡り歩いた。「特定の選手、旧近鉄の関係者とばかりつるんでいる」。そんな“悪評”も聞かれた。故障、調整のためとはいえ、実績のあるベテランが二軍落ちすれば、若手から話し掛けることはできない。二軍生活(調整)が長くなれば、一軍選手たちと打ち解ける時間も少なくなる。その悪循環が近年の不振の遠因だったのだろう。 02年のオドオドぶりもそうだが、中村ノリという男は人見知りもするシャイな性格なのである。活躍できるかどうかは、キャンプテン・村田や横浜ナインの接し方に掛かっている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年05月26日 11時45分
大相撲八百長問題の余波で前代未聞の珍事が発生! 負け越して十両昇進
日本相撲協会は5月25日、7月場所の番付編成会議を開き、13人の十両昇進を決めた。 通常、十両と幕下の入れ替えは3〜5人前後だが、八百長問題で関取が17人減ったため、来場所はその穴埋めをする必要が生じていた。ただ、一挙に17人を補充せず、幕内、十両の定員をそれぞれ2人づつ削減し、まずは13人を埋めることとなった。 この結果、7人の新十両と、6人の再十両が生まれたが、前代未聞の珍事が発生。このうち、新十両の荒鷲(花籠)、再十両の垣添(藤島)が5月場所で、負け越して昇進という異例の事態となった。垣添は西幕下筆頭、荒鷲は東幕下3枚目で、星取はともに3勝4敗だった。 番付が下の序二段下位や序ノ口では編成上の関係で、負け越して番付が上がることはあるが、それより上でこのような例はあり得ず、負け越しての十両昇進は戦後初の珍事となった。 元小結の垣添は「複雑だが、審判部の方が決めてくださったこと。プロとして堂々と土俵に上がりたい」と話し、新十両の荒鷲は「恥ずかしい気持ちもある。出稽古をしてがんばりたい」と気を引き締めた。 異例の昇進について、番付編成の責任者である貴乃花審判部長(元横綱・貴乃花)は「運をつかんだ力士は、それも実力のうちだと思います」とコメント。 八百長問題で大量処分者が出ていなかったら、100%十両昇進はあり得なかった垣添と荒鷲。“タナボタ昇進”のレッテルは付いて回るが、それを払しょくできるかどうかは、来場所での活躍次第となる。(落合一郎)
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スポーツ 2011年05月26日 11時45分
緊急トレードか!? プロ野球 打線沈黙で投手継投も悪循環…(楽天編)
星野仙一監督(64)は『動かない指揮官』だと思う。補強期間のオフは毎年のように“主役”に躍り出るが、打順と先発ローテーションが決まったら、強い救援陣を編成し、「先発−セットアッパー−クローザー」と繋ぐ先行逃げ切り型のゲームを積み重ねていく…。そのスタイルは中日指揮官の時代から変わっていない。極端な言い方をすれば、オフの間に戦力を整え、シーズン中は動かないというスタイルだ。しかし、楽天の指揮官となった今季、そのやり方が勝利に結びついていない。打線もブルペンもそれなりに補強したのに、だ。 まず、打撃陣の誤算は岩村明憲の不振だろう。岩村は5月14日に登録を抹消された。24試合に出場し、打率1割6分9厘。打点「1」。岩村は早打ちせず、ジックリと相手投手のボールを見極めていくタイプだった。たとえ2ストライクまで追い込まれても、最後のひと振りで仕留める勝負強さはメジャーでも評価されていたが、09年シーズン後半から「打ち損じること」が多くなった。楽天に移籍した今季も、勝負強いバッティングは蘇っていない。 「実績のある選手なので、試合のなかで調整していけると星野監督も判断したのでしょう。でも、チームも負けが込んできて、岩村に『猶予』を与える余裕がなくなってきた…。そういうことですよ」(ライバル球団スコアラー) 打撃部門を統括する田淵幸一ヘッド兼打撃コーチから、岩村に何かをアドバイスしたという話は聞かれない。 楽天打線の破壊力不足は昨季からだが、チーム総得点「71」は12球団ワースト(5月20日時点)。チーム平均打率2割3分2厘はリーグ4位。西武のチーム平均打率も同じ数値だが、チーム総得点は「99」。いかに得点効力が悪いのかも再確認できる。 コーチスタッフの配置換えも行われたが、今のところ、その効果は表れていない。確か、キャンプ中の星野監督は「機動力を使った攻撃を」とも語っていたが、星野監督の言う「機動力」とは、どんなスタイルを指しているのかだろうか。単に「次の塁を狙う貪欲な走塁意識」だけなのか、それとも、盗塁、犠打、エンドラン、右方向への打撃などを絡め、「1点」をコツコツ積み上げていくスタイルなのか、今1つ伝わって来ない。昨季3割1分8厘の高打率を誇った鉄平が不振なのも痛い。 そういえば、田中将大が延長10回を投げ、1対1の引き分けとなる試合もあった(13日/対千葉ロッテ戦12イニング)。この日の対戦投手は成瀬。好投手が相手となればなかなか点は取れないものだが、岩隈、田中が投げる試合は確実に勝っていかなければ、これから先はもっと苦しくなるだろう。成瀬から大量得点を奪うのは難しいが、せめて「右方向に転がす=進塁打」などの工夫はすべきだろう。楽天は足の速い選手が多いだけに、今の「ただ打つだけの野球」はもったいない。全員で点を取りに行こうとする意識がなければ、チームは勢い付かない。 岩隈、田中はともに6試合に先発して3勝(5月24日時点)。勝率で見てみると、田中は7割5分、岩隈は6割。先発3番手の永井怜までは6割強の勝率だが、4番手以降のローテーション投手が投げる試合になると、勝率は一気に下がる。今季の星野監督は中日、阪神時代と違って、『絶対的な守護神』(クローザー)を持っていない。先発4番手以降が投げる試合は「ある程度の失点」を覚悟しなければならないのはどのチームも同じだが、セットアッパー、クローザーも不安定なため、6イニング目から継投策を仕掛けられない。そういう影響もあるのではないだろうか。 「先発投手に長いイニングを投げさせる」不安といえば、岩隈はすでに47イニングを投げている(6試合)。9イニング目を投げる試合も多く、右肩の違和感を訴えたのはそれが原因ではないだろうか。先発投手を引っ張りすぎる星野采配はちょっと気になる。 得点効力が悪いこと、頼りになる救援投手が見当たらないこと。それが岩隈を長く引っ張りすぎる原因だろう。岩隈が故障離脱するようなことになったら…。 楽天は年間人件費(選手総年俸)を決めたら、「その枠内で収める」経営スタイルだと聞く。星野監督も育てたいという気持ちを今まで以上に強く持っているそうだが、投打ともに「1枚足らない」。岩村は復調する。そう信じているが、チームの目標がクライマックスシリーズ進出ならともかく、「東北の力になる」という責務もある以上、せめて、救援タイプの投手を緊急補強すべきではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年05月25日 11時45分
中村ノリ横浜入団を待ち構える「男・村田」、来季はどの球団へ?
昨オフに楽天を戦力外となり、現役続行が危ぶまれていた通算本塁打378発の大砲・中村紀洋の横浜入団が、5月23日に決まった。1年契約で、年俸はなんとわずか500万円。翌24日にさっそく入団会見が開かれ、心機一転を誓う丸刈りで会見に臨んだ中村は「(入団要請の)電話を切った後は泣いてしまった」と、入団の喜びを包み隠さず語った。 ところで「ノリ」こと中村の守備位置といえば、ゴールデングラブ賞を7度も受賞した三塁と相場が決まっているが、横浜のホットコーナーにはご存じ「男・村田」こと不動の四番・村田修一がドンと構えている。 三塁を守る村田といえば、今オフでのFA移籍が有力視されている。その移籍先として、これまで地元・福岡のソフトバンクが本命と見られていたが、近ごろ状況が変わってきたようなのだ。 「これまでのソフトバンクでは、今オフで村田をFA獲得して正三塁手の松田宣浩を外野コンバート、が既定路線とみられていました。しかし今季松田が本塁打王争いのトップを走る急成長、打撃だけでなく守備も格段の進歩を見せているため、『松田を三塁から動かすべきではない』という声が、球団内部でも多数を占めるようになってきたんです。それにソフトバンクは、一塁に小久保裕紀、DHにカブレラがいますからね。現状では村田の出る幕がありません。 ソフトバンクの状況が変わったので、村田獲得競争の本命は巨人に移ったのではないでしょうか。巨人は高齢で守備力の落ちた小笠原道大を本来の一塁に戻してから、正三塁手不在に悩んでいます。期待の若手・大田泰示は実戦でエラーを連発し『内野失格』のラク印を早くも押されている有様ですからね。 何せかつては長嶋茂雄さんが守っていた『巨人のサード』ですから。『打てるスター三塁手』の獲得は、球団の至上命令でしょうね」(スポーツ紙記者) ケガ人続出で今季は未だ下位に甘んじる巨人。来季は久々の超大型補強で「四番だらけ打線」の復活となるのだろうか?
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スポーツ 2011年05月25日 11時45分
緊急トレードか!? プロ野球 チェンと岩瀬の復調はいつ?(中日編)
昨季は中盤から一気に調子を上げ、逆転優勝を飾ったが、今季もその展開を繰り返そうとしているのか…。端から見る限り、先発投手陣のやり繰りは苦しそうである。 昨季も今季も主力選手が開幕に間に合わなかったことには変わりはないが、大きな違いは1つ。昨年は名手・井端弘和が3度も登録を抹消され、6月9日のスタメン出場以降は最終戦まで一軍を離れた。そんな苦境を救ったのは、4年目の堂上直倫だった。今季は野手ではなく、『投手の故障・離脱』が目立っている。開幕投手が『チームの顔』とすれば、今季はマキシモ・ネルソン(29)だった。サプライズの落合采配からすれば、再起後半に先発として4勝を挙げ、腹心・森繁和ヘッドコーチの秘蔵っ子ともなれば、当然の起用だったのかもしれない。 このネルソンの活躍は落合博満監督(57)の“予定通り”だったとしても、チェン・ウェイン(25=13勝)、吉見一起(26=12勝)の出遅れは痛かった。11勝12敗1分けで交流戦に突入し、最初のカード『対千葉ロッテ』に連勝し、今季初の貯金「1」。左右の両エースを欠いた状態で“勝率5割前後”をキープできたのはさすが。山井大介(33)も一軍に合流した。チームが勢いづくのは必至だが、今シーズンは投手陣全体の大きな転換期となるかもしれない。 まず、5月14日、ようやく今季初勝利を挙げたチェンだが、気掛かりな点がいくつかある。6回被安打3、無失点。150キロ強のストレートを封印し、「コントロール重視の技巧派ピッチング」だったのは、既報通り。ストレートの威力は左内転筋の痛みが和らげば簡単に復活するだろう。気になったのは、「技巧派ピッチング」ではなく、「投球モーション」である。チェンは前回の今季初登板で審判団から『2段モーション』の指摘を受けている。「右足が静止している」というのだ。投球フォームがおかしい…。14日の技巧派ピッチングは故障明けで大事を取った結果ではなく、故障のために『投球モーション』を崩してしまったからではないだろうか。 リップサービスをしない落合監督は、僅差での勝利についてこうコメントしている。 「こういうのが毎日続くんだろうな。まだだ」 翌15日、吉見が先発。7回3分の1を投げたが、勝ち星には繋がらなかった。落合監督は「いいじゃん。120球投げられるって分かっただけで」と、やはり多くを語らなかった(吉見は121球)。吉見の粘投は評価していた。好調のネルソン、チェン、吉見が『3本柱』となるが、チェンと吉見が完全復活するにはもう少し時間が掛かるのではないだろうか。吉見には、本調子でなくても、試合を整える力がある。それは落合監督も認めている。つまり、先発投手が試合主導権を握ってくれれば、チームは自然と立ち直っていく。後半戦で巻き返せる。それまで、もう少しの辛抱だ−−。そんなふうに見ていたのではないだろうか。 ネルソンが中4日で先発登板している。森ヘッドコーチは2人分の活躍をしているとし、ネルソン、チェン、吉見、再びネルソンという先発ローテーションを指して、「4本柱」とも称したが、一般論として、投球モーションを崩した投手が立ち直るのにはそれなりの時間も要する。チェンが本来のピッチングを取り戻せなければ、昨季のような連勝街道を突き進むことはできないのではないだろうか。 また、守護神・岩瀬仁紀(36)が今1つ波に乗りきれていない。5月17日、岩瀬は3点リードで迎えた9回のマウンドに送られたが、「あわや逆転負け!?」という内容だった(2失点)。昨季終盤から浅尾拓也がクローザー役を託される試合も多かったが、中日も左の救援投手が多くない。先発陣も完全復調していない以上、救援投手に頼らざるを得ない。確実に計算できるリリーバーは1人でも多い方がいい。浅尾1人に重責を背負わす図式は良策ではないように思うが…。 落合監督はトレードに積極的ではない。自分たちで育てた戦力を使うとしても、現時点では「ファームに成長著しい若手がいる」との情報は聞かれない。昨季終盤も阪神を僅差で振り切った。今年は先発、救援ともに中核投手の復調を待ちながらの「苦しい展開」となるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年05月24日 15時30分
着物ガール「YUKI」が5・24後楽園『武道掣圏 第1回大会』にラウンドガールで登場
特技はダンスと「憎まれないこと」という可愛らしいプロフィールのYUKI(21)は、ダンサー&モデルからラウンドガール界に新星として降り立った。 スキー検定3級・スノーボード検定4級・オープンダイバー・上級救急救命士と数々の資格を持ち、スポーツ万能、リズム感抜群のYUKIは格闘技観戦好き。そんな彼女が5月24日、東京・後楽園ホールで行われる初代タイガーマスク・佐山聡率いる新武道『武道掣圏 第1回大会』にて、着物ラウンドガールとして登場するという。以下は本人の感激のコメント。 「和太鼓や三味線に合わせて着物ガールという新しいタイプのラウンドガールのお仕事を佐山聡先生から頂けましたことを感謝いたします」◆YUKIhttp://gree.jp/yuki_gオフィシャルブロガーとして人気急上昇中。1990年3月2日生まれ、T162、B82、W58、H83、S24。血液型AB型。5月24日『武道掣圏 第1回大会』後楽園ホールhttp://homepage2.nifty.com/seikendo/
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スポーツ 2011年05月23日 17時59分
異国で大化け“YOKOZUNA&OSHO”の肉弾坊主コンビ、阿吽の帯をガッチリ防衛! 5・22地下プロレス『EXIT-74 SERIOUS』
5月22日、東京・高田馬場「ALAISE」にて、地下プロレス『EXIT-74 SERIOUS』が行われた。 今回のALAISEには、メインに地下2度目の参戦の“鋼鉄忍者”刃駆、そして4人目の地下参戦女子となる雫あきの登場とフレッシュな顔ぶれが並び、この日もALAISEの真紅のマット上で熱戦・激戦が相次いだ。【第1試合】“頭突き世界一”富豪2夢路 vs “求道妖怪”入道 久々に行われた“夢道師弟コンビ”のシングル対決。 夢路は、入道に怒っていた。地下の聖地・CORE STADIUMの新たな伝説となった4・10『EXIT-71』において、竹嶋健史とともに1対3のハンディキャップマッチ地獄を強いられた入道は、著しいスタミナ切れを露呈し、その闘いぶりが夢路の逆鱗に触れていたのだ。 憤怒に任せ、夢路が入道を一気に叩き潰すに見えたかのこの対決だが、重厚なグラウンド勝負にセントーン対決(先に夢路が繰り出した!)と、試合は入道が健闘を見せる。結局は試合中盤から続けた足殺しが奏功した夢路が初公開の新技、マイナス4の字固めで貫禄勝ちを収めたが、入道の成長を自らの身体で確かめた夢路は、試合後入道を「カンパイ」ポーズと頭突きのボーナストラック(!)で讃えた。【第2試合】“地下の悪童”ジョータ vs “ブラジル大車輪”ペドロ高石 参戦のたびに、ファンタジックな足技の数々で地下のファンを魅了するペドロ。今回もフェイントを織り交ぜた予測不可能の動きから華麗な蹴りを次々繰り出し、若き地下の申し子・ジョータを翻弄して見せる。蹴りには自信を持つジョータもプライドを懸け、ペドロに蹴りで対抗、試合は白熱する。 結果は老獪なペドロをジョータが若さと勢いで押し切り勝利したが、齢45にしてさらなる進化を続けるペドロ高石恐るべし、を印象づける試合となった。【第3試合】“革命王子”矢野啓太 vs “レッスル観音”雫あき 華名、AI、市井舞に続き、4人目の地下参戦女子となった雫あき。地下初参戦にしていきなり“ミスターALAISE”矢野啓太を迎え撃つ、とてつもなく高いハードルを課せられた。 試合当日に対戦相手が知らされるのが、18世紀から続く地下の流儀。これまで雫の試合には様々な憶測が流れた。当初は雫と石橋葵の一騎打ちが予想されていたが、「闘魂女子高生」石橋葵17歳は、18禁の法にでも触れたのか、その名は開催1週間前から忽然と消えてしまった。 しかし、地下プロレスは無法地帯。地下組織の指名は絶対なだけに、今後の参戦の可能性がゼロとは言い切れないという、まったくの予測不能…。 そして、この日用意された対戦相手は矢野啓太。試合は雫のグラウンド指向の闘いに矢野が呼応し、じっくりしたチェーン・レスリングの展開。最後はエアプレーン・スピンで翻弄してからシャープシューターで矢野が雫を一蹴したが、試合後の会場は雫の実力を認める拍手に包まれた。 そんな中、雫の視線はお気に入りの酒・レゲエパンチを飲みながら観戦していた“Queen Da Bitch”AIに向けられる…。 地下に初参戦するにあたり、雫は「地下には、恐ろしく強く兇悪な“おんな人間狂気”が存在する…」と、AIの評判を聞きつけていた。AIの姿が視界に入った途端、雫はAIから視線を外すことができなくなってしまった。寺に生まれ、幼少より礼節をきっちり教え込まれてきた“大和撫子”雫にとって、縦横無尽・傍若無人に地下世界を暴れ回るAIは、生涯相容れられぬ相手なのかもしれない。どや顔で両腕の力こぶを誇示し、AIが雫を睨み下ろすこと数十秒。危険な空気を感じた男子レスラーが強引に両者を分けた。次の地下日本女子戦は、どんな対決が待ち受けているのか、まったく予想がつかない。 そして、大会終了後、雫のもとに一本のメールが入るのだが、差出人は「暗闇の虎」ブラックタイガー!! 雫対石橋の地下日本女子王座決定戦 vol.2は、雫の「不戦勝」と告げられた。【第4試合 地下日本阿吽選手権】[王者組]“JAPANESE OSHO”日龍 & “地下横綱”梅沢菊次郎 vs[挑戦者組]“人間狂気”紅闘志也 & “鋼鉄忍者”刃駆 2・27『EXIT-63』(所は同じALAISE)において、インパクト抜群の地下デビューを果たした刃駆(はかる)が、2度目の地下マット登場。パートナーに地下絶対王者・紅というこの上ない援軍を得て、新阿吽王者・日龍&梅澤組に挑戦する。 余分な体脂肪が一切ない紅&刃駆の鋼鉄コンビと、鏡餅のような貫禄を備えた、ともに見事なアンコ型の日龍&梅沢の肉弾坊主コンビ。ビジュアルではまるっきり対照的な両軍だが、王者組の特徴といえば、体型と坊主頭だけではない、非常に大きな共通点がある。それは、両者とも異国の地下プロレスにおいて大化けを果たしたことだ。梅沢はネパールで「YOKOZUNA」、日龍はタイで「OSHO」の称号を授かり、現地で熱烈な歓迎と畏敬を浴び、絶大なる人気を手にしたのだ。それを機にレスラーとしてもめざましい覚醒を遂げた2人。その自信はALAISEのリング上でもいかんかく発揮され、梅沢のブルパワーと日龍の研ぎ澄まされたグラウンドテクニックは、試合の主導権をがっちり掴む。 これまで百発百中だった新技・日龍スリーパーを驚異の身体能力で脱し、すかさず低空ムーンサルトプレスを決めるなど、今回も抜群の格闘能力を見せた刃駆だったが、最後は梅沢の渾身の両国ダンジョンに沈んだ。しかしながら、鋼鉄忍者が地下世界にまたも新鮮な風を吹き込んだ好試合であった。 全試合結果は以下の通り。◆地下プロレス『EXIT-EXIT-74 SERIOUS』2011年5月22日(日)開始:16:00会場:東京・高田馬場「ALAISE」<第1試合>○富豪2夢路(8分55秒 マイナス4の字固め)●入道<第2試合>○ジョータ(7分51秒 クロスフェイスロック)●ペドロ高石<第3試合>○矢野啓太(9分06秒 シャープシューター)●雫あき<メインイベント 地下日本阿吽選手権>[王者組]日龍、○梅沢菊次郎(18分53秒 両国ダンジョン)[挑戦者組]紅闘志也、●刃駆※王者組が防衛成功。※勝負を直接決した梅沢に「阿」の帯、パートナーの日龍に「吽」の帯が授与される。<地下日本女子王座決定戦 vol.2>○雫あき(不戦勝)●石橋葵※試合はすべて時間無制限一本勝負。KO、ギブアップのみで決着。地下プロレスtwitterhttp://twitter.com/Chika_Wrestling地下プロレス データベースhttp://www43.atwiki.jp/wuw-exit/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/地下日本女子王者決定戦・初戦にて、AIの“おんな人間狂気”ついに覚醒! 3・27地下プロレス『EXIT-65 WANABEE 2』http://npn.co.jp/article/detail/74448512/人間狂気vs地下横綱、2010年ベストバウト再戦、春の嵐に至高のタイトル戦続々! 4・24地下プロレス『EXIT-72 OVER』http://npn.co.jp/article/detail/78390612/
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スポーツ 2011年05月23日 11時45分
大関魁皇ガチンコ場所で男を上げた!
大相撲技量審査場所千秋楽(22日、両国国技館)、大関魁皇ガチンコ場所で男を上げた。 栃ノ心が大関日馬富士に敗れ3敗となったため、千秋楽結びの一番が取り組み前既に、横綱白鵬の優勝が決定という、締まらない状況の中の一番だったが、大関魁皇は横綱白鵬を寄り切りで破り日本人大関の意地を見せた。 魁皇勝利の瞬間、観客席からは悲鳴に似た歓声、ザブトンの乱れ飛び今場所一番の盛り上がりとなった。9勝を挙げた魁皇は通算1044勝となり、史上1位の千代の富士の記録にあと1勝と迫った。また重圧に耐えながらも白鵬は13勝2敗で7場所連続、19回目の優勝に輝いた。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2011年05月21日 17時59分
ガチンコ化推進の技量審査場所で勝ち越し、株上げた大関魁皇
八百長問題で存亡の危機に揺れ、全席入場無料の一般公開の「技量審査場所」を開催して再起を図る国技・大相撲。国技復興の威信を懸け、土俵上のガチンコ化が推進されている技量審査場所だが、38歳の幕内最年長・大関魁皇が、13日目の5月20日に阿覧に寄り切りで勝利、8勝5敗で勝ち越しを決めた。魁皇は、千代の富士(現・九重親方)の持つ通算最多勝利数「1045」にもあと2勝と迫っており、残り2日間で連勝し、千秋楽で記録達成なるか注目を集める。 これまで8勝7敗でギリギリの勝ち越しを繰り返し、大関の座をなんとか死守してきた魁皇。一部では「7勝7敗で千秋楽を迎えた魁皇こそ最強」と揶揄され、いわゆる「無気力相撲」の代表格として槍玉に挙げられることが多かった。 それが、土俵のガチンコ化が進む技量審査場所でフタを開ければ、千秋楽を待たずの勝ち越し。「魁皇、ガチでも強かった」という、スレた相撲ファンの間での再評価に、魁皇は心の中で「見たか!」と胸を張っているに違いない。
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スポーツ 2011年05月21日 17時59分
白鵬「負けは負けですから、気持ちが空回りした」
大相撲5月技量審査場所13日目(20日、両国国技館)、横綱白鵬が日馬富士に寄り切られ初黒星を喫した。取り組み直前国技館を襲った地震、館内がざわつく中、結びの一番の取り組みが始まった。白鵬は日馬富士に顔面を張られると、出し投げで後ろを取られ、そのまま寄り切られて土俵を割った。白鵬は「負けは負けですから、気持ちが空回りした」と無念の表情。14日目に2敗の栃ノ心が琴将菊に敗れ白鵬が把瑠都に勝てば、白鵬は朝青龍と並ぶ最多の7連覇、19度目の優勝が決まる。 2敗同士の大関把瑠都と平幕栃ノ心は1分を越える熱戦の末、左上手投げで栃ノ心が2敗を守った。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分