スポーツ
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スポーツ 2011年09月20日 15時30分
小島聡が新日本プロレス出戻り
新日本プロレスリングは、レスラー小島聡(40)が10月1日付けで古巣に復帰することを発表した。小島は2002年1月に新日本を退団し全日本プロレスへ移籍、10年5月には全日本を退団しフリーとなっていた。全日、新日本の区別なくリングに上がっていたが、最近は新日本プロレスの夏の恒例「G1クライマックス」に参戦するなど、新日本との距離を狭めていた。現在、右眼窩下骨折で治療中の小島は、10月10日の東京・両国国技館大会で盟友・天山広吉との対戦で復帰することが確実視されている。
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スポーツ 2011年09月20日 15時30分
斎藤佑樹も澤村も勝てない ハマの新人が「最多登板記録」を更新
福岡ソフトバンクホークスは優勝マジックナンバーを点灯させ、セ・リーグの首位・東京ヤクルトスワローズも祝勝会の会場手配を始めた。球界の秋の光景である。そんな終盤に差し掛かったペナントレースのなかで、『新人投手の個人記録』が密かに注目されてきた−−。 9月17日、ヤクルト対横浜戦(神宮球場)。横浜先発のベテラン・三浦大輔が7回途中でマウンドを譲った。2番手に新人左腕・大原慎司(26)がコールされた。レフトスタンドの一角に追いやられた横浜ファンが“祝福の拍手”を送った。この日の登板が今季59試合目−−。球団最多登板記録(新人)が塗り替えられたのである。しかし、大原はヤクルト・青木にいきなり四球を与えてしまう。すぐに尾花夫監督(54)は立ち上がり、投手交代をコールした。「対戦打者1人、投球数7、四球1、3分の0イニング」。始めからワンポイントの予定だったのかもしれないが、53年ぶりに更新された記録の内訳としては、寂しい限りである…。 勝利に徹した尾花監督の采配は、間違っていない(2対2引き分け)。セットアッパーとは、そういう宿命である。私事になるが、元西武投手・三井浩二氏の言葉を思い出した。今年1月、拙著の取材で話を伺ったのだが、三井氏は先発だけではなく、リリーバーとしても、長く西武ブルペンを支えてきた。 「ストッパーは勝ち試合にしか登板しませんが、セットアッパーは勝敗に関係なく、『行け』と言われたら投げなければならない。試合展開を見ながら、毎日肩を作り、こちらのモチベーションが高まって、『よし、行くぞ!』って思ったときに、ベンチの駆け引きで『ちょっと待て』と言われたり…」 リリーバーの職責、自身の立場をそう説明してくれた。勝敗も、セーブポイントも付かない。救援投手に『ホールドポイント』の記録が正式に設けられたのは05年以降である。 84年、阪神・福間納がシーズン77試合登板のセ・リーグ記録を作っている(当時)。「あと1試合」で往年の大投手・稲尾和久の持つ日本記録に並べたが、当時を知る関係者や先輩ライターたちによれば、「優勝争いに加わっていないチームから、タイ記録、新記録が出るのはいかがなものか?」なる批判もあり、世論を恐れた首脳陣が故意に福間を登板させなかったという。87年の巨人も鹿取義隆を63試合に登板させている。本人は登板過多に対する抵抗感は全くなかったらしいが、酷使の代名詞のようにも取り上げられた。 当時と比べ、セットアッパーの地位は高まった。新人の球団最多登板記録を塗り替えた大原は、新人王候補の1人にも挙げられているが、澤村拓一(巨人)、藤村大介(同)、福井優也(広島)などライバルたちの成績を考えると、タイトル奪取は厳しいと言わざるを得ない。また、最多登板数、ホールドポイントでも、中日・浅尾拓也が群を抜いており、こちらも追い付けない可能性の方が高い。 「抑えたり打たれたり、1年目でいろいろな経験ができ、感謝しています」 翌朝のスポーツメディアは記録更新こそ伝えていたが、数行程度だった。大原もあまり多くを語ろうとしなかったようである。先人たちを見れば分かる通り、セットアッパーとは精神的にも強くなければ務まらない。タイトルとは縁遠いところにいるのかもしれないが、大原は澤村たちよりも中身の濃いプロ生活を送っているはずだ。(一部敬称略/スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2011年09月20日 11時45分
ガッツワールド「Truth」30回記念興行が9・20新木場で開催!
昨年8月10日に旗揚げしたガッツワールド・プロレスリングの別ブランド興行「Truth」が、ついに第30回を迎えた。通常、「Truth」は埼玉・蕨市のイサミレッスル武闘館で開催しているが、今回、記念興行として、初めて同所を飛び出して、9月20日にキャパシティの大きい新木場1st RINGに進出する。 メーンイベントではガッツワールドのエースであるダイスケが、DDTの元KO-D無差別級王者のHARASHIMAを迎え撃つ。常にDDTのトップ戦線で活躍しているHARASHIMAは、ダイスケにとっては難敵ではあるが、ホームリングでやすやすと負けるわけにもいかない。両団体のメンツが懸かった一戦となる。 セミファイナルではBJWタッグ王者の宮本裕向(666)&木高イサミ(ユニオン)が登場。山田太郎(666)&吉野達彦のフレッシュコンビのチャレンジを受ける。太郎組は昇り調子なだけに、宮本組にとっても侮れない。 また、悪の猛威を奮う悪魔同盟のガッツ石島&円華&CHANGO&アミーゴ鈴木が、ガッツワールド正規軍の梁和平&gosaku&マスクド・ミステリーに神威(FREEDOMS)を加えたカルテットと対戦する。 その他、小川内潤(SECRET BASE)vs那須晃太郎(STYLE-E)など、好カードがズラリ揃った今大会に注目だ。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)☆ガッツワールド「Truth#30」 9月20日(火)東京・新木場1st RING 19時半試合開始(19時開場)<当日券情報>自由席=3500円 ※18時半より、会場前受付にて販売<全対戦カード>▼メーンイベント シングルマッチ 20分1本勝負ダイスケ vs HARASHIMA▼セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負宮本裕向&木高イサミ vs 山田太郎&吉野達彦▼第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負梁和平&gosaku&神威&マスクド・ミステリー vs ガッツ石島&円華&CHANGO&アミーゴ鈴木▼第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負小川内潤 vs 那須晃太郎▼第2試合 ストリートファイトマッチ 20分1本勝負ミクロ vs 深見浩司▼第1試合 ハンディキャップマッチ 30分1本勝負ジャニー田村&マーくん vs バンジー詩郎&ヤッくん&ヨシちゃん<ガッツワールド公式HP>http://guts-world.com/
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スポーツ 2011年09月19日 17時59分
ガチ対決直前! 特別インタビュー初代タイガー&小林邦昭!!
今年1月10日の東京・後楽園ホールから発進したレジェンド・ザ・プロレスリング。 9月23日(金・祝)のレジェンド・ザ・プロレスリング「LEGEND THE PRO-WRESTLING」愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会で、5・7大阪大会に続き、初代タイガーマスクこと佐山サトルとシングルマッチを行う“元祖虎ハンター”小林邦昭。 最後の激突になると思われる “初代タイガーマスクvs小林邦昭”に向け、初代タイガーとプロレス人生を賭けた最終決戦を目前に控えた“虎ハンター” 小林邦昭から緊急インタビューが届いた!■初代タイガー■ *小林選手が体重を98?から90?まで落としました。動きも軽快だとか。 初代タイガー「ええ、小林さん、かなり落としたんだよね。向こうが減量作戦なら、こっちは増量作戦で行こうかな(笑)。フィッシャーマンズで持ち上がらないようにするか(笑)。まあ、それは冗談ですけど、小林さんがそこまで意気込んでいるんで嬉しいですね。自分も力を出し切りたい」 *何か秘策がある? 初代タイガー「秘策? あります。なにしろ体調いいんですよ。幹細胞治療をやっていて細胞が若返っていますからね」 *え、幹細胞治療? 初代タイガー「幹細胞(ほかの細胞のもとになる細胞)を打ったんです。お腹の脂肪を50g採ると、その中に120万個の幹細胞がある。それを4週間培養して1億4千万個まで増やして、また体内に入れて、悪いところを治していく。すい臓、肝臓とか肺臓とかの臓器が病気であれば、そこに打てば治っていくんですよ。僕の場合は、腕に点滴を打ってもらって体全体の細胞を蘇らせているというか。だけど、注射器の針が太いんだよね。ちょっと痛い。だから大きな穴が開くわけです。しかし、これが大変なんです。その晩ね、その針を入れた傷口のところがムクムクと動き出したんです。朝見たら、その傷口がないんだよね。消えていた。凄いんですよ」 *それってテレビで見たこともありますが、指が切れたのに生えてきたという…。 初代タイガー「それかもしれないですね。とにかく、それで肉体の悪いところを治したので、身体の調子が良いんです」 *本当ですか! 初代タイガー「ホントです」 *それは凄いことですよ。 初代タイガー「体調がバッチリですね。寝て起きた時、疲れが残っていない。あとは試合に向けたトレーニングをするだけ。かなり若返っていると思いますので、楽しみなんですよ。それとともに、コンディショニングを整えていきます」 *幹細胞作戦ですね。 初代タイガー「そうですね。あとはヒザに注射をして確かめないと」 *やる気満々ですね。 初代タイガー「とにかく小林さんとの試合は毎回楽しみ。とにかくファンの目に焼き付けたい。飛んでもいきたいし、動きも早くしていきたい。ファンに『見て良かった』と思ってもらえる試合をして、力を出し切って試合をして、最後の対決を締めくくりたいという思いが僕は強いですね。小林さんとなら、そういう思いが実現できると思うし、いまの自分の体調を考えるとウキウキしますね」 *話を変えます。小林選手とはメキシコ当時からも仲が良かった。あらためて、小林さんの印象。 初代タイガー「とにかく人間がいい。若手の頃からライバルでしたよ。メキシコの時も一緒でしたがサンドバックを一緒に蹴って、よく練習したもんです。僕が先にメキシコを出てヨーロッパに渡った。その後、サミー・リーをやって人気を博して、タイガーマスクで成功を収めましたよね」 *ええ。どの会場も超満員。 初代タイガー「小林さんがメキシコから帰ってきたのはずっと後でしたが、帰ってきた時、面白くなる! と思いました。というのは、昔から仲は良かったけど若手時代からライバル関係でしたから、小林さんだって、ガンガン来るに違いない。じゃあ、もっともっと凄いライバル関係にしてやろう! っていう気になりますからね」 *ええ。小林さんとの試合はいつも凄かった。そういう気持ちがあったからでしょうか。 初代タイガー「それと、小林さんはナチュラルな試合ができるからなんだと思います。プロレスはハラハラドキドキがすべてなんですよ」 *あくまで小林さんとの試合に限ってなんですが、マスク剥ぎもその中の一つだったんですね。 初代タイガー「もちろん、そうです。やっぱり、対戦相手で決まりますよ。本物の技を出せるレスラーがやれば、違ってくるんです」■小林邦昭■ *初代タイガーマスクとの一騎打ち。ガン手術を3度も受けられたのに、また再び、戦いのリングに戻ってきました。よほど初代タイガーに対する思い入れがあるんですね。 小林「大腸、肝臓のガンはザックリ切った。肺は内視鏡で手術。本当に傷だらけの肉体だよ(笑)。しかし、やっぱり初代タイガーとだけは何度でも闘ってみたい。これが最後になる」 *すごい思い入れですね(笑)。 小林「だってメキシコ時代から同じ部屋で一緒にいた仲間だからね。お互い励ましあってやっていた。そして、そういう関係だったからライバルにもなれたんだと思うんだよね。初代タイガーの歴史も面白いよね。メキシコでは、僕と一緒によく打撃の練習をしていましたよ。サンドバックを買って蹴ったりね。メキシコはブルースリー・ブームで僕やタイガーの打撃は人気があってね。だけど、すぐにフロリダのカール・ゴッチのところに行った。そこでゴッチの特訓を受けてからイギリスに渡った。そこで伝説のサミー・リーとなった。いままで落ち込んでいたイギリスのマットを超満員にしたんだからね。本人も言ってましたよ。『日本ではタイガーマスク、タイガーマスクともてはやされていたけど、僕としてはサミー・リーにタイガーのマスクをかぶせただけだ』って。 彼は僕よりも3年後輩なんだよ。だけどライバル心というのが凄かった。普通、自分より3年遅れて入ってきた選手にライバル心なんて沸かない。だいたい同期のレスラーがライバルになる。だけど、タイガーはどんどん先輩レスラーを追い越していくんです。何でもできましたからね。その時はできなくても、その日の夜に一人で懸命になってできるように努力していた。そして次の日にはできているんだよね。そういうのを間近で見ていたから、さすがに僕もジェラシーがあった」 *なるほど。 小林「だから、僕もレスラーとしてそういうタイガーにジェラシーを感じていた。しかし、そのジェラシーがあって、僕もエキサイトして闘ったから、いまだに町を歩いていると『小林さん、小林さん』と声をかけられる。タイガーというのは僕にとって恩人かもしれないね。だって無名だった小林邦昭を有名にしてくれたんだから。シングルなんて10試合もやっていないのにね」 *調べてみると、シングルは6試合ですね。 小林「わずか6試合なのに30年経った今でも“虎ハンター”ですからね。これは凄いですよ。あの頃のテレビ朝日『ワールドプロレスリング』のゴールデンタイムがどれだけ影響力があったのか、ということですよ」 *手術も3度やっていて、これだけやれてるんだぞ!と 小林「なんかね。手術をしてくれたドクターが癌学会で僕のことを取り上げてくれたそうですよ。癌が転移して手術を繰り返しながらこのように元気で試合をやっているというケースもあるんだと」 *プロレスラーというのは凄い。藤原さんだって癌の手術をやってリングで試合をやっているし。 小林「やっぱり練習じゃないですかね。ほら、この腕を見てくださいよ。この腕、3度手術をした男の腕に見えます? だいたい抗がん剤を病院で打った帰りに道場で練習して家に帰るわけだからね(笑)」 *しかし、今度の試合、初代タイガーのことですから、どんどん厳しく蹴ってきますよ。 小林「ええ。どっからでも蹴ってこいって感じですね。いくら重い蹴りであっても、それに耐えられる体を作っていますから。鋼鉄ですよ」(と、言いながら大胸筋に力を入れると大きな胸がぴくぴく盛り上がった) *ウエイトを落としたということは蹴りのスピードを上げたかったということですか? 小林「1?アップすると1kgのバーベルを背負って試合をするのと一緒なんですよ。8?体重を落としたから、ホント軽快ですよ」 *凄いですね。それだけでも小林さんの意気込みが伝わってきますね。 小林「お客さんに是非見て欲しいのは、お互いに50過ぎていますからね。50過ぎたって、こんな激しい試合ができるんだというのを見てもらいたいんですよね。もちろん、30年前の試合をやれ、って言ったって無理ですよ。あの頃は20代の動き、そしてパワーですからね。ですから、いまの50代の人たちに見てもらいたいですね」「世の中の50代諸君! まだまだフケるには早いぞ! 僕と初代タイガーマスクの最後の戦いを是非、会場に見に来てください」 二人の対決は、いよいよ今週末9月23日(金・祝)に迫った。この名古屋対決は絶対にも逃せない。<名古屋>『LEGEND THE PRO-WRESTLING 2011』■開催日時:2011年9月23日(金・祝)■開催場所:名古屋国際会議場イベントホール■チケットVIP席:10,000円S席:7,000円A席:5,000円e+(イープラス)http://www.e-link.me/real/rw/1314720580.htm【対戦決定カード】<メインイベント シングルマッチ>藤波辰爾 VS 長州力<セミファイナル シングルマッチ>初代タイガーマスク VS 小林邦昭<第4試合 タッグマッチ>ウルティモ・ドラゴン&AKIRA VS エル・サムライ&高岩竜一<第3試合 タッグマッチ>藤原喜明&タイガー・シャーク VS アレクサンダー大塚&青柳政司<第2試合 6人タッグマッチ>ヒロ斉藤&長井満也&ベアー福田 VS 本田多聞&泉田純至&菊地 毅<第1試合 シングルマッチ>倉島信行 VS 斎藤彰文
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スポーツ 2011年09月19日 17時59分
格下相手に黒星先行で大関・琴欧洲がまた休場! 八百長疑惑再燃も
大相撲秋場所(両国国技館)にて、大関・琴欧洲(佐渡ケ嶽)が初日から1勝5敗の惨たんたる成績で、7日目(9月17日)から休場した。これで、11月の九州場所では4度目のカド番を迎える。対戦力士は小結1人、平幕5人で、格下もいいところ。今場所の相撲がいかにふがいなかったかを如実に示している。 提出された診断書によると、ケガの状態は右ヒジ内側側副じん帯損傷及び右膝蓋(しつがい)大腿関節症で、全治2週間の軽症。これは、琴欧洲にとっては古傷。どの力士も、この程度の故障は大なり小なり抱えており、これ以上、格下相手に醜態をさらさないための休場ともいえる。おそらく、関脇以下の力士であれば、1番でも多く勝つために、軽症で休場はしないであろう。 かねて、琴欧洲は一部メディアで度々、八百長疑惑が報じられてきた。八百長調査ではクロ認定されなかったものの、疑惑の目は向けられ続けてきた。八百長問題収束直後の5月技量審査場所(両国国技館)では、平幕相手に5連敗を喫するなど、10日目まで3勝7敗の惨状で、11日目から休場した。休場理由は今場所と同じであった。カド番となった先の名古屋場所(9月)は、9勝6敗で辛うじて勝ち越して、大関の座を死守した。 そして、今場所の不振。元々、大関昇進後の琴欧洲は1ケタ勝利で終わることが多く、「やはり、琴欧洲はガチンコでは弱かった。八百長相撲で大関を守ってきた」との疑惑も再燃しかねない。その風評を払しょくできるのは、もはや土俵の上しかない。来場所、8勝7敗とか9勝6敗ではなく、優勝争いに加わるような活躍を見せれば、疑惑の声も少しは収まるだろう。琴欧洲には土俵で結果を出して、疑惑を払いのけてほしいものだ。(落合一郎)※関連記事横綱・白鵬はガチンコで強かった! 片や大関・琴欧洲はガチンコで弱かった!?http://npn.co.jp/article/detail/54695920/
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スポーツ 2011年09月17日 17時59分
不入りが続く大相撲秋場所 不振の大関・日馬富士はA級戦犯!
9月11日に初日を迎えた大相撲秋場所(両国国技館)は、観客動員で苦戦が続いている。先の5月の東京場所は八百長問題の余波で入場無料の技量審査場所として開催されたため、通常開催は1月の初場所以来、8カ月ぶり。 その意味で、潜在的な相撲ファンの関心が高まるかと思った今場所だが、八百長問題のツケは大きかった。初日には東京場所の初日としては、85年1月に現在の国技館が開業以来、史上ワーストとなる入場券の売れ残り最多記録(3709枚)をマ−ク。 さらに、12日の2日目では入場券が実に5682枚も売れ残り、今年初場所3日目の残券5118枚を上回って、現国技館開業以来のワースト記録を塗り替えた。 2日連続で史上ワースト記録をつくるなかで、終盤戦での動員アップに期待がもたれていたのが、大関・日馬富士(伊勢ヶ浜)の綱獲りだった。現在、横綱は白鵬(宮城野)ただ1人。日本相撲協会としては、どうしても次の横綱が早々にほしいのがホンネ。日馬富士が先の名古屋場所で優勝し、横審は昇進基準を緩めることすら示唆していた。 ところが、当の日馬富士は15日の5日目で早くも3敗目を喫し、前半戦で綱獲りへの夢はついえた。横審幹部も昇進見送りを宣言した。 今場所最大の焦点だった日馬富士の綱獲りが前半戦で消滅したことは、終盤戦の観客動員に大きな影を落としたといえる。不入り続きで頭を抱えている協会にとって、日馬富士の不振は背信行為。まさに、今場所最大のA級戦犯といわれても仕方があるまい。(落合一郎)
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スポーツ 2011年09月17日 17時59分
あの外国人選手を巡って、王ホークスと原巨人がマネーゲームを!?
9月15日、横浜ベイスターズに他球団の目線が集まった。原巨人に勝利したからではない。高卒2年目野手の筒香嘉智が「プロ入り初の3安打猛打賞」をマークしたからでもない。ターメル・スレッジ外野手(34)の事実上の退団が決定した。試合前、そのスレッジが関係各位に挨拶に訪れたのである。 「変化球の多い日本の投手にも対応できる優良外国人選手の1人。(横浜を退団する)そういう噂は耳にしていましたが…」(在京球団職員) 今季は95試合に出場し、打率2割6分、本塁打20、打点57。来日1年目の08年は打率こそ2割8分台だったが、得点圏打率が3割5分5厘(リーグ2位)、四球も選べる選球眼の良さで日本の野球に適応してみせ、日本ハム、横浜を渡り歩いた。 「09年オフ、日本ハムがスレッジを手放したのは、年俸が上がるのが目に見えていたからです。09年はペナントレース終盤、クライマックスシリーズで大活躍でしたからね。中田(翔)を育てる意向もあったので、再契約しなかったんです。当時、梨田監督がそのフロントの決定に怒っていました」(前出・同) 日本ハム時代のスレッジの推定年俸は1億3200万円。横浜とは1億8000万円で契約した(日本ハム時代の年俸は当時の選手名鑑を参考)。左バッターでありながら、「右投手との対戦打率が悪い」という不思議なところもあるが、「未知数の多い新外国人選手」より、確実に計算が立つ。今回、横浜が契約延長を見送った理由は「経営難」とされているが、スレッジ退団の噂はかなり早い時期から囁かれていた。 「守備の巧い選手ではありません。本人は『来季も日本でプレーしたい』と言っていましたが、指名打者制のパ・リーグ行きを狙っての発言だと思われます」(前出・同) 大型補強に成功したソフトバンクも、シーズン序盤からその動向に注目していたそうだ。日本ハム以外のパ・リーグ5球団は興味を持っているのではないだろうか。 「外国人選手(野手)に泣かされた巨人も見逃すはずがありません。巨人も今季で契約が終了するラミレスの去就を決めかねています。ラミレスも守備の巧い選手ではありませんが、スレッジは一塁も守れる。小笠原を三塁に戻せば、ラミレスを残留させても問題はない。ソフトバンクに対抗し、スレッジ獲得に乗り出すのでは…」(プロ野球解説者の1人) 巨人はライアル、途中加入のフィールズが振るわず、打線低迷の一因ともなった。「大田泰示が一人前になるまで」と割り切れば、重複する戦力ではない。また、楽天の星野仙一監督(64)も今オフの大型補強を示唆している。マートンの残留を確実にしていない阪神、廣瀬の欠場が響いた広島、主砲・ブランコに陰りの見え始めた中日、埼玉西武、千葉ロッテ、オリックスも“ゼロ”ではないだろう。 「ソフトバンクの王貞治会長がスレッジを評価しているんですよ。ソフトバンク、巨人と争うことになれば、マネーゲームになるのは必至です」(前出・在京球団職員) 同日、巨人は1点差で敗れた。9回表の最後の攻撃も二死一、三塁と迫りながら、「あと1本」が出なかった。原監督の脳裏にスレッジの顔が過った?
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スポーツ 2011年09月17日 13時30分
激突! 初代タイガーVS小林邦昭、“最後の一騎打ち”!!
9月23日(金・祝)に行われるレジェンド・ザ・プロレスリング「LEGEND THE PRO-WRESTLING」愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会で、シングルマッチを行う初代タイガーマスクこと佐山サトルと、“元祖虎ハンター”小林邦昭が15日、東京・赤坂のスカパー!本社にて会見を行い、「最後の一騎打ち」に賭ける熱い思いを語った。 1980年代の新日本プロレスマットを熱く盛り上げた両者の一戦。3年8か月ぶりの対戦となった5月7日の大阪大会では、初代が小林にリングアウト負けし、約30年と長年にわたる争いの中で初黒星を喫していた。 古傷のヒザのじん帯の調子は万全ではないが、「体はすごく調子いい」という初代イガーマスク、「前回は不本意だったのでお返ししたい。全力でぶつかりたい」とリベンジ宣言。一方、この一戦のために有酸素運動によるトレーニングや食事制限などで、約7キロの減量を成功させた小林邦昭は「フィッシャーマンスープレックスを2、3発は続けて出す」と必殺技の大開放予告。<名古屋>『LEGEND THE PRO-WRESTLING 2011』■開催日時:2011年9月23日(金・祝)■開催場所:名古屋国際会議場イベントホール■チケット:VIP席:10,000円S席:7,000円A席:5,000円e+(イープラス) http://www.e-link.me/real/rw/1314720580.htm【対戦決定カード】<メインイベント シングルマッチ>藤波辰爾 VS 長州力<セミファイナル シングルマッチ>初代タイガーマスク VS 小林邦昭<第4試合 タッグマッチ>ウルティモ・ドラゴン&AKIRA VS エル・サムライ&高岩竜一<第3試合 タッグマッチ>藤原喜明&タイガー・シャーク VS アレクサンダー大塚&青柳政司<第2試合 6人タッグマッチ>ヒロ斉藤&長井満也&ベアー福田 VS 本田多聞&泉田純至&菊地 毅<第1試合 シングルマッチ>倉島信行 VS 斎藤彰文<函館>『LEGEND THE PRO-WRESTLING 2011』■開催日時:2011年9月29日(木)■開催場所:函館市民体育館■チケット:VIP席:6,000円S席:5,000円A席:4,000円e+(イープラス) http://www.e-link.me/real/rw/1314720579.htm【対戦決定カード】<メインイベント タッグマッチ60分1本勝負>藤波辰爾& AKIRA VS 長州力&石井智宏<セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負>初代タイガーマスク&タイガー・シャーク VS 藤原喜明&空牙<第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負>長井満也 VS アレクサンダー大塚<第3試合 タッグマッチ30分1本勝負>大森隆男&菊地毅 VS 関本大介&本間朋晃 <第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負>本田多聞 VS 斎藤彰文<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>泉田純至 VS 倉島信行<札幌>『LEGEND THE PRO-WRESTLING 2011』■開催日時:2011年9月30日(金)■開催場所:札幌テイセンホール■チケット:VIP席:8,000円S席:6,000円A席:4,000円e+(イープラス) http://www.e-link.me/real/rw/1314720578.htm【対戦決定カード】<メインイベント シングルマッチ 60分1本勝負>藤波辰爾 VS 長州力<セミファイナル シングルマッチ 45分1本勝負>初代タイガーマスク VS 空牙<第4試合 タッグマッチ30分1本勝負>大森隆男&石井智宏 VS 関本大介&本間朋晃<第3試合 タッグマッチ30分1本勝負>藤原喜明&アレクサンダー大塚 VS 本田多聞&泉田純至<第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負>AKIRA VS 菊地毅<第1試合 タッグマッチ20分1本勝負>長井満也&倉島信行 VS タイガー・シャーク&斎藤彰文
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スポーツ 2011年09月17日 08時00分
西田隆維のマラソン見聞録 第13話「常にゆとりを持つ練習」
僕がメーンパーソナリティのラジオ番組『週刊 西田隆維(りゅうい)』(FMたちかわ)も9月17日の放送で3回目を数えた。 この番組のおかげで、各方面から色々なイベントへの出演要請が後を絶たない。本当に感謝、感謝。関係者の皆様には精一杯、僕のパフォーマンマンスを披露します。 さて、そのような嬉しい悲鳴が何と、会社(所属事務所)を動かした。前回、僕が今、タレント業以外におこなっている仕事を掲げた(NPO活動、体育協会指導員)が、何と10月を目処に僕はイベント会社を設立。その代表に就任する事になった。今後は所属事務所とタッグを組んで、ランニングを始め、婚活やクッキングスクール…と以前から興味のあったイベントを積極的に取り組んでいくつもりだ。 そういった背景から今、各ランニングクラブの実態を調べている。まあ、「実態」と言うほど、大それたモノでは無いが、今後は己が携わる(気持ちは皆無だが…)可能性があり、まして最近はマラソン大会やロードレースのゲストに呼ばれる事が多い。参加者の気持ちを把握しておく必要はあるだろう。 で、現在、取材しているランニングクラブだが、総じて練習会は「ポイント(スピード練習か距離走)」になっている事に気づく。当コーナーで再三、取り上げているが、僕にはその練習メニューが全く理解できない。なぜ、スピード練習を平日、仕事終わりのサラリーマン(一部は会社役員もいるだろうが)に“強要”しなければいけないのか−−。 僕の考え方は「常にゆとりを持つ練習」だ。これは、実業団の選手たちにも話しているし、前回掲載した体育指導で訪問した学校であっても実践している。こうなれば勿論、市民ランナーにも「この教え」を伝道したいのだが、小、中学生とは違い、「給料取り」は純朴に受け入れてくれない。その理由は(彼ら=市民ランナー)「ランニングクラブの練習会は週一程度。あとは、自分でメニューを組み立てるから…」というもの。 僕としては「は〜?」みたいな感じ方があるのだ。僕が市民ランナーに対し、違和感を覚えるのは、「日常生活のベースは何処にあるのか」という事。サラリーマン(給料取り)は会社での労働が対価になって富(サラリー)を得るもの。つまり、生活のベースは勤務先での労働にある訳だ。それが、市民ランニングクラブを取材すればするほど、参加者の意識が勤労に薄い。本末転倒しているのだ。 分かりやすく伝えると、市民ランニングクラブや大会に参加出来るのは、労働での報酬があっての事−−。それなのに彼ら(市民ランナー)の日常は、「仕事よりもランニングが優先される」のだ。「火曜日は18時30分から(ランニング)練習会だから飲み会は勿論、残業もNG」という輩は数知れない。 まあ、僕の立場で第三者のプライベートをとやかく言うのは、おかしな話かもしれない。だが、僕は言いたい。 「実業団選手が走るのは、その会社と“走ることでの”契約をしているから。僕たちは“仕事として走っていた”訳です」 市民ランナーの仕事は走る事では無い。ランニングはあくまでも「余暇」。仕事より余暇が優先されているようでは、「余暇でもいい結果は出ない」と言うのが僕の持論だ。仕事の出来る人は余暇も充実している。なぜなら、時間の活用方法を知っているからだ。 僕が市民ランナーに訴えたいのは「平日は仕事にまい進し、休日に気が済むまで追い込む練習をすればいいのでは」と言う事。別に毎日走ったからといって、速くなる訳ではない。「週に1回の練習だから、サブスリーになれない」と言う話ではないと思う。 スピード練習が足りないと思えば、月に2回程度、試合に出場すればいい。その際、全力で取り組むのではなく、メーンレースから逆算した設定タイムを作り、その中で走るよう心がける。そうするとレース感覚が身に付き、全力で無い分、身体と心にゆとりが出来る。その状態で試合に臨めるとなると、これは大きい。実際、本番でゆとりのある試合運びが出来るようになると「ここ一番」での追い込みが不思議と可能になるものなのだ。この辺は市民ランニングクラブでは教わらない話だろう。 要するに平日は残業や接待、飲み会を優先し、飲酒していない夜に自宅付近を20〜30分ジョギングすれば十分。それも、曜日を決めず、本当にいける日だけ(走りたいと思った日だけ)実践すればいい。下手に習慣づくとその日に合わせ、残業や接待等を断る状況になるので、それは避けたい。 週末は早めに起床し、午前6時、若しくは7時頃から走り始め、午前9時には終わる様にする。そうすると一日をフルに活用できるメリットが生まれる。充実の休日になる訳だ。 僕は平日にスピード練習やペース走といった「ポイント=刺激走」をすることが理解できない。刺激走は肉体疲労を与えるばかりか身体に対するストレスも大きい。週の間…つまり翌日も仕事だと言うのにストレスを溜めこんでいい仕事など出来る訳はない。 そもそも市民ランナーにとって走るという行為はストレスを発散させる為に行うモノであって、ストレスを抱える為に行うものではない。市民ランナーにとって僕の考え等は「馬の耳に念仏」だろう。が、僕は「趣味」と「生業」が転倒している彼らを目の当たりにすると、こう思わざるを得ないのだ。※写真は9月1日におこなった群馬・安中榛名の中学校「松井田北中学校」での指導風景<プロフィール>西田隆維【にしだ りゅうい】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ陸上長距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。09年2月、現役を引退、俳優に転向する。9月3日スタートのラジオ番組「週刊 西田隆維(りゅうい)」(FMたちかわ)のメーンパーソナリティ。
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スポーツ 2011年09月16日 11時45分
「隠し球」はいない!? 本番直前2カ月前 12球団ドラフト情報 阪神編
前半戦、二遊間を守れる内野手の人材難に泣かされた。当然、今年のドラフトで弱点を補ってくるだろう。しかし、超高校級・高橋周平内野手は「外れ1位ではなく、1位で消える逸材」であり、現場は即戦力投手、それも出来れば「左投手」の補強を要望しているという。大型内野手か、即戦力左腕か…。今年は二者択一の1位選出となりそうだ。 阪神は『投打』ともに世代交代の時期にある。金本の後継者となりうる大型スラッガー、ローテーションの若返りと補充を急がなければならない。8月、甲子園大会が始まったころ、坂井信也オーナーはメジャー視察のため、渡米している。帰国後、ヤンキースを観戦した感想として、「デレク・ジーターなど生え抜き育成の重要性を痛感した」と語ったそうだ。このオーナー発言に基づき、指名候補のリスト化が進められているという。チームを土台から作り直すとすれば、「1週間に1度しか試合に出られない投手」ではなく、「フルイニング出場可能な野手」を1位指名に選ぶはずだ。伊藤隼太外野手(慶応大)だろうか。2、3年の育成期間を費やしても構わないのであれば、高橋内野手だと思われる。 かといって、投手力を補強しないわけにはいかない。伊藤外野手で入札するとすれば、この時点で『ビッグ3』(藤岡貴裕=東洋大、菅野智之=東海大、野村祐輔=明治大)の獲得は諦めなければならない。おそらく、地方大学、社会人のなかから即戦力投手を見つけ、『プロ志願届』が提出されるのを確認し、高校生を大量指名するのではないだろうか。 夏の甲子園で評価を高めたのは、松本竜也投手(左投左打・英明)と釜田佳直(右投両打・金沢)の2人。歳内宏明(右投右打・聖光学院)、原樹理(右投右打・東洋大姫路)、伊藤拓郎(右投右打・帝京)などの有名投手はもともと評価が高かったので、今夏の大会は「確認」という意味合いも強かった(地方予選を含む)。高校生投手を将来性で何人か指名するとしても、即戦力か、それに近い投手も補強しなければならない。「山本宣史スカウトが昨秋、奈良産業大学・河津尚幸投手(左投左打)を視察した」との目撃情報もある。同スカウトは今夏の甲子園大会で松本投手を熱心に追い掛けており、投手を見極める眼力に長けていると聞く。河津投手は兵庫県市川高時代もドラフト候補に挙げられたが、当時は、投げ方が俗に言う「アーム式」だったので、阪神以外の球団も様子見で指名を見送った。河津投手の右打者の膝元を突く直球の角度に定評もあるので、一軍昇格までさほど時間は掛からないのではないだろうか。 中尾義孝スカウトが追い掛けている社会人投手の1人に、NTT東日本の小石博孝投手(左投左打)がいる。 小石投手はテイクバックの小さい、独特の投げ方でも知られている。今年4月の社会人野球・関東選抜リーグ(大田スタジアム)を観た感想を言わせてもらえば、右手のグラブに左手を入れたら、左腕をまわさないでそのまま押し出しているような感じだった。この投げ方で、140キロ強の直球とカーブ、スライダー系の変化球を低めにテンポ良く集めてくるのだ。強豪・三菱重工横浜の選手たちが『打者2巡目』でも、打ち難そうにしていたので実力は本物だろう。 ドラフトの情報は日々変わる。現時点では「野手1位」だが、ペナントレース終盤の戦い方如何では投手に一変するかもしれない。(了/スポーツライター・飯山満)