スポーツ
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スポーツ 2011年09月03日 17時59分
「隠し球」はいない!? 本番直前2カ月前 12球団ドラフト情報 巨人編
今年も『投手補強』に偏重したドラフトになるかもしれない。1位入札は原辰徳監督の甥っ子・菅野智之投手(東海大)で決定している。他球団が『菅野強奪の大勝負』に出るか否か、現時点でははっきりとしたことは分からない。今の巨人は『高校生投手』を大量補強できる状況にある。藤村、大田、中井、橋本といった『高卒生え抜きの野手』が成長し、下位指名した大学生投手も、早い時期に一軍デビューできたからだ。今季、09年の小野淳平(5位)が後半戦にローテーション入りし、2010年の小山雄輝(4位)も一軍登板を果たしている。 また、高校生と社会人・大学生の指名を分けた分離ドラフト時代はともかく、08年以降の巨人は高校生も上位指名してきた。 05年の辻内崇伸がモタモタしているのは残念だが、首脳陣が「エースになり得る。来季には一軍で」と期待を寄せているのが、昨年2位指名の宮國椋丞(19=糸満高)だ。確かに、イースタン各球団の首脳陣も宮國を褒めていた。色々な意見はあるだろうが、今の巨人は自分たちの育成システムに自信を持っている。「2位以下で素質の高い高校生を獲得し、自分たちの手で育て上げてみせる」と思っているのだ。 巨人が狙う第2、第3の宮國は誰か? 吉永健太朗投手(日大三)は「早稲田大学の進学説明会に出席した」との情報もあるので、『プロ志願届』は提出しないだろう。仮に「澤村、菅野、小野、小山、宮國」がローテーション投手に成長したとする。この顔ぶれを見ると、左投手を狙ってくると思われる。 こんな話も聞かれた。澤村拓一(23)の一本釣りでも証明されたが、中央大学との親密関係も無視できない。やや守備に難があるが、「井上晴哉内野手を指名してくる」という。「再来年の1位候補は東浜巨(亜大=3年)」とかなり気の早い情報も交錯しているが、今のところ、大本命・菅野を逸した後の『外れ1位』が全く見えて来ない。09年の長野久義の指名以降、強引なやり方も目立つだけに、ひと波瀾起こるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年09月03日 08時00分
西田隆維のマラソン見聞録 第11話「マラソン界 日本の未来は?」
8月末から世界陸上が開催され、行くところ行くところで必ず聞かれる事がある。「日本のマラソンはなぜ、世界に通用しないのですか」という事だ。 これは「マラソン=長距離」との認識で間違いないだろう。確かに、今大会を振り返っても世界とのレベルは縮まるどころか広がる一方だと感じざるを得ない。 もっとも、男子は今に始まった傾向では無いので、(世界との差を痛感しても)さして驚きは無い。が、問題なのは女子だ。 今大会の女子マラソンではケニヤ、エチオピアの選手が1〜4位を確保。赤羽(有紀子)が何とか5位に滑り込んだ格好だ。2年前の前回・ベルリン大会では今大会21位の尾崎好美が2時間25分25秒と快走、銀メダルを獲得した。その事を考えれば、今回の尾崎を始め、日本選手団の凋落は一般視聴者にとって、理解に苦しむところであろう。 だが、僕の意見では今大会の「赤羽、5位がやっと」はタマタマの結果では無い。いや、それどころか今後、日本女子はメダル獲得が困難になるとさえ、考えられるのだ。 今回大会の女子マラソン・ベスト4は陸上長距離先進国のケニヤ、エチオピア。しかも、今大会(女子マラソン)は前半、信じられないほどのスローペース。男子ならばアフリカ勢が、相手など意識せず、自分たちのペースで試合を作る。つまり、どんな大会であっても日本人から見れば、ハイペースで試合が進められていくもの。今大会(女子)の様な周囲の選手や展開を意識して走る事など信じられない。だが、実はここがポイントだ、と僕は確信している。 僕が世界選手権を走った2001年当時(エドモントン大会)は今大会の女子と同じでケニヤ、エチオピアというアフリカ勢が「最初から飛ばす」という事はしてこなかった。あくまで、先頭集団のペースに合わせ、スローペースで走ったのを記憶している。 今とは180度異なる戦法だった訳だが、僕が思うに当時のアフリカ勢は「マラソンの走り方を知らなかった」だけだと思う。当時は、無理してスローで走っていた為、アフリカ勢は最後までリズムに乗れなく、結果として勝つには勝つが凡タイム−−又、負ける時は大惨敗…という感じであった。 それが今はどうか−−。彼らはレースを積極的に引っ張り、自分たちが主導権を握る展開に持っていっている。こうなると、スピードの無い日本選手団は苦戦を強いられ、勝ち負けに拘わる事など出来ない。イコール入賞を狙うのがやっとで、国民感情的には「男子は弱い」となる。 今大会の女子マラソンを見ているとまさに僕が世界選手権に出場していた時の男子アフリカ勢と同じ状況。この状態が続くうちは、彼女達(アフリカ勢)のペースさえ乱せばいいので、日本選手にも勝機はある。ただ、男子選手を参考すればお解かりの通り、女子アフリカ勢もあっという間にマラソンの走り方を取得するだろう。そうなると、今の日本女子では全く歯が立たなくなる。 事実、トラック競技などは、例えば5000メートルの予選で出場した新谷仁美は、最初からトップを狙っていない。予選通過のギリギリを目標に走っていたのが印象深かった。それはラストスパートを見ても一目瞭然だ。トップ集団のヨーロッパ、アフリカ勢は余力を残して走っているのに新谷は肩肘が力み、足は伸びきっていて明らかに一杯一杯。これが「世界の差」なのだ。それでも「予選通過」という目標が達成したのだから合格だろう。 偶然にも女子マラソン5位の赤羽も新谷と同じく「勝ちに行く」のではなく「落ちてきた選手を拾う」に徹していたが、これこそ近未来の日本女子マラソン像だ。国民感情的には「前途は非常に暗い」という訳だが…。 冒頭の「日本女子はなぜ世界に通用しないのか」−−答えは、アフリカ勢が本気でマラソンや長距離に取り組むと日本は勝てません。標高3000メートル付近で生活している彼女達と環境が完璧な位、整っている日本ではハングリーさが全く違う。ヌクヌクとした温室育ちの日本と日々、様々な障壁と立ち向かっているアフリカでは全てにおいて「格」が違う。解かり易く書けば、「ポテンシャルが違う」という事。 「男尊女卑が根強く残っている土地柄、女子はこれまで富裕層のみが参加していた競技(陸上)だが、最近は日本を始め世界のエージェントがアフリカは人材の宝庫という事に着目し、積極的にスカウティングをしている。その結果、徐々にアフリカ勢が強くなってきている」 これは、僕の所属事務所社長がよく話している内容だ。勿論、これが全てでは無いにしろ、こう言った背景がバックにある事は間違いないだろう。 今回、「日本の未来は暗い」を強調する内容になってしまったが、これは僕の見解。解説者の多くは「女子はまだ勝てる」と論じている。どちらの意見を取るのかは、読者のみなさんが好きに決めてもらいたい。 次回は9月1日に実施した安中榛名・松井北中での体育指導の話を書かせてもらうつもりだ(今回の写真はその時の模様を一部使用しました)。 ※9月1日より芸名が変わりました。これまでは「西田隆維」とかいて「にしだたかゆき」と呼んでおりましたが、これからは「にしだりゅうい」と呼んで下さい。<プロフィール>西田隆維【にしだ りゅうい】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ陸上長距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。09年2月、現役を引退、俳優に転向する。9月3日スタートのラジオ番組「週刊 西田隆維(りゅうい)」(FMたちかわ)のメーンパーソナリティ。
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スポーツ 2011年09月02日 15時30分
「隠し球」はいない!? 本番直前2カ月前 12球団ドラフト情報 千葉ロッテ編
すでに、大型左腕・藤岡貴裕投手(東洋大)の1位入札を表明している。 千葉ロッテのドラフト戦略は「シンプル・イズ・ベスト」でもある。90年代後半には薮田安彦(95年1位)、藤田宗一(97年3位)、小林雅英(98年1位)、清水直行(99年2位)など、後に中核となる投手を獲得。彼らの活躍・成長を受け、00年前半は、今江敏晃(01年3巡)、西岡剛(02年1巡)といったレギュラー野手候補を上位指名。その後は大嶺祐太(06年高校1巡)、唐川侑己(07年高校1巡)を獲得。唐川を得た07年のドラフトが興味深い。高校生ドラフト、社会人・大学生ドラフトの両方で7人を指名したが、全員が投手だった。09年、2010年は再び野手を1位指名している。過去10年を振り返った限りでは、「投手、野手、投手、野手」と、特定の時期にどちらかをまとめて指名する傾向も見られた。 昨年、斎藤佑樹の入札に参加したのは、渡辺俊介、小野晋吾のベテランが健在なうちに、次の主軸投手が欲しかったからだろう。早い時期に「藤岡指名」を表明したのは、こうしたチーム事情も影響している。 但し、即戦力投手の1位入札には「競合」のリスクもともなう。お目当ての『即戦力投手』を逃せば、昨年のように、実力派野手(=伊志嶺翔大)に切り換えるのか。それとも、即戦力投手(社会人・大学生)にこだわるのか…。今年は、将来性で高校生という選択肢も考えられる。 昨年2位・南昌輝(22)、3位・小林敦(25)、6位・藤谷周平(24)が、2012年の「一軍戦力になる」との見通しが立てば、『ポスト・西岡』として、東海大甲府・高橋周平内野手を上位指名できる。高橋内野手は12球団がその将来性を高く評価しており、「本人がプロ入りの意思を表明すれば、3位までに確実に指名される」そうだ。あるスカウトによれば、「昨年、地元出身(千葉県=習志野高)の山下斐紹をソフトバンクに横取りされたとき、相当悔しがっていた」という。おそらく、千葉ロッテは「2位以下で獲れる」と読み違えたのだろう。強肩、堅守、長距離タイプの大型内野手…。高橋選手を『外れ1位』に繰り上げ、2位以下で救援タイプの社会人、大学生投手を獲得してくるのではないだろうか。 高橋選手は阪神も熱視線を送っているそうだ。高校生内野手を獲るとすれば、その指名順位についても、慎重な議論を重ねていかなければならないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年09月02日 11時45分
盗塁王の常識が変わる? 『セ・リーグ本命』に躍り出た伏兵
1位・藤村大介、2位・荒木雅博、3位・鈴木尚広。セ・リーグの盗塁王争いの順位である(8月30日時点)。中日・荒木は09年、東京ヤクルト・福地寿樹と同タイトルを争った実績があるからともかく(2位)、プロ4年目、昨季まで一軍経験のなかった藤村がトップに躍り出たのは、ちょっと驚きである。3位・鈴木にしても、そうだ。広い守備範囲とベースランニングの速さには定評があったが、出場機会には恵まれていない。 「藤村はスピードプレーヤーとして期待され、獲得した選手です(08年高校D1位)。昨季もファームで17盗塁しており、首脳陣にすれば、二塁のレギュラーとなりつつある現在の活躍は『当然』と捉えているかもしれません。藤村が活躍すれば、巨人は自分たちの育成システムが正しかったとも解釈するでしょう」(プロ野球解説者) 藤村には『新人王』の可能性も出てきた。同一球団からの4年連続選出となれば、史上初。当然、首脳陣もバックアップは惜しまないだろう。また、鈴木は09年オフ、出場機会を求め、FA移籍も検討していた。権利行使はしなかったが、33歳にして掴んだ初好機とも言える。 「05年、27試合にしか出ていないのに11盗塁しています。仮定の計算に過ぎませんが、このペースで1年間フル出場したら、60盗塁に到達する可能性もあったわけです」(同) しかし、巨人が勝つときは本塁打量産の“空中戦のイメージ”も強い。藤村、鈴木のような『走れる選手』を生かしきれないのは、チーム編成、戦略にも問題があるのではないだろうか。こんな指摘も聞かれた。 「今のセ・リーグには強肩捕手が見当たりません。城島(故障)の故障欠場は長引きそうですし、盗塁王を狙う選手に追い風が吹いているのも事実です」(在阪球団スコアラー) リーグトップの藤村の盗塁数は「19」(8月30日時点)。93年、「24」で緒方耕一(巨人)、石井琢朗(横浜/当時)が同タイトルを分け合ったのが、史上ワーストの数値。このまま行けば、93年に近いものになりそうだが、ここまで、藤村が盗塁を試みて失敗したのは「4」。鈴木は「3」。8割強の成功率を誇っている。それはそれで評価に値すべきである。盗塁王争いの常連だった赤星憲広氏が引退して、2季目。ファンはセ・リーグのスピードプレーヤーに飢えている。巨人首脳陣が藤村の一軍定着で安堵しているとしたら、「リードオフマンに育て上げるまでが育成だ」ということを認識してもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年09月01日 17時59分
TBSの亀田興毅ボクシング中継に男性視聴者がブーイングの嵐!?
8月31日、日本武道館で行われたプロボクシングWBA世界バンタム級選手権は、王者・亀田興毅(亀田=24)が、挑戦者の同級8位=デビッド・デラモラ(23=メキシコ)を3-0の判定で破り、2度目の王座防衛に成功した。 この試合を20時〜21時に放送したTBSの視聴率が、平均16.7%(関東地区)だったことが分かった。瞬間最高視聴率は最終ラウンドが終了し、判定結果を待つ20時55分に記録した23.1%。興毅の試合に先駆けて、19時より放送されたウーゴ・カサレスvs清水智信のWBA世界スーパー・フライ級選手権の平均視聴率は9%だった。 かつては、20%を超える“人気番組”だった興毅のボクシング中継だが、ここ最近は低迷。昨年12・26の世界バンタム級王座を奪取したアレクサンデル・ムニョス戦が13.8%、初防衛戦となった5・7のダニエル・ディアス戦が13.9%と、ふるわなかった。人気回復を期して臨んだ今回の数字は、まずまずの数字で、TBS的には合格点だったようだ。この数字は、同じくTBSが8・10に放送したWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔の初防衛戦の視聴率16.6%とほぼ同じで、興毅としては辛うじて面目を保った形。 ただ、ランキング下位の無名選手相手に、3ラウンドにダウンこそ奪ったものの、その後は決定打に欠いての判定決着。その判定も114-113、115-113、115-112ときわどいもので、試合内容には不満が残った。 そんななか、この放送を見た男性視聴者からはブーイングも飛んだという。興行のてこ入れとして、興毅はこの試合に熊田曜子、手島優、杉原杏璃の巨乳アイドル3人をラウンドガールとして投入。これを見たくて、チャンネルを合わせた男性諸氏も多かったのだ。前回の防衛戦(5・7)では熊田がラウンドガールを務めるシーンがテレビで流されたが、今回は全ラウンド後にCMを入れたため、3人の登場シーンは見られず。わずかに、1ラウンド後に登場した熊田の姿が一瞬だけ映されただけだった。 中継を見たという40代のサラリーマンのAさんは、「亀田のボクシングが、特に見たかったわけではありません。ラウンドガール目当てで中継を見たのですが、最後まで映りませんでした。これなら、裏番組を見た方が良かった」と呆れ顔。Aさん同様、巨乳アイドル目当てで中継を見た人も少なくなかったようで、それらの視聴者の落胆ぶりは容易に想像できる。 注目されたタレントのボビー・オロゴンの弟で、K-1、総合から転向したアンディ・オロゴンのボクシングデビュー戦も、ダイジェストですらも流されなかった。 TBSはゲストにAKB48の秋元才加、君が代独唱に13歳の演歌歌手・さくらまや、特別リングアナにタレントのブラザー・コーンを起用するなど、視聴率獲得への手は打ったが、必ずしも視聴者のニーズに合致したとはいえなかった。今後の亀田兄弟のボクシング中継のあり方に、課題を残したともいえる。 なお、アンディは野村明広を2ラウンド、TKOで破り、デビュー戦を白星で飾った。(落合一郎)
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スポーツ 2011年09月01日 17時59分
ヤクルト失速 混戦を抜け出る秘訣は「余計な敵を作るな」
東京ヤクルトスワローズに『イヤな空気』が蔓延している。エース・館山昌平(30)に長期離脱の可能性が出てきた。しかも、正捕手・相川亮二(35)も右手親指の骨折を抱えながら試合に出続けている。8月30日の広島戦を落とし、今季3度目の4連敗。2位・阪神、3位・巨人とのゲーム差は「2.5」まで接近し、小川淳司監督(54)も険しい表情を浮かべていた。 「ヤクルトは選手層がさほど厚くありません。館山の長期離脱も痛いが、相川の怪我はもっと心配です。2番手捕手の川本は出場経験が少なく、3番手の中村悠平は『勉強』で一軍登録されたようなものですから…」(プロ野球解説者) 昨季首位打者・青木宣親(29)の不振も痛い。川端慎吾(23)の成長はプラスだが、打線に決定打がない…。 ペナントレースの行方もそうだが、ヤクルトはクライマックスシリーズ(以下CS)に一抹の不安がある。5位・広島までCS進出の可能性があるが、ヤクルトがもっとも戦いたくないのは、阪神だろう。巨人、中日との対戦は勝率が良いが、阪神には3勝10敗と大きく負け越している(同時点)。しかも、ロードゲームは「18勝24敗6分け」と分が悪い。ヤクルトと阪神がCS・第2ステージを戦うとしたら、かなり不利である。 「館山は今季絶望の可能性もあります。27日は20球程度の投げ込みで練習を切り上げており、痛み止めを服用しての練習だとも聞いています。無理をさせるべきではないでしょう」(球界関係者) 気になったのは、30日の試合後。4連敗で苛つく一部ファンがクラブハウスに向かうヤクルト選手を罵倒。一部選手が怒鳴り返し、緊張感が走った。他選手が間に入り、それ以上には発展しなかったが、チームの雰囲気は最悪と言っていいだろう。 「不振の青木は試合前だけではなく、球場の使用が許されている23時ギリギリまで練習をしています。このままで終わる選手ではありません」(前出・同) チーム再浮上を予想する声も聞かれた。 前半戦を折り返したころ、ヤクルト球団はクラブハウス内のロッカーや整理棚を増設するなどしていた。他球団は緊急補強に奔走していたときである。クラブハウスの設備を充実させるのは悪いことではない。しかし、余裕綽々の行為と誤解されたのか、他球団は「今に見ていろよ…」と、『打倒ヤクルト』の決意を強めていたという。 ヤクルトは今が踏ん張りどころ。誤解で敵を作ったとすれば、泣くに泣けない心境だろう。
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スポーツ 2011年09月01日 17時40分
ダルビッシュが中日・井端のドーピング違反をツイッターで素早く報告
プロ野球・日本ハムファイターズの投手、ダルビッシュ有が、自身のツイッターで、プロ野球でドーピングがあったことを暴露した。 同ツイッターには1日の16時過ぎ、「プロ野球でドーピングあったみたいですね」と語ると、ファンからは、「誰ですか?」「ステロイドですか?」などの質問が振られ、それに対し、「セ・リーグって話」と具体的に綴っている。そんな中、一部報道で、中日の井端弘和内野手にドーピング違反があったことから、ネット上では、「これは井端のことだ」と話題になった。 プロ野球で日本人選手のドーピング検査が本格的に導入されて以来はじめて。どのような処分が下されるか注目されている中、中日ドラゴンズはきょう中にも会見を開く予定だ。
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スポーツ 2011年08月31日 15時30分
プロボクシング元世界王者・内藤大助が“定年退職”も…
プロボクシング元WBC世界フライ級王者で、亀田兄弟と激闘を繰り広げた内藤大助(37=宮田)が、“定年退職”する可能性が出てきた。 内藤は8月30日で満37歳の誕生日を迎えた。JBC(日本ボクシングコミッション)では原則、37歳でライセンスが自動的に失効する年齢規定を設けている。 プロボクサーは毎年12月末までに、ライセンス更新手続きを取らなければ、翌年度のライセンスが発行されないが、内藤はこの更新手続きを取っていなかったことが、この度明らかになった。元々ライセンスは失効状態にあったわけだが、JBCが定年と定める年齢に達したことで、気持ちが引退に傾いた可能性もある。 内藤は07年7月18日、ポンサクレック・ウォンジョンカムを破り、同王座を奪取。32歳10カ月での遅咲き王者として注目を集めた。同年10月11日、亀田3兄弟の次男・大毅と初防衛戦を行い、判定勝ちを収めたが、この試合で大毅が反則行為を繰り返したため、社会問題にもなった。 09年11月29日、大毅の兄・興毅との6度目の防衛戦に臨んだが、判定で敗れて王座陥落。この一戦の平均視聴率(TBS系列)は43.1%という驚異的な数字をマークし、改めて内藤人気の高さを示す結果となった。 周囲からは引退を勧める声もあったが、“興毅へのリベンジ”を旗印に現役続行を決意。昨年5月9日には再起戦で勝利したものの、目標であった興毅が2階級上げて、バンタム級に転級し、モチベーションをなくしたこともあり、リングから遠ざかり、進退については保留している。 JBCでは37歳定年制を敷いているが、元チャンピオンなど実績がある選手については特例を設けており、最終試合から3年以内であれば、ライセンス再申請が可能。つまり、内藤も13年5月8日までは申請できることになる。 ただ、現在、内藤はタレント活動に精を出しており、もはや現役プロボクサーとしての印象は薄い。ライセンス更新の手続き自体を取っていなかったこともあり、このまま引退する可能性も出てきたといえよう。(落合一郎)
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スポーツ 2011年08月31日 11時50分
ビーチバレー 浅尾美和が新ペア結成
9月29日より、お台場ビーチで開催されるビーチバレーベボニアカップの出場選手が確定、注目の浅尾美和は楠原千秋とペアを組むことがわかった。同大会がはじめての同ペアのお披露目となる。 楠原千秋は高校時代にバレーボールで国体優勝。東京学芸大学3年のころからビーチバレーをはじめ、社会人になってから本格的に転向、アテネ五輪、北京五輪にも出場経験ががるベテランだ。
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スポーツ 2011年08月29日 15時30分
第1回PRO-KARATEDO 全6試合、KO続出
2011年8月28日(日)関西、大阪の住吉区民センター大ホールにて開催した、バンテ−ジを着用しない素手、蹴り、頭突き、肘打ち、金的攻撃、投げ、立ち関節、道着を掴んでの打撃技、倒れた相手への極め突きをも有効とした第1回PRO-KARATEDO達人。 過激なルールではあるが試合の合間に演武をはさみ“礼にはじまり、礼におわる”武道性を重視した厳かな雰囲気の中、全6試合、エキシビションマッチ、演武をはさんでもKO続出約2時間半で終了。 メインは数々の格闘技大会に出場じ、経験豊富な理心塾・谷口聡とミャンマーでもラウェイ国際戦の経験もある和術慧舟會本部・陣川弘明の試合は経験に勝る谷口が頭突き膝を有効に使い2R2回目のダウン倒れた所に極め突きでレフェリーが試合を止め谷口のKO勝ちとなった。 次回、第2弾 プロ空手国際戦 来春開催予定。【全試合結果】オープニング演武理心塾女子部による試し割りオープニングエキシビションJr.エキシビション笹木秀麿(理心塾)VS古郡優志(健心塾)笹木一麿(理心塾)VS半田一覇(誠至会)第1試合59kg契約(金的有)●高橋直弘(高橋道場)TKO1R 膝によるカット○RISING一治(誠至会)第2試合92kg契約●西村哲男(日本拳法)TKO2R開始時レフェリーストップ○奥田道仁(昇気館)第3試合無差別級山下敦央(内田塾)引分池野營司(池野道場)第4試合72kg契約○西村圭生(理心塾)TKO1R パンチによるレフェリーストップ●毛利巨樹(義道会館)セミファイナル85kg契約○野本正幸(内田塾)KO2R パンチ●若林信人(理心塾)メイン70kg契約○谷口聡(理心塾)KO2R 倒れた所への極め突き●陣川弘明(和術慧舟会総本部)演武上村雅彦(正守和道塾)ヌンチャク・形・棒術 坂本進(脩己會拳真館)試し割り 酒居芙美 型 スーパーリンペイ(壱百零八手)横山剛 ミット打ち主催:PRO-KARATEDO連盟 会長 村井義治