スポーツ
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スポーツ 2011年10月02日 10時00分
浅尾美和が新ペアで決勝進出
「JBV TOUR2011第6戦東日本大震災復興支援大会ビーチバレーペボニアカップ3日目」が1日お台場海浜公園で行われ、浅尾美和・楠原千秋組が浦田聖子・西堀健実組を破り見事決勝進出を決めた。 浅尾・楠原は第一セットを22対20で先取したものの第2セットは22対15で返された。しかしイーブンとなった最終セットを15対13で取り返し初日の雪辱を果たした。浅尾は「千秋さんと決勝に進出することが出来たので、千秋さんに2位は似合はないと思うのでしっかり勝って終わりたいです」と笑顔で話した。2日(最終日)試合スケジュール【男子3位決定戦(10:00〜)】M#13 青木/白鳥 vs 朝日/今井【女子3位決定戦(11:00〜)】W#13 金田/村上 vs 浦田(聖)/西堀【女子決勝戦(13:15〜)】田中/溝江 vs 浅尾/楠原【男子決勝戦(14:15〜)】井上/長谷川(徳) vs 西村/Moca(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2011年10月01日 17時59分
横綱・白鵬は本当に強い? データに見る横綱・大関の真の実力
大相撲秋場所(9月11日〜25日=両国国技館)は横綱・白鵬(宮城野)が13勝2敗の成績で、2場所ぶり20度目の優勝を果たした。関脇・琴奨菊(佐渡ヶ嶽)は12勝3敗の好成績で大関昇進を決め、野球賭博問題で解雇された琴光喜以来、4年ぶりの日本人大関の誕生となった。また、“白鵬キラー”として、かねてガチンコ力士と定評があった関脇・稀勢の里(鳴戸)も、12勝3敗で来場所(11月=福岡)での大関獲りに望みをつないだ。 今年初場所(1月=国技館)後に八百長問題が発覚し、3月の春場所(大阪)は中止となり、八百長関与者を処分して、5月は技量審査場所(国技館)として再開。7月の夏場所(名古屋)より通常開催となった大相撲。やはり、気になるのは各力士のガチンコでの実力だ。 そこで、ガチンコオンリーとなった5月場所以降に在籍した1横綱、4大関の成績を、八百長も混在した時期と比較してみた。データを集計したのは、元横綱・朝青龍が引退した後の昨年3月場所から、今年1月場所までの1年間6場所。三役以上でクロ認定された力士はいなかったが、一部メディアで八百長がとりざたされた横綱、大関も多かった。ここでは、正確なデータを出すため、途中休場した場合の不戦敗は除いています。 まず、横綱・白鵬ですが、再開後の3場所中2場所で優勝を果たし、ガチンコでも強かったことを証明しています。しかし、事件発覚前は4場所連続全勝優勝という驚異的な成績を挙げるなどで、88勝2敗(勝率.918)。再開後は38勝7敗(勝率.844)で、優勝はしていますが、勝率はかなり落としています。しかしながら、この成績は横綱として合格点。仮に白鵬が過去に八百長にかかわっていたとしても、ガチンコで強いのは間違いありません。 再開後、飛躍的に勝率が上がったのが、夏場所を制した大関・日馬富士(伊勢ヶ浜)。事件発覚前は45勝33敗((勝率.577)だったものが、再開後には32勝13敗(勝率.711)で、大きく勝率をアップさせました。秋場所は綱獲りのプレッシャーからか8勝7敗とふるいませんでしたが、このデータが確かなら、来場所以降に期待がもてます。 逆に、勝率をガタ落ちさせたのが大関・琴欧洲(佐渡ヶ嶽)。彼については、リアルライブでも報じましたが、事件発覚前、57勝33敗(勝率.633)だった成績は、再開後13勝18敗(勝率.419)と惨たんたるものです。5月場所と先の秋場所はヒザ、ヒジの故障のため途中休場しました。黒星先行は体調の問題との言い訳もできるでしょうが、ケガの程度は軽症。今後、よほど巻き返しを図らないと“八百長疑惑”は付いて回るでしょう。 一方、安定した成績を残しているのが大関・把瑠都(尾上=昨年3月場所までは関脇)です。事件発覚前、61勝29敗(勝率.678)だった勝率は、再開後31勝14敗(勝率.689)と、ほぼ変わりがありません。再開後は全大関の中で唯一3場所連続2ケタ勝利を挙げており、今後の精進次第では、上も狙える実力を兼ねそろえているといえるでしょう。 最後に7月場所途中で引退した元大関・魁皇(友綱=現浅香山親方)。事件発覚前は52勝33敗(勝率.612)でしたが、再開後は12勝13敗(勝率.480)。ただ、引退間際は満身創いで、体力の衰えもあり、このデータはあまり参考にはならないでしょう。 ガチンコオンリーとなって成績を上げた力士もいれば、下げた力士もいます。成績が変わらない力士もいます。このデータを参考にして、来場所相撲観戦してみるのもいいのではないでしょうか。(落合一郎)
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スポーツ 2011年09月30日 11時45分
浅尾美和「最初から緊張してしまった」
お台場ビーチにてJBVツアー第6戦ビーチバレーペボニアカップが開幕。 女子1回戦、今大会でペアを組む浅尾美和(エスワン)と楠原千秋(ユナイテッドホールディング(株))は、第4戦・大阪オープン優勝の浦田聖子(千の花)、西堀健実(丸善食品工業株式会社)と対戦。第1セットは、前半で浦田(聖)・西堀組が11-6とリードを奪うが、浅尾・楠原組も巻き返してタイブレイクに持ち込む。 しかし、最後は浦田(聖)がスパイクを決めて22-20と競り勝った。第2セットは、後半に入ると浦田(聖)・西堀組が完全に主導権を掌握し、西堀の4連続サービスエースで一気に突き放して、21-9と大勝。セットカウント2-0で2回戦進出を決めた。 今季ツアー2勝の田中姿子(エコ企画)・溝江明香(産業能率大)組も、山田寿子(FOVA/大樹測量設計)・幅口絵里香(大樹測量設計)組をセットカウント2-0で下した。 試合後に浅尾美和は、「最初から緊張してしまった。頑張らなきゃという思いが、空回りしてしまった。1セット目はリードされてから作戦が機能し始めたけど、チャンスをものにできなかった。2セット目は先に私が崩れて、助けてもらうこともできなかった。明日はゆっくり落ち着いてやります。試合は続くので、勝てるように頑張りたい。私のミスで点を獲られてはいけないので、千秋さんから学べるように頑張りたい」とコメントした。
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スポーツ 2011年09月29日 19時15分
イチロー 11年連続200本安打ならず
28日(日本時間29日) セーフコ・フィールドで行われたシアトル・マリナーズの今季最終戦(対アスレチックス)で、イチロー外野手は3打数無安打。今季の安打数は184となり、11年連続200安打を達成することはできなかった。 イチロー外野手は愛工大名電高校卒業後、ドラフト4位でオリックスへ入団。1994年に当時の日本プロ野球記録である210安打を達成。2001年からはアメリカに渡り、シアトルマリナーズで活躍。2004年にメジャーリーグのシーズン歴代最多安打記録を樹立している。
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スポーツ 2011年09月29日 11時45分
初代タイガーマスク吠える! 「プロレスを復活させる」
9月27日午後、文京区本郷の掣圏真陰流本部道場に於き、来月25日に開催されるリアルジャパンプロレス『ブレイクスルー』に臨む初代タイガーマスク、ブラック・タイガー、スーパー・タイガーの記者会見が行われた。 初代タイガーは、何と8年振りにザ・グレート・サスケとシングルマッチを予定し、またレジェンド選手権として2人のタイガー、ブラック・タイガーとスーパー・タイガーが激突する。 幹細胞治療により、最近すこぶる調子が良いという初代タイガー、ただし未だに膝に爆弾を抱えているのは紛れもない事実ではあるが、ストロングスタイルのプロレスリングを、すなわち黄金時代のプロレスを復活させたいと熱く語る。 今回、初代タイガーは震災地の方々のために役に立とうと、被災された方々を慰問した方々でプロレスへの期待の高さとまた必然性を再確認したという。 本物のプロレスを復権させたいと熱く語った初代タイガー、ブラック・タイガーとスーパー・タイガーからも選手権に関してのコメントをもらった。 初代タイガーマスク「サスケ選手との対戦は2003年9月以来、8年振りとなりますので、すなわちこれは初心に戻るという感じでしょうか。カラダの調子も随分と良くなってきていますので、サスケ選手と戦うことがリアルタイガーマスクに近づくためには絶好のチャンスだと思います。また、ブラック・タイガー対スーパー・タイガーのタイトルマッチに期待をすることは、ブラック・タイガー選手のキャリアでスーパー・タイガー選手を育ててもらいたいと思います。前日もタッグマッチではありましたが、この両選手は戦っていまして、とてもいい試合をしていましたので、今回も見所があると思います」「サスケ選手との試合に於きましては、ストロングスタイルにこだわり、あまりドタバタな試合にはしたくありません。プロレスとは何か、ということを追求していきたいです。またこの試合では体力的にも調子を戻したタイガーマスクを久しぶりに見てもらえると思います。膝はまだ調子は良くありませんが、幹細胞治療でカラダの調子は良いです。ご期待ください」 ブラック・タイガー「紳士的に、ジェントルマンとして挑みたいです。これまでに何度かリアルジャパンに参戦させていただいていますが、今回はどちらが本当のレジェンドかということを知ってもらいたいと思います。試合に勝ってブラック・タイガーがレジェンドだということを証明します」 スーパー・タイガー「名だたる選手と闘ってこられたブラック・タイガー選手ですが、今回は特に脅威に感じます。しかし、自分の持っているストロングスタイルを信じてぶつかっていきます」■公演名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 『Breakthrough』(ブレイクスルー)■日時:2011年10月25日(火)開場/17時30分 試合開始/18時30分■会場:後楽園ホール■主催:有限会社リアルジャパン、リアルジャパンプロレス、掣圏真陰流本部 興義館■協賛:新生武士道 掣圏真陰流 神楽坂スタジオ、かまだ屋、(株)トータルリフォームサービス、チェアウォーカー快適情報誌WaWaWa■協力:タイガーマスクリターンズプロジェクト、株式会社オフィス・アイ、武道通信、ゴトウカイロプラティック院、アルファオート(株)、e+(イープラス)、スーパータイガージム、(株)RubberSoul■お問合せ:KIAI PROJECT リアルジャパン事務所【プレイガイド】★e+(イープラス):http://eplus.jp/tiger/ (パソコン&携帯、ファミリーマート各店舗 ★チケットぴあ:(Pコード:819-689)、チケットぴあのお店及び、サークルK・サンクス各店舗、http://pia.jp/t ★ローソンチケット:(Lコード:34445)、ローソン各店舗、http://l-tike.com/ ★CNプレイガイド:セブンイレブン、http://www.cnplayguide.com/■対戦決定カード<シングルマッチ一本勝負>初代タイガーマスク(RJPW)VS ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)<レジェンド選手権試合60分1本勝負>スーパー・タイガー(RJPW)VS ブラック・タイガー(フリー)<シングルマッチ>石川雄規(バトラーツ)VS 山本裕次郎(チーム太田章)<シングルマッチ>グラン浜田(フリー)VS 斎藤彰文(RJPW)【出場決定選手】藤波辰爾(ドラディション)、長州力(リキプロ)、藤原喜明(藤原組)、スーパー・ライダー(RJPW)、タイガー・シャーク(RJPW)、ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)、折原昌夫(メビウス)、長井満也(ドラディション)、アレクサンダー大塚(AODC)、若翔洋(フリー)、佐藤光留(パンクラスMISSION)、間下隼人(RJPW)
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スポーツ 2011年09月28日 15時30分
プロ野球各チームがドラフトの星に「投げないでくれ!」の悲鳴…
横浜ベイスターズも、ドラフト1位は153キロ左腕・藤岡貴裕投手(東洋大)に決めたようである。9月26日、球団事務所でスカウト会議が開かれ、「即戦力左腕の補強は不可欠」ということで意見がまとまった。某在阪球団スカウトの言葉を借りれば、「他選手の1位入札を表明した巨人、広島、慶応大・伊藤クンを本命視している阪神以外の全球団が藤岡クンに行くかもしれない(入札参加)」とのこと。最大9球団? あくまでも、1位指名を表明していない球団の入札が集中した場合にすぎないが、そんな“9球団の恋人”がオーバーワーク気味のピンチに追い込まれていた。 「正直、(27日は)投げてほしくなかった。本調子でないのにここまで投げられるんだから、それはそれでやっぱり凄い」(セ・リーグ球団職員の1人) 27日、藤岡が“強行先発”し、完投勝利を収めた(自責点1)。この日の神宮球場のスタンドには、相当数のプロ野球スカウトが陣取っていた。スカウトだけではなく、編成、スコアラーなどの球団職員もいたように見受けられた。正確な球団数、視察者も確認できないほど大挙していたが、前出のセ球団職員同様、「これ以上投げないでくれ」との思いは全員が抱いていたのではないだろうか。 藤岡が22日の中央大学戦(3回戦)で右足首に打球が直撃し、「全治2週間の打撲」と診断されたのは既報通り。東洋大は春秋連覇を目指しているが、2カードを終えた時点で2勝3敗と黒星が先行している。藤岡は居ても立ってもいられなくなったのだろう。前日26日にはブルペン入りし、この27日の日大戦先発を買って出たのだ。 「26日のブルペンでの様子? 右足を庇う素振りは見られませんでした。本当にダメなら、監督さんが投げさせませんよ」(関係者) 一部メディアは「驚異的な回復力」とも称賛していたが…。今季、藤岡は春のリーグ戦、大学野球選手権、日米大学選手権、夏の強化練習と続き、“お疲れモード”に入っている。秋のリーグ戦中の今は連覇という目標があり、また緊張しているから自覚していないかもしれないが、過労は肩やヒジの故障原因にもなりかねない。前出のセ球団職員がこう続ける。 「昨秋の早大3投手を思い出してくださいよ。秋季リーグ戦で慶応大学と再試合を演じ、その後、日本選手権を戦いました。斎藤佑樹、大石達也、福井優也は12月、1月で疲れが取れず、そのままキャンプインし、プロ1年目は精彩に欠きました」 今後、各カードの初戦は藤岡が先発すると思われるが、仮に第2戦を別投手で落とした場合、第3戦に再び藤岡が登板する可能性もある。東洋大・高橋昭雄監督は無理強いをさせる指導者ではないが…。とはいえ、「投げないでくれ」と言うのは、プロ野球サイドのエゴだ。 横浜ベイスターズも、かなりの人数で藤岡を視察していた。9月27日時点で、横浜の左投手が先発しておさめた勝ち星は、「4」。お目当ての1位候補にも不安要素がちらつくとは、運のなさを感じずにはいられない。尾花監督の胸中は−−。(一部敬称略)
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スポーツ 2011年09月27日 11時45分
1カ月前にコーチ陣に『退任』を伝えていた! 落合監督の人情味
中日が落合博満監督(57)との「契約任期を延長しない」と発表したのは、9月22日。だが、関係者によれば、落合監督は「8月中から身辺整理を始めていた」と言う。 3月下旬に就任した坂井球団社長、佐藤球団代表は『アンチ落合』の急先鋒と目されている。また7月22日、前半戦終了の『オーナー報告』でも“続投”の言葉は聞かれなかった…。過去2回の契約更新の際は「この席上でオーナーから伝えられた」とも言うだけに、落合監督は“異変”を感じていた。 「日付は分かりませんが、8月中旬、落合監督はコーチスタッフを集めました。コーチ陣のほとんどが落合監督の招聘した『外様』ですし、(退団を)覚悟しておいてくれとも伝えたそうです」(関係者) 落合監督の言葉を聞いた後、フロント職員を捕まえて「本当か?」と確認するコーチは1人もいなかった。球団が発表するまで退任の情報が漏れなかったのはそのためだろう。 「高木体制になれば、現コーチ陣の残留は難しいと思います。もし残留があるとすれば、生え抜きの近藤真市・投手コーチくらいかな。OBの立浪和義氏を招聘し、高木氏が指導者として教育していくんだと思います。あと、井上一樹二軍監督も英才教育が施されるはずです」 そう予想するプロ野球解説者は少なくなかった。 高木守道氏(70)は各方面から『新生ドラゴンズ像』の質問をされていたが、そのコメントを聞いていると、どうも、『落合カラーの払拭』も託されたようである。たとえば、故障で今シーズンを棒に振った山本昌(46)の処遇がそうだった。「もう一花も二花も咲かせてほしい」と高木氏は答えている。このコメントには“裏”がある。 「阪神を解雇された下柳(剛=43)ですよ。下柳の蘇生に太鼓判を押していたのが、落合監督の腹心・森(繁和=57)ヘッドコーチでした。両者は日本ハム時代の師弟関係にあり、下柳獲得に動くと目されていました。山本昌の現役続行は、『下柳は獲らない』というメッセージですよ」(前出・関係者) 下柳の推定年俸は9000万円。『戦力外通告』からの出直しになるので、金銭面での懸念はない。しかし、中日は高木新体制での「福留孝介、川上憲伸の帰還」も狙っているとされ、ドラフト1位の2人を帰還させるとなれば、それ相応の軍資金が必要となる。下柳獲得の余剰金はなく、『落合−森ライン』の息のかかった選手をあえて獲得するつもりはない。 「福留は落合監督とは不仲だったわけではありません。でも、FA権を行使したときと同じの指揮官では帰還しにくいとこぼしています。PL学園の大先輩で兄貴分だった立浪氏が監督なら、『中日に帰る』と話しています。たとえコーチ入閣でも、福留の帰還は現実味が増す」(プロ野球解説者) 坂井球団社長は3月の株主総会で選出された。白井文吾オーナーには『赤字体質の改善』を勅命されたが、同社長が着眼したのは落合監督の推定年俸3億円(一部では3億7000万円)。白井オーナーは落合監督を高く評価していたが、他球団の監督と比較しても突出している現状を突き付けられ、反論できなかったそうだ。当然、こうした“不穏な様相”は落合監督も感じ取っていた。 落合政権下での過去7年、球団の黒字収支は1度もない。しかし、優勝3回、日本一が1回。Aクラスからこぼれたシーズンも、1度もなかった。 生え抜きを大事にする姿勢はともかく、ポスト谷繁、アライバの故障による内野陣の再編、外国人選手に依存しきった4番、米挑戦が確実なチェンの後継など、高木新監督が着手しなければならない課題は難しいものばかりだ。 9月10日、球場入りした高木氏と落合監督は試合前に談笑していた。このとき、両者はお互いの今後を知っていた…。日本ハム・梨田監督の退団にも驚かされたが、監督業は「勝つだけでは務まらない職種」に変わりつつある。
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スポーツ 2011年09月24日 17時59分
中日・落合監督 事実上解任の裏側
中日ドラゴンズの落合博満監督(57)が、3年契約が切れる今季限りで退任することが、9月22日の試合開始前に発表された。 このニュースはプロ野球ファンを驚がくさせた。中日はまだ優勝の可能性が残っており、しかも首位ヤクルトとの首位攻防戦が目前に控えていた。こんな大事な時期に、なぜという疑問符が付いたからだ。 落合監督は04年より指揮を執り、04年、06年、10年と3度のリーグ優勝を果たし、07年にはクライマックスシリーズで復活し、日本シリーズを制した。昨年までの7季すべてでAクラスを確保、今季もAクラスは濃厚で、今後の成績次第では逆転Vの可能性もある。歴代の中日の監督のなかでは、戦績だけ見れば最も優秀だ。 結果を出しているのになぜ退任なのか? 最大の理由は観客動員の悪さ及び球団の財政面だ。ここ3年の観客動員数を見ると、09年は229万8405人(72試合=1試合平均3万1922人)だったが、昨年は優勝したにもかかわらず、219万3124人(72試合=1試合平均3万460人)とダウン。今季は23日現在、175万172人(59試合=1試合平均2万9664人)で微減。落合監督は「勝利が最大のファンサービス」と公言しているが、チーム成績が全く観客動員に反映されない現実がある。 落合監督といえば、少々のリードがあっても、強攻策を取らず送りバントで走者を進めて、追加点を取りにいくような堅い野球をする。そんな野球が見ていておもしろいワケがない。選手起用にしても人気がある若手選手より、地味な選手を好んで使う。それでは、スタンドにファンが集まるはずがないのだ。また、記者へのコメントも、試合後にひと言だけ発する程度で、メディアを使った宣伝にも極めて非協力的な監督だ。 落合政権の過去7年間、球団の収支が黒字になったことは一度もない。成績が良ければ、監督、スタッフ、選手の年俸も上がるばかり。それでも、親会社(中日新聞)の経営が良ければなんとかなった。しかし、インターネットの普及により、新聞の売上は激減し、事業の先の見通しが全く見えない状況。これでは、親会社の経営にも影響を及ぼしかねず、球団は人件費削減に迫られていた。落合監督の年俸は3億7000万円(推定)といわれ、他球団の監督と比べ格段に高い。 会見に1人で出席した佐藤良平球団代表は、退任理由を「一度新しい風を取り入れたい」と語ったが、無論それは建て前でしかない。新監督が落合監督よりはるかに年長の高木守道氏(70)では、若返りにも逆行する。ヤクルトとの首位攻防戦の前に発表したのは、中日が首位ヤクルトに肉薄したら、さらに発表がしづらくなるからといわれている。 事実上、落合監督を解任した最大の理由は“カネ”以外のなにものでもない。球団は究極の選択として、勝利より財政を選んだということだ。(落合一郎)
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スポーツ 2011年09月24日 08時00分
西田隆維のマラソン見聞録 第14話「エステと融合」
10月より僕が代表のイベント会社『プラスオン』が正式に始動。ランニングはもとより、婚活やクッキングスクールといった以前より興味のあった催しを積極的に実施していきたいと思う。 そんな中、僕の所属している会社がこのほど、浅草で展開している美容エステサロンを吸収。僕がサロンのイメージガールならぬイメージメンズに起用された。 以上の理由から僕は最近何かと、そのエステで施術をしてもらっている。そこで、考えたのが「ランニングとエステの融合」だ。女性ランナーは常々、ランニングをして「綺麗になりたい」と思うもの。ところが日々、直射日光の直撃を受け、肌はかさかさボロボロ…が現実だ。「綺麗になりたい」ハズが慢性的な日焼けと脱水による水分不足で肌の「痛み」は深刻。残念ながら「綺麗」とは真逆の方向にまい進している。 そこで考案したのが、前述の「融合」だ。僕が月に1回程度、実施しているランニングイベントにエステサロンの代表である小和田小百合さんを講師として招聘。ランニング指導(といっても僕は根詰めるメニューを作成しない)の後、小和田さんによる「心と身体の美容」講習をおこなってもらっている。勿論、講習の後は小和田さんのスタッフがイベントと参加者に簡単な疲労回復と美肌効果を高めるエステサービスを実施。約10分の施術だが、男女問わず参加者から評判を博している。 谷川真理さんは「格好よく、綺麗に走る」を前面に出しているが、彼女の言っている「格好良く」「綺麗」はランニングフォームであったりランニングウェアであったり…と「うわべ」だけ。真理さんから「内面」を磨く講習は聞いた事が無いので、僕の着眼点はランニング業界の半歩先を進んでいると自負している。 この「融合」イベントは8月から始めたばかりで現在、実績は2回。参加者に受け入れられるか否か−−はまだまだ先の話になりそうだが今後、僕が関わるランニング関連の仕事にはもれなく「エステ」を付けて行こうと考えている。 簡単にランニング大会とエステについて綴ると11月13日、僕が生まれ育った栃木・足利の『足利尊氏公マラソン』に僕はゲスト参加。この大会は半分、僕がプロデュースしているような感じなので、まずここから、皆様に「ランニングとエステ・美容の融合」を知ってもらう機会だと考え、エステのブースを会場内に設置させてもらった。大会に参加される方は是非、一度エステブースを覗いてもらいたい。 続いては12月3日、東京・あきる野のサマーランドで開催される『東京音協マラソン』と12月10日に記念すべき第1回大会が開かれる『伊豆大島マラソン』にゲストとして声がかかっている(12月10日は未定)。12月3日の大会は土曜日。土曜日は正午から僕の番組『週刊西田隆維』(FMたちかわ)が生放送日なので大会を番組で紹介しながら(番組を)進行する事になりそうだ。 そうなると、「ランニングとエステ・美容」をリスナーにも伝えられる事が出来、僕の考える「心身ともに美しく」というランニングコンセプトが広く伝わるような気がする。 そして12月18日、僕が本格的にプロデュースする初めての大会が東京・江戸川の荒川河川敷で開催。大会名は『大江戸トリムロードレース』だ。ここではエステのブースを大きくとり、参加者が大挙押し寄せても対応できる規模のスポーツアロマ師を動員。洒落にならないのは、この時点までランニングとエステの融合が浸透していないか、ランナーに受け入れられなく「ブースに閑古鳥が鳴く事」…これだけは避けたい。それまでに何としても、僕の考えを皆さまに理解して頂けなければいけない。 現時点で僕がプロデュースする大会は来年1月、2月、4月、5月、6月、9月、10月、12月…と8開催が決定。メーンであるタレント業が疎かにならぬよう、こちらも精進しなくては、と思う。 今回は、通常と趣を変えてマニアックなランニング話から表題を外して書いてみた。定期に読んでくださっている読者の方々には申し訳ないが、これも僕が考えているランニングの一つなので、伝えておきたかった話なのだ。 尚、小和田さんは10月末から発売される月刊・美容サロン誌をプロデュースするエステティシャンである。<プロフィール>西田隆維【にしだ りゅうい】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ陸上長距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。09年2月、現役を引退、俳優に転向する。9月3日スタートのラジオ番組「週刊 西田隆維(りゅうい)」(FMたちかわ)のメーンパーソナリティ。
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スポーツ 2011年09月22日 16時35分
まだ優勝の可能性あるのに…中日・落合監督が今季限り退団
プロ野球中日は22日、落合博満監督(57)が今季限りで退団することを電撃発表した。後任はOBで野球評論家のの高木守道氏(70)が就任する。監督は今年が3年契約の最終年。球団側が来季の契約を結ばないことを伝え、同監督が了承したという。 21日現在、中日は59勝52敗7分けの2位で、首位ヤクルトとは4.5差。まだ優勝の可能性があるなかでの電撃発表となった。なお、落合監督はシーズン終了まで指揮を執る予定だ。