スポーツ
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スポーツ 2011年11月14日 11時45分
2011年『12球団ペナントレース総括』 エースのお値段! 阪神編
大幅昇給と見て、まず間違いないだろう。能見篤史(32)、29試合登板。12勝9敗、防御率2.52。12勝の勝ち星はメッセンジャーと並んでチームトップタイ。防御率は岩田稔の方が上だが(2.29)、今季は開幕投手を務めており、各球団のエース対決も続くなかで、チームトップの「完投5、奪三振数186」を挙げた。今季の投球回数は200回3分の1。チームの左腕では200イニングを超えたのは、06年の井川慶以来だという。世代交代の時期を迎えたチームにおいて、能見は新エースの座を勝ち取った。もっとも、昨季から実質的エースとして、3連戦の初戦を任されることも多かったのだが…。 その能見の今季の推定年俸は、5000万円。12球団で1億円の大台に届いていないエースは能見だけである。 プロ7年目。今季挙げた12勝を加えても、通算勝利数は「43」。昨年、右足楔状骨の剥離骨折で約4カ月間も戦線を離脱した。だが、12試合登板で8勝0敗。終盤戦、能見が帰って来なければクライマックスシリーズ進出も危うかったはずだ。能見の活躍を阪神球団がどう評価するか−−。他ナインも注目したが、「4カ月間の戦線離脱」を『公傷』とは認めず、現状維持の5000万円となった。 ローテーション投手として、3年を務め上げた。『実績』も備わり、目立った減俸材料もないため、他11球団のエース同様、“億単位”の年俸が提示されるものと思われる。 「今季の阪神は何かと“物入り”です。FA権を取得した新井、鳥谷、藤川に加え、外国人選手も慰留させなければなりません。能見本人が考えている年俸額には届かないのではないか?」 大阪圏で活動しているプロ野球解説者はそう危惧していた。 一般論として、契約更改はその交渉のテーブルで初めて提示金額を知るのではなく、シーズン中盤以降、フロント担当者と選手がすり合わせをする。球団側は大まかな評価を、選手側も希望金額や自分なりの意見等を伝える。提示金額と選手側の希望金額に開きがありすぎた場合、時間が足らなくなり、年内に合意できなくなってしまうからだ。 能見は一部関西系メディアで「去年(の交渉で)話し合ったことはしっかり覚えています」「僕自身、まだまだ(成績が)伸びると思う」と話していた。交渉前にこういうコメントが報じられたということは、シーズン中の事前交渉で「相当な開き」があったのではないだろうか。 「球団の提示予定額は1億円に到達していません」(関係者談) 終盤戦の10月にも、『月間MVP』を獲得−−。能見を強気にさせる材料はいくらでもある。交渉は揉める…。年越し交渉はもちろん、歩み寄りが見られなければ、能見はキャンプを自費参加することになるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年11月12日 17時59分
清武GMが涙の宣戦布告! 巨人の内部崩壊は止められない
慌ただしい一日だった…。11月11日、巨人・清武英利球団代表兼GMが記者会見を開き、渡辺恒雄球団会長を批判した。 <読売巨人軍には内部統制と健全な企業体質、つまりコンプライアンスが要求されると思います。それを破るのが、渡辺氏のような最高権力者であっては断じてならないのではないでしょうか。−省略−不当な鶴の一声で、愛する巨人軍を、プロ野球を私物化するような行為を許せない>(原文ママ) リアルライブ『渡辺巨人会長が憤怒!新フロント体制は波瀾の幕開け』でも報じたが、渡辺恒雄・球団会長が清武GMの進めるコーチ人事を「聞いていない!」と激昂(11月4日)。同GMは会見で「報告した」と反論し、渡辺会長の強引なやり方を非難したのである。 しかし、よくよく考えてみれば、巨人内部の『内輪揉め』である。わざわざ会見で語る必要があったのだろうか。 その会見が行われた11日の午前、まず、「午後2時、読売巨人軍のコンプライアンス上の重大な件について会見を行う」とのリリースがマスコミ各社に伝えられた。「コンプライアンス」と言われ、各マスコミも「マルボー関係のトラブルに巻き込まれたのか?」「ドラフトの件で何かあったのでは…」と懸念…。「原辰徳監督も同席するらしい」なるガセネタも流れた。会見が始まるまでその内容は、本当に誰も分からなかった。 文部科学省12階の記者クラブには100人を越す取材陣が集まった。 同GMの主張は『正論』である。11月半ばになって、フロント要職の人事まで代えるのは選手補強にも多大な影響をもたらす。だが、「内部で解決できなかったのか?」なる疑問が多く聞かれた。 「清武氏は渡辺会長にGM職を解くと通告されたそうです。感情で動く人ではないんですが…。外国人選手の獲得、トレード、ドラフト、コーチ人事など。戦力としてプラスにならなかったものもありますが、清武氏が精力的に巨人のために働いてきたのは事実です」(関係者の1人) 興味深いのは、桃井恒一オーナー兼球団社長の対応だ。同GM会見直後、球団事務所で記者団の質問に応じ、「渡辺会長からオーナー職を解く」と伝えられたのに、「独断で開いた会見をかばうことはできないと(清武GMに)伝えた」と話した。会見によれば、清武GMは「原監督、岡崎郁ヘッドコーチ」の体制を組閣したが、渡辺会長が「ヘッドコーチは江川。もう話を進めている。岡崎は降格」と、クレームを付けたという。清武GMはこうした強権的な人事変更に怒ったわけだが、桃井オーナーは「(コーチ人事の)見直しが行われるのは当然」と語った。つまり、渡辺会長を支持しているのだ。 個別に球団、読売、日本テレビ等の関係者に電話を掛けてみた。こちらが驚いてしまうほど、冷静だった…。桃井オーナーの発言、関係者の対応からして、今回の件は「渡辺会長対清武GMの一騎討ち」と見ていいだろう。 清武GMは「自分から辞めることはない」とも語っていたが、上司に楯突いたのだからそれなりの覚悟もできているはずだ。 渡辺会長には失礼だが、氏は巨人オーナー時代から激しい口調で持論を展開してきたので「ダーティなイメージ」も抱かれている。清武GMは会見を開くことで世論を味方に付けたかったのか? 人事で渡辺会長を説得し、球団の健全経営を目指すのであれば、他にも方法はあったはずだ。 同日12時過ぎのことだ。会見が始まる2時間前のことである。「東京ドーム株が前日比10%超下落、東証1部の下落率4位」なる一報も流れた。「日本テレビ株も360円安で取引された」という。『読売巨人軍のコンプライアンス上の重大な件』の報道が流れたからである。巨人のコーチ人事に関する清武GMの主張は正しい。しかし、“独断会見”が関係企業に与えた影響も無視できない。この対立劇はもうひと波瀾起こりそうである。
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スポーツ 2011年11月12日 17時59分
亀田兄弟と激闘を繰り広げたプロボクシング元世界王者・内藤大助が現役引退へ
バラエティー番組で活躍するプロボクシング元WBC世界フライ級王者の内藤大助(37=宮田)が、現役を引退することが濃厚となった。 引退の意向を固めた内藤は、すでに家族にはその意思を伝えているといわれる。関係者によると、11月12日午後9時からフジテレビで放送される「新ジャンクスポーツ! トーク復活祭り」で進退に言及し、引退を表明するものとみられている。 内藤は07年7月18日、ポンサクレック・ウォンジョンカムを破り、同王座を奪取。32歳10カ月での遅咲き王者として注目を集めた。同年10月11日、亀田3兄弟の次男・大毅と初防衛戦を行い、判定勝ちを収めたが、この試合で大毅が反則行為を繰り返したため、社会問題にもなった。 09年11月29日、大毅の兄・興毅との6度目の防衛戦に臨んだが、判定で敗れて王座陥落。この一戦の平均視聴率(TBS系列)は43.1%という驚異的な数字をマークし、改めて内藤人気の高さを示す結果となった。 周囲からは引退を勧める声もあったが、「興毅へのリベンジ」を旗印に現役続行を決意。昨年5月9日には再起戦で勝利したものの、目標であった興毅が2階級上げて、バンタム級に転級し、モチベーションをなくしたこともあり、リングから遠ざかっていた。 昨年12月末にはライセンス更新の手続きを取らず、ライセンスは失効。8月30日には満37歳となり、JBC(日本ボクシングコミッション)が設ける年齢規定をオーバーしていた。過去に実績がある内藤は最終試合から3年以内に再申請をすれば、ライセンス再取得が可能だが、再起はせず“事実上の定年退職”を選択したもよう。 ボクシング界でヒール的な存在となっている亀田兄弟と激闘を繰り広げたことで、内藤の知名度は大きく上がった。遅咲きながら、世界王座を5度防衛したのも立派だ。偉大な世界チャンピオンの第2の人生に幸あることを祈りたい。(落合一郎)
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スポーツ 2011年11月12日 17時59分
2011年『12球団ペナントレース総括』 エースのお値段! 千葉ロッテ編
成瀬善久(26)、26試合登板、10勝12敗。防御率3・27。2011年シーズンの推定年俸は1億3000万円−−。 前年の勝ち星は13勝で、チーム最多。防御率は3・31だった。契約更改で1億円から「3000万円プラス」を勝ち取って、今季に臨んだ。勝ち星が3つ減ったのは大きなマイナス材料だが、1年間、ローテーションを守り抜いた。よって、今オフの契約更改は『現状維持』になるのではないだろうか。一般論として、球団は『彗星のごとく現れた20勝投手』よりも、『たとえ10勝10敗でも、4年、5年とローテーションを守り抜いた投手』の方が評価される。単年の好成績よりも『実績』…。その是非はともかく、これが日本式の査定である。 プロ野球解説者の1人は悲観的な見方をしていた。 「昨年はクライマックスシリーズ(以下=CS)、日本シリーズでの好投が評価されての『プラス査定』でした。今回は厳しくチェックされるでしょう。チームは最下位に沈み、フロントはチーム総年俸を落とす大義名分を得たようなものです」 昨年12月15日の契約更改後の会見で、成瀬自身も『3000万円のプラス査定』に驚いており、「貯金が2個しかない(13勝11敗)。内容的にも、打たれて早い回に降板した試合がけっこうあった」と、反省の弁ばかり述べていた。それでも、球団が『プラス査定』を提示した理由は、主に2つ。CSでの好投、そして「エースとしての期待」である。 だが、今季はその期待に応えられなかった試合もいくつか見られた。 6月24日の対オリックス戦、成瀬は今季と最短となる5回で降板(同時点)。09年から続いていた対オリックス戦の連勝も「10」でストップした。こういう連勝記録はいずれ止まる。本拠地・QVCマリンでの試合ではあったが、この日は『風速10メートル強』の強風にさらされ、成瀬の生命線であるスライダーが決まらず、ストレートを狙い撃ちされた。また、成瀬の弱点といえば、『被本塁打の多さ』。08年=12本、09年=14本、10年=29本。11年の被本塁打は最終的に「15本」だが、4点を献上した5回表は後藤に2ランを浴びており、一気に敗戦ムードが漂っている。『弱点』を印象づける登板は、明らかに査定のマイナス材料だ。 対戦チーム別の成績を見直してみると、今季は首位・ソフトバンク戦に4試合登板し、2勝2敗。2位・日本ハム戦が3勝1敗(5試合)、3位・西武戦が2勝2敗(6試合)、4位・オリックス戦が1勝1敗(2試合)、5位・楽天戦0勝3敗(4試合)。強力打線のソフトバンク、日本ハムに5割強の勝率を見せたのはさすがだが、下位チームに苦戦させられた。交流戦でも、最下位・横浜に0勝2敗(2試合)と負け越している。エースを登板させて下位チームに負けるのは、痛い…。千葉ロッテが最後まで浮上のきっかけを掴めなかったのは、成瀬の不振も大きい。 成瀬の今季1勝目は4月19日の対西武戦。横浜高校時代の後輩でもある涌井との投げ合いを征したが(完封)、試合後、こう語っていた。 「昼過ぎにはあまり投げたことがなかった。いい勉強になった」 エースは3連戦の初戦を託される。火曜日か、金曜日だ。つまり、大半が『ナイター』となる。しかし、今年は震災の影響でデーゲームに変更された試合も多く、同日も『平日のゲーデーム』だった。QVCマリンは風の強い球場でもある。当日は突風も激しかったが、どうも、昼間と夜間とでは風の吹く方向や質感が異なるという。中盤戦以降は連戦に次ぐ連戦…。今季は統一球による打撃陣の不振ばかりがクローズアップされたが、成瀬以外にも変則日程に苦しんだ投手がいたのではないだろうか。 10勝目を挙げたのは、8月30日。9月以降、1勝も挙げていないのだ。 7月8日、ソフトバンク打線から完封勝利(6勝目)を奪ったとき、緩急とバツグンのコントロールが光った。これに対し、10勝目の日本ハム戦は139球中74球がストレートだった。力で押したのではなく、相手打者の裏をかき、コーナーギリギリのところでストライクカウントを稼いだのだ。『技巧派』という点では同じだが、7月8日のソフトバンク戦のウイニングショットはスライダー、カーブで、8月30日はストレートだった。相手打線に応じ、決め球を変える適応能力の高さは一流だ。「負け数が多い」と切り捨てられるか、それとも、「味方打線の援護に恵まれなかった」と判断されるか…。成瀬は契約更改の席で厳しい言葉をぶつけられるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年11月12日 15時00分
日本シリーズが吹っ飛んだ! TPOわきまえなかった巨人・清武代表
11月11日、巨人・清武英利球団代表兼GM(61)が、コーチ人事などを始めとした渡辺恒雄球団会長の独裁体制を告発した。ところが、当初、一蓮托生かと思われた桃井恒和オーナー兼社長(64)が、清武代表に反論したものだから、巨人のお家騒動は混迷へと向かうことになった。 もともと、渡辺会長のワンマンぶりは有名で、それを告発した清武代表の勇気は買うが、野球界全体としては、大きな迷惑を被ることになってしまった。この日は12日開幕の日本シリーズ(中日対福岡ソフトバンク)の前日で、例年通り、中日・落合博満監督(57)とソフトバンク・秋山幸二監督(49)が出席して監督会議、会見が開かれたのだ。年間最大のビッグイベントが開幕する前日に、過激な会見をやった清武代表の行為は、日本シリーズに冷や水を浴びせるような形となった。 野球界では日本シリーズ開催中は、できるだけ静観して、話題がシリーズに集中するように配慮するのが慣例となっている。それもあって、FA有資格者からの行使申請受付も、シリーズ終了の翌日からと定められているのだ。本来なら、「さあ、明日から日本シリーズ」といった調子で、野球界全体が盛り上げなければいけない日に、前代未聞の会見を開いた清武代表の行為はいかがなものか。 清武代表にも言い分はあるだろう。ヘッドコーチ残留が内定していながら、渡辺会長から2軍降格を指示された岡崎郁コーチが、契約を交わす予定になっていたのが、この日だったからという事情は分からぬではない。「日本シリーズ開催中よりマシ」との判断だったのかもしれない。しかし、清武代表が会見を日本シリーズ前日にぶつけたことで、テレビの報道番組では、この話題で持ちきり。翌日の新聞でも、シリーズの話題は隅に追いやられてしまった。 この先、メディアは清武代表、渡辺会長を追いかけて、シリーズの報道に割かれる時間、スペースが減ってしまうのは明白。地味なカードの日本シリーズより、巨人の内紛を取り上げた方が話題性があるのだから、メディアとしては当然のことで、試合のテレビ視聴率にも響きかねないのだ。 日本シリーズを吹っ飛ばしてしまった清武代表。野球界にかかわる者として、TPOをわきまえなかった彼の責任は軽くはないのではなかろうか。(落合一郎)
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スポーツ 2011年11月12日 13時40分
王座返上したはずの前王者が“返上無効”を主張! 混迷極めるボクシングWBC世界バンタム級王座
11月6日、東京・国立代々木競技場第2体育館での王座決定戦で、クリスチャン・エスキベル(メキシコ)を破り、WBC世界バンタム級王座を奪取した山中慎介(29=帝拳)に思わぬ事態がふりかかった。WBCによって、王座返上とみなされた前王者のノニト・ドネア(28=フィリピン)がタイトル返上を否定したのだ。 そもそも、この試合は挑戦者決定戦として行われる予定だった。ところが、試合2日前に、WBCのマウリシオ・スレイマン事務局長が「ドネアは10月の防衛戦前から階級変更を公言していた」として王座返上を決め、急きょ、王座決定戦に格上げしたのだ。ドネアからは返上届が提出されていなかったが、「家庭の事情で多忙なため、連絡が取れていない」としていた。 ところが、当事者のドネアが自身のツイッターで、「私はまだ118ポンド(バンタム級)のタイトルは返上していない。WBCであれWBOであれ(ドネアは2団体王者)、タイトル返上は自分が決めること」と返上そのものを否定したのだ。 これに泡を食ったのがWBCと山中が所属する帝拳ジム。ドネアは10月の防衛戦で、WBCからの指名試合を義務付けられていたが、「これがバンタム級最後の試合だから」と主張し、指名試合を回避し、選択試合(挑戦者を選択できる試合)に変更した。もともと、ドネアが最後の指名試合を行ったのは、09年3月で、指名試合の期限である1年はとうに過ぎており、WBCは「返上の約束」を重んじたのだ。しかも、ドネア陣営は帝拳ジムと、1階級上のWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃との対戦交渉を進めており、帝拳側としても、キツネにつままれたような思いなのだ。 WBCのホセ・スライマン会長は「人気選手のわがまま」と不快感を示したが、山中としては冷静ではいられない状況となった。万が一、このままドネアが返上無効を主張し続ければ、事態はまさに混迷を極めることとなる。(落合一郎)
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スポーツ 2011年11月11日 16時56分
結局は内輪モメ? プロ野球・巨人軍 清武英利球団代表が渡邉恒雄氏を告発
プロ野球・読売巨人軍の清武英利球団代表兼ゼネラルマネージャーが11日、文部科学省内で記者会見を開き、読売新聞主筆で巨人会長の渡邉恒雄氏の言動を強く批判する声明を発表した。 清武代表によると、来季の巨人軍のヘッドコーチは岡崎郁氏と内定し、11日に契約書を交わす予定で、渡邉会長もこのことを了承していたものの、今月4日の夜に「報告なしに勝手にコーチの人事をいじくるというのは、そんなことありうるのかね」と記者団へ発言。9日には、ヘッドコーチの人事について、岡崎氏を更迭させる人事を決定。後任に野球解説者の江川卓氏と交渉していることも告げられたという。清武代表は会見で、「会社の内部統制やコンプライアンスを破ることはあってはならない」と厳しく批判。「プロ野球を私物化するような行為を許すことはできません」と語った。 しかし、「コンプライアンス上の重大な件」での会見があるということで集まった報道陣からは、「結局、清武代表と渡邉会長の巨人軍内部での内輪モメ?」「これでまた、江川さんが悪者になるじゃないの?」との声もチラホラ。憤慨する清武代表との間に温度差があった。
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スポーツ 2011年11月11日 15時30分
亀田大毅が“疑惑”の世界タイトルマッチを強行へ
ボクシングの亀田ジムは11月10日、12・7大阪府立体育会館での「亀田祭り」で、WBA世界スーパーフライ級1位の亀田兄弟の次男・大毅(22=亀田)が、同級王者のテーパリット・ゴーキャットジム(22=タイ)に挑戦することを発表した。 この世界タイトルマッチには、とにかく疑問が多い。WBA同級の正規王者は8・31日本武道館で王座を奪取した清水智信(30=金子)で、ゴーキャットジムは暫定王者だった。ところが、ウクライナでの先のWBA総会で、右眼か底骨折のため、現在、防衛戦を行えない清水を“休養王者”とし、ゴーキャットジムを“正規王者”に格上げしたのだ。清水陣営では、この措置をWBAからもJBC(日本ボクシングコミッション)からも報告を受けていないというから驚きだ。 本来、暫定王座は正規王者が負傷等の正当な理由で、しばらく防衛戦が行えない場合にのみ認定されるもの。当然、正規王者が復帰した際には暫定王者との統一戦が義務付けられる。ところが、WBAはルールを逸脱して暫定王座を乱造したため、JBCは2月に国内でのWBA暫定王座戦を認めない決断を下した。 亀田陣営は大毅と“暫定王者”ゴーキャットジムとの世界戦をプランしてきたが、暫定のままではJBCが世界タイトルマッチとして認可しない。そこで飛び出したのが、ゴーキャットジムの正規王者格上げというウルトラCだ。 ここには、亀田陣営とWBAとの密接な関係が見え隠れするのだ。スポーツライターのA氏は、「世界戦をやるにはWBAに承認料を払わなければなりません。WBAはその承認料ほしさに暫定王座を乱造しているわけです。承認料は定額ではなく、ファイトマネーに比例して支払われるようです。日本人ボクサーのなかではファイトマネーが高い亀田兄弟は、WBAにとっては“恰好のお客様”であるわけです。そう考えたくはないのですが、今回の件は亀田陣営がWBAに働きかけをした結果だということも全面否定はできません」と語る。 事実上、2人の正規王者が存在する異常事態。こんななかで、王座を奪取したところで、大毅は堂々と“世界チャンピオン”として胸を張れるだろうか。それこそ、“疑惑の2階級制覇”といわれかねない。大毅が王座を獲った場合、来春に予定される清水の復帰時に、実質正規王者同士の統一戦を行って勝たなければ、真の正規王者とは認めがたいだろう。(落合一郎)
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スポーツ 2011年11月11日 15時30分
FA慰留失敗!? 新井、鳥谷、藤川が新体制に疑心暗鬼…
阪神の慰留交渉は、すでに失敗していた。新井貴浩(34)、鳥谷敬(30)がFAの残留交渉を保留している旨が報じられた。その後、和田豊・新監督(49)が秋季キャンプ地から「一緒にやろう!」とメディアを介して訴えたが、むしろ逆効果になってしまったようである。 「同じく、今季に国内FA権を取得した藤川(球児=31)についても、楽観視できません。藤川はメジャー挑戦を視野に入れており、ポスティングをお願いしていますが、球団は認めない方向で残留交渉を進めています。来季終了まで我慢すれば海外FA権も取得できるんですが、『1年でも早く』というのが藤川の希望。阪神は2年以上の複数年契約で残留契約を交わしたいと…」(球界関係者) 球団が新井に提示した残留条件は『2年5億円』だったという。07年オフ、「年俸2億円プラス出来高5000万円×4年」で阪神入りしたが、実質、2億5000万円をもらっていたのだろうか。関西系メディアによれば、「現状維持と変わらない。自分は本当に評価されているのだろうか」と新井は不安に感じ、結論を保留した。 前出の関係者は「球団の残ってほしいという思いは本当」と前置きしたうえで、こう続ける。 「阪神フロントはFA取得と同時に、シーズン中であるにも関わらず、『残ってほしい』と訴えました。その誠意と新井たちにも伝わっています。誠意の言葉を具現するのが年俸だとしたら、現状維持の金額には落胆させられます。このあと、新井が残留したら『カネ目当て』と思われます。出たら出たで、また『カネ目当て』だと思われてしまうし…。最初から『年俸はこれだけしか出せないが』と、ハッキリ伝え、そのうえで戦力としての評価している旨を訴えれば良かったんです」(同) ここ数年、阪神はフロントと現場がかみ合わないことも多い。今岡、藤本は追い出されるようにしてタテジマを脱ぎ、赤星は“強行に引退”。矢野はチームが優勝を争っていたため、引退セレモニーの機会を奪われた。今季、戦力外を通告された下柳にしても、二軍戦がラスト登板となった。12球団トップとなったチーム総年俸を削減したいとする経営方針も分かるが、これでは「チーム功労者のプライドを軽視している」と思われても仕方ないだろう。 「その一方で、大型補強を繰り返してきました。城島の年俸が4億円、小林宏が1億7000万円。生え抜きに冷たいと思われても仕方ない」(同) 近年、阪神の契約更改が長引いているのも無関係ではないだろう。和田新監督の言葉が報じられた以上、仮に新井が退団を選択した場合、虎ファンは「裏切り者!」と怒るのは必至。新監督の熱いメッセージは新井に追い打ちをかけるものと化してしまったのだ。 ライバル球団の職員がこう言う。 「鳥谷は03年ドラフトの自由枠で阪神入りした選手です。いわば、逆指名ですよね? その鳥谷に対し、各球団が調査していたのはFA獲得の可能性があると踏んだからです」 国内FA権を取得した新井、鳥谷にとって、残留、移籍のどちらを選択したとしても、割り切れない気持ちを抱えることになりそうだ。(年俸は全て推定)
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スポーツ 2011年11月11日 11時45分
鳴戸部屋にまたも醜聞 今度は新鳴戸親方に暴行疑惑!
さる11月7日に急性呼吸不全で急逝した故鳴戸親方(享年59=元横綱・隆の里=本名・高谷俊英=たかやとしひで)の通夜が、10日、千葉・松戸市内でしめやかに営まれた。通夜には新たに年寄・鳴戸を襲名した前西岩親方(元幕内・隆の鶴)、九州場所(13日初日)を控えた関脇・稀勢の里ら鳴戸部屋所属の関取4人を始め、約600人の参列者が訪れた。 そんななか、皮肉にも通夜当日に発売された「週刊新潮」が、またも鳴戸部屋の醜聞を伝えた。今度は故鳴戸親方のみならず、新鳴戸親方も弟子に暴行を加えていたと報じられたのだ。 同誌の記事によると、当時、部屋付き親方だった新鳴戸親方は、決められた時間までにちゃんこのメニューを決めなかったちゃんこ番の弟子を、ビールケースで頭を5、6発殴り、出血させたという。また、部屋を一度飛び出しながら、戻ってきた弟子の顔面を激しく殴打したと報じており、これは同部屋に所属していた元力士の証言をもとに書かれたとされる。 日本相撲協会は故鳴戸親方が5年前に、弟子を角材で殴打したことは事実と認めながらも、親方の死去により、疑惑調査の打ち切りを表明した。しかし、中川正春文部科学相は調査の継続を口にし、十両・隆の山がインスリンを注射した件も、このままでは終われそうにない。 ここにきて、さらに新鳴戸親方の暴行疑惑が浮上したとなると、協会が意図した幕引きとはいかないだろう。協会は再度、疑惑調査に乗り出す必要に迫られたといえる。次々に出てくる同部屋のスキャンダル。九州場所で大関獲りが懸かる稀勢の里にとっては、相撲に集中できぬ事態となってしまったようだ。(落合一郎)
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