スポーツ
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スポーツ 2011年11月19日 14時00分
清武GM解雇処分! 渡辺会長だけでなく、あの大物OBとも衝突していた
巨人・桃井オーナー兼球団社長が緊急会見を開き、「ナベツネ批判」を展開した清武英利球団代表兼GM(61)の解任を発表した。同オーナーは「出入り禁止」も伝えており、清武GMの告発会見は『自爆テロ』となってしまった。 その11日の告発会見以降、他球団のフロント要人、コミッショナー事務局員、巨人OBを含むプロ野球解説者たちは清武GMの発言に一定の理解を示しつつも、最後は「巨人内部のことなので…」と言葉を濁していた。要するに、清武GMの味方は1人も現れなかったのだ。渡辺恒雄・球団会長(85)は12日に発表した文書のなかで「今後の反省次第」と、同GMの処遇については“情状酌量の余地”も伝えていたが、 「渡辺会長の立場、性格からして、はらわたが煮えくり返っていたはずです。1週間も立ってから処分を下されたのは、周囲が諫めていたからです」(関係者) との意見も多く聞かれた。 解雇処分までの1週間−−。そのキーマンは桃井オーナー兼社長のようである。 桃井オーナーは渡辺会長側に立った言動を続け、解雇処分の会見でも「チームの信用を傷つけた」と清武GMを非難していた。しかし、読売関係者の1人はこう証言する。 「渡辺会長、清武GMの衝突を露見させたコーチ人事ですが、岡崎郁ヘッドコーチを留任させる、江川卓氏を招聘するといった内容以前の問題なんです。清武GMと桃井オーナーは来季のコーチ人事の組閣表を持って、10月下旬に渡辺会長を訪ねたのは事実です。同会長は組閣が出来上がっていたことに腹を立てた部分もあるようです。会長はコーチ人選の話し合いに加われなかったことにも怒っていました。もっとも、意に沿わぬ名前があったようですが…」 この食い違いが、渡辺会長の「(コーチ人事は)俺は知らん!」発言に繋がり(4日)、清武GMの「渡辺会長に了承を求めた」(11日会見)の食い違いに繋がった。 興味深いのは、渡辺会長に組閣表を否定された直後の桃井オーナー、清武GMの反応だ。同関係者によれば、先に『辞意』と『内部批判』を口にしたのは、桃井オーナーの方だと言う。渡辺会長のお怒りがよほど激しかったのか、それとも、過去にも似たような衝突があったのか、桃井オーナーは同会長と別れた後、「オレ、もう辞める」とこぼしたそうだ。 「11日の清武会見から渡辺会長が反論文を発表する12日未明までの間、同会長を諫めたのは桃井オーナーです」(前出・同) 表向きは『渡辺派』でも、裏では事態の収拾に奔走していたようだ。オーナーとしての責任もあったようだが、関係者の証言通りだとすれば、清武GMの発言は桃井オーナーの本心でもあったわけだ…。 巨人OBのプロ野球解説者がこう続ける。 「昨年の巨人納会の席でした。堀内恒夫元監督が『巨人をダメにしたのはアンタのせいだ!』と清武さんに絡んだんです。清武さんが我慢し、他出席者が堀内元監督をなだめたのでそれ以上には発展しませんでしたが…」 清武GMが巨人代表職に着いたのは、堀内氏が監督を務めていた04年途中。パートナーシップは1年半ほど。堀内氏は翌05年で退団しているが、5年以上が経っても忘れることのできない“恨み”があったのだろうか。 清武GMが“敗北”に終わった理由は1つ。今回の告発会見後、追随するフロント職員、巨人OBが1人も現れなかったことだ。 「長嶋茂雄氏も清武さんの一連の発言を非難していました」(巨人OB) 解任が明らかになった日、前日の鶴岡一成捕手(34)に続いて、大村三郎外野手(35)もFA権を行使することが決まった。高橋信二捕手(32)に関しても、「巷間言われている補強の失敗(=巨人の敗因)に対し、リベンジしたい気持ちもあるようだが」(清武GM)と、微妙な様子…。鶴岡、大村、高橋信。1球団から3人のFA行使者が同時に出た場合、史上初となる。清武GMによって、移籍加入してきた選手ばかりなのは、単なる偶然か? 「ソフトバンクの杉内、広島の栗原など巨人が興味を示していた他球団のFA取得選手の反応も違ってきました。原監督も清武GMが進めていた今オフの外国人補強について全く知らされていません。清武さんの人柄? 即実行に移る人。それを独断と受け止める人もいれば、頼りに思う人もいました」(前出・プロ野球解説者) 独断。巨人フロントには「そのタイプが2人いた」ということか…。 善くも悪くも、近年の補強は同氏が一貫して窓口を務めてきた。巨人の内部崩壊は今オフのFA市場、ひいては球界全体にも大きな影響を与えそうだ。
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スポーツ 2011年11月18日 17時59分
中日対ソフトバンクじゃダメ? 視聴率で日本シリーズが女子バレーに惨敗!
中日対ソフトバンクの日本シリーズが、女子バレーに視聴率戦争で惨敗を喫した。 11月17日、テレビ東京系列で午後6時から放送された日本シリーズ第5戦の視聴率は、午後6時からの1時間の枠が6.7%(以下、数字はいずれも平均、関東地区)、午後7時から10時14分までが、10.6%と低調だった。 一方、日本シリーズの裏で、フジテレビ系列で午後7時4分から9時49分まで放送された女子バレー(日本対ドイツ)の視聴率は17.4%で、完全に日本シリーズを食った恰好だ。 日本シリーズと女子バレー(すべてフジテレビ系列)の放送がバッティングしたのは、17日の他、13日と16日の計3回。13日は日本シリーズ第2戦(テレビ東京系列)が午後6時から7時が7.0%、午後7時以降が9.1%。女子バレー(日本対ブラジル)が午後7時4分からで16.3%。16日は日本シリーズ第4戦(TBS系列)が12.2%、女子バレー(日本対ケニア)が15.5%だった。 数字を見れば明らかなように、3回とも女子バレーの勝利。16日こそ、わずか3.3%の差だが、テレビ東京系列が日本シリーズを放送した13日と17日は女子バレーの圧勝だった。 今年の日本シリーズはカード的に地味であったため、もともと視聴率は不安視されていた。その上、巨人・清武英利代表兼GM(役職は当時=61)がシリーズ前日に、渡辺恒雄会長を告発する仰天会見を開いたため、世の関心は日本シリーズより、巨人の内紛に向いてしまい、お茶の間の視聴者の興味をそいだ感も否めなかった。 とはいえ、視聴率で女子バレーに完敗した日本シリーズ。週末の第6、7戦で巻き返しが図れるのだろうか。(落合一郎)
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スポーツ 2011年11月18日 17時30分
巨人のGM解任発表で気になる清武氏の「次の一手」
プロ野球・読売巨人軍の桃井恒和オーナー兼社長(61)は18日、東京・千代田区の球団事務所で緊急会見を行い、“巨人内紛劇”における一連の責任をとるかたちで、清武英利球団代表兼GM(61)の解任を発表した。 清武氏は11日、文部省記者クラブにおいて緊急会見し声明文を発表。渡辺恒雄球団会長が来季ヘッドコーチ人事で既定路線の岡崎ヘッド留任とはちがう江川卓氏を推挙したことを「プロ野球の私物化」と内部暴露し糾弾していた。 この発表を受けて清武氏の直接のコメントは出ていないが、社のトップに楯突く以上、清武氏はなにかしら“ネタ”もしくは“交換材料”を持っているのでは? というのが大方の野球マスコミの見方。解任発表を受けて清武氏がどのような反撃にうってでるのか。固唾を飲んで見守っている状況だといえそうだ。
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スポーツ 2011年11月18日 15時30分
亀田興毅が前人未到の5階級制覇宣言も業界は冷ややかな反応
11月17日に25歳の誕生日を迎えたWBA世界バンタム級王者の亀田興毅が、所属の亀田ジムで会見を開いた。 25歳を機に所信表明をした興毅は、「5階級を制覇して、30歳で引退」を掲げた。興毅のプランによると、27歳までに1階級下のスーパーフライ級か1階級上のスーパーバンタム級で4階級制覇。そして、30歳までにスーパーバンタム級のさらに上のフェザー級までを視野に入れて5階級を制することが目標だという。 そもそも、すでに3階級を制した興毅は、日本人としては史上初の快挙であった。さらに、その上を行く4階級、5階級を制するとなると、これはもう国内では前人未到の記録となる。 しかしながら、周囲はあまりにも冷ややかだ。というのは、亀田陣営の世界王座奪取への方法論に、以前から疑問の声が多かったからだ。これまで、興毅はライトフライ級、フライ級、そして現在保持するバンタム級を制したが、3階級中、2回は王座決定戦での獲得。バンタム級に関しては、昨年12・26さいたまで当時ランキング5位のアレクサンドル・ムニョス(ベネズエラ)を下して王座を奪取した。世界王座は真のチャンピオンを破って獲得してこそ、価値があるもの。ランキング1位対2位の王座決定戦ならともかく、5位の選手を下して奪取した王座が、どれほどの価値があるのかはなはだ疑問なのだ。 しかも、興毅はバンタム級王座奪取後、V1戦(5・7大阪)はランク14位、V2戦(8・31日本武道館)はランク8位と下位の選手とばかり防衛戦を行ってきた。12・7大阪でのV3戦もランク12位のマリオ・マシアス(26=メキシコ)で、“勝てる相手”としか世界戦をやらないのは、もはや業界の定説となっている。むろん、それを容認しているWBAにも問題があるのはいうまでもない。2月にWBC世界ミニマム級王座を奪取した井岡一翔(22=井岡)が、8・10後楽園での初防衛戦で、堂々とランク1位の選手の挑戦を退けたのとは、あまりにも対照的だ。 スポーツライターのA氏は「亀田陣営の方法論なら4階級は楽勝でしょう。また、王座決定戦や暫定王座を狙えば、いいのですから。ただ、大きく階級を上げての5階級目となると、パンチの重さも違いますので、苦労はするでしょう。しかし、亀田陣営の手法をもってすれば、5階級制覇も夢ではありません。極端な話、なにかと亀田陣営に甘いWBAなら、ランク10位の選手との王座決定戦なんてことも認めるかもしれませんから」と語る。 国内史上初の3階級を制しても、賛否両論が渦巻いた興毅。その方法論を変えない限り、たとえ国内では前人未到の5階級制覇を達成しても、業界内では冷ややかな反応に終わるであろう。(落合一郎)
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スポーツ 2011年11月17日 15時30分
“株急落”のボブ・サップだが長島☆自演乙との異次元対決には注目!
IGFプロレスリング(アントニオ猪木会長)主催の12・2両国国技館大会で、“野獣”ボブ・サップ(37)が、10年K-1 MAX日本王者の長島☆自演乙☆雄一郎(27)と異次元対決することが決まった。 かつては、日本格闘技界を席巻したサップだが、近年ではもはや、その株は急落。知名度はいまだ抜群でも、試合への期待はほとんどなくなってしまった。昨年大みそかの「Dynamite!!」では、大相撲元若麒麟の鈴川真一と対戦予定だったが、試合直前に敵前逃亡。今年に入って、準レギュラーとして参戦しているIGFの2・5福岡国際センターで因縁の鈴川と清算マッチを行ったが、わずか117秒で秒殺負け。4・28東京ドームシティホールでも無名の角谷正義とキックボクシングルールで対戦し、これまた79秒で戦意喪失によるセコンドのタオル投入でTKO負け。相次ぐふがいない試合に、過去の栄光は地に堕ちてしまった。 7月24日にはインディー団体のDDT・両国国技館大会に出場し、ゲイキャラの男色ディーノとコミックマッチを行ったが、この試合でも敗れ去ってしまった。格闘技でもプロレスでも、さっぱり気迫が感じられないファイトぶりには、もう“お役御免”の印象はぬぐえなかった。 しかし、今回組まれたサップ対自演乙には少なからず、食指を動かした向きも多いだろう。公称で両者の体格はサップが身長2メートル、体重145キロ、自演乙が身長176センチ、体重87キロ(プロレス参戦時)。体格差は実に身長で24センチ差、体重で58キロ差。まさしく、大人と子どもの対戦だ。 自演乙はK-1中量級での厳しい体重制限のなかでファイトしてきたが、5月のプロレスデビュー以降は、ヘビー級戦士とも闘ってきた。ただし、これだけの体格差がある選手との激突はなかなかなく、相手がなにかと話題性が高いサップとなれば、おのずと興味は沸いてくる。 K-1ではまずあり得なかった中量級対スーパーヘビー級の対決に、自演乙は「どこかでぶん殴りたい。自分らしく、どんどん攻めて勝ちにいきたい」と必勝を誓った。(落合一郎)
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スポーツ 2011年11月17日 11時45分
2011年『12球団ペナントレース総括』 エースのお値段! 横浜編
誰を取り上げるべきか、悩んだ。開幕投手を務めた山本省吾か、チームで唯一、規定投球回数に通達した高崎健太郎か。それとも、貫祿で三浦大輔(38)か…。チームに与える影響力の大きさということで、三浦について考えてみたい。 08年オフ、FA権を行使し、一時は阪神入りが有力視されたが、球団首脳陣の説得で残留。『3年9億円』(推定年俸3億円)で契約が交わされ、今季がその最終年でもあった。成績は18試合登板5勝6敗、防御率2.91。投球回数111回3分の1。前年の成績(3勝8敗/16試合)と比べれば、「復活の兆し」も感じさせるが、FA残留後の3年間で21勝しか挙げていない。今季初登板は開幕4戦目、つまり、第2節の3連戦初戦を託された。首脳陣はローテーションの主軸として計算していたわけだが、5月5日から約2カ月間、不振で二軍落ちしたのは痛かった…。 初勝利は7月10日(対中日戦)。自身3試合目の先発となる5月4日、2回途中で大炎上し、その後再調整に徹して復活マウンドで勝利投手となった。しかし、その7月10日以降、勝ち星こそ伸び悩んだが、投球内容については『プラス査定』と言っていい。同中日戦以降、『クオリティースタート』(6回3失点以内/以下=QS)は12回。先発投手の責務は「ゲーム主導権を掴むこと」。シーズンを通じて見てみても、『先発18試合で12回のQS』を挙げたのは、さすがである。 新しい親会社となるDeNAは高田繁・元ヤクルト監督のゼネラルマネージャー就任(以下=GM)を決めている。日本ハムGM時代に振るったチーム編成力と眼力を考えれば、三浦の勝敗以外の貢献度、投球内容の高さを十分に評価してくれるはずだ。 しかし、『推定年俸3億円』の現状維持は厳しいのではないだろうか。今季、三浦の最長投球回数は『8回』。完投は1試合もない。ちょっと乱暴な比較になるが、主砲・村田修一の推定年俸は2億2000万円。『野球協約の定める減額制限25%』を三浦の推定年俸で考えると、7500万円。この「7500万円まで」が球団と三浦の話し合いとなり、“下げ幅”ともある。 約20年のチーム貢献度も加味し、2億4000万円といったところだろうか。あるいは、三浦が球団経営の諸事情を踏まえ、「減額制限以上」を受け入れるとすれば、『2億円プラス出来高2〜4000万円』で落ち着くと思われる。 三浦が今季初勝利を収めた7月10日、投球スタイルが少し変わっていた。緩急とコントロールで勝負するのは今まで通りだが、ストレートの使い方が変わっていた。その日の最速は144キロ。直球のキレ、スピードが増した。対戦チームの中日ベンチも「(真っ直ぐが)手元で伸びていた」と賞したが、横浜関係者によれば、5月5日以降の二軍調整中、短距離走の練習に重点を置いてきたそうだ。同20日からの1イニングずつではあるが、志願して3試合連続で登板している。得意のスローカーブを有効的に使うため、直球のキレ、スピード、威力を取り戻そうとしたのだ。数年前になるが、ベンチ登録から外れる日もチームの全体練習に加わり、さらに横浜スタジアムのスタンドの階段を昇り降りする姿を目撃したことがある。こういうひたむきさ、練習熱心ぶりが、チームを奮い立たせるのである。 7月10日、殊勲打を放った稲田直人も「三浦さんに勝ってもらいたかった」と話していた(試合後の談話)。 今季、横浜の先発投手陣がマークした『QS』は59回。他球団と比べ、多い方ではない。『QS』が果たされた試合の成績は30勝25敗4分け。勝率5割4分5厘。先発投手がゲームメイクしても、5割そこそこの勝率しか挙げられないのは何故か? 7イニング以降の疲労と同時に先発投手が集中力を失い、打ち込まれた試合もあったが、打撃陣の拙攻も目立った。クローザー・山口俊に繋ぐ前にセットアッパーが踏ん張りきれないシーンも見られた…。こうした弱点をどう解消するかが、新監督の責務ともなる。チーム再建の先頭に立つのは、やはり三浦である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年11月16日 11時45分
オリックスが韓国球界のオフの話題を独占!?
韓国の野球報道のトップニュース、並びに、最大の関心事は「オリックスバファローズ関連」である。李承●(●は火へんに華、イ・スンヨプ)(35)が「韓国に帰りたい」と退団を申し出たのは、クライマックスシリーズ進出が断たれた翌日だった。「1年契約」とも伝えられていたが、実は「2年」。韓国のファンには申し訳ないが、「打率2割1厘、本塁打15、打点51、三振121」の成績では、年俸1億5000万円(推定)を払い続けるのはキツイと思ったのだろう。オリックスはイ・スンヨプを見送ることにした。 しかし、韓国では『国民的バッター』の帰還に沸いている。かつて所属していたサムスンへの復帰が有力だが、「日本球界を経験したプレーヤー」の帰還が韓国球界の年俸相場を“破壊”するかもしれない。 「韓国では李大浩(韓国ロッテ所属)の去就も注目されています。こちらでは、オリックス、ソフトバンク、巨人、阪神も李大浩に興味を示していると伝えられています」(現地特派員の1人) 李大浩は09年WBCにも選ばれている。北京五輪では大会最多タイの3本塁打を放ち、今季はシーズン本塁打数40本、8月には9試合連続アーチと爆発した。 現地報道によれば、韓国ロッテはFA権を獲得した李大浩の慰留に必死で、「歴代最高待遇を約束した」ともいう。歴代最高待遇−−。04年、沈正洙の『4年最大60億ウォン』を越えることになる。 イ・スンヨプ、李大浩、ここに元千葉ロッテを途中退団した金泰均も加わり、その去就が注目されていたが、それに関連して名前が出てくるのが、日本のオリックスバファローズである。<オリックスが李大浩に『2年5億円』を提示した> 韓国ではそんな報道も出ている。 「この一報は、韓国の野球ファンにとって、かなり衝撃的でした」(前出・同)2年5億円。この金額を韓国のウォンに換算すると、約72億ウォン。そう、韓国ロッテが歴代最大規模と訴えた『4年最大60億ウォン』を上回る高額年俸だ。 また、オリックスはイ・スンヨプの在籍球団としても有名だが、イ・スンヨプに払っていた年俸は1億5000万円(推定)。約20億ウォンだ。さらに、金泰均も千葉ロッテと1億5000万円(=20億ウォン)で契約していた。 ちなみに、イ・スンヨプのサムスン時代の年俸は6億3000万ウォン(03年)。巨人時代の推定年俸は6億円。約80億ウォンか…。 オリックスや日本の各球団が韓国FA選手との交渉が可能となるのは、12月10日以降。韓国ロッテとすれば、オリックスが参戦してくる前に李大浩と契約してしまいたいが、「約72億ウォン提示」と報じられ、センパイたちの日本での高待遇を知れば、「オリックスの話を聞いてから決めよう」と思うだろう。 「ソフトバンク、巨人、阪神も正式に獲得に乗り出すとなれば、年俸は『40億ウォン』に跳ね上がるでしょうね」(前出・同) 日本側には金泰均の不振を受け、韓国スラッガーの獲得に慎重論を唱える声もあるが…。 イ・スンヨプ、李大浩、金泰均の3人だが、知人、家族、関係者のコメントとして「(韓国球団と)年俸の釣り上げを狙う駆け引きはしない」と報じられていた。韓国球界の相場は理解しているということだろう。 前出の現地特派員によれば、今オフの韓国FA市場は“豊作”だという。大卒FA年限が9年から8年に短縮されるなどの規制緩和によるものだが、「FAは自分を高く売る権利」である。それは日本、アメリカも同様だ。 有力選手の慰留、獲得にはそれなりの金額が掛かる。繰り返しになるが、オリックスは李大浩の獲得に72億ウォンを用意しているという。オリックスの韓国FA市場の参入により、「年俸10億ウォンの時代が始まる」と、韓国のプロ野球経営陣は驚愕しているそうだ。※ご存じの通り、韓国にも『ロッテ球団』があります。本編は千葉ロッテと混乱させないため、あえて『韓国ロッテ』と表記いたしました。
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スポーツ 2011年11月15日 18時10分
ザックジャパン初黒星は平壌で北朝鮮に
15日、平壌・金日成スタジアムで行われたサッカー・ブラジルW杯アジア3次予選で、ザックジャパンは0-1で北朝鮮に破れ、平壌で日本初の勝利はならなかった。ザッケローニ監督は就任以来初黒星を喫した。 5万人大観衆が詰めかけた金日成スタジアム。バックスタンドではマスゲームが始まるなど、完全アウェーのなかで行われた一戦。試合前の日本の国歌斉唱では観客の悲鳴にも似た“ブーイング”でかき消される場面も。22年ぶりの平壌決戦となった日本は、立ち上がりから慣れない人工芝のグラウンドや大声援に手間取る。中盤と空中を支配した北朝鮮は、後半開始直後にパク・ナムチョルがヘッドでゴールネットを揺らし、最後まで得点を守りきった。 日本はすでに来年6月からのアジア最終予選進出が決まっている。北朝鮮は日本戦を待たずして3次予選敗退が決定していた。
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スポーツ 2011年11月15日 15時30分
2011年『12球団ペナントレース総括』 エースのお値段! 巨人編
タイトルを獲った。エースとしての逞しさも備わっていた。契約更改で何を訴えるのだろうか−−。 内海哲也(29)、28試合登板で18勝5敗、防御率1.70。今季は『開幕投手』を東野峻に譲ったが、過去2回、その大役を務めている。昨年も2ケタ勝利を挙げたが、不振で中継ぎや二軍降格も辛酸もなめた。WBCメンバーに選出された経緯を指して原辰徳監督(53)に「ニセ侍」なる厳しい檄を飛ばされたこともあった。しかし、今季は違った。最多勝を中日・吉見と分け合い、防御率は2位。1年間、安定した成績を収めてきた。その内海の2011年の推定年俸は、1億2000万円。前年から約2000万円のダウン提示だった。チームは優勝を逃したが、大幅増の2億円前後が提示されるものと思われる。 内海が初めて1億円の大台を突破した08年オフの契約更改でのこと。関係者によれば、交渉の席で球団側は「来年はエースとして存在感を示してほしい」と励ますと、間髪入れず、「生え抜きが少なくなっている。グライシンガーに頼るんじゃなく、僕が勝てるようにしたい」と返したそうだ。 同年の成績は12勝8敗。1年間、ローテーションを守り抜いたが、「リーグワーストの与四球68」、中日戦0勝5敗。前年の最多脱三振のタイトルホルダーとしては物足りない内容だった。ローテーション投手として3年を務めた実績よりも、「チーム優勝の恩恵で大台突破」となったと言っていい。 だが、このときの「グライシンガーに頼るのではなく」の言葉は意義深い。当時は外様・外国人選手がチームの中核を担っていた。その現状を改めたいと自らの発奮材料に変えただけではなく、実は「彼らと自分たち生え抜きの上がり幅の違い」に不満も抱いていたという。 それを口にしたことも何度かある。しかし、言葉に説得力がなかった。内海は『エース』として、それに相応しい成績を残したとき、「待遇改善を訴える」と決め、頑張ってきたのだ。 「20代前半と比べ、真っ直ぐのスピードは落ちています。でも、ボールの勢い、スライダー、カットボールのキレは良くなりました」(プロ野球解説者の1人) 4月20日の阪神戦、内海は先発をトーレスに譲った。首脳陣は「内海と阪神打線の相性が良くないこと」を懸念し、データの少ない新外国人投手を送ったのだが、内海はこの試合で2番手として登板させられた。前日の全体練習ではトーレスと同じメニューをこなす陽動作戦にも駆り出された。「信頼を勝ち取るには、まだまだ足らん!」という原監督の『檄』だろう。しかし、こういう扱いを受けると、大半の選手は折れてしまう。その意味では、内海は本当に「打たれ強い」と思う。 07年対中日戦は4勝1敗だったが、翌08年は0勝5敗。阪神戦も得意にしていたが、次年以降は苦手にしてきた。相手も研究してくるのは当然だが、『得意』を早々と『苦手』にしてしまうのが弱点とも言える。今季はどの球団に対しても、そつなく勝ち星を挙げた。内海がエースの貫祿を付けるのは、来年もう1度、「どの球団からもそつなく…」をやってのけたときだろう。 生え抜きの最多勝投手として、訴えたいことがいくつかあると聞いている。球団とケンカするつもりはないそうだが、生え抜きの待遇面等を話し合うとすれば、それなりの時間を要する。おそらく、一発更改とはいかないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年11月14日 15時30分
亀田大毅“疑惑”の世界王座戦強行に休養王者とされた清水が涙の抗議!
WBAの不可解なやり方に、“休養王者”とされたWBA世界スーパーフライ級王者の清水智信(30=金子)が涙で訴えた。 清水は8・31日本武道館で同級王者のウーゴ・カサレス(メキシコ)を破り、同級の“正規王座”を奪取した。ところが、清水はこの試合で右眼窩(がんか)底を骨折し、当面、防衛戦を行えない状況に陥った。清水の王座奪取当初は亀田兄弟の次男・大毅(22=亀田)との防衛戦も浮上したものの、清水の負傷で亀田陣営はターゲットを暫定王者だったテーパリット・ゴーキャットジム(22=タイ)に切り替えた。しかし、WBAが暫定王座を乱造するため、JBC(日本ボクシングコミッション)は2月に国内でのWBA暫定王座戦を認めないことを決めている。 そこで、飛び出したのがWBAのメチャクチャといえるゴリ押し。WBAは大毅との王座戦を計画するゴーキャットジムを正規王者に格上げし、正規王者の清水を“休養王者”に、事実上降格させた。この措置には、亀田陣営とWBAとの密接な関係が見え隠れするのだ。ゴーキャットジム対大毅の“疑惑”の正規王座戦は、12・7大阪府立体育会館「亀田祭り」で行われる。 この措置に、正当な王者の清水が涙で怒りをぶちまけたのだ。11月13日、都内のホテルで開かれた金子ジム45周年と自身の世界王座奪取を祝うパーティーに出席した清水は、WBAから届いたチャンピオンベルトを手に、「休養王者とは何なのか。こんなのがまかり通って、ボクはボクシングをがんばってきて、ムダにされた気持ち」と涙の激白。さらには、ホコ先を亀田陣営に向けると、「個人的には今後、亀田兄弟とはリング上で関わりたくない」と嫌悪感を露わにした。金子ジム・金子健太郎会長は「そもそも休養王者の定義が分からない。今後どうするかはこれから決める」と語った。 仮に大毅が12・7大阪で王座を奪取した場合、正規王者の大毅と休養王者の清水との統一戦が浮上してくるが、清水陣営がそれを不当とみなして拒否すれば、清水には暫定王者への降格、あるいは王座はく奪といった処分が下る可能性も出てくる。WBAの不可解なやり方の犠牲となった清水。今後、泥仕合になる恐れも出てきたといえよう。(落合一郎)
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