スポーツ
-
スポーツ 2012年08月17日 11時45分
ドラフトが阪神を救う? 連日のプロアマ交流戦が意味するもの
8月11日、対九州共立大戦、同12日、大阪体育大戦。阪神二軍(育成)が異例とも言っていい連日の『プロアマ交流戦』を行った。その狙いは今秋のドラフト戦略を少しでも有利に進めるためだろう。 大学の単独チームとの試合が可能となり、その目的は「ドラフトではない」とは言うものの、11日の九州共立大戦には8球団27人のスカウトが招集。阪神は6人体制という、これまた異例の体制で同大学との試合に臨んでいる。 「目的は川満(寛弥=4年)クンですよ。186センチの長身から投げ下ろす本格派左腕で、地元のソフトバンクも早くからマークしてきた好投手です」(大学野球関係者) 関西系メディアに、阪神スカウトはこの川満投手が『上位指名候補』であることを認め、「体力がつけば、ストレートはもっと速くなる」と“絶賛”。まだ伸びしろを感じさせる好左腕は、阪神二軍を相手に4イニング5奪三振を奪ってみせた(4回)。 翌12日の大体大戦だが、阪神スカウトが熱視線を送っていたのは、ちょっと意外な投手だった。右腕・宮川将投手(=4年)である。7月時点でのドラフト情報を整理する限り、プロ野球各球団が注目している同大学のドラフト候補は、左腕・松葉貴大投手(=4年)だったはず…。 「いや、宮川クンや松葉クンもどちらも素晴らしい。松葉クンは左投手なので(ドラフト報道で)目立っているだけ」(在京球団スカウト) 前出の大学関係者によれば、宮川クンは1年生時から高く評価されていたという。しかし、野手で入学した松葉クンが投手に再コンバートされ、その後は『2枚看板』として活躍してきたそうだ。 「阪神が宮川クンに注目するのは、松葉クンとの優劣をつけたからでもなければ、松葉クンに指名が集中しそうな状況から逃げたためでもありません。宮川クンは大阪府出身なので、地元出身のドラフト候補を大切にしたいと思ったからでしょう」(前出・在京球団スカウト) 宮川クンは先発で4回を投げ、「自責点1」と好投。二番手としてマウンドに上がった松葉クンも『被安打5』と本来の調子は発揮できなかったが、3回を無失点に抑えている。 前出のスカウトは「宮川クンは大学4年間で真っすぐが速くなった」「スライダーはプロでも通用する」と評価していた。 今年は即戦力の投手が少ないという。阪神にすれば、直接対戦した二軍選手から印象を聞くなどし、「より詳細なデータ」を集めようとしたのだろうが、こんな情報も聞かれた。 「地元と言えば、甲子園の雄・藤浪(晋太郎=大阪桐蔭3年)も無視できません。他球団に指名を許したときのファンからの反発を考えると、競合覚悟でも1位指名に参加せざるを得ないでしょう」(プロ野球解説者) 関西系メディアによれば、高野栄一・阪神球団本部長が「甲子園大会を視察する意向を語った」とも伝えていた。本部長自らがドラフト候補生を視察するのも異例だが、確か、同本部長は6月の全日本大学選手権を視察していたはず…。視察の目的は“数少ない即戦力投手の1人”東浜巨投手(亜細亜大=4年)と思われる。連日のプロアマ交流戦もそうだが、阪神はチーム再建に向け、今秋のドラフトにかなりの力を入れているのは間違いない。 先のプロ野球解説者がこう続ける。 「昨年3月、阪神は近畿大学ともプロアマ交流戦を行い、その試合で好投したのが千葉ロッテに2位指名された中後(悠平)でした。指名順位の絡みもあったのでしょうが、その阪神とのプロアマ交流戦で中後の将来性を確信したのは千葉ロッテだけではありませんでした」 1位候補を絞り込むのはまだまだ先の話だが、『投手』と『野手』のどちらで行くのかを、『投手』ならば、将来性の高校生なのか、それとも、即戦力の大学・社会人なのかを、早めに表明した方が良さそうだ。
-
スポーツ 2012年08月16日 15時30分
WBC出場問題でNPB側が渡米交渉も進展なし どうする? 選手会
13年3月に予定されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)への出場に関し、NPB(日本野球機構)と日本プロ野球選手会(阪神・新井貴浩会長)との意見が割れている問題で、現状打破のため、NPB・島田利正国際関係委員長(日本ハム代表)が主催者であるWBCI(ワールド・ベースボール・クラシック・インク)との交渉のため渡米した。 選手会側はあくまでもスポンサー権、グッズ販売権のNPBへの帰属、収益分配率の見直しを主張しており、これが認められなければ、WBCには出場しないことを明言している。一方のNPB側はすでに主催者に出場を表明済み。WBC期間以外にも日本代表(侍ジャパン)を運営し、そのスポンサー収入で、独自の利益を確保するとの考え。だが、両者の話し合いは平行線に終わっており、選手会側はNOの姿勢を貫いている。 収益配分見直しのため渡米したNPB側は、8月13日(日本時間14日)、米ニューヨークでWBCIと折衝を持ったが、案の定、ゼロ回答だった。MLBアジアのジム・スモール副社長は「条件を変えるつもりはない。交渉は終わった。WBCはNPBを招待するもので、選手会を招待するわけではない。今後はNPBと日本選手会の問題。日本が参加国に含まれることを願うしかない」とコメントした。 NPB側の島田氏は「厳しい状況に変わりはない。出場したいから模索している」と話した。12球団は20日に代表者会議を開き、対応策を協議する。その後、再度、選手会と話し合いの場をもつ段取りになる。しかし、何の手みやげも持たされず、手ぶらで帰国したのに、強硬な選手会側を懐柔させるのは至難のワザ。 11月には侍ジャパンとキューバとの親善試合が予定されているが、NPBによると、この試合はWBC出場が前提だという。選手会側が折れなければ、このキューバ戦にも影響を及ぼす。NPB側に選手会を翻意させるウルトラCがあるのかとういうと、はなはだ疑問で、粘り強く交渉していくしかないが、そのための材料が乏しい。今後は選手会側がどれだけ歩み寄れるかが、WBC出場問題の焦点となる。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年08月15日 15時30分
「ロンドン五輪〜美人日本代表を探せ!」第6回〜卓球少女・石川佳純
リアルライブ読者の皆さま、こんにちは。 大いに盛り上がったロンドン五輪も、終わってしまいましたね。美人アスリートを紹介する本コーナーも、残りあと2回となりました。今回は見事、銀メダルを獲得した卓球少女の石川佳純(19)を取り上げます。 石川は93年2月23日生まれ、山口県山口市出身。卓球選手だった両親の影響で、7歳の時から卓球を始めました。小学6年で出場した05年の全日本選手権では、高校生や大学生を破り、3回戦に進出。“愛ちゃん(福原愛)2世”として話題になった。 05年4月、大阪の四天王寺羽曳丘中学校に進学し、ミキハウスJSC卓球部に所属。06年にはメガネからコンタクトレンズに変え、素顔のあまりのかわいさに、この頃から男性人気がフツフツと上昇していきました。 中学2年で出場した07年の全日本選手権では史上最年少でベスト4進出。四天王寺高校1年次の08〜09年には、全日本ジュニア、インターハイ、国体、選抜と国内4大会を完全制覇。高校時代はまさに敵なしの強さをみせ、09年の世界選手権ではベスト8に進出。 高校3年次の11年1月、10年度の全日本選手権を高校生ながら初制覇。これは22年ぶりの快挙で、元祖・卓球少女の福原ですら成し遂げられなかった。 高校卒業後、同年5月の世界選手権において、女子シングルスでベスト16入り。その後の世界ランキングで五輪代表となることが決定した。同年7月からはJA全農所属(スポンサー契約)となり、競技に専念している。 ロンドン五輪においては、女子シングルスでは残念ながら4位に終わったが、平野早矢香、福原と出場した団体で銀メダルを獲得した。7月現在の世界ランクは6位。 卓球の実力もさることながら、ターニングポイントとなったのはコンタクトに変えたこと。メガネのままなら、人気沸騰はなかったかもしれません。 まだ19歳の石川、16年リオ五輪時には23歳になる。アスリートしては伸び盛りの年齢となる。ぜひ、世界の頂点を目指してほしいものです。(坂本太郎)
-
-
スポーツ 2012年08月15日 15時30分
再昇格は無理!? ツインズが西岡剛に見切り!
8月5日(日本時間6日)にメジャー昇格したばかりのツインズ・西岡剛内野手(28)が、13日(同14日)に傘下マイナー3Aのロチェスターに降格した。 メジャーでプレーしたのはわずか1週間。昇格後、即3試合にスタメン出場したが、残した成績は12打数無安打1打点で、3失策の惨たんたるもの。その後は控えに回り、途中出場もなかった。 マイナー降格の理由は、故障者リスト(DL)入りしていた内外野をこなせるトレバー・プルーフ外野手が復帰し、登録枠を開ける必要が出たため。 ロン・ガーデンハイアー監督は「自分を証明しようとして、必要以上に頑張りすぎたのかも…。たった3試合だが、しなければならないことができなかったし、それは彼自身も分かっている」と、手厳しいコメントを残した。無安打もさることながら、3試合で3失策という守備面でのまずさが、降格を決定的なものにしたのは間違いない。 9月には登録枠が広がるが、テリー・ライアンGMは「マイナーで頑張れば、9月に上がるチャンスはある」と話したが、今回のテストで不合格のらく印を押された西岡に、再昇格の機会が訪れる可能性は低いのではなかろうか。 ポスティングシステム(入札制度)で、落札額約533万ドル、3年契約約925万ドルの総額約1458万ドル(当時のレートで約12億円)の大型契約を結んで、鳴り物入りで入団した西岡だが、もはや、その扱いは厄介なお荷物状態。 しかし、契約があと1年余残っている以上、戦力外にすることもできないのが、ツインズにとっては頭が痛いところ。ツインズとしては、決して安くはない西岡の年俸を保障した上で、引き取ってくれる球団があれば、すぐにでも放出したいのがホンネだろう。引き取り先がなければ、体制が変わって、西岡への評価が再び上がらない限り、来季もマイナーでの生活が続くことが目に見えている。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年08月15日 11時45分
オリンピック終了で本格化する『阪神』の監督問題
「オリンピックが終わって、これから先、どうするんだ!?」−−。関西からそんな悲鳴も聞こえてきそうだ。阪神、オリックスは優勝圏内から脱落しており、このまま行けば、クライマックスシリーズ進出の“3位滑り込み”も難しいだろう。スポーツメディアのトップニュースはオリンピック速報だったが、関西の主役と言えば、阪神タイガース。その阪神が横浜DeNAとの『最下位争い』から抜け出せないようであれば、関西系のスポーツメディアは、阪神、オリックスの監督問題を取り上げなければならない。 「今年、シーズン最後まで指揮を執らせるのか?」 「愚問やな…」 これはロンドン五輪が開幕して間もない7月30日、坂井信也・阪神オーナーが電鉄本社前で報道陣に囲まれたときに答えたもの。この時点で、首位巨人との差は「18.5ゲーム」。言い換えれば、「和田(豊=49)監督との契約は3年だが、このままでは済まないだろう」といった空気がチーム内外に漂っていたわけだ。 関西方面で活躍するプロ野球解説者の1人が「一般論として」と前置きしてから、こう説明する。 「若い和田監督を1年で切るようでは球団としての未来はない。でも、この成績では『来年も同じコーチスタッフで』というわけにはいかんでしょう…。若手が伸び悩みはスカウティング、育成、選手起用など全てに問題があるからで、根本的なチーム改革が必要だと思う」気になるのは、「現体制で来年も戦うことにはならない」という粛清ムードである。 「コーチスタッフの入れ替えを行い、ファンに『新体制』で仕切り直すというポーズを見せることになると思う」(球界関係者) そう言われてみれば、気になる『報道』があった。まず、和田監督と南信男・球団社長が会談の場を設けている。首位巨人との3連戦前、それも“遠征先での緊急会談”ということで、報道陣にも緊張感が走った…。 「会談の内容? 今後の戦い方を含めていろいろ。内容はいえない」(南社長)しかし、その直後、阪神の内角改造案が一部メディアで伝えられた。ターゲットは、有田修三ヘッドコーチ(60)だった。 「監督を辞めさせられないとき、標的にされるのがヘッドコーチ。まあ、そういうときにヘッドコーチがいると言っても過言ではない」 前出のプロ野球解説者はそう苦笑いしていた。 有田ヘッドコーチを標的とした報道には、『熱意』『闘争心』が表に出ない言動が挙げられていた。しかし、同ヘッドコーチはソフトな語り口で、どちらかと言えば『理論派』のタイプだ。そういう性格を分からないで入閣要請したとは思えない。まさにチーム低迷の犠牲者である…。 「後任? 外部招聘になると思われます。現コーチスタッフで和田監督がもっとも信頼を寄せているのは、二軍の中村豊コーチ。和田監督もコーチを組閣する際、一軍に置こうとしましたが、一軍のベテラン野手に睨みを利かせられるまでの指導キャリアがないのでフロントが反対したんです。『若い和田監督をサポートする』というスタイルで、外部から年長のOBを招聘することになると思われます」(前出・関係者) 有田ヘッドも「若い和田監督をサポートする年長者」という名目だったと思うが…。 いずれにせよ、関西系のスポーツメディアは人事問題で埋めつくされそうである。
-
-
スポーツ 2012年08月14日 15時30分
金メダルの価値は1億円! ボクシング・村田、レスリング・米満にプロがラブコール
ロンドン五輪で金メダルを獲得したボクシング・村田諒太(26=東洋大職員)、レスリング・米満達弘(26=自衛隊)にプロ側が熱視線を送っている。 64年東京五輪でのバンタム級の桜井孝雄(故人)以来、48年ぶり2人目の日本人金メダリストになった村田は、世界的にレベルの高いミドル級での五輪制覇とあって評価はすこぶる高い。村田自身はプロ転向に消極的とされるが、この逸材に、複数のジムがラブコール。 現WBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太を始め、12人の世界王者を輩出した協栄ジム・金平桂一郎会長は「億の価値はある」と、1億円以上の契約金を準備する意向を示した。 村田が数年前から出稽古に通っているワタナベジムの渡辺均会長は、「性格がいいし、努力家。交渉します」と、こちらも村田獲りを宣言した。 他にも複数のジムが興味を示しており、村田争奪戦がし烈を極めるのは必至の情勢。ネックとなるのは、村田は大学職員という安定した職に就いており、それを捨ててまでプロに転向するかどうかだ。ただ、ボクシング界では兼業は日常的なことで、村田が望めば、東洋大に籍を置いたまま、ファイトすることも可能だ。 日本プロボクシング界では、重量級のミドル級を世界で制したのは竹原慎二(沖)ただ1人で、村田がプロ入りすれば、竹原以来の同級世界王者への期待が懸かる。 一方、フリースタイル66キロ級を制覇した米満。男子では88年ソウル五輪のフリー48キロ級の小林孝至、52キロ級の佐藤満以来、24年ぶりの金メダリストとあって、プロ側の注目度も高い。 米満には業界最大手の新日本プロレスが、獲得の意思を表明した。木谷高明会長は「獲りにいきます。アマチュアのメダリストなんだから、プロが獲りにいかないとダメ」と明言。1億円程度の契約金を用意するもよう。 米満は身長169センチとプロレスラーとしては小柄だが、昨今のプロレス界ではジュニアヘビー級という階級も確立され、170センチに満たない選手でも多数活躍している土壌がある。本人がプロレスファンというのも、新日本にとっては好材料だ。 ただ、米満も村田同様、自衛隊という安定した職にあり、それを捨てられるかどうかがポイント。さすがに、こちらは兼業というわけにもいかないため、プロ入りにはその難題が降りかかる。新日本では、アマチュア育成プロジェクト「ブシロードクラブ」を発足させたばかり。アマレスを続けたいようなら、ここに所属しながら、16年リオ五輪を目指し、その後プロ入りという選択肢もある。 金メダル獲得で、その価値が高騰した両雄。今後、プロ側のアプローチにどう応えるか、その動向に注目が集まる。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年08月13日 15時30分
男子マラソン藤原新 惨敗で再び失業危機!
五輪の華でもある男子マラソン競技が8月12日に行われ、日本人では中本健太郎(29=安川電機)が6位(2時間11分16秒)となり、04年アテネ五輪の油谷繁(5位)、諏訪利成(6位)以来、2大会ぶりの入賞を果たした。 しかし、他の日本人選手は山本亮(28=佐川急便)が40位(2時間18分34秒)、藤原新(30=ミキハウス)が45位(2時間19分11秒)とふるわなかった。 日本人で最も期待が高かった藤原は、途中までは中本とともに7位集団で走り、入賞を狙える位置に付けていたが、30キロ過ぎに失速。最終的には山本にも抜かれ、日本人最下位に終わった。 藤原は2月26日の東京マラソンで、日本人トップの2位となり、日本人歴代7位の2時間7分50秒の好タイムを出して、ロンドン五輪代表の座を手にした。 所属していたJR東日本を10年3月に退社した藤原は、同年7月に健康用品の製造・販売をするレモシステム株式会社(本社・大阪市)と3年間のスポンサー契約を結び、プロランナーとなった。しかし、同社の経営難により、給与が支払われなくなり、昨年11月で契約解除。所属先がない藤原は日本陸協所属として、東京マラソンに出場し、“無職ランナー”として一躍脚光を浴びた。 その後はテレビなどのメディアから引っ張りだことなり、順風満帆。3月30日には自身が代表取締役となって、マネジメント業務を目的にした「株式会社藤原新」を設立。4月にはニコニコ動画で個人スポンサーを募り、支援者が2万人に到達し、1050万円の資金が集まった。 5月には子供服メーカーのミキハウスと1年間のスポンサー契約を締結。金銭面は明らかにされていないが、契約金は推定2000万円といわれている。6月には食品メーカーのカゴメと協賛スポンサー契約を結び、3月12日の五輪代表決定後、約4000万円(推定)の資金集めに成功した。 藤原は五輪代表の3選手のなかで、自己最高タイムが一番良かったこともあって、レース直前まで注目を浴び続けた。その一方で、山本や中本には光は当たらなかった。勝負は非情だ。注目された藤原がプレッシャーに敗れ、3番手で代表に選ばれた全くノーマークの中本が6位入賞を飾るという皮肉な結果となった。 こうなると、気になるのは藤原の今後。実業団に所属する選手と違い、藤原はプロランナーで給料が保障されているわけではない。五輪での惨敗で、メディアへの出演依頼は激減必至。16年リオ五輪時には34歳となるだけに、スポンサーのミキハウスとの契約が来年更新されるかどうかも微妙になってきた。ミキハウスが契約を打ち切れば、藤原は再び失業の危機に瀕する。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年08月13日 11時45分
低レベルの『打撃タイトル』争いの余波 巨人から打点王が出たら、松井帰還も…
チームリーダー・阿部慎之助(33)に箔が付けば、巨人が『ゴジラ帰還』に本腰を入れる!? タンパベイレイズからクビを宣告された松井秀喜(38)が来季の現役続行を見据え、“浪人生活”を決断した。松井の目指す現役続行とは、メジャーリーガーとしてのカムバックだが…。 「来春のキャンプで、何処かのチームに『招待選手』として参加し、そこで復活を目指すというのが、米国メディアの見方です。松井かレイズで活躍できなかったのはキャンプをやっていないため、実戦感覚が遠のいていたためです」(米国人ライター) しかし、メジャーリーグでは「35歳を過ぎた野手は買いたたかれる傾向」にあり、今季の『打率1割4分7厘、2本塁打、7打点』という成績からして、メジャー復帰には悲観的にならざるを得ない。 「マイナー契約を結び直し、レイズ3Aに残留する選択肢もあったわけです。とかいって、マイナーの試合はあと1カ月くらいで終わってしまうし、『だったら、身体をケアして来季に備えた方がいい』と松井は考えたのだと思います」(現地特派記者) プロ野球解説者の1人がこう言う。 「横浜DeNAは再度、ラブコールを送ったようですね。松井は『巨人を裏切ってメジャーに移籍した』と負い目を感じています。そういう彼の心境を考えると、NPBに帰還する場合は巨人しかないと思います」 巨人はメジャーで現役を終えたいとする松井の意向を知ってか、それとも首位快走の余裕か、松井の今後にエールを送るだけ…。だが、来年もメジャー球団との交渉が長引き、「キャンプに参加できない」なんてことになったら、今度こそ松井は『NPB帰還』を真剣に考えなければならないだろう。 「巨人内部で松井獲得に関する話し合いはされたようですね。松井が今後どんな野球人生を目指すつもりなのかを整理するレベルでしたが…」(球界関係者) 巨人が松井獲得に動くか否かは、あくまでも「本人次第」(同)だという。「今後、松井がNPB帰還も選択肢に入れる」ことが大前提だが、現場サイドからは消極的な意見も出たそうだ。 「今の巨人は阿部のチームです。阿部は捕手として投手陣にも一目置かれていますし、4番を任されているように野手陣のリーダーでもあります。そこに年上の松井が帰ってくれば、阿部を中心にまとまっている状況が壊れてしまいます」(前出・同) 松井は『大人』なので、阿部を立ててくれるだろう。しかし、「阿部の方が、松井が相手だと遠慮してしまう」と、首脳陣は懸念していた。実は、阿部はまだ打撃部門のタイトルを獲得していない。 今季の阿部の成績は、3割8厘(2位)、本塁打12(5位タイ)、打点57(2位/8月8日時点)。打率は首位・坂本勇人は僅か1厘差で、打点はトップのバレンティンとの6打点差。首位打者と打点なら、タイトル獲得の可能性は大きい。本塁打部門のトップでもあるバレンティンは右臀部の肉離れで離脱したが、低反発の統一球の影響もあり、「他選手は追いつけないのではないか」との見方が支配的だ。阿部の12本は“セ・リーグの日本人トップ”だが、同日時点で『90試合356打席』を消化しての12本だから、本塁打が出る割合は、約3.3%。逆転不可能だろう。首位打者か、打点に照準を合わせた方がいい。 前出のプロ野球解説者がこう続ける。 「昨年、統一球が導入されてどのチームも打撃成績を落としました。統一球導入2年目を迎え、『打撃成績は回復しない。チーム平均打率2割5分程度で計算していかなければならない』というのが、各チームの見解です。一発の魅力のある松井に帰って来てほしいと思うのは、そのためですよ」 その通りだとすれば、巨人以外の日本の球団が松井獲得に本腰を入れるのでは…。いずれにせよ、チームリーダー・阿部は巨人と松井の関係修復のカギも握っているようだ。
-
スポーツ 2012年08月13日 11時00分
稀勢の里名古屋場所の踏んだり蹴ったり
毎度お馴染とはいえ、やはり一抹の寂しさは隠しきれない。名古屋場所は大関日馬富士(28)が、白鵬(27)との29年ぶり史上5度目の千秋楽全勝対決を制し、6場所ぶり3度目の優勝を飾った。しかし、この熱闘の輪の中にまたしても日本人力士の姿は皆無。とりわけ失望を買ったのは、先場所、ファンの期待を大きく裏切って、「今場所こそ優勝したい」と雪辱の意気に燃え猛稽古をしていた稀勢の里(26)だ。 初日は、先場所に一方的にヤラれた新鋭の妙義龍に快勝し好発進。幸先良しと思わせたが、そのわずか3日後、安美錦にあっさり負けるなど、出来不出来の波の激しさは相変わらず。11日目には、日馬富士に強烈な左からの張り手を4発浴びて完敗し、優勝戦線からもあっさり振り落とされてしまったのだ。 「まさにヘビに睨まれたカエル。日馬富士に負けて引きあげて来た支度部屋でもクビをうなだれ、しばらく動こうとはしませんでした。この負けで気落ちしたのか、翌日の把瑠都戦は立ち合いの手突きが不十分。その上、土俵下の朝日山審判部副部長(元大関大受)に注意されても無視するような態度を取ったため、翌13日目、審判部に呼びだされてこっぴどく絞られていました」(担当記者) 14日目の白鵬戦も立ち合いに2度も突っかけて小突かれた揚げ句、左に変わってはたきこまれるなど、まさに踏んだり蹴ったりだったが、稀勢の里の“お仕置き”はこれだけではなかった。今場所の稀勢の里の番付は横綱に最も近い東正大関で、通常なら千秋楽の結びに白鵬と対戦する。つまり、トリだ。ところが突然、審判部は取組編成のやり方を修正。「一番おもしろい取組を、一番あとに持ってくる」と、優勝争い重視を打ち出し、千秋楽の結びは全勝の白鵬対日馬富士にし、稀勢の里は脇に押しやられたのだ。稀勢の里にとってはこれ以上の屈辱はない。 最も期待する日本人大関がこれだから、ほかの力士たちは推して知るべし。大相撲界の外国人力士優位はいつまで続くのだろうか。
-
-
スポーツ 2012年08月11日 17時59分
メジャー昇格したばかりの西岡剛 早くもマイナー降格危機!
メジャー2年目を迎えているツインズ・西岡剛内野手(28)。オープン戦中に不振で3Aに降格していたが、実に開幕から4カ月もかかって、8月5日(日本時間6日)にメジャー昇格が決定。6日(同7日)からチームに合流した。 昇格したのは三塁手のダニー・バレンシア内野手をレッドソックスにトレードし、内野手を補充する必要が出たため。西岡のマイナーでのパッとしない成績が、評価されてのものとはいいがたかった。 西岡のポジションは二塁か遊撃だが、二塁にはアレクシー・カシーヤ内野手、遊撃にはジェイミー・キャロル内野手、ブライアン・ドージャー内野手がおり、西岡の役回りは彼らのバックアップ要因と思われた。 しかし、西岡は合流後、即、二塁手で3試合スタメンに起用された。他の内野手の打撃が低調ということもあるが、ここには球団側の思惑があったようだ。それはズバリ、西岡がメジャーでやれるかどうかのテスト。そのために、スタメンで使う必要があったのだ。 西岡が出場3試合で残した結果は、12打数無安打1打点1四球で3失策と惨たんたるものだった。1打点は犠牲フライによるものだが、課題とされた守備面で3つもエラーをしたのでは、テストは不合格といえるだろう。 10日(同11日)のレイズ戦で西岡の出番はなかった。ロン・ガーデンハイアー監督は「みんなに出場機会を与えたい」と説明するにとどまった。9日(同10日)にはテリー・ライアンGMが、地元メディアのパイオニア・プレス紙に対して、「期待とは違うことがあった。決断の時は来ている」と発言。ライアンGMは「選手起用については監督次第だが、(トレバー)プルーフの状態を確認した上で決断するだろう」とも語っている。 内外野をこなせるプルーフ外野手は現在、右手親指痛で故障者リスト(DL)入りしているが、今季19本塁打を放っており、長打力が魅力の選手。復帰間近のプルーフが合流した場合は、その代わりに西岡がマイナー落ちする可能性が高くなった。 西岡は「一日一日新しい気持ちで入っている。厳しい言葉が選手を成長させプラスになる。すべてを受け入れて頑張っていきたい」と前向きに話したが、マイナーでの生活に逆戻りする日が近づいているようだ。(落合一郎)
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分