スポーツ
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スポーツ 2012年09月27日 11時45分
横綱昇進が決まった日馬富士 その新たな不安要素
大相撲秋場所(9月23日千秋楽)で、2場所連続15戦全勝優勝を果たした日馬富士(28=伊勢ヶ浜)が、24日の横綱審議委員会にて満場一致で横綱に推薦され、26日の番付編成会議と臨時理事会で、正式にその昇進が決定した。 外国出身力士としては史上5人目、第70代横綱となった日馬富士は伝達式で、「謹んでお受けします。横綱を自覚して、全身全霊で相撲道に精進します」と口上を述べた。伝達式後の会見では、「今までよりもっと努力しようという気持ちが強くなった。ファンの皆さんに感動と勇気を与え、相撲をもっと好きになってもらえればいい。毎場所毎場所優勝して、いろんな記録をつくって、相撲協会のために盛り上げていきたい」と決意を語った。 さて、24日付の記事では、日馬富士には好不調の波が激しい点、プレッシャーに弱い点、人気面などの不安要素があることを記した。本項では、それだけではない日馬富士の新たな不安要素に触れたい。 まず、体格の問題。日馬富士は133キロと、来場所は幕内最軽量になる。横審や協会内でも不安視されているように、大型力士相手に、どう相撲を取っていくかがカギになる。貴乃花親方(元横綱)は、「体が一回り大きくなったが、体力の維持が必要になる。大型力士とやるときに、どんな相撲が取れるか考えてもらいたい」と語っている。大型力士との対戦が多ければ、肉体の消耗度も大きく、短命に終わってしまう危惧もある。 そして、最大のネックは苦手力士との対戦を克服できるかだ。日馬富士の上位陣との対戦成績を見ると、大関・稀勢の里(26=鳴戸)には25勝14敗、大関・鶴竜(27=井筒)には17勝8敗と大きく勝ち越しているが、大関・把瑠都(27=尾上)とは14勝12敗、大関・琴欧洲(29=佐渡ヶ嶽)とは18勝17敗とほぼ互角。逆に横綱・白鵬(27=宮城野)には13勝22敗、大関・琴奨菊(28=佐渡ヶ嶽)には14勝25敗と苦しんでいる。意外なところでは、平幕の栃煌山(25=春日野)にも6勝6敗と苦戦している。 白鵬にはこの3場所で3連勝を飾ったが、これらの苦手力士との対戦を克服し、互角力士には圧倒的有利としなければ、横綱の責任は果たせない。白鵬を見ると、大関相手でも圧倒的な対戦成績を誇っている。大関時代のように、「ふだんは1ケタの星でも、たまに優勝すればいい」というものではない。横綱は毎場所、常に優勝争いをしなければならず、日馬富士にはその辺の改善が急務となる。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月27日 11時45分
大阪が『金本引退』に意外な反応! アニキとタテジマ球団の不思議な関係(前編)
和田(豊=50)監督の次は、矢野燿大氏、その次は平田勝男氏−−。これが、阪神タイガースの『指揮官の予定・継承人事案』だという。低迷脱出の兆しが見えなければ、“ビッグネーム”を外部招聘し、チーム再建が果たされた後で未来の監督候補たちに継承させることになるだろうが、意外だったのは「アニキ」と慕われ、03年の優勝以降、チームを支えてきた金本知憲外野手(44)の名前が近未来の有力候補に入っていなかったことだ。 「矢野、平田」の継承路線を口にするのは、関西の財界関係者たちである。プロ野球に直接関係はないが、「阪神グループは関西財界に強い影響力を持つコンツェルン」だと考えれば、興味深い発言ともいえる。 プロ野球解説者の1人が『金本の引退表明』と『阪神のチーム改革』について、こう分析する。 「チーム再建のキーマンは中村勝広ゼネラルマネージャー(以下=GM)です。今の阪神はレギュラー野手の平均年齢が高く、若手を育成できる土壌を作らなければなりません。そう考えると、高額年俸のベテランから順に切り捨てられていくものです」 金本が引退を表明したのは、9月12日。しかし、その会見には次期監督・矢野氏との相違点も見られた。「大会場を抑え、球団旗をバックに語った」ところまでは同じだが、2011年の矢野氏の引退会見の際は、南信男・球団社長は同席している。しかし、今回の金本の会見は違う。同社長は舞台の袖口から見守っているだけだった。 メディア関係者の1人は「金本は監督も務まるタイプ」と前置きしつつも、こんなベンチ裏の後継も明かしてくれた。 「08年のシーズン途中、金本は自身の発言が湾曲されたとし、トラ番記者に食ってかかりました。以後、金本は一部の関西系メディアを除き、報道陣と口もきいてくれませんでした。その険悪な関係は今も完全解消されておらず、球団幹部はガッカリしていました」 クライマックス進出もほぼ絶望した8月以降、阪神フロントのメインテーマは『チーム再建』へと移った。その際、必ずと言っていいほど議案に挙げられたのが、『金本の去就』だった。その貢献度の大きさに異論を挟む者は一人もいなかったものの、金本自身が引退会見でも語っていたようにこの3年間の成績は、あまりにも悪すぎた。 「和田監督が正式に就任した昨年オフを思い出してくださいよ。阪神フロントは金本に『兼任打撃コーチ』を打診しています。いきなりの引退勧告では功労者に対する敬意がなさすぎます。兼任コーチになってもらって、ゆっくりと(現役から)退いてもらおうというフロントの配慮ですよ」(前出・プロ野球解説者) 金本の処遇は最大の懸案事項でもあったようだ。 8月中旬以降のフロントの動きを改めて追ってみた−−。 8月29日、関西有力メディアが『来季も現役続投』と報じる。同メディアの阪神の詳細情報には定評がある。金本と懇意にしている中堅記者も少なくなく、この一報を知った他球団首脳陣も『現役続投』を既成事実として捉えていた。 同日、中村GMの意味シンな発言も各メディアで報じられている。同GMは若手育成について質問され、「競争社会ですから。(未熟なら)無理に若手を使うつもりはない」と答えている。まだ正式には就任しなかったが、「若いだけで厚遇しない」とする厳しい言葉は、「ベテランと若手を共存させる」「若手が一人前になるまではベテランに助けてもらう」という意味にも聞こえた。中村GMの発言によって金本の『現役続投説』はさらに信憑性を増したわけだが、9月2日、南信男・球団社長が金本に会談を求めてきた。金本は引退会見で、このときに事実上の引退勧告を受けたことを明かしている。 「中村GMの正式な就任発表は9月12日でしたが、球団からオファーを受けた8月中から球団首脳陣と意見の摺り合わせを重ねてきました。関西メディアが金本の現役続行を報じたとき、関西財界やファンの反応は芳しくなく、球団は『功労者の晩節を汚すべきではない』と判断したのでしょう」(前出・関係者) 同12日、チーム再建のキーマン・中村GMは金本の今後について、こう語っていた。 「ユニフォームを脱いでまずは長年の垢を落として、近い将来、指導者としてグラウンドに戻ってきてくれると熱い期待を持って見守りたい」 「一般論として」と前置きこそしていたが、『指導者としての帰還』については「期待して…」という“曖昧な言い方”しかしていない。今後、阪神は金本とどんな関係を築くつもりでいるのだろうか。※中村勝広GMの発言は共同通信社・配信記事より抜粋いたしました。
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スポーツ 2012年09月26日 15時30分
斎藤佑樹 7度目の正直! 日本ハムの優勝争いに滑り込みセーフ!?
2軍で調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が、実に7度目(非公式戦含む)の登板で結果を出し、優勝争いを繰り広げている1軍に再昇格する可能性が出てきた。 7月30日に2軍降格後、調整登板で投げてはKOされ続けてきた斎藤。そのなかには、3軍的なチーム編成のフューチャーズ戦もあった。9月13日にはアマチュアの社会人チーム、JX-ENEOSにメッタ打ちにされる惨状だった。 そして、斎藤は25日のDeNA戦(鎌ヶ谷)で、降格後7度目の先発をした。日本ハム2軍のイースタン・リーグ公式戦は30日が最終戦となるため、これが事実上のラストチャンスだった。 これまでとは人が変わったような投球を見せた斎藤は、5回まで1人の走者も出さぬ完全なピッチング。6回は連打で無死一、二塁、7回は一死から2安打、1死球で満塁のピンチを招いたが、持ち前の粘り強い投球でピンチをしのいだ。斎藤は7回を4安打無失点でマウンドを下り、降格してから初勝利を挙げた。 斎藤は「結果は良かった。これまでやってきたことを出せました。野手の人たちもしっかりと守ってくれました」と安堵。島崎毅2軍投手コーチは「1回で判断はできないけど、この内容を続けていけたら」と評価した。 斎藤好投の報を聞いた栗山英樹監督は「いろいろなことを考えている」と、明言こそ避けたものの、1軍再昇格に含みをもたせた。場合によっては先発ではなく、リリーフに回る可能性もある。 25日現在、パ・リーグ首位の日本ハムは、2位・西武とわずか1ゲーム差のし烈なデッドヒートを展開しているところ。1軍の残り試合は8で、斎藤はギリギリでその輪に加わることになりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月26日 11時00分
究極の事なかれ主義!? NPB加藤コミッショナーの見事な“無責任ぶり”
プロ野球セ・パ両リーグを統括する社団法人『日本野球機構』の現トップ加藤良三コミッショナー。東大法卒で外務省に入省し、在米特命全権大使などを歴任した元エリート外交官だが、“お飾り”と揶揄される歴代コミッショナーの中でも、どうやらグンを抜いて資質に欠けているようだ。 「今回のWBC問題では、参加理由に『震災復興』を挙げましたが、選手から『一貫して言っていたのならまだしも、参加にこぎ着けるための詭弁に聞こえ、被災者に失礼』と批判されています」(スポーツ紙記者) 記憶に新しい巨人・原辰徳監督の“1億円恐喝被害事件”では、「野球に集中して頑張ってください」と、まるで人ごとだった。暴力団排除の風潮の中、疑わしき行為が発覚したにもかかわらず、ろくに調査もせず、当事者側の言い分だけで問題なしとする“見事な”采配を振るったのである。 また、震災後の開幕日とナイター実施でもめた一件では、楽天の星野仙一監督から「コミッショナーがもっとしっかりしないと。あの方がパッと言えばそれで終わりなんだよ」と批判されたこともある。 前任の根來泰周氏(元公正取引委員会委員長)は、オリックスと近鉄をめぐる球界再編問題の際に、「自分には権限がない」と発言し、プロ野球ファンから「コミッショナーって何なの?」と失笑を買った。後任となった加藤氏は、駐米大使時代にメジャー・リーグで始球式を務めるなど野球に造詣が深く、ソフトバンク王貞治会長とも親しい間柄であることから、期待感は高かった。ところが、シビアな外交で培ったはずの見識や交渉力、決断力を発揮しようという意思は、全くと言っていいほど見られない。 「'07年に米議会で従軍慰安婦問題が取り上げられた際、駐米大使の立場として『日本はすでに謝罪している』としながら“強制連行はなかった”という最も重要な点には全く触れなかった。前例墨守、事なかれ主義の権化のような人物です」(外務省担当記者) 世界で勝つためには、さっさとお引き取りいただいた方がよさそうだ。
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スポーツ 2012年09月25日 16時30分
イチロー 突然の大爆発にヤンキース球団は頭が痛い!?
不振を極めてきたMLB、ヤンキースのイチロー外野手(38)が突然の大爆発だ。 先週(9月17日〜23日)、6試合で25打数15安打2本塁打5打点6盗塁、打率は.600と驚異的な成績で、ア・リーグの週間MVPを獲得した。同賞の受賞はマリナーズ時代の10年9月20日〜26日の週以来、2年ぶり4度目。 特筆すべきは19日(日本時間20日)のブルージェイズとのダブルヘッダーで、1日で8打数7安打の固め打ち。19日から22日(同23日)まで、5試合連続マルチヒットとなった。月間で見ても、9月(24日現在)は64打数26安打、打率.406と絶好調。この勢いで、長らく2割6分台だった打率は一気にアップ。24日現在で588打数166安打51打点9本塁打27盗塁、打率は.282まで上げてきた。 週間MVPの獲得に、イチローは「このタイミングは熱いですね。(4度目の受賞に)すごいね、オールスターより難しいんだね。毎週チャンスあるのにね」と興奮気味。 万年下位のマリナーズ時代なら、この時期は消化試合にすぎないが、ヤンキースは現在ア・リーグ東地区で、オリオールズとし烈な優勝争いをしている真っただ中。衰えたとみられていたイチローの、この大事な時期の大爆発に、改めてその評価が見直されることになった。 こうなると、チーム自体は大歓迎なのだが、球団は手放しでイチローの活躍に喜べないというのだ。その理由は来季の契約問題。今季はマリナーズと5年契約の最終年だったが、事実上はヤンキースへのレンタル移籍のようなもの。イチローの今季年俸は1800万ドル(約14億4000万円)といわれているが、そのうち、ヤンキースが負担したのは225万ドル(約1億7500万円)程度とみられている。 ヤンキースは今季、外野手に故障者が続出したため、イチローはその補てん的な補強の意味合いが強かった。来季には故障者も復帰する見込みだ。果たして、10月に39歳になるイチローと来季も契約を結びのか、残留するならどの程度の年俸になるのかは、今季の働きによる判断だった。これまでのパッとしない成績なら、そのジャッジも簡単だったが、優勝争いが佳境を迎えた大事な局面で爆発されると、難しい判断を強いられ、球団としては頭が痛いところ。 この件に関し、スポーツジャーナリストのA氏は、「ヤンキースは来季も契約するかどうか悩むところでしょう。残留するとしたら、さすがに、1800万ドルも払うわけにはいかず、大幅減俸は必至。問題はどの程度の年俸を提示するかですが、ここ最近の活躍で、評価を上げざるを得ず、頭を悩ませる事態となったのは間違いありません」と語っている。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月24日 15時30分
日馬富士 横綱昇進確実となるも数々の不安要素
大相撲秋場所(両国国技館)は千秋楽(9月23日)で、大関・日馬富士(28=伊勢ヶ浜)が横綱・白鵬を破り、94年の貴乃花以来となる大関での2場所連続15戦全勝を達成した。 横綱審議委員会・鶴田卓彦委員長は「素晴らしい成績だ。これなら問題ない。日馬富士は予想以上に強くなった印象だ。東西に横綱が揃うと番付の形がいいし、面白くなる。白鵬との2強時代が来るかもしれない」と太鼓判。北の湖理事長(元横綱)も、「理事会を招集する。精神的に大変な重圧があっただろうが、よく乗り越えた。上がったら自然と風格が身につく。今の形を崩さず、責任を果たせるよう頑張ってほしい」と評価。 この結果、日馬富士の横綱昇進が確実となった。24日の横綱審議委員会を経て、26日の臨時理事会で正式に第70代横綱が誕生する。外国人力士としては、史上5人目となる。 10年初場所(1月)後に朝青龍が引退して以降、実に2年と4場所の長きにわたって、白鵬が1人横綱で奮闘した。横綱が2人になることで、白鵬1人にかかっていたプレッシャーも緩和され、より土俵の充実が期待される。 ところで、横綱昇進が確実となった日馬富士だが、関係者内では早くも数々の不安要素が取りざたされている。 それは、まず、「ここ一番」の弱さ。日馬富士は3度目の綱獲りでようやく、悲願を成し遂げたが、1度目の綱獲り場所では9勝6敗、2度目の綱獲り場所では8勝7敗と、いずれも1ケタ台の星に終わった。新大関となった場所も8勝7敗で、プレッシャーに弱いところを露呈した。新大関より、さらにプレッシャーがかかる新横綱の場所で、日馬富士が本来の相撲を取れるかどうか、不安視される。 また、浮き沈みが激しい不安定な成績も、心配要素。09年夏場所(5月)で初優勝した後、3場所連続で9勝6敗に終わった。11年名古屋場所(7月)で2度目の優勝を果たした後は、8勝7敗が2場所続いた。今年夏場所(5月)でも8勝しか挙げていない。たまに爆発して優勝することもあるが、それ以外の場所は冬眠しているかのような相撲しか取れていない。その“病気”が横綱になって出ないかどうか、不安も覗かせる。 さらにいえば、今場所、3大関が途中休場して、その分、対戦相手が下位力士にすり替わった点。休場した大関との対戦成績は、把瑠都と14勝12敗、琴欧洲と18勝17敗とほぼ互角。琴奨菊とは14勝25敗と大きく負け越している。この3大関が休場していなかったら、優勝できたどうか疑問は残る。来場所は5大関相手に、横綱らしく圧倒できるかどうかも心配だ。 そして、関係者が危惧するのは、その人気面だ。某協会関係者は「横綱が2人になるのは喜ばしいのですが、日馬富士の綱獲りで、観客動員が大きく増えたということはありません。朝青龍・白鵬時代のような盛り上がりは期待できないでしょう」(某協会関係者)と嘆く。今場所千秋楽のNHKでの相撲中継の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は17.7%、瞬間最高は日馬富士が白鵬を破った場面で24.4%だった。 大混戦となり平幕・旭天鵬が史上最高齢優勝を果たした夏場所千秋楽(5月20日)の視聴率は20.4%、瞬間最高は24.5%だった。綱獲りが懸かっていても、夏場所千秋楽より視聴率が低かった事実は深刻。いかに日馬富士への注目度が、低いかの証明となってしまった。 新横綱誕生は日本相撲協会にとっては、喜ばしい話だが、数々の不安要素が現実とならないことを祈るばかりだ…。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月22日 17時59分
投げる度にKO 松坂大輔の市場価値暴落!
MLB、レッドソックス・松坂大輔投手(32)の市場価値が暴落している。 8月27日(日本時間28日)、フェンウェイパークでのロイヤルズ戦で先発した松坂は、7回を投げ、5安打1失点の好投で、今季初勝利を挙げ、昨年5月8日(同9日)のツインズ戦以来、477日ぶりとなる白星を飾った。 しかし、その後が全く続かなかった。9月2日(同3日)のアスレチックス戦では3回2/3を投げ、7安打6失点。8日(同9日)のブルージェイズ戦で1回1/3を投げ、5安打5失点で早々にKOされた。14日(同15日)のブルージェイズ戦では黒星こそ付かなかったが、5回1/3を投げ、3安打4失点とふるわず。 そして、19日(同20日)のレイズ戦では、3回0/3を投げ、9安打5失点でKOされ、今季6敗目(1勝)を喫した。チームは3-13と大敗し、松坂は「思ったところに行かないことばかりで、投げていてきつかったです」とうなだれるばかり。 松坂は今季、ここまで10試合に登板し、43回1/3を投げ、防御率は7.68と散々なもの。それでも、来季の続投が内定しているボビー・バレンタイン監督は故障からの再生途上として、ローテーションから外す意向はない。次回は25日(同26日)に先発する予定だったが、チーム事情で回避となり、残る公式戦の登板は1試合のみの予定。 「こういう状態でも使ってくれることに感謝の気持ちしかない。それに応えるためにも、少しでもいい結果を残して返したいです」と語る松坂。 今季で6年契約の最終年となる松坂。07年に15勝(12敗)、08年に18勝(3敗)を挙げたものの、その後は09年が4勝(6敗)、10年が9勝(6敗)、故障した昨年が3勝(3敗)と納得いく成績は収められていない。 06年12月に、6年総額5200万ドル(約61億円)で契約した松坂の今季年俸は1000万ドル(現在のレートで約7億8100万円)といわれている。残留するにせよ、移籍するにせよ、本来なら、その価値を高める必要があるが、投げる度に評価を下げている現状だ。松坂が来季もメジャーでのプレーを希望するなら、本人が想定する以上に、大幅な減俸を覚悟するしかないようだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月22日 11時00分
山本浩二VS落合博満VS秋山幸二 勃発した三つ巴のWBC代表監督争い(2)
そうなると満場一致で山本氏が推薦される? わけでもないようだ。 「何で山本さんの名前が出てきたのか?」 実は、報道陣に逆取材をかける現役選手もいるそうだ。 「北京五輪('08年)の野球代表チームで守備・走塁コーチを務めましたが、『ディフェンスに関する指示を出していたのは宮本慎也選手(現ヤクルト)だった』なんて話もあるくらいです。広島で2期10年の監督を務めましたが、どちらかと言えば若手を育てるタイプの指揮官でした」(ベテラン記者) 山本氏の名前が突然出てきたのには、興行的事情もあるらしい。 「原監督を全面的に推せないからでしょう。『1億円の口止め料事件』が大きいですよ。読売グループはWBC・一次予選の代理興行を行うわけですが、巨人OBから代表監督を決めることになれば、それこそ中日がクレームをつけてきた通り“読売の興行”になってしまいます。読売グループ自らが他球団のOBを推すことで、興行としてのWBCを成功させたいのでしょう」(前出・スポーツ紙記者) この“山本代表監督”について、ナベツネ会長は何の意見も述べていない。 前出のNPB関係者がこう言う。 「前回も原監督に決まったのは、ペナントレースが終わってから。来年3月まで、まだ十分に時間があるわけだし、今年の日本シリーズ後に候補選手が発表できるくらいのスケジュールが組めれば問題はない。代表監督の発表? 報道で名前が出ている人の中から決まるんじゃないですか」 興行の主導権を握りながらも、読売がこの件について慎重なのは、前回、中日からの協力を得られなかった点。中日サイドの言い分は「選手個人の意思で各々が代表を辞退した」という。あくまでも中日サイドの言い分だが、「個人の意思説」は本当だという。 「当時、巨人の要職にいた人が『あること、ないこと』を言い、他球団からも反感を買いました。本当に12球団が協力できる体制を作らないと、第2、第3の中日(非協力チーム)が出かねない」(前出・関係者) 読売グループがナベツネ会長の思惑と違う名前を挙げたのも、そういった事情があったようだ。 「2015年、国際野球連盟(IBAF)がWBCとは違う国際大会(プレミア12=仮称)を主催します。『WBCはメジャー機構の大会、真の国際大会はプレミア12』という考えが、世界の常識になりつつある」(IBAF関係者) すでにNPB、巨人以外の各球団幹部の関心は『プレミア12』に移りつつある。WBCの問題でモタモタしているのは、読売グループだけかもしれない。
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スポーツ 2012年09月21日 15時30分
不倫・不正経理計上疑惑の代償は大きかった! 雷親方が退職に追い込まれる
9月19日発売の「週刊新潮」で、40代の女性協会職員と不倫関係にあった上、デート場所として使ったラブホテルの宿泊費等を日本相撲協会の経費で落としたと報道された、元前頭・春日富士の雷理事(46=本名・岩永祥紀)が詰め腹を切らされた。 この問題が原因で、9月8日から謹慎していた雷理事は、16日に理事の辞表を提出したが受理されなかった。報道があった日の翌20日、退職届を提出し、北の湖理事長(元横綱)が受理した。現職理事の退職は異例で、退職金は支払われるもよう。相手の女性職員は17日付で、すでに退職していた。 協会は理事の後任補充はせず、雷理事が担当していた総合企画部長、生活指導部長、観察委員長などは、現状の人員で分担する方針。 同誌の取材に「(妻とは)離婚することになっている」などど、のん気に語っていた雷理事だが、退職に追い込まれて「辞めてしまうと、報じられたことを認めたように思われてしまうが、そうじゃない。ただ、女性問題で騒ぎを起こし、協会に迷惑をかけた。理事の立場もあり、自分で判断した。期待してくれていた人には申し訳ない」と話した。 「しっかり調査して報告します」と語っていた八角広報部長(元横綱・北勝海)は、「これから一緒に協会を盛り上げていきたかったのに、残念でした」と言うにとどめた。雷理事の退職によって、この問題は落着となり、真相究明はなされない可能性が濃厚となった。 「まさに、臭いものにふたをした印象です。場所中でもありますし、優勝争いや日馬富士の綱獲りが盛り上がるなかで、協会としては雷理事のスキャンダルで、それに水を刺されたくはないでしょう。『自主的に退職すれば、不正等の問題も追及しない』と協会から勧告されたようです」(某スポーツ紙相撲担当記者) 身から出たさびとはいえ、不倫、経理の不正計上疑惑の代償はあまりにも大きかった。雷理事はまだ46歳で、定年までは18年5カ月残っていた。理事の月給は約140万円で、賞与や諸々の手当を合わせると、その年収は約2100万円とみられている。雷理事が定年まで理事職にあったとすれば、3億8600万円程度が、その懐に入る計算で、雷理事はそれを棒に振ってしまった。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月21日 11時00分
山本浩二VS落合博満VS秋山幸二 勃発した三つ巴のWBC代表監督争い(1)
一難去って、また一難というべきか。WBC不参加問題は、急転直下、なんとか選手会の説得に成功し出場することになったが、こんどは誰を監督にするかで大難航している。 当初は秋山幸二・ソフトバンク監督(50)で一本化されていたが、読売グループのドンである渡辺恒雄・巨人会長が落合博満氏(58)を推し、さらに読売グループのスポーツ報知は山本浩二・元広島監督(65)の名前を報じたりで支離滅裂。 また、連覇という名目であるなら原辰徳・巨人監督(54)の続投も飛び出した。結局、“本命ナシ”と言ったところだが、腑に落ちないのは、ナベツネ会長と読売グループが異なる人材を推していることだ。 「春先は秋山監督で決定と言ってもおかしくない状況でした。昨季の独走、かつ圧倒的なリーグ優勝、日本一がその根拠です。『昨季のホークスは補強で勝った』という声も確かにありましたが、巨大戦力を操るのは長嶋(茂雄)さんが失敗したように非常に難しいこと。それをやってのけた秋山監督の手腕はさすがでした」(NPB関係者) その秋山監督の後ろ楯が、王貞治・ソフトバンク会長。WBCの功労者であり、加藤良三コミッショナーとも親しく、“秋山ジャパン”は規定路線のはずだった。 ところが、「今季のペナントレースの成績が悪すぎる」と、一時期ほど強く推す声が聞かれなくなった。 「今度は代表チームを常設することも決まったので、“13人目の監督”を選出した方がいいとの意見も出始めました。12球団の現職監督が兼任することの是非も問われ、代表監督の選出がさらに難しくなりました」(前出・NPB関係者) スポーツライターの飯山満氏もこう続ける。 「国際大会のある集団競技の代表監督は、特定球団の指揮官を兼任していません。サッカーのイビチャ・オシム氏も代表監督に選ばれるのと同時にジェフ球団を退いています。『侍ジャパン』を兼任するのなら、12球団と一定の距離を置いた方が公共・平等性があっていい」 そこで“13人目の監督”として急浮上してきたのが、落合氏と山本氏である。 まず落合氏だが、8年間の中日の指揮で「Bクラス低迷が1度もない」という安定した采配は皆が認めるところ。しかし、4度の日本シリーズ進出で勝利したのはたったの1回。「短期決戦向きではない」との評価もないわけではない。 「健康面での不安も多い。9月2日の地方公演で登壇した際、落合氏は顔の左半分がゆがんだままだった。いわゆる顔面麻痺。こんな状態でWBC本大会の米国に移動して万が一のことが起きたら大変です」(スポーツ紙記者)
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芸能
2025年04月28日 19時03分