スポーツ
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スポーツ 2012年08月15日 15時30分
再昇格は無理!? ツインズが西岡剛に見切り!
8月5日(日本時間6日)にメジャー昇格したばかりのツインズ・西岡剛内野手(28)が、13日(同14日)に傘下マイナー3Aのロチェスターに降格した。 メジャーでプレーしたのはわずか1週間。昇格後、即3試合にスタメン出場したが、残した成績は12打数無安打1打点で、3失策の惨たんたるもの。その後は控えに回り、途中出場もなかった。 マイナー降格の理由は、故障者リスト(DL)入りしていた内外野をこなせるトレバー・プルーフ外野手が復帰し、登録枠を開ける必要が出たため。 ロン・ガーデンハイアー監督は「自分を証明しようとして、必要以上に頑張りすぎたのかも…。たった3試合だが、しなければならないことができなかったし、それは彼自身も分かっている」と、手厳しいコメントを残した。無安打もさることながら、3試合で3失策という守備面でのまずさが、降格を決定的なものにしたのは間違いない。 9月には登録枠が広がるが、テリー・ライアンGMは「マイナーで頑張れば、9月に上がるチャンスはある」と話したが、今回のテストで不合格のらく印を押された西岡に、再昇格の機会が訪れる可能性は低いのではなかろうか。 ポスティングシステム(入札制度)で、落札額約533万ドル、3年契約約925万ドルの総額約1458万ドル(当時のレートで約12億円)の大型契約を結んで、鳴り物入りで入団した西岡だが、もはや、その扱いは厄介なお荷物状態。 しかし、契約があと1年余残っている以上、戦力外にすることもできないのが、ツインズにとっては頭が痛いところ。ツインズとしては、決して安くはない西岡の年俸を保障した上で、引き取ってくれる球団があれば、すぐにでも放出したいのがホンネだろう。引き取り先がなければ、体制が変わって、西岡への評価が再び上がらない限り、来季もマイナーでの生活が続くことが目に見えている。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月15日 11時45分
オリンピック終了で本格化する『阪神』の監督問題
「オリンピックが終わって、これから先、どうするんだ!?」−−。関西からそんな悲鳴も聞こえてきそうだ。阪神、オリックスは優勝圏内から脱落しており、このまま行けば、クライマックスシリーズ進出の“3位滑り込み”も難しいだろう。スポーツメディアのトップニュースはオリンピック速報だったが、関西の主役と言えば、阪神タイガース。その阪神が横浜DeNAとの『最下位争い』から抜け出せないようであれば、関西系のスポーツメディアは、阪神、オリックスの監督問題を取り上げなければならない。 「今年、シーズン最後まで指揮を執らせるのか?」 「愚問やな…」 これはロンドン五輪が開幕して間もない7月30日、坂井信也・阪神オーナーが電鉄本社前で報道陣に囲まれたときに答えたもの。この時点で、首位巨人との差は「18.5ゲーム」。言い換えれば、「和田(豊=49)監督との契約は3年だが、このままでは済まないだろう」といった空気がチーム内外に漂っていたわけだ。 関西方面で活躍するプロ野球解説者の1人が「一般論として」と前置きしてから、こう説明する。 「若い和田監督を1年で切るようでは球団としての未来はない。でも、この成績では『来年も同じコーチスタッフで』というわけにはいかんでしょう…。若手が伸び悩みはスカウティング、育成、選手起用など全てに問題があるからで、根本的なチーム改革が必要だと思う」気になるのは、「現体制で来年も戦うことにはならない」という粛清ムードである。 「コーチスタッフの入れ替えを行い、ファンに『新体制』で仕切り直すというポーズを見せることになると思う」(球界関係者) そう言われてみれば、気になる『報道』があった。まず、和田監督と南信男・球団社長が会談の場を設けている。首位巨人との3連戦前、それも“遠征先での緊急会談”ということで、報道陣にも緊張感が走った…。 「会談の内容? 今後の戦い方を含めていろいろ。内容はいえない」(南社長)しかし、その直後、阪神の内角改造案が一部メディアで伝えられた。ターゲットは、有田修三ヘッドコーチ(60)だった。 「監督を辞めさせられないとき、標的にされるのがヘッドコーチ。まあ、そういうときにヘッドコーチがいると言っても過言ではない」 前出のプロ野球解説者はそう苦笑いしていた。 有田ヘッドコーチを標的とした報道には、『熱意』『闘争心』が表に出ない言動が挙げられていた。しかし、同ヘッドコーチはソフトな語り口で、どちらかと言えば『理論派』のタイプだ。そういう性格を分からないで入閣要請したとは思えない。まさにチーム低迷の犠牲者である…。 「後任? 外部招聘になると思われます。現コーチスタッフで和田監督がもっとも信頼を寄せているのは、二軍の中村豊コーチ。和田監督もコーチを組閣する際、一軍に置こうとしましたが、一軍のベテラン野手に睨みを利かせられるまでの指導キャリアがないのでフロントが反対したんです。『若い和田監督をサポートする』というスタイルで、外部から年長のOBを招聘することになると思われます」(前出・関係者) 有田ヘッドも「若い和田監督をサポートする年長者」という名目だったと思うが…。 いずれにせよ、関西系のスポーツメディアは人事問題で埋めつくされそうである。
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スポーツ 2012年08月14日 15時30分
金メダルの価値は1億円! ボクシング・村田、レスリング・米満にプロがラブコール
ロンドン五輪で金メダルを獲得したボクシング・村田諒太(26=東洋大職員)、レスリング・米満達弘(26=自衛隊)にプロ側が熱視線を送っている。 64年東京五輪でのバンタム級の桜井孝雄(故人)以来、48年ぶり2人目の日本人金メダリストになった村田は、世界的にレベルの高いミドル級での五輪制覇とあって評価はすこぶる高い。村田自身はプロ転向に消極的とされるが、この逸材に、複数のジムがラブコール。 現WBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太を始め、12人の世界王者を輩出した協栄ジム・金平桂一郎会長は「億の価値はある」と、1億円以上の契約金を準備する意向を示した。 村田が数年前から出稽古に通っているワタナベジムの渡辺均会長は、「性格がいいし、努力家。交渉します」と、こちらも村田獲りを宣言した。 他にも複数のジムが興味を示しており、村田争奪戦がし烈を極めるのは必至の情勢。ネックとなるのは、村田は大学職員という安定した職に就いており、それを捨ててまでプロに転向するかどうかだ。ただ、ボクシング界では兼業は日常的なことで、村田が望めば、東洋大に籍を置いたまま、ファイトすることも可能だ。 日本プロボクシング界では、重量級のミドル級を世界で制したのは竹原慎二(沖)ただ1人で、村田がプロ入りすれば、竹原以来の同級世界王者への期待が懸かる。 一方、フリースタイル66キロ級を制覇した米満。男子では88年ソウル五輪のフリー48キロ級の小林孝至、52キロ級の佐藤満以来、24年ぶりの金メダリストとあって、プロ側の注目度も高い。 米満には業界最大手の新日本プロレスが、獲得の意思を表明した。木谷高明会長は「獲りにいきます。アマチュアのメダリストなんだから、プロが獲りにいかないとダメ」と明言。1億円程度の契約金を用意するもよう。 米満は身長169センチとプロレスラーとしては小柄だが、昨今のプロレス界ではジュニアヘビー級という階級も確立され、170センチに満たない選手でも多数活躍している土壌がある。本人がプロレスファンというのも、新日本にとっては好材料だ。 ただ、米満も村田同様、自衛隊という安定した職にあり、それを捨てられるかどうかがポイント。さすがに、こちらは兼業というわけにもいかないため、プロ入りにはその難題が降りかかる。新日本では、アマチュア育成プロジェクト「ブシロードクラブ」を発足させたばかり。アマレスを続けたいようなら、ここに所属しながら、16年リオ五輪を目指し、その後プロ入りという選択肢もある。 金メダル獲得で、その価値が高騰した両雄。今後、プロ側のアプローチにどう応えるか、その動向に注目が集まる。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月13日 15時30分
男子マラソン藤原新 惨敗で再び失業危機!
五輪の華でもある男子マラソン競技が8月12日に行われ、日本人では中本健太郎(29=安川電機)が6位(2時間11分16秒)となり、04年アテネ五輪の油谷繁(5位)、諏訪利成(6位)以来、2大会ぶりの入賞を果たした。 しかし、他の日本人選手は山本亮(28=佐川急便)が40位(2時間18分34秒)、藤原新(30=ミキハウス)が45位(2時間19分11秒)とふるわなかった。 日本人で最も期待が高かった藤原は、途中までは中本とともに7位集団で走り、入賞を狙える位置に付けていたが、30キロ過ぎに失速。最終的には山本にも抜かれ、日本人最下位に終わった。 藤原は2月26日の東京マラソンで、日本人トップの2位となり、日本人歴代7位の2時間7分50秒の好タイムを出して、ロンドン五輪代表の座を手にした。 所属していたJR東日本を10年3月に退社した藤原は、同年7月に健康用品の製造・販売をするレモシステム株式会社(本社・大阪市)と3年間のスポンサー契約を結び、プロランナーとなった。しかし、同社の経営難により、給与が支払われなくなり、昨年11月で契約解除。所属先がない藤原は日本陸協所属として、東京マラソンに出場し、“無職ランナー”として一躍脚光を浴びた。 その後はテレビなどのメディアから引っ張りだことなり、順風満帆。3月30日には自身が代表取締役となって、マネジメント業務を目的にした「株式会社藤原新」を設立。4月にはニコニコ動画で個人スポンサーを募り、支援者が2万人に到達し、1050万円の資金が集まった。 5月には子供服メーカーのミキハウスと1年間のスポンサー契約を締結。金銭面は明らかにされていないが、契約金は推定2000万円といわれている。6月には食品メーカーのカゴメと協賛スポンサー契約を結び、3月12日の五輪代表決定後、約4000万円(推定)の資金集めに成功した。 藤原は五輪代表の3選手のなかで、自己最高タイムが一番良かったこともあって、レース直前まで注目を浴び続けた。その一方で、山本や中本には光は当たらなかった。勝負は非情だ。注目された藤原がプレッシャーに敗れ、3番手で代表に選ばれた全くノーマークの中本が6位入賞を飾るという皮肉な結果となった。 こうなると、気になるのは藤原の今後。実業団に所属する選手と違い、藤原はプロランナーで給料が保障されているわけではない。五輪での惨敗で、メディアへの出演依頼は激減必至。16年リオ五輪時には34歳となるだけに、スポンサーのミキハウスとの契約が来年更新されるかどうかも微妙になってきた。ミキハウスが契約を打ち切れば、藤原は再び失業の危機に瀕する。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月13日 11時45分
低レベルの『打撃タイトル』争いの余波 巨人から打点王が出たら、松井帰還も…
チームリーダー・阿部慎之助(33)に箔が付けば、巨人が『ゴジラ帰還』に本腰を入れる!? タンパベイレイズからクビを宣告された松井秀喜(38)が来季の現役続行を見据え、“浪人生活”を決断した。松井の目指す現役続行とは、メジャーリーガーとしてのカムバックだが…。 「来春のキャンプで、何処かのチームに『招待選手』として参加し、そこで復活を目指すというのが、米国メディアの見方です。松井かレイズで活躍できなかったのはキャンプをやっていないため、実戦感覚が遠のいていたためです」(米国人ライター) しかし、メジャーリーグでは「35歳を過ぎた野手は買いたたかれる傾向」にあり、今季の『打率1割4分7厘、2本塁打、7打点』という成績からして、メジャー復帰には悲観的にならざるを得ない。 「マイナー契約を結び直し、レイズ3Aに残留する選択肢もあったわけです。とかいって、マイナーの試合はあと1カ月くらいで終わってしまうし、『だったら、身体をケアして来季に備えた方がいい』と松井は考えたのだと思います」(現地特派記者) プロ野球解説者の1人がこう言う。 「横浜DeNAは再度、ラブコールを送ったようですね。松井は『巨人を裏切ってメジャーに移籍した』と負い目を感じています。そういう彼の心境を考えると、NPBに帰還する場合は巨人しかないと思います」 巨人はメジャーで現役を終えたいとする松井の意向を知ってか、それとも首位快走の余裕か、松井の今後にエールを送るだけ…。だが、来年もメジャー球団との交渉が長引き、「キャンプに参加できない」なんてことになったら、今度こそ松井は『NPB帰還』を真剣に考えなければならないだろう。 「巨人内部で松井獲得に関する話し合いはされたようですね。松井が今後どんな野球人生を目指すつもりなのかを整理するレベルでしたが…」(球界関係者) 巨人が松井獲得に動くか否かは、あくまでも「本人次第」(同)だという。「今後、松井がNPB帰還も選択肢に入れる」ことが大前提だが、現場サイドからは消極的な意見も出たそうだ。 「今の巨人は阿部のチームです。阿部は捕手として投手陣にも一目置かれていますし、4番を任されているように野手陣のリーダーでもあります。そこに年上の松井が帰ってくれば、阿部を中心にまとまっている状況が壊れてしまいます」(前出・同) 松井は『大人』なので、阿部を立ててくれるだろう。しかし、「阿部の方が、松井が相手だと遠慮してしまう」と、首脳陣は懸念していた。実は、阿部はまだ打撃部門のタイトルを獲得していない。 今季の阿部の成績は、3割8厘(2位)、本塁打12(5位タイ)、打点57(2位/8月8日時点)。打率は首位・坂本勇人は僅か1厘差で、打点はトップのバレンティンとの6打点差。首位打者と打点なら、タイトル獲得の可能性は大きい。本塁打部門のトップでもあるバレンティンは右臀部の肉離れで離脱したが、低反発の統一球の影響もあり、「他選手は追いつけないのではないか」との見方が支配的だ。阿部の12本は“セ・リーグの日本人トップ”だが、同日時点で『90試合356打席』を消化しての12本だから、本塁打が出る割合は、約3.3%。逆転不可能だろう。首位打者か、打点に照準を合わせた方がいい。 前出のプロ野球解説者がこう続ける。 「昨年、統一球が導入されてどのチームも打撃成績を落としました。統一球導入2年目を迎え、『打撃成績は回復しない。チーム平均打率2割5分程度で計算していかなければならない』というのが、各チームの見解です。一発の魅力のある松井に帰って来てほしいと思うのは、そのためですよ」 その通りだとすれば、巨人以外の日本の球団が松井獲得に本腰を入れるのでは…。いずれにせよ、チームリーダー・阿部は巨人と松井の関係修復のカギも握っているようだ。
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スポーツ 2012年08月13日 11時00分
稀勢の里名古屋場所の踏んだり蹴ったり
毎度お馴染とはいえ、やはり一抹の寂しさは隠しきれない。名古屋場所は大関日馬富士(28)が、白鵬(27)との29年ぶり史上5度目の千秋楽全勝対決を制し、6場所ぶり3度目の優勝を飾った。しかし、この熱闘の輪の中にまたしても日本人力士の姿は皆無。とりわけ失望を買ったのは、先場所、ファンの期待を大きく裏切って、「今場所こそ優勝したい」と雪辱の意気に燃え猛稽古をしていた稀勢の里(26)だ。 初日は、先場所に一方的にヤラれた新鋭の妙義龍に快勝し好発進。幸先良しと思わせたが、そのわずか3日後、安美錦にあっさり負けるなど、出来不出来の波の激しさは相変わらず。11日目には、日馬富士に強烈な左からの張り手を4発浴びて完敗し、優勝戦線からもあっさり振り落とされてしまったのだ。 「まさにヘビに睨まれたカエル。日馬富士に負けて引きあげて来た支度部屋でもクビをうなだれ、しばらく動こうとはしませんでした。この負けで気落ちしたのか、翌日の把瑠都戦は立ち合いの手突きが不十分。その上、土俵下の朝日山審判部副部長(元大関大受)に注意されても無視するような態度を取ったため、翌13日目、審判部に呼びだされてこっぴどく絞られていました」(担当記者) 14日目の白鵬戦も立ち合いに2度も突っかけて小突かれた揚げ句、左に変わってはたきこまれるなど、まさに踏んだり蹴ったりだったが、稀勢の里の“お仕置き”はこれだけではなかった。今場所の稀勢の里の番付は横綱に最も近い東正大関で、通常なら千秋楽の結びに白鵬と対戦する。つまり、トリだ。ところが突然、審判部は取組編成のやり方を修正。「一番おもしろい取組を、一番あとに持ってくる」と、優勝争い重視を打ち出し、千秋楽の結びは全勝の白鵬対日馬富士にし、稀勢の里は脇に押しやられたのだ。稀勢の里にとってはこれ以上の屈辱はない。 最も期待する日本人大関がこれだから、ほかの力士たちは推して知るべし。大相撲界の外国人力士優位はいつまで続くのだろうか。
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スポーツ 2012年08月11日 17時59分
メジャー昇格したばかりの西岡剛 早くもマイナー降格危機!
メジャー2年目を迎えているツインズ・西岡剛内野手(28)。オープン戦中に不振で3Aに降格していたが、実に開幕から4カ月もかかって、8月5日(日本時間6日)にメジャー昇格が決定。6日(同7日)からチームに合流した。 昇格したのは三塁手のダニー・バレンシア内野手をレッドソックスにトレードし、内野手を補充する必要が出たため。西岡のマイナーでのパッとしない成績が、評価されてのものとはいいがたかった。 西岡のポジションは二塁か遊撃だが、二塁にはアレクシー・カシーヤ内野手、遊撃にはジェイミー・キャロル内野手、ブライアン・ドージャー内野手がおり、西岡の役回りは彼らのバックアップ要因と思われた。 しかし、西岡は合流後、即、二塁手で3試合スタメンに起用された。他の内野手の打撃が低調ということもあるが、ここには球団側の思惑があったようだ。それはズバリ、西岡がメジャーでやれるかどうかのテスト。そのために、スタメンで使う必要があったのだ。 西岡が出場3試合で残した結果は、12打数無安打1打点1四球で3失策と惨たんたるものだった。1打点は犠牲フライによるものだが、課題とされた守備面で3つもエラーをしたのでは、テストは不合格といえるだろう。 10日(同11日)のレイズ戦で西岡の出番はなかった。ロン・ガーデンハイアー監督は「みんなに出場機会を与えたい」と説明するにとどまった。9日(同10日)にはテリー・ライアンGMが、地元メディアのパイオニア・プレス紙に対して、「期待とは違うことがあった。決断の時は来ている」と発言。ライアンGMは「選手起用については監督次第だが、(トレバー)プルーフの状態を確認した上で決断するだろう」とも語っている。 内外野をこなせるプルーフ外野手は現在、右手親指痛で故障者リスト(DL)入りしているが、今季19本塁打を放っており、長打力が魅力の選手。復帰間近のプルーフが合流した場合は、その代わりに西岡がマイナー落ちする可能性が高くなった。 西岡は「一日一日新しい気持ちで入っている。厳しい言葉が選手を成長させプラスになる。すべてを受け入れて頑張っていきたい」と前向きに話したが、マイナーでの生活に逆戻りする日が近づいているようだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月11日 17時59分
なでしこジャパン 未明でも驚異の視聴率! 午前4時55分に24.8%
8月9日深夜(10日未明)に行われたロンドン五輪女子サッカー決勝戦、日本対米国戦は残念ながら、1-2で日本が敗れ悲願の金メダル獲得はならなかったが、お茶の間では多くの国民が見守ったことが分かった。 同試合は9日深夜3時45分にキックオフし、NHK総合が生中継。常識的にはとても起きていられない時間帯だが、実に驚異的な視聴率(数字は以下すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)が弾き出された。 午前3時45分〜4時35分の前半が19.4%、午前4時50分〜5時の後半10分間が23.6%だった。ビデオリサーチ社の視聴率集計が午前5時で区切る仕組みから、同時刻以降の数字は週明けの13日に発表される。 前半の瞬間最高視聴率は前半41分(午前4時27分)の23.6%、後半9分(午前4時55分)に米国が追加点を挙げて2-0と差を広げた直後には、瞬間最高で24.8%と信じがたい数字を記録した。ロンドン五輪で深夜0時〜5時の間に開始された中継としては、むろんトップの視聴率。NHK総合の人気ドラマ「梅ちゃん先生」(午前8時〜)の同日の視聴率は20.6%。なでしこジャパンの未明の中継は、これをも上回り、同局のこの日の全番組のなかで1位だった。 同日には女子レスリング55キロ級の吉田沙保里、72キロ級の浜口京子が登場。吉田の準決勝まで放送したNHK総合の視聴率は21.2%と高視聴率を記録した。ただ、これは日付が変わる前の時間帯で、午前5時に23.6%をマークしたなでしことは比較にならない。吉田の決勝含みの放送は深夜0時10分からTBSが放送したが、こちらは4.9%だった。 また、同じく注目されていた女子バレー準決勝の日本対ブラジル戦は、テレビ朝日が午前3時5分から放送。一部時間帯でなでしこと重なったが、こちらは3.4%しか取れず、いかになでしこへの関心が高かったかが分かる。 準決勝までのなでしこの視聴率は1次リーグのカナダ戦(7月25日深夜1時〜=テレビ朝日)が11.8%、スウェーデン戦(同28日午後8時〜=NHK総合)が前半24.3%、後半30.2%、南アフリカ戦(同31日午後10時30分〜=TBS)が20.4%。準々決勝のブラジル戦(3日深夜1時〜=NHK総合)が前半18.2%、後半18.7%、準決勝のフランス戦(6日深夜1時〜=日本テレビ)が17.1%で、時間帯を考慮すると、決勝戦の視聴率がいかに高かったかが如実に分かる。 また、昨年7月18日午前にフジテレビが放送した女子サッカーW杯決勝の日本対米国の午前5時〜6時30分の視聴率は21.8%で、五輪決勝戦はこの数字をも超えた。 NHK広報では「ブラジル戦(3日深夜)は金曜日から土曜日にかけての放送だった。翌日の仕事などの心配をしなくていい人が多く、数字が上がった側面もある。(米国戦は)翌日が休みでもないのに、この視聴率は驚異的」と分析。未発表の午前5時以降については、「試合のクライマックスは5時以降。おそらく25%前後まで伸びているのではないか」(同)と推測している。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月10日 15時30分
桐光学園・松井投手が1試合最多奪三振記録を樹立! 板東英二の大会通算記録も更新できる!?
「第94回全国高校野球選手権大会」でとんでもない大記録が飛び出した。 大会2日目の8月9日、1回戦で今治西(愛媛)と対戦した桐光学園(神奈川)2年の松井裕樹投手(16)が、大会新記録となる1試合22三振を奪った。6回途中からの10連続奪三振も大会新。試合は桐光学園が7-0で勝利し、2回戦に進出した。 1試合最多奪三振の大会記録は、25年(大正14年)の第14回大会で森田勇投手(東山中)が19奪三振を記録して更新。その後、35年(昭和10年)の第19回大会で藤村富美男投手(呉港中=元阪神)、46年(昭和21年)の第28回大会の平古場昭二投手(浪華商)、00年(平成12年)の第82回大会の坂元弥太郎投手(浦和学院=現西武)、05年(平成17年)の第87回大会の辻内崇伸投手(大阪桐蔭=現巨人)が19で並んだものの、新記録は達成できなかった。今回、松井が実に87年ぶりに記録を更新した。 参考記録として58年(昭和33年)の第40回大会の板東英二投手(徳島商=元中日)の25(延長18回)、73年(昭和48年)の第55回大会の江川卓投手(作新学院=元巨人)の23(延長15回)が残っており、春のセンバツでは63年(昭和38年)の第35回大会の戸田善紀投手(PL学園=元阪急、中日)の21が最多記録。 センバツを含めても、1試合最多奪三振をマークした松井。こうなると、ぜひ狙ってほしいのが、58年の第40回大会で板東がマークした大会通算奪三振83(6試合)の記録。この際は準々決勝での魚津戦が延長18回引き分け再試合となり、投球回が増えて奪三振数が多くなった側面もあるため、「誰も更新できない」と言われ続けた伝説の記録だ。 松井は神奈川県大会では、46回1/3を投げ、68三振を奪っている。1試合9回完投したとして、奪三振率は13.20。県大会と全国大会では打者のレベルが違うが、松井が県大会のペースで三振を奪ったとすると、あと5試合で66。1回戦の22と合わせると88となり、板東の83の記録を抜くことが可能。むろん、机上の計算通りいかないのが野球であり、あと5試合するためには、桐光学園が決勝戦まで勝ち進まなければならず、そう簡単にはいかない。 板東に続くのは、06年(平成18年)の第88回大会の斎藤佑樹(早稲田実=現日本ハム)の78(延長15回引き分け再試合を含む7試合)。板東の記録が無理としても、松井にはなんとか、斎藤の2位記録は塗り替えてほしいものだ。 注目の桐光学園の2回戦は15日、強豪の常総学院(茨城)との対戦となる。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月09日 16時30分
PRO-KARATEDO「達人II」 素手とグローブでの闘いの違いを見せた!
8月5日(日)旭区民センターで開催された素手顔面、肘打ち、頭突き、金的攻撃、投げ、立ち関節技、道着を掴んでの攻撃、倒れた相手への極め突きありのPRO-KARATEDO「達人II」。 今大会のルールは試合時間3分1本勝負で延長が2分でKO=一本・ダウン=技あり(2回で合わせ1本勝ち)・判定は技あり(ダウン)のない場合は引き分け。 試合は鼻骨骨折や出血レフェリーストップ、一本(KO)決着の試合が続出したが明確な差KO(一本)、ダウン(技あり)がないと引分という点は素手、肘打ち、頭突き、投げ有効の格闘技ミャンマーラウエィと似ているが(※ミャンマーラウェイはダウンがあっても5Rフルに闘えば引分)、PRO-KARATEDO「達人」は寧ろ“公開果し合い”といった雰因気の中、PRO-KARATEDO連盟・村井義治会長の目指す“武道性を重視した闘い”の通り試合の合間に行われる演舞や型なども会場の場を引締め、昨年に続き、緊張感のある闘いが繰り広げられた。 メインイベント谷口VS西村の同門対決はスリリングな闘いで、このルールでの理心塾のレベルの高さを披露したのに続き、セミファイナルの野本正行も安定した強さを見せつけ、元J-NETWORKヘビー級ランカーで烈拳會代表・池田強宏の鼻骨をへし折りドクターストップ勝利、素手とグローブでの闘いの違いを見せた。 来年は東京での開催を予定。メインイベント PRO-KARATEDO達人ルール 3分1本勝負(延長なし)△谷口 聡(理心塾) VS 西村圭生(理心塾)△(引き分け)セミファイナル PRO-KARATEDOルール 3分1本勝負(延長2分)Pro-karate 対kickboxing○野本正行(内田塾)40才 VS 池田強宏(烈拳會)●(正拳突き。延長戦、池田選手が鼻の骨折によるドクターストップ)第9試合 PRO-KARATEDOルール60?契約 3分1本勝負(延長2分)金的あり△高橋直弘(高橋道場) VS 山本武晴(和術慧舟會)△(引き分け)第8試合 PRO-KARATEDO 国際戦 80?契約 3分1本勝負(延長2分)○若林信人(理心塾) VS セレズニョフ・アレキサンダー(黒田道場)●(頭突き。本戦、アレキサンダー選手の額カットによるドクターストップ)第7試合 PRO-KARATEDO ヘビー級ランキング戦 3分1本勝負(延長2分)△山下敦央(内田塾) VS 辻本建生(誠流塾)△(引き分け)第6試合 PRO-KARATEDO特別ルール65?契約 3分1本勝負。延長2分(オープングローブ着用、パウンド、寝技あり)○槇岡孝一(理心塾) VS 伊藤龍志(祥空館)●(フロントチョーク。延長戦1本勝ち)第4試合PRO-KARATEDO高校生之武 Pro-Karate対judo スーパーセーフ着用 パウンドあり(3分1本勝負 延長2分)○山本拓真(理心塾) VS 藤原侃平(祥空館)● (パウンド。延長戦TKO勝ち) 第3試合 PRO-KARATEDO pro-karate対kickboxing 中学生之武47?契約(2分1本勝負。延長1分)●造作隆平(理心塾) VS 西山匠海(健心塾門真)○(延長戦にダウンあり。判定)第2試合 PRO-KARATEDO 中学生之武50?契約(2分1本勝負。延長1分)○永井風音(正守和道会) VS 安達陸仁(誠流塾)●(延長判定。西山選手に体重オーバーの減点)第1試合 PRO-KARATEDO 中学生之武40?契約(2分1本勝負 延長1分)△笹木秀磨(理心塾) VS 田渕 神太(拳聖塾)△(引き分け)