スポーツ
-
スポーツ 2012年10月25日 13時00分
ハイリスク&ハイリターン 「大谷強行指名」で日ハムのオフは大波瀾?
北海道日本ハムファイターズが大谷翔平投手(花巻東=3年)の強行指名を表明した。大谷投手がメジャー挑戦を決めたのは既報通りであり、日本ハムは2年連続で1位指名選手が入団拒否という事態にもなりかねない。大博打に出たとも言えなくはないが、『強行指名』表明の目的は、160キロ右腕の獲得だけではないようだ。 当然のことながら、今回の強行指名表明については、賛否両論がある。 「ドラフト対象選手が米挑戦を決めたからと言って、指名を諦めてしまうのは良くない。本当に有望アマチュア選手の海外流出を阻止したいのなら、堂々と指名し、入団交渉に臨むべきです」(プロ野球解説者) 「本当に欲しい選手を指名するのは当然のこと。しかし、現実問題として、指名しても入団してくれない選手に固執する必要はない。『特定球団にしか入らない』と公言する選手もいなくならないが、『12球団OK』と話す学生選手の方が圧倒的に多い。人材流出の懸案は12球団で話し合っていかなければならないが、ドラフト会場にまで持ち込むべきではない」(在阪球団職員) 日ハムのスカウティングに関する情報だが、『大阪桐蔭の甲子園大会優勝祝勝会』(10月11日)を機に「藤浪(晋太郎投手=3年)に乗り換えた」との見方が支配的になった。同席上で明らかになったのは、日ハムが藤浪サイドに『調査書』を提出したこと。『調査書』とは平たく言えば、その選手に対して指名する意志がある旨を伝えるもの。「調査書提出は“慣例行事”にすぎない。指名を確約するものではない」と話すスカウトもいたが、 「本当に大谷クンが欲しいのならば、日ハムさんは藤浪クンにまで調査書を出す必要はないでしょう?」(ライバル球団職員) と、強行指名と同時に日ハム側が話していた『熱意』に首を傾げる声も聞かれた。 「いや、日ハムさんの大谷クンに対する誠意は本当だと思いますよ。2年連続で1位指名選手が入団しない可能性の方が高いのに、そのリスクを冒してまで指名するって言うんですから」(前出・在阪球団職員) また、こんな見方もされていた。 「日ハムはダルビッシュをポスティングに掛け、彼の米挑戦にも協力しました。交渉の席で移籍(=米挑戦)を前提とした話はできませんが、日ハムはFA宣言する選手を引き止めませんし、大谷クンの側からすれば、もっともメジャー挑戦しやすい球団とも言えるんじゃないですか」(前出・プロ野球解説者) 日ハムはリーグ優勝、シリーズ進出に成功したが、観客動員数は前年比6.6%のマイナスとなった。「前年の佑ちゃんフィーバーは異例」とし、185万人強を集客した安定感を評価すべきとの声も聞かれたが、大谷獲得を起爆剤にしたいとの営業戦略もあるのではないだろうか。 「一昨年はドラフト直前で1位指名を斎藤佑樹に一転させ、菅野(智之)クンの強行指名を仕掛けたのも山田(正雄)GMです。今回もその山田GMが『大谷指名』を表明しました。不退転の決意、チームの方針をチーム内外に示したわけですが、斎藤は今季の半分を二軍で過ごしました。客観的に見れば、今回の強行指名はフロントを分裂させる可能性も秘めています」(関係者) 強行指名の情報はメジャー球団にも伝わった。米国人ライターが駐日スカウトに確認した限りでは「日ハムが指名した場合は同時進行で、米球団も交渉に入る」そうだ。ドラフト指名後の独占交渉権は米国には適用されない。まさに、日米争奪戦である。
-
スポーツ 2012年10月24日 15時30分
“中日名物”監督vs投手コーチの対立は権藤コーチ解任で決着
今季、セ・リーグ3連覇を目指しながら、優勝した巨人に10.5ゲームもの大差をつけられて2位に甘んじた中日。CS(クライマックス・シリーズ)ファイナルステージでは、ライバル巨人と熱戦を繰り広げ、3勝4敗(アドバンテージ含む)で惜しくも、日本シリーズ進出を逃した。 その中日で、シーズンを通して目についたのが、高木守道監督(71)と権藤博投手コーチ(73)の対立。投手起用に関して、両者が度々ベンチ内で口論となる様子は、もはや“中日名物”となっていた。 この70代バトルで決定的なシーンとなったのが、CSファイナルステージ第5戦(10月21日)。2-2の同点で迎えた9回裏、一死満塁のサヨナラ機に、誰をリリーフに出すかで大ゲンカ。高木監督は浅尾拓也投手(26)を推したようだが、権藤コーチは山井大介投手(34)を起用。その結果、山井は代打・石井義人内野手(34)に左翼前へのサヨナラ安打を打たれて、中日は手痛い1敗を喫した。 この9回裏の頭に投入されたのは、抑えの岩瀬仁紀投手(37)だったが、高木監督はイニング初めから浅尾の起用を希望したといわれ、試合後、「三振の取れる投手を出さんとダメやろ! (継投については)そんなことは投手コーチに聞いてくれ!」と吐き捨てた。シーズン中も高木監督が意図しない継投で敗れた場合は、このように権藤コーチに敗戦の責任を転嫁するのが定番となっていた。 ただ、権藤コーチの指導力には定評がある。今季、チーム防御率は2.58で巨人に次ぎリーグ2位。エース・吉見一起投手(28)が故障で再三チームを離れ、中継ぎエースの浅尾も右肩故障で長期離脱。昨年10勝のマキシモ・ネルソン投手(30=退団)やエンジェルベルト・ソト投手(30)ら、故障者が多く万全な状態でシーズンを乗り切れなかった。そんななかで、山内壮馬投手(10勝=27)、岩田慎司投手(5勝=25)、大野雄大投手(4勝=24)、田島慎二投手(5勝30ホールド=22)、武藤祐太投手(4勝3ホールド=22)らの若手投手を育てた実績は評価できるもの。 高木監督は2年契約だが、権藤コーチは1年契約とあって、その去就に注目が集まっていたが、球団が契約を更新せず解任することで、この対立は決着した。 24日、会見した権藤コーチは「選手はよく戦ってくれた。あそこ(CS)まで行って勝てなかった。両方が重なって複雑な気持ち」と後悔もにじませた。坂井克彦球団社長は「今回の人事は少し先のシーズンを見据えたもの。(権藤氏は)コーチとして有能で高く評価している。シーズン全般で何人かの有力な選手を育てていただいて感謝している」と話す一方で、佐藤良平球団代表は「高木監督の意向もある。ポスト高木、その先の監督を迎えるにあたって、しっかり支えられる態勢を整える」と、権藤コーチの解任が監督の意思であることを明言した。 中日では2軍から今中慎二投手コーチ(41)が昇格することが決まっているが、チーフとなる投手コーチは未定。98年には監督として、あの弱小球団の横浜(現DeNA)を日本一に導いた手腕を持つ権藤コーチのクビを切ったことで、中日は“投手王国”落城の危惧も出てくる。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年10月24日 11時45分
賛否両論だが… 今オフ補強の目玉「最高級の保険が現れた!」
広島東洋カープの守護神、デニス・サファテ投手(31)の退団がほぼ確定した。本人は残留を希望していたが、球団は代理人に「自由に移籍先を探していい」と連絡を入れたという。サファテは2勝5敗9セーブ(47試合)と不振だったが、来日1年目の昨季は35セーブ、防御率1.34をマーク。不振の原因は昨季終盤に手術した『鼠径ヘルニア』の回復が遅れたからだが、球界には「安定したリリーバー」が少ない。他球団は150キロを越す右腕にラブコールを送り始めた。 「サファテは変化球でカウントを取れ、縦のスライダー、チェンジアップ、それと日本で覚えたフォークボールなどウイニングショットも多彩。サファテを手放すとは、広島サンももったいないことをするもんですね…」(在京球団職員) 外国人選手の獲得は、球団によって大きく異なる。ヤクルト、広島は『ハズレ』は少ない。巨人は他球団で実績を積んだ選手を好み、近年では「確実に計算が立つ」として、シーズン途中に緊急獲得する場合は、日本球界を経験した外国人選手を最優先する傾向も強まっている。何よりも、今の球界には安定した守護神が少ない。日本ハム・武田久はともかく、中日・岩瀬、阪神・藤川は一時期ほど輝きを失っており、ほとんどの球団はセットアッパーがクローザーの“神通力不足”を補う投手リレーになっている。西武は「涌井に繋ぐ」という継投リレーを確立させたが、来季はその涌井を先発ローテーションに戻すものと思われる。 「ソフトバンクはサファテに興味津々なんじゃないかな。開幕前、馬原が右肩痛で離脱し、代役を予定していたファルケンボーグも戦線離脱した時期があり、代役の代役を探すハメになりましたから」(プロ野球解説者) 当然、サファテ獲得の条件は『復活』であり、各球団は慎重に調査を進める予定だ。今オフ、新外国人選手の発掘を含め、リリーバーを補強ポイントに挙げているチームは少なくない。めぼしい人材がいなかった場合、推定年俸3600万円のサファテがクローズアップされるのは必至だ。 「いや、復活しないと判断したから広島サンが手放したのではないか…。サファテの代理人も日本球界がリリーバー不足なのは知っています。高額年俸を吹っ掛けてくるのではないか?」(前出・在京球団職員) しかし、こんな声も聞かれた。 「サファテは序盤戦で内部批判をしました。チームに馴染めるかどうかも調べなければなりませんが、サファテの背後には『強力なブレイン』も付いています。その人とコンタクトを取るのを目的にサファテを獲るのでは」(前出・同) 強力なブレイン。外国人選手の『ハズレ』が少ない広島には、優秀なスカウトがいた。元日本ハムのエリック・シュールストロム氏だ。氏は広島の渉外担当役として、日本球界向きの助っ人を次々と発掘してきたのだ。ルイス(現レンジャーズ)、ベイル、ラロッカ、サファテ、ミコライオ…。サファテが他球団と交渉する場合、その窓口を務めるのは代理人だ。しかし、サファテ獲得後、シュールストロム氏と“お近づき”になれるチャンスはできるだろう。本当に欲しいのは、名スカウトのシュールストロム氏の方なのかもしれない。
-
-
スポーツ 2012年10月23日 15時30分
野球人気捨てたもんじゃなかった! 巨人対中日のCSが高視聴率をゲット
プロ野球のCS(クライマックス・シリーズ)ファイナルステージは、パ・リーグではリーグ制覇の日本ハムが、ソフトバンクに3連勝で日本シリーズに進出。かたや、セ・リーグではリーグを制した巨人が中日に3連敗し、崖っぷちに追い込まれながらも、逆襲の3連勝で日本シリーズにコマを進めた。 昨今、野球人気の低下が叫ばれて久しい。現実に、かつては視聴率が獲れる優良コンテンツだった巨人戦の数字は年々落ちるばかり。そのため、地上波での放送も激減した。 今季に関しては、3月30日の開幕戦(巨人対ヤクルト=日本テレビ系列)でさえ、視聴率(以下、すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)は11.8%とふるわず。年間を通して、巨人戦の視聴率は10%を行ったり来たりで、放送する各局にとっては、“お荷物番組”となりつつあった。 10月17日にスタートした巨人対中日のCSファイナルステージは、日本テレビ系列が全戦生中継。その視聴率は第1戦(17日)=12.1%、第2戦(18日)=8.1%、第3戦(19日)=11.5%と低調だったが、巨人が徳俵に押し込まれたのが視聴者の関心を呼んだのか、それ以降、急上昇。 第4戦(20日)=14.4%、第5戦(21日)=17.5%と、どんどん上がり、第6戦(最終戦=22日)ではついに20.1%と大台を超えた。第6戦の瞬間最高は午後9時18分の30.6%で、今季の野球中継で20%を超えたのは、もちろん初めて。 高視聴率となったのは、連日1点を争う熱戦が続き、最終戦までもつれ込んだことが最大の要因といえる。数字が低かった第1戦ではBS日テレ、第2戦ではNHK・BS1も同時に中継しており、CSでは全6戦を日テレ系のG+が試合開始から終了まで完全中継した。近年、野球ファンは地上波より、CMが少なく完全中継のBSやCSで視聴する傾向にあり、それらで見た人の数を含めれば、最終戦は実質25%程度の視聴率はあったと推測される。 レギュラーシーズンの公式戦ではなく、CSという特別な試合だったという事情もあるが、まだまだ潜在的に野球人気は健在で、捨てたもんじゃないとの証明になった。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年10月23日 11時45分
巨人が4-2で中日を撃破 日本シリーズ進出へ
最終第6戦までもつれこんだセ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージで、巨人が4-2で中日を下し日本シリーズへ駒を進めた。巨人は今回のクライマックスシリーズで3連敗のあとに3連勝。日本シリーズは27日に東京ドームで開幕。パ・リーグの覇者日本ハムと対戦する。
-
-
スポーツ 2012年10月22日 15時30分
猫ひろし 公務員ランナー川内優輝に惨敗でリオ五輪に不安
東京湾アクアラインを全面封鎖(午前8時〜午後2時)することで注目を集めた「ちばアクアラインマラソン」(木更津・潮浜公園〜木更津市役所/主催=千葉県、千葉県教育委員会)が10月21日に約1万4000人が参加して初開催され、ロンドン五輪代表からもれた公務員ランナーの川内優輝(25=埼玉県庁)が2位に10分以上の差をつけ、2時間17分48秒のタイムで、ぶっちぎりで優勝した。 今年7度目のフルマラソンとなった川内は、4月の「かすみがうらマラソン」、8月の「北海道マラソン」、9月の「シドニーマラソン」に続いて4度目の優勝。川内は来年の世界選手権(ロシア・モスクワ)への出場権を懸けて、12月2日の福岡国際マラソンに臨む。 一方、千葉県市原市出身という縁で、森田健作千葉県知事の肝いりで、PR大使としてカンボジアからの招待選手で出場したタレント・猫ひろし(35)は、2時間35分52秒で7位。当然のことながら、日本のトップランナーである川内とは18分以上の差をつけられての惨敗だった。 猫がフルマラソンを走るのは2月5日の「別府大分毎日マラソン」以来、約8カ月半ぶり。この際は2時間30分26秒で自己ベストを更新して、いったんはロンドン五輪カンボジア代表の切符を手に入れた(後に取り消し)。 タイム的には自己ベストから5分以上も下回る平凡な記録に猫は、「マラソンは甘くない。こんなんじゃあ、4年後は走れない」とガックリ肩を落とした。 カンボジア内ではライバルのヘム・ブンティン選手が、4月15日のパリ・マラソンで猫の自己最高記録を大きく上回る2時間23分29秒の好タイムを出しているだけに、猫が本気で16年リオ五輪への出場を考えているなら、真剣にマラソンに取り組む必要がありそうだ。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年10月20日 19時10分
ワールドシリーズ出場逃したイチロー 大幅減俸でヤンキース残留か!?
イチロー外野手(38)が所属するヤンキースは、タイガースとのア・リーグ優勝決定シリーズで4連敗と惨敗し、ワールドシリーズ進出はならなかった。 これで、イチローの今季シーズンが終了したわけだが、やはり気になるのは来季の去就。イチローは、今季でマリナーズと交わしていた5年契約が満了しFAとなる。果たして、イチローはヤンキースに残るのか、他球団に移るのかが大きな焦点となる。 プレーオフ敗退が決まった後、イチローは「悔しい思いしかない。ただこういう気持ちは久しく味わっていない。短い時間でしたけれど、本来持っている気持ちを思い出させてもらった」と語った。万年下位のマリナーズ時代は優勝争いの緊張感などなく、淡々とプレーしていたイチロー。移籍したヤンキースで地区優勝、プレーオフを経験し、「ボクがアメリカに来て理想としていたものがここにある。ここでしか味わえないものは確実に存在する」とも話したイチローの心は、残留に傾いたようだ。 現実として、マリナーズに在籍した7月22日(日本時間23日)までは、95試合出場、402打数105安打28打点4本塁打15盗塁、打率.261と低迷し、限界説も飛んだ。ところが、ヤンキースに移籍してからは、67試合出場、227打数73安打5本塁打27打点14盗塁、打率.322と、飛躍的に成績が向上した。シーズン通算安打は178で、昨年の184を下回り自己最低(MLB)となったものの、通算打率は.283で、昨年の.272を上回った。 イチローの働きについて、ブライアン・キャッシュマンGMは「本当に大きく貢献してくれた。グラウンドでもクラブハウスでも好影響を与えた」と評価した。ただ、今後の交渉に関しては「ほかのFA選手とともにオーナーと将来の計画について話し合う」と明言を避けた。 球団がイチローに残留要請を行うかどうかは、他の外野手との兼ね合いがあり、その動向を見極めてからとなりそう。ヤンキースでイチローは主に左翼を守ったが、このポジションには本来、ブレット・ガードナー(29)がおり、故障が癒えれば、イチローが守る場所はなくなる。しかし、FAとなる正右翼手のニック・スウィシャー(31)が、年俸の大幅アップと複数年契約を求めるとみられ、交渉は決裂し退団が濃厚とみられている。そうなれば、イチローが守るポジションが空くことになる。スウィシャーに限らず、レギュラークラスの外野手が流出することになれば、イチローの力が必要になってくる。 ただし、球団は残留要請をするとしても、大型契約を結ぶ考えはない。イチローの今季年俸は1800万ドル(約14億2700万円)といわれているが、提示されるのは400万ドル(約3億1700万円)〜500万ドル(約3億9600万円)程度とみられている。イチローは10月22日で39歳となり、若返りを図るチーム方針に合致はしないが、“単年”での契約なら問題はない。 スポーツジャーナリストのA氏は「状況的には、ヤンキースがイチローに残留を求める可能性は高くなったとみていいでしょう。問題は約4分の1になる大幅減俸を受け入れるかどうかですが、FA権を行使しても、他球団も同程度の条件しか出さないと思います。そうであれば、優勝争いができるヤンキースに残留する道を選択するのではないかと予想しています」と語る。 球団の意向次第ではあるが、来季もイチローがヤンキースのユニフォームを着ている可能性が高くなったといえそうだ。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年10月19日 15時30分
補強に影響も 最下位脱出に向けDeNAが異例の禁煙強化へ
5年連続セ・リーグ最下位に沈むDeNAベイスターズが、球界では異例の禁煙強化に取り組むことになった。 DeNAは10月17日、横浜スタジアムで中畑清監督(58)、コーチ、選手、スタッフらが出席し、専門医を招いて「禁煙セミナー」を実施し、禁煙の勧めを説いた。 球団は今ドラフトから指名した選手には、喫煙を許さない方針を明らかにした。球団関係者は「契約交渉の時にしっかり理解してもらった上で、契約することにします。プロ野球は夢を与える仕事ですし、ウチは変わっていかないといけないチームですから」と説明。 実はすでに今季入団した新人選手に対しても、喫煙を禁止にしており、ルールを破った選手に罰金などのペナルティーを科していたことが明らかになった。宮崎で開催中のフェニックスリーグに派遣されていた飛雄馬内野手(21)、西森将司捕手(育成=24)が球場で喫煙したとして、神奈川・横須賀の2軍施設に強制送還されていたことが判明。フェニックスリーグに出場する若手選手には、7日の宮崎入り前に「禁煙セミナー」を開いていた。池田純球団社長は「球団のルールに違反したものは厳しく処分した」と話している。 新人ではない若手については全面禁止ではないが、強く禁煙を勧める方針。また、実績を残している選手には禁煙を強制はしないが、やはり禁煙を勧めていくことに変わりはない。6年前にたばこをやめたという中畑監督は「喫煙は運動能力の低下につながるので、最下位脱出のために、ぜひ禁煙を勧めたい」と話し、野田尚志チーム統括部長は「若い世代が中堅になった時に、吸わないのが当たり前というチームにしたい」と語った。球団では横浜スタジアムのベンチ裏の喫煙スペースを、廃止することも検討するという。 義務となる新人のみならず、実績を挙げていない若手選手も事実上、禁煙同然。喫煙者の主力選手にとっては、禁止はされないが、このチームに居心地が悪くなることは間違いない。 こうなると、問題になってくるのが補強への支障。ドラフト、FA等で獲得を希望する選手が喫煙者であった場合、「DeNAには行きたくない」となってしまう可能性も十分。プロ野球選手の喫煙率は推定で3〜4割といわれており、相当数いるのは確か。禁煙を強化するばかりに、喫煙者の有望選手を補強できなくなってしまえば、「最下位脱出のため」との目的達成はできなくなってしまう。逆に現在、DeNAでプレーする喫煙者の主力選手が「このチームでは、たばこが吸いづらい」として、FAで流出する危険性もはらんでいる。 時代の流れとはいえ、このDeNAの施策は、果たして吉と出るのだろうか? プロ野球は“結果”がすべての世界である。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年10月18日 15時30分
逮捕された我龍だけじゃない K-1戦士の不祥事
“喧嘩師”と称し、暴走族キャラで活躍した元K-1戦士の格闘家・我龍真吾(本名・山本真吾)容疑者(37=住所不定)が、離婚した元妻を脅したとして、10月16日、警視庁高尾署に暴力行為法違反容疑で逮捕された。 逮捕容疑は16日午前0時半すぎ、東京都八王子市内を走行中の自家用車内で、約8分間にわたり、元妻の30代会社員の女性に対し、暴力団の名前を出して「家族をメチャクチャにするぞ」などと脅した疑い。 同署によると、我龍容疑者は脅したことは認めたが、「暴力団の名前は出していない」などと供述しているという。2人は子どもの親権をめぐり、トラブルになっていた。 我龍容疑者は新日本キックボクシング協会でデビュー。99年には同団体の初代日本ライト級王座に就いた。05年10月にK-1初参戦。09年5月23日、東京都渋谷区内で大麻約2グラムを所持していたとして、大麻取締法違反(所持)の容疑で警視庁代々木署に逮捕された。だが、初犯であることから不起訴処分となった。これをもって、K-1から追放された。11年7月に引退し、後進の指導に当たるなどしていた。 2度目の逮捕となった我龍容疑者だが、日本人K-1戦士が起こした不祥事は彼だけではない。07年8月23日には、宮本正明(44)が乾燥大麻5グラムを譲り受けた疑いで、大麻取締法違反(譲り受け)容疑で、大阪府警薬物対策課と住吉署に逮捕された。 また、同年10月25日には、天田ヒロミ(39)が東京都荒川区の車道を自転車で走っていたところ、トラックに幅寄せされたと思い、運転手を殴打。傷害容疑で書類送検された。天田はK-1から出場停止処分となったが、先の新生K-1の10・14両国国技館大会で、5年ぶりに参戦した。 決して少なくはないK-1戦士たちのトラブル。リング上で暴走族キャラを演じるのはいいが、リングを下りたら紳士であってほしいものだ。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2012年10月16日 15時30分
ドラフト直前・怪情報! やっぱり、アイツはメジャーに行く!?
今秋のドラフト会議の1位指名が見えたのは、10月11日だった。大阪府東大阪市内で、大阪桐蔭の甲子園大会優勝の祝勝会が行われ、“主役”藤浪晋太郎投手(3年)が大勢の記者団に囲まれた。 その囲み取材も和やかなムードで進められ、この日までに予定されていたプロ野球3球団との面接に同席した経緯も同投手の口から説明された。その3球団とは−−。 初陣を切って臨んだのは、いち早く『藤浪1位』を表明した阪神。続いてソフトバンクと日本ハムが面談を行っている。この3球団の動きを知り、在京球団スカウトがこう解説する。 「『もう1人』の主役はメジャー挑戦の可能性が高いということですね…」 もう1人の主役とは、160キロをマークした花巻東・大谷翔平投手(3年)のこと。こちらもNPB12球団から『調査書』が届いているが、プロとの面談に関してはメジャー球団に割く時間の方が多いようだ。 「大谷クンのところにも12球団が『調査書』を送っています。すでに各メディアが伝えている通り、ドラフトの注目は藤浪クン、大谷クン、そして、東福岡の好左腕・森(雄大=3年)クンです。あと、指名重複の可能性が高いのは、東浜巨投手(亜細亜大=4年)です。大谷クンの『決断』によっては、藤浪クンへの入札がさらに集中するか、森クンの方に行くか…」 奇しくも、同じ11日、大谷投手はレッドソックスとの面談に臨んでいた。 すでに、ドジャース、レンジャーズとも会っており、同日、レ軍のエディ・ロメロ国際スカウト部長は「(大谷投手側は)コミュニケーションの部分で不安があった。そういう要望を聞けて良かった」と、面談後に語っていたという。現時点で、大谷投手はメジャー挑戦に傾きつつあると言わざるを得ない。 「日ハムさんが藤浪クンのもとに来たのも、ある意味、大谷クンの米挑戦を裏付けています。センバツ大会前から日ハムさんが大谷クンを1位指名の最有力候補と位置づけ、複数のスカウト体制で追い掛けていました。栗山(英樹=51)監督もキャスター時代に大谷クンを取材していて、その才能、将来性を高く評価していたと聞いています。日ハムさんの『大谷クン1位』はテッパンだと思ったんですが…」 日本ハムが大谷投手にゾッコンだという話は、多く聞かれた。もちろん、日本ハム関西担当スカウトも藤浪投手を追い掛けてきた。ここに来て、藤浪投手の方に挨拶をしたということは「大谷投手は獲れない」、つまり、メジャー挑戦の意志は固いと判断したからではないだろうか。 「ちょっと大袈裟な言い方になりますが、日本ハム内部には『2年連続で1位指名選手が入団しなかったら…』という危機意識みたいなものもあります。藤浪クンは12球団OKの姿勢も表明していますから、前年の菅野(智之)投手のように指名後の交渉が難しくなることはありません」(球界関係者) 他球団も、今回の日本ハムの動きを見て「大谷投手の米球界挑戦」を覚悟したような向きも感じられた。現時点で大谷投手側は「検討中」としかコメントしていないが、『メジャー挑戦』の見出しを立てるスポーツメディアもないわけではない。 10月11日は、高校球界を代表する両投手にとって、意味のある1日になったようである。※大谷投手とレッドソックスの面談に関するコメントは共同通信社等の報道を参考にいたしました。
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分