スポーツ
-
スポーツ 2012年09月20日 15時30分
元K-1王者・京太郎が快挙! 史上初のボクシング日本人ヘビー級世界ランカー誕生へ
元K-1ヘビー級王者で、昨年10月にボクシングに転向した藤本京太郎(26=角海老宝石=京太郎改め)が、快挙を成し遂げた。 9月19日、東京・後楽園ホールで、東洋太平洋ヘビー級8位の京太郎が、WBC世界ヘビー級15位のチャウンシー・ウェリバー(米国)と対戦した(10回戦)。日本人ヘビー級ボクサーが同級の世界ランカーと対戦するのは初めてだったが、京太郎は3-0の大差判定で、ウェリバーに勝利し、デビュー以来5連勝を飾った。 これで、世界王座挑戦が可能になる世界ランキング15位以内に入ることが確実となり、日本人ボクサーでは史上初の快挙達成となる。それでも、京太郎は「通過点」と、その先をしっかり見据えている。 陣営では今後、空位となっている東洋太平洋同級王座をめぐり、同級1位のソニービル・ウィリアムズとの王座決定戦開催を視野に入れているが、来年には世界挑戦ももくろむ。 K-1からの転向で、当初は好奇の目で見ていた周囲の環境も変わった。京太郎の活躍ぶりを評価して、JBCは今年6月、55年ぶりに同級の日本ランクを復活させ、京太郎が1位にランクインした。12月にはヘビー級新人王トーナメント開催、来春には日本ヘビー級王座決定戦を行う予定。かねがね、「日本人にはヘビー級は無理」と言われてきたが、その考えを京太郎が変えさせた。 今後、京太郎に刺激を受けて、プロレスや総合格闘技などからボクシングに転向する重量級選手が増えれば、日本ヘビー級戦線も活性化する。その意味でも、日本ボクシング界にとって、夢といえる日本人ヘビー級世界王者誕生に向け、京太郎に寄せる期待は大きい。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年09月19日 15時30分
日本相撲協会に衝撃! 雷親方に不倫・経費の不正計上疑惑が発覚
野球賭博問題や八百長問題で揺れた大相撲。現在、その信頼回復、再生に臨んでいるが、思わぬところから、スキャンダルが生じた。 9月19日発売の「週刊新潮」が、日本相撲協会の理事である元前頭・春日富士の雷(いかずち)親方(46)が、40代の女性協会職員と不倫関係にあった上、デートの場所として使ったラブホテルの領収書を協会の経費で落としたと報じた。 昨今、力士の不祥事は少なくないが、さすがに親方、しかも理事のスキャンダルともなれば、前代未聞だ。2人とも既婚者で、報道が事実ならW不倫となる。同誌の取材に、雷親方は「1人で泊まった」とコメントしている。 雷親方は開催中の秋場所(9月9日初日=両国国技館)を、初日から休場していることが明らかになり、北の湖理事長(元横綱)に理事の辞表を提出したが、保留となっている。相手の女性職員はすでに退職届を出しているという。 18日にマスコミ対応した八角広報部長(元横綱・北勝海)は、「しっかり調査して報告します」と言うにとどめた。 雷親方は96年秋場所(9月)で引退し、年寄・春日山を襲名して、春日山部屋を再興。11年4月に弟子の春日王の八百長関与が認定され、委員から主任に降格。今年1月の理事選に出馬し、初当選した。2月29日には元前頭・濱錦の引退に伴い、年寄名跡と部屋を譲渡。雷に名跡変更し、部屋付き親方として、理事職に専念していた。 理事は会社組織でいえば、取締役的な役回り。役職は協会員の規律を正す生活指導部長、故意による無気力相撲を取り締まる観察委員長などを務め、土俵内外で規範を示す立場。その雷親方が、不倫や経費の不正計上を本当にしていたなら、しゃれにもならない。事実であるならば、協会には厳正な対応が求められる。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年09月18日 11時45分
松坂超え狙うダルビッシュに朗報! “専属捕手”を確約される
MLBレンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が、9月14日(日本時間15日)のマリナーズ戦に先発。7回2安打1失点に抑え、岩隈久志投手(31)とのメジャー初対決を制し、15勝目(9敗)を挙げた。 これまで、メジャーに渡った日本人投手が、ルーキーイヤーにマークした最多の勝ち星は松坂大輔投手(32=レッドソックス)の15勝(12敗=07年)だったが、ダルビッシュはこの記録に並んだ。こうなると、1勝でも上積みして松坂超えを果たしたいところ。 また、日本人投手がメジャーで挙げた年間の最多の勝ち星は、08年の松坂の18勝(3敗)。ダルビッシュは残った公式戦で3戦の登板が予定されており、3戦すべてで勝ち星をマークすれば、この記録にも並ぶ。 そんななか、ダルビッシュに朗報が届いた。ロン・ワシントン監督(60)が残りの公式戦で、“専属捕手”の起用を確約したのだ。 レンジャーズの正捕手はマイク・ナポリ(30)だが、ダルビッシュとの相性が悪く、ヨービット・トレアルバ捕手(34=ブルージェイズに移籍)とコンビを組むことが多かった。ところが、チームがカブスからトレードでジオバニー・ソト捕手(29)を獲得したことに伴い、トレアルバは7月31日(同8月1日)に戦力外通告を受けてしまった。 正妻を失ったダルビッシュはナポリと再びバッテリーを組むが、コンビネーションはうまくいかず、精彩を欠く投球が続いた。そんな折り、ナポリが左太ももを痛め故障者リスト(DL)入り。代わって、マスクを被ったソトとのコンビは上々で、ダルビッシュは球宴後の不振から脱した。 それは成績を見れば明らかで、ナポリと組んだ際の防御率は10試合で5.68。一方、ここ6試合でコンビを組んだソトとは4勝1敗、防御率2.32と大きく違う。 ナポリは15日に復帰し、本来ならバッテイングがいいナポリが優先起用となるはずだが、ダルビッシュが登板する試合に限っては特別態勢が取られることになった。ワシントン監督は「今まで安定した投球が続いている。ソトは非常に頭が良く、ダルビッシュと合っている」とコンビ継続を決めたのだ。 ダルビッシュの次回登板は20日(同21日)のエンゼルス戦の予定。ワシントン監督の英断で、ダルビッシュは松坂超えの16勝目を目指す。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2012年09月17日 15時30分
夏場所で最高齢優勝の旭天鵬が通算勝ち星で外国出身力士のトップに
5月の大相撲夏場所(両国国技館)で、昭和以降の史上最高齢(37歳10か月)優勝を果たしたモンゴル出身の旭天鵬(友綱)に、またひとつ大きな勲章が加わった。 7月の名古屋場所、東前頭筆頭で2勝13敗と負けが込んで、今秋場所(両国=9月9日初日)は東前頭11枚目まで番付を落とした旭天鵬が、初日から8日目(16日)まで土つかずの8連勝。通算勝ち星が812勝となり、ハワイ出身の元関脇・高見山(先代・東関)と並び8位タイとなった。これで、旭天鵬は外国出身力士としては、通算勝ち星でトップに並んだ。 高見山といえば、外国出身力士のパイオニアで、ファンに絶大な人気を誇った。偉大な先輩に並んだ旭天鵬は「数字の上では先輩と同じところ。うれしい」と笑み。 参考までに、おもな外国出身力士の通算勝ち星は元大関の小錦が733勝、元横綱の曙が654勝、武蔵丸(現・大島)が779勝、朝青龍が669勝、現役の白鵬が698勝(16日現在)で、812勝がいかに偉大な記録かが分かる。 高見山は72年名古屋場所(7月)、平幕で初優勝し、翌秋場所(9月)に新関脇となったが、大関に上がることはできなかった。本人は「40歳まで現役」を強く望んでいたが、39歳を過ぎて力は衰え、84年春場所(3月)に十両陥落。翌夏場所(5月)は西十両12枚目で、2勝13敗に終わり、幕下陥落が確実となったため引退した。目標の40歳まで、あと1カ月だった。 旭天鵬は場所中の13日に満38歳となった。40歳まで、あと2年。旭天鵬の良さはケガが少ない頑丈な体をもっていることで、序二段時代の92年秋場所(9月)での全休以降、故障による休場が一度もない(07年夏場所で人身事故を起こしたことによる出場停止あり)。 タフネスさが売りの旭天鵬。ぜひとも、高見山が成し遂げられなかった「40歳まで現役」を果たしてほしいものである。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年09月15日 17時59分
3大関が休場の非常事態に「いない方がまし」との冷ややかな声も…
開催中の大相撲秋場所(9月9日初日=両国国技館)が、非常事態に陥った。日本相撲協会の看板である6大関のうち、半分の3力士が早々にリタイアしてしまったのだ。 まず、4日目から把瑠都(27=尾上)が右母趾(ぼし)基節骨剥離骨折で全治1カ月、琴奨菊(28=佐渡ケ嶽)が左膝内側側副じん帯損傷で全治1週間の診断を受け、2大関が同時に休場した。琴奨菊は比較的、軽傷なことから再出場の可能性もある。 そして、6日目から琴欧洲(29=佐渡ケ嶽)が右肩甲下筋挫傷で全治2週間の見込みとの診断で休場となった。3大関が途中休場するのは、01年秋場所の魁皇、千代大海、雅山以来、11年ぶり。 この事態に、北の湖理事長(元横綱)は「誠に遺憾だ。本当に残念で、ファンの皆さんには大変申し訳ない。大関は常に土俵に立ち続けるという気持ちが必要。もっと自覚を持ってほしい」と叱責。 特に5月の夏場所千秋楽で、優勝争いが懸かった一番が決まっていながら休場するなど、昨年夏場所以降、4度目の休場となった琴欧洲に対しては、「ケガが多くなってきた。気持ちを取り直し、もう一回頑張るという気持ちでなければ、ズルズルといってしまう」と手厳しいものだった。 ところが、協会の看板が3力士も欠けてしまう状況にも関わらず、ファンの反応は意外にも冷ややかだという。「休場しなくても、優勝争いに加わるわけではありませんし、終盤に星の潰し合いをするだけ。把瑠都や琴欧洲など、勝ち越すのが精いっぱい。いない方がかえって、スッキリしていいというファンの声も少なくないようです」(某スポーツ紙相撲担当記者) 先の名古屋場所(7月)では15戦全勝で優勝した日馬富士(28=伊勢ヶ浜)以外は、稀勢の里(26=鳴戸)と琴奨菊が辛うじて2ケタの10勝。把瑠都、琴欧洲、鶴竜(27=井筒)は9勝に終わっている。それは毎場所同じような状況。 今場所は6日目(14日)を終わった時点で、横綱・白鵬(27=宮城野)、綱獲りが懸かった大関の日馬富士、稀勢の里が6連勝。鶴竜も5勝1敗で、ここまでは残された3大関は健闘しており、現状では理想的な展開になっている。 単に人数が多くても、その立場にふさわしい成績を残せなければ、ファンの不満も募るだけ。現実的には3人もの大関が休んでも、「ふがいない大関が6人もいても、仕方がない」とファンに言われてもやむを得ないところだ。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2012年09月15日 11時00分
次期理事長に邁進の貴乃花親方
母親もお盛んなら、息子もお盛ん。御齢64歳におなりになる元二子山部屋のおかみ、藤田紀子さんが30歳も年下のお笑いタレント、ピース綾部祐二(34)と交際していることが公になり、夏枯れの芸能界を大騒ぎさせた。ところが、次男の貴乃花親方(40)は秋場所前、連日の猛暑をものともせず本業の親方業に奮闘。バスケットボール界の逸材、茨城県出身の双子のスカウトに成功した。 「この双子は上山剛、賢といい、どちらも身長185センチ以上という恵まれた体つきの中学3年生。ともにバスケットボールの茨城県選抜で全国3位に入賞しています。貴乃花ファンだった父親の強い勧めもあって力士になることを決意し、来年3月の中学卒業を待って初土俵を踏む予定です」(担当記者) さらに貴乃花親方は、秋場所後の10月には合宿する宮崎県の椎葉村に、数多くのプロ力士を輩出している全国屈指の名門校である鳥取の鳥取城北高、埼玉の埼玉栄高、熊本の文徳高などの相撲部員を招き、貴乃花部屋の力士との合同稽古や、プロアマ交流の相撲大会を開く予定を立てている。 「宮崎県はおかみさんの景子さんの出身地で、貴乃花部屋とは縁が深い。このイベントは椎葉村内の椎葉厳島神社の相撲場が完成したお祝いの目玉として行われることになっていますが、こんなに全国の強豪高が一堂に会するのは、極めて異例。大相撲界の現状を憂いている貴乃花親方の熱意の表れとも言えます」(部屋関係者) それにしても、理事2期目に入った今年の2月以降、貴乃花親方の存在がやたらと目立つ。 「北の湖理事長の一代年寄贔屓と相まって、存在感は増す一方。若手の親方たちの信奉も熱く、次期理事長争いでもう九重親方(元横綱千代の富士)を追い抜いた、という声も協会内には上がっています」(協会関係者) こんな“お盛ん”は大いに結構。
-
スポーツ 2012年09月14日 15時30分
1軍昇格はもう無理!? 斎藤佑樹がアマチュアにKOされる
2軍で調整中の斎藤佑樹投手(24=日本ハム)が、アマチュアの社会人チームにもメッタ打ちにされ、1軍昇格がまた遠のいた。 9月13日、鎌ヶ谷球場での社会人、JX-ENEOSとのプロアマ交流戦に先発した斎藤は6回を投げて、10安打4失点を喫して敗戦投手となった。これで、2軍降格後、6試合(非公式戦含む)に登板して、0勝5敗、防御率6.09。一度もピリッとした投球をした試合がない。 斎藤は「直球主体のパワーピッチングがしたいと思っていた。数字だけ見たら良くないかもしれないけれど、今は結果じゃなくて、自分のためになることをやるということです」と自分に言い聞かせた。 この日は、栗山英樹監督が視察に訪れた。好投すれば、即1軍昇格の流れもあったが、指揮官の前でいいところは見せられなかった。栗山監督は「四球を出して、初球、逆球でホームラン。もったいない。そこは、投げミスしてほしくないところ」と評した。また、「今、無理して(1軍に)上がることがいいのか」と昇格には消極的だった。 もはや、絶望的とも思える斎藤の昇格だが、1軍投手陣の台所事情は決して楽なものではない。ローテーション投手の多田野数人が12日のロッテ戦でKOされ、13日に出場選手登録を抹消された。現在の先発投手は武田勝、ブライアン・ウルフ、吉川光夫、中村勝、谷元圭介と5人しかおらず、1枚足りない。ましてや、ただいま9連戦の真っただ中とあって、先発投手のやりくりは苦しいところ。 栗山監督は「状態のいい投手から使う」としているが、先発は駒不足の窮状。失格のらく印を押した斎藤を、苦肉の策で1軍に戻す可能性もなくはない。ただ、現状、アマチュアすら抑えられない斎藤に、1軍の打者を抑えられるかどうかの疑問は残るが…。(落合一郎)
-
スポーツ 2012年09月12日 15時30分
“アニキ”阪神・金本引退に和田監督は安堵!?
“アニキ”の愛称で知られる阪神・金本知憲外野手(44)が、ついに今季限りでの現役引退を決意した。球団側には来季も契約を更新する意向もあったが、金本自身が身を引く覚悟を固めた。 今季の金本は6月に節目となる2500本安打、2500試合出場、1500打点を相次いで達成。474本塁打もマークし、歴代10位の田淵幸一(元西武)に並んだ。しかし、ここまで(9月11日現在)、109試合に出場、329打数85安打4本塁打26打点、打率.258と衰えは隠せず。ここ最近は若手優先起用により、控えに回ることも多くなり、規定打席からも外れた。 金本は広島・広陵高校、東北福祉大学を経て、91年のドラフト4位で地元の広島に入団。4年目の95年にレギュラーの座を奪い、以降、広島の中心選手として活躍。 02年オフにFA権を行使して阪神に移籍。04年に打点王、05年にMVPに輝くなど、03年と05年のリーグ優勝に大きく貢献した。 金本の象徴的な記録といえば連続出場。10年4月まで1492試合連続フルイニング出場、昨年4月まで1766試合連続出場の偉業を成し遂げた。 いずれの記録もその継続を阻んだのは、10年3月に痛めた右肩。その影響で、守備機会では満足な送球ができなくなり、フル出場ができなくなった。今季は右肩の調子も上向いていたが、それでも守備面で足を引っ張ることも多く、年齢的な衰えから引退を決断した。 生涯通算(11日現在)、2561試合出場(歴代9位)、2532安打(歴代7位)、474本塁打(歴代10位タイ)、1517打点(歴代8位)、打率は.258。 チームにとっては、精神的支柱ともいえる金本の引退は周囲に及ぼす影響も少なくない。しかし、その起用法に頭を悩ませ、気配りしながら使ってきた和田豊監督にとっては、これで悩みの種がなくなって安堵しているところだろうか?(落合一郎)
-
スポーツ 2012年09月11日 15時30分
不振の巨人・村田 プライドはズタズタ! 決意の丸刈りも実らず代打送られる!
「優勝争いがしたい」と、横浜(現DeNA)から巨人に移籍した村田修一内野手(31)が不振に陥り、そのプライドもズタズタにされた。 9月7日のヤクルト戦(神宮)で5番に座った村田は1回表、無死一、二塁の場面で空振り三振。2回表の第2打席では一死一、二塁の場面で登場するも、三塁ゴロで併殺打に終わった。6日の阪神戦(甲子園)では、3度の得点圏で凡退しており、この時点で4-0とリードしていた巨人・原辰徳監督は、精彩を欠く村田を2回裏に早々に交代させた。 原監督は「ずっと出ずっぱりだから、明日元気に会おうということ」と語ったが、岡崎郁ヘッドコーチは「彼にとっても屈辱的な交代だと思う。明日、どういう姿でグラウンドに出てくるか楽しみ」と懲罰交代だったことを明らかにした。村田は不本意な交代させられた上、試合中に異例の帰宅命令が出て、自宅に帰らされる屈辱を味わった。 決意の村田は頭を丸めて、8日のヤクルト戦(新潟)に臨んだ。しかし、打ったのは二死走者なしの第4打席での左前安打のみで、走者を置いた3回の打席では凡打に終わり、チャンスではいぜんサッパリだった。 そして、9日のヤクルト戦(新潟)では2打席凡退の後の6回表、一死満塁の得点機に0-3とビハインドだったこともあり、高橋由伸外野手を代打に送られてしまった。横浜時代なら、絶対にあり得ない事態。7日の懲罰交代に続き、チャンスで代打を出されたことで、“ハマの4番”のプライドは切り裂かれた。 10日現在、村田は打率.261、11本塁打、51打点で、すべての部門で阿部慎之助捕手のみならず、坂本勇人内野手、長野久義外野手より成績は下回っている。得点圏打率は.242でリーグ・ワースト8位。期待に応えられない村田に、原監督の我慢も限界に達し、非情の采配に転じたのである。 しかし、こんな意見もある。「去年の村田の成績は打率.253、20本塁打、70打点。それを思えば、今年の村田は、それなりに頑張っているのではないでしょうか。去年の得点圏打率は.196で、両リーグ通じてワースト。もともと、チャンスに弱い選手なのですから、過剰な期待をする方が、そもそも無理な話です」(某スポーツ紙記者)。 万年最下位の横浜にいたから目立たなかっただけで、村田の勝負弱さは折り紙つき。人気球団に移籍したばかりに、勝負弱さが浮き彫りになってしまった村田。とはいえ、自ら望んで巨人に移ったからには、それもまた、いたし方ないところか。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2012年09月10日 15時30分
史上2人目の覆面レスラー議員が誕生! スペル・デルフィンが和泉市議選に当選
任期満了に伴う大阪府和泉市議選(定数24)が9月9日投開票され、沖縄プロレス社長で覆面レスラーのスペル・デルフィン氏(44)=無所属新人=が初当選した。 同市議選には29人が立候補。デルフィン氏はトップ当選のせきど繁樹氏(3753.116票)に次ぐ3552票を得て、堂々の2位で当選を果たした。 デルフィン氏は「地元やファンのみなさんの力で当選させていただいた。和泉市を日本一の町にしたい」と話した。覆面の着用については「できるなら覆面のまま活動したい。迷惑をかけるなら脱ぐが、覆面で活動することが和泉市の知名度アップにつながるはず」と語った。 覆面レスラー議員といえば、デルフィン氏のみちのくプロレス時代のライバルだったザ・グレート・サスケ氏が、03年4月に岩手県議となったのが史上初。デルフィン氏は2人目となるが、サスケ氏のようにかたくなに覆面着用にこだわるつもりはなく、状況次第では脱ぐ覚悟を固めている。ただ、デルフィン氏は20年以上、覆面レスラーとして活躍しており、素顔より覆面姿で議員活動するのが自然な流れだ。 今後、デルフィン氏は和泉市議としての公務を最優先するため、プロレスラー活動はセミリタイアする意向。 デルフィン氏の当選で現職の元現プロレスラー議員は、衆院議員の馳浩氏(自民党=元全日本プロレス)、東京・品川区議の木村健悟氏(元新日本プロレス)、東京・文京区議の西村修氏(国民新党=フリー)、埼玉・狭山市議の土方隆司氏(フリー)、北海道・芦別市議の若松市政氏(フリー)に続き6人目となった。(ミカエル・コバタ)