スポーツ
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スポーツ 2012年12月07日 11時00分
いまだ兄弟ゲンカのわだかまり NHK大相撲解説に花田氏抜擢話も貴乃花親方の壁
元横綱の花田虎上氏(41)が、NHKから大相撲中継の解説を依頼されているともっぱらだが、暗礁に乗り上げているという。 「今年の正月、確執が取り沙汰されていた花田氏と母親でタレントの藤田紀子さんが、『徹子&羽鳥が初タッグ あの真相全て聞きます ザ・プレミアムトーク』(テレ朝)に揃って出演し、弟の貴乃花親方との復縁を呼びかけたんです。その後、兄弟、親子との仲が戻ったといわれたことが、NHKが花田氏にオファーしたきっかけです」(相撲関係者) 同番組の中で花田氏は、現役時代から弟とは仲が悪く、連絡先すら知らないことを暴露。しかし、異例の呼びかけに頑固一徹の貴乃花親方も折れざるを得なかったと囁かれていた。 「花田氏は喋りも上手くサービス精神も旺盛で、NHKとしては舞の海と並ぶ看板解説者として迎え入れたい。一方の花田氏も、NHKの解説者になればタレントとしての格が上がり、旅番組やバラエティーだけに出る三流タレントから脱却できる。NHKも、満を持して花田氏に話を持ちかけたようです」(元力士) しかし、双方に旨味のある話にもかかわらず、一筋縄ではいかないようだ。 「どうやら花田氏に踏ん切りがつかないようなのです。理由はやはり、兄弟の仲がいまだにしっくりいってないこと。しかも、弟は場所中、正面の解説を務めることもあるだけに、取材で鉢合わせするかもしれない。そこで邪魔者扱いされることを気にしているんですよ」(同) 花田氏と同じく芸能界入りした力士といえば、元大関の小錦(現・KONISHIKI)が挙げられるが、こちらもタレントとしては泣かず飛ばずだ。 「KONISHIKIの場合は、経営していたハワイアンレストランが潰れ、胃を半分に切るダイエットで体重を100キロ以上落としましたが、トレードマークの巨漢ではなくなり、ほとんど仕事が来ない状態。角界を離れたことを後悔しています。花田氏も同様で、器用なことができない相撲取りが芸能界で生き抜くのは難しいですよ」(同) やはり解説者の道しかなさそうだ。
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スポーツ 2012年12月06日 16時10分
それでもまだ高い!? 巨人・小笠原が史上最大3億6000万円の減俸で契約
巨人・小笠原道大内野手(39)が、12月5日、来季の契約交渉に臨み、今季年俸4億3000万円から、実に3億6000万円減の7000万円でサインした。 野球協約には減額制限が設けられており、年俸が1億円を超えている場合は40%が上限とされている。ただし、本人が同意すれば制限を超えて減額することができると規定されている。 これまで、10年オフに松中信彦外野手(ソフトバンク)が4億円から2億円に、11年オフに清水直行(前DeNA)が2億5000万円から5000万円に下がり、ともに2億円の減俸をされた例はあるが、今回の小笠原の3億6000万もの大減俸は史上最大級の下げ幅だ。小笠原は岩瀬仁紀投手(中日)に次ぐ球界第2位の高給取りだったが、一気に滑り落ちた。 今季の小笠原はわずか34試合の出場で、100打席にも満たず、92打数14安打0本塁打4打点、打率.152の惨たんたる成績だった。昨季も83試合出場、281打数68安打5本塁打20打点、打率.242と不本意な成績に終わっており、2年連続の不振は引退勧告を受けてもおかしくなかった。 小笠原は「2年やってませんのでね、大方の予想はしてましたけど、契約してもらえるだけ良かったという気持ちで、サインをして、もう来季に頑張ろうという、心一新にして」と胸中を語った。 スポーツジャーナリストのA氏は「新陳代謝の激しい今の巨人では、来季、小笠原がレギュラーで出ることはむずかしいと思います。小笠原の獲得に興味をもった他球団もあったようですが、『3000万円程度なら』との評価だったようです。小笠原が提示額に不満で拒否していたら、クビになっていたでしょう。それを思えば、来季も現役を続けられて代打要員でも、7000万円もらえるなら、決して安くはないです。むしろ、高いくらいです」と語る。 年齢からくる衰え、統一球への対応の不徹底、故障…数々の不安要素を抱える小笠原。そのユニフォーム姿も、来季で最後になるかもしれない。※注※文中の金額は推定(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月06日 11時45分
横浜ベイスターズ 中畑清監督の仁美夫人 亡くなる
プロ野球横浜ベイスターズ、中畑清監督の仁美夫人が5日、18時05分、子宮頸がんにより東京大学医学部附属病院(東京都文京区)で亡くなった。59歳だった。通夜、告別式などは現在のところ、未定だという。
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スポーツ 2012年12月05日 17時12分
叶美香効果? 亀田興毅戦の視聴率が2年9カ月ぶりに20%超え!
亀田3兄弟の揃い踏みとなった12・4大阪・ボディメーカーコロシアムでの「亀田祭り」で、メーンを張った長男のWBA世界バンタム級王者=亀田興毅(26=亀田)が、同級暫定王者=ウーゴ・ルイス(26=メキシコ)との王座統一戦に臨み、2-1の僅差判定で勝利し、5度目の防衛に成功した。 10年12月26日、アレクサンドル・ムニョスとの王座決定戦を制して、3階級制覇を成し遂げて以降、4度の防衛戦はいずれも、勝って当然のランキング下位の選手ばかりだった。V5戦で、ようやく強豪を迎えたことで、その真価が問われる一戦だった。 試合後、ルイスが「亀田は最初、逃げてばかり。1度も強いパンチはもらっていない」とコメントしたように、終盤を除けば、興毅は終始距離を取る戦法で、残念ながら激しい打ち合いにはならず。ダウンシーンもなく、ファンにとってはいささか物足りない試合内容だった。ただ、僅差とはいえ、難敵・ルイスを退けて、王者として一定の評価を得たことは確か。 今後については1階級下げて、スーパーフライ級に転向し、4階級制覇を目指すことが有力だが、「それも可能性の一つ。バンタム級に残って防衛したい気持ちもある」と明言を避けた。スーパーフライ級に落とした場合、次男で弟の大毅と同じ階級になってしまうため、その兼ね合いが問題となるが、来年中に4階級制覇に向かうことは間違いない。 V5戦の視聴率(以下すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)は20.5%だった。瞬間最高は10回終了後の午後9時1分の25.1%。かつて、興毅の試合は毎回高い視聴率を弾き出していたが、バンタム級に転級してからは降下。王座決定戦(10年12月26日)=13.8%、V1戦(11年5月7日)=13.9%、V2戦(同8月31日)=16.7%、V3戦(同12月7日=セミファイナル)=10.2%、V4戦(12年4月4日)=14.6%とかげりを見せていた。 視聴率20%の大台を超えたのは、10年3月27日、ポンサクレック・ウォンジョンカムに敗れて、WBC世界フライ級王座から陥落した試合の22.1%以来、実に2年9カ月ぶりとなった。 今回の試合では叶姉妹の妹・叶美香がラウンドガールに起用され、1回と2回の間に、セクシーな衣装で登場したが、これも高視聴率の一因となったようだが、久しぶりに強豪と対戦することで、ソッポを向いていたボクシングファンが振り向いた可能性が高い。 興毅は視聴率に関して、「なんやかんやいうても、常にボクシング界は亀田中心に回ってるちゅうことや」と語ったが、好カードを組めば、まだまだ興毅には需要があることを証明した。今後はこれまでのように、勝てる相手ばかりをチョイスせず、いいカードを組んでくれることを切望するばかりである。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月04日 15時30分
今年は大丈夫? ボクシング井岡一翔が2年連続でTBSの紅白の裏の顔に!
プロボクシング前WBA&WBC世界ミニマム級統一王者で、WBA世界ライトフライ級2位・井岡一翔(23=井岡)が、12月31日に大阪・ボディメーカーコロシアム(旧大阪府立体育会館)で同級王座決定戦に臨むことが決まった。対戦相手は、前同級暫定王者で同級5位のホセ・ロドリゲス(23=メキシコ)。 また、同日、井岡が返上したWBA世界ミニマム級王座の決定戦に、高校時代の同級生でジムの同僚である同級2位・宮崎亮(24=井岡)が出場。元同級王者のポンサワン・ポープラムック(34=タイ)と同王座をめぐって激突する。 さらに、元K-1ヘビー級王者で東洋太平洋ヘビー級2位の藤本京太郎(26=角海老宝石)は、同級1位のソロモン・ハウモノ(37=豪州)と王座決定戦で対戦する。京太郎が王座を奪取すれば、東洋太平洋のヘビー級ではアジア人初の快挙となる。 TBSは大みそかに、NHK「紅白歌合戦」の裏で、「大晦日スポーツ祭り」(仮題)を放送するが、その番組枠内で井岡、宮崎のダブル世界戦を中継することを決めた。 昨年の大みそか、TBSはスポーツバラエティー「ビートたけしの勝手にスポーツ国民栄誉SHOW2011豪華アスリート総登場5時間半生放送SP」(午後6時〜11時39分)を、「紅白」の裏で放送。午後7時30分から、WBC世界ミニマム級王者・井岡対挑戦者・同級9位=ヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)の一戦を組み込んだ。 ところが、井岡の試合と「紅白」のAKB48、芦田愛菜&鈴木福の出演時間が同時刻にガチンコでぶつかってしまい、さらには試合自体がわずか1分38秒で終わったため、過去の名場面集をVTRで流すなどしてしのがざるを得なかった。 結果的には同番組の視聴率(以下すべて、ビデオリサーチ調べ、関東地区)は第1部(午後6時〜7時40分)が6.7%、第2部(午後7時40分〜9時30分)が6.4%、第3部(午後9時30分〜11時)が4.2%と惨たんたるものだった。 井岡のボクシング中継は、6月20日の八重樫東との世界統一戦で18.2%を記録するなど、常に高視聴率をマークしているが、単独の「ボクシング中継」ではなく、今年もスポーツバラエティー番組の枠内で放送するとあって、不安ものぞく。 かたや、テレビ東京でも2年連続で「紅白」の裏で、ボクシング中継を放送することが決まっている。昨年は内山高志と細野悟のダブル世界戦(午後9時30分〜11時30分)で、4.2%を記録した。 今年はさらにトリプル世界戦にスケールアップして、WBA世界スーパーフェザー級王座統一戦 〜正規王者・内山高志対暫定王者=ブライアン・バスケス、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ〜王者=佐藤洋太対同級5位=赤穂亮、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ〜王者=テーパリット・ゴーキャットジム対同級10位=河野公平の3試合がオンエアされる。 両局とも、放送時間は未定ながら同じボクシング中継で、しのぎを削ることになる。TBSの北村公一郎プロデューサーは「テレ東さんの倍(の数字)を」と意気込んでいる。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月01日 17時59分
金メダリストから被告人に転落した内柴正人被告は4日間連続公判でどんな表情をみせたのか?
指導していた大学の女子柔道部員に合宿先で乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪に問われたアテネ、北京両五輪の柔道金メダリスト内柴正人被告の公判が11月26日から29日までの4日間連続で東京地裁で行われた。 公判中の時間帯と重なった各局のワイドショーは速報で内柴被告の判決をめぐって淫語が飛び交う法廷内の様子を報じ、各スポーツ紙なども大々的に報じたが、その4日間、内柴被告は法廷でどんな表情をみせていたのだろうか? 第3回公判の26日は内柴被告とともに大学でコーチをつとめていた男性が検察側の証人として出廷。元コーチは国士舘大時代は内柴被告の付き人をつとめていたというだけに、証言を躊躇するかと思いきや、同席していた、内柴被告がホテルの帰る前のカラオケ店で被害者から「フェ●チオ」されたとする主張を「見ていない」と否定した。 「被告は被告人質問に備えてか、下を向いて元コーチの証言をずっとメモしていた。時折、後ろに座る弁護人のほうを振り返ってなにやら話をしていた。ふてくされた表情で元コーチに目をやるひと幕もあった」(傍聴した裁判ライター) 第4回公判の27日はカラオケ店で同席していた内柴被告の大学の後輩にあたる警察官が検察側の証人として出廷。元コーチ同様、カラオケ店での性行為を否定。続いて、同じく検察側の証人として、事件があった夜とその前日、内柴被告が被害者に乱暴したとするホテルの部屋と同じフロアに宿泊していた女性が出廷。どちらの日か分からないとしつつ、「緊迫した大人の女性の『キャー』という悲鳴が聞こえた」と、その声が被害者のものである可能性を伺わせた。 「被告は前日同様、下を向いてメモっていた。ひと通りメモると、冷たい目で警察官をじっと見つめていた。事件後、もみ消しを依頼するほど頼っていたのに、自分に不利な証言をしていることが納得いかない様子のようだった。悲鳴を聞いた女性の証言の時は、下を向いて腕組みして証言に聞き入っていた」(同) そして第5回公判の28日は内柴被告に対する弁護側からの質問が行われた。内柴被告はハキハキと事件があった夜のことを語り、カラオケ店やホテルでの性行為様子も赤裸々な描写で語り、無罪を主張。後半には事件後、自殺を考えたことを告白し涙をみせた。 「質問開始前にはマイクに向かって大きな声で『お願いします』。少しでも裁判官の心証を良くしようとしているのが透けて見えた。そして、事件後のことになると、言葉に詰まる場面が出てきて、自殺を考えたことを告白すると目頭に手を当てた。その後は、涙声だったが、具体的にどうやって自殺しようとしたかなどについては触れられなかった」(同) 第6回公判の29日は内柴被告に対する検察側からの質問が行われた。前日とうって変わって、都合の悪い質問には「記憶にない」、「覚えてない」を連発。検察側から厳しく突っ込まれる場面もあった。 「前日に続き『お願いします』と元気にあいさつしたものの、検察の質問について考え込んだり、意味が分からずに聞き返したりとまったくかみ合わず。『勃起したのか』と聞かれ『フル勃起じゃないですけど』、『ペニスは半ズボンから勝手に出たのか、出したのか』と聞かれ『出しました。そんなに“暴れん坊(棒?)”じゃないんで』と下ネタを交えてどや顔を浮かべるなど、答えなくてもいい余計なことを答えていた。被害者の弁護士は特に厳しい口調で質問したため、『何いってるんですか!』とキレたりしただけに、裁判官の心証はかなり悪そう」(同) 次回、今月26日の公判では検察側の論告求刑が行われ、判決は年明けの見込み。 昨年12月に逮捕された内柴容疑者は2年続けて拘置所での年明けとなるが、五輪2連覇を達成した08年から一転、最悪の五輪イヤーの年明けとなってしまった。
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スポーツ 2012年12月01日 17時59分
花巻東・大谷 メジャー挑戦から日本ハム入団に傾いた!?
メジャー挑戦を表明していた花巻東・大谷翔平投手(18)が、心変わり? 日本ハム入団に傾いていることが分かった。 日本ハムは10月25日のドラフト会議で、メジャー志向の大谷を強行指名。球団は11月2日、岩手県奥州市の自宅を訪問し、指名のあいさつ。その後、同10日、同17日と交渉を重ね、同26日には栗山英樹監督が同席して入団交渉にあたった。 大谷は栗山監督との対面に、グラリ。「わざわざ来ていただいた。ありがたいです。すばらしい話が聞けました。キャスターの経歴がある方で(メジャーに)詳しい方。そういう話を聞けて良かったと思う。交渉というなかで、いい話が聞けました。考えて決めたい」と悩める胸中を吐露していた。 日本ハムはこれをもって、交渉は終わり、あとは大谷側の回答待ちとした。ところが、大谷側からの要望で、12月3日に追加交渉することが決まった。これには、栗山監督も同席する。 完全な「ノー」であれば、大谷側から再交渉の要望が出るはずもなく、かなり日本ハム入団に心が傾いていることがみてとれる。3日の話次第では、入団に向け一気に加速する可能性も十分。 日本ハムは投手と打者との二刀流、早期のメジャー挑戦容認を提案している。打者としても非凡な才能をもつ大谷だけに、両分野での適性を見るプランであり、早期のメジャー挑戦は大谷の心を揺さぶったようだ。 国内では巨人、中日、阪神などのように、海外FA権を取得するまで、メジャー行きを認めない球団も多いが、日本ハムは容認派。今季からMLBに新天地を求めたダルビッシュ有投手がいい例で、ポスティングシステムを使って、7年で日本球界に別れを告げた。 もちろん、ポスティングで落札されるためには、一流選手になることが必須条件。大谷がダルビッシュのように、短期間でうまく育てばという話になる。高卒でいきなりのメジャー挑戦となると、言葉や環境の問題もあり、リスクも高い。それであれば、日本の球団をいったん経由して、早期のメジャー挑戦という方法もあることを、日本ハムは提示しているのだ。 日本ハム入りに大きく傾いたと思われる大谷の決断が待たれるところだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月01日 10時00分
方針変更? 星野楽天がオフの大型補強に参入
星野仙一監督(65)が今オフのFA市場に参戦する。阪神が優位に進めていた福留孝介外野手(35)との交渉に横やりを入れてきたのは既報通りだが、「横浜DeNA入りが濃厚とされていたトニ・ブランコ(32=前中日)」との関係にも割って入ってきた。 楽天イーグルスは『マネーゲーム』のような補強はやらない経営方針だったはずだが…。 「いや、楽天は『大型補強はやらないチーム』とは言い切れませんよ。星野監督が就任した最初のオフは松井稼、岩村を獲得し、前年オフ、井川(オリックス)にもオファーを出し、実際に交渉を重ねてきました」(プロ野球解説者の1人) 阪神は福留に対し、『3年総額年俸6億円』を提示したとも言われている。横浜DeNAも福留にはラブコールを送り続けており、原田真オーナーなど球団首脳陣も「補強はやる!」とペナントレース終了直後から、その意気込みを語っていた。おそらく、阪神と同額か、それ以上のオプション契約も福留側に提示したはずだ。 「福留はギリギリまでメジャー契約を目指し、『限界』と判断した時点で日本球界との本格的な交渉に臨むつもりです。ちょっと言い方は悪いが、現時点で、阪神、横浜DeNAは“浪人”しないための保険でしょうね」(米特派員) こうした情報を聞くと、星野楽天が福留争奪戦を巻き返すには『それ以上の軍資金』が必要となる。楽天はマネーゲームも辞さない戦力補強策に変更したのだろうか−−。 こうも考えられる。楽天はフェルナンデス、ガルシアなど4人の外国人選手の退団を発表している。彼らの推定年俸を合わせると、約1億8000万円。ここに、解雇となった岩村明憲内野手(33)の推定年俸1億5000万円を足せば、3億3000万円。単年契約なら、数字的には阪神を上回る年俸を提示できる。 星野監督は“中日時代の恩師”にも当たる−−。「かつての教え子作戦」は井川には通用しなかったが、星野監督と福留の不和を伝える話は1つもない。『金銭面』以外でも勝負できると見るべきではないだろうか。 「三木谷浩史氏がオーナーに復職したので、それに関連しているのかもしれません。そろそろ、優勝の2文字が真剣に欲しくなった時期です。満足な補強もしないで臨んだ今季の成績を考えれば、補強費を多少増やしたとしてもおかしくはありません」(前出・プロ野球解説者) 楽天には『大砲』と呼べるスラッガーを欲している。いずれにせよ、星野楽天の参入によって、福留、ブランコはニンマリといったところだろう。
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スポーツ 2012年11月30日 15時30分
DeNA・中村ノリ “格安年俸”でしぶしぶ契約の裏事情
DeNAの中村ノリこと中村紀洋内野手(39)が、11月30日、契約交渉に臨み、3000万円(推定)プラス出来高の“格安年俸”でサインした。 今季のノリはシーズンを通してクリーンアップを務め、126試合に出場、442打数121安打、打率.274(リーグ10位)、11本塁打、61打点で文句ない成績を残した。特筆すべきは勝負強さで、得点圏打率は一気に跳ね上がり、.306(リーグ5位)で、4番のアレックス・ラミレス外野手(38)の.281を上回り、チームトップだった。 今季年俸は1500万円で、3000万円は倍増となる。下交渉でノリは3倍増の4500万円を希望し、態度を硬化させたともいわれる。確かに今年のノリの成績なら、4500万円は妥当な額で、むしろ球団提示額が低すぎることはいうまでもない。ただ、元の年俸が1500万円と安いことで、球団は主張を曲げず、出来高をつけることで決着をみたようだ。 契約を更改したノリは「今年は自分なりにいい成績は残せたと思う。ただチームが最下位の悔しさがある。来年はCS(クライマックスシリーズ)を目指せるように頑張っていきたい」と話したが、内心ではじくじたる思いがあることをいうまでもない。 希望額に及ばないながら、しぶしぶ契約したからには事情がある。それは、2000本安打達成という大目標だ。現在、ノリの通算安打は1968本で、大記録まであと32本。年齢的にも後がないノリは、なんとしても来季中に、この数字をクリアしたいのがホンネ。そのためには、ユニフォームを着ている必要がある。 スポーツジャーナリストのA氏は「一時は球団とモメて、交渉がまとまらず、自由契約になるのではないかとの憶測も出ました。ただ、ノリはこれまでオリックス時代、楽天時代に自由契約になり、その“わがまま病”の風評が災いして、なかなかオファーがかからなかった過去があります。DeNAから出ても、プレーする球団がなければ、2000本安打達成は露と消えます。ノリも今回はグッとこらえて、不満ながらも残留の道を選んだのでしょう」と語る。 契約はまとまったものの、2000本安打への道は容易ではなさそうだ。ノリは今季、一塁と三塁を守ったが、三塁には筒香嘉智内野手(21)が固定されることが確定。さらに、中日から4番、トニ・ブランコ内野手(32)を強奪することが有力となっている。ブランコがDeNA入りしたら一塁にどっかり座ることになり、ノリは弾き出されて代打要員となってしまう。 レギュラーなら簡単に達成できる32安打も、代打専門となると、たやすい数字ではなくなる。来季のノリには、いばらの道が待ち受けているようだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年11月30日 11時45分
2012年『12球団合同トライアウト』 戦力外通告で見せた男の生きざま(佐伯貴弘選手編)
トライアウト史上、『初めての光景』ではないだろうか。 横浜、中日で活躍した佐伯貴弘選手(42)が第2回トライアウトを受験した。ご周知の通り、佐伯選手は2011年に中日から戦力外を通告され、現在は“野球浪人”である。今年11月も千葉ロッテの入団テストを受けたが、『不合格』。その情報はトライアウト会場に駆け付けたファンも分かっていたのだろう。佐伯選手にはひと際高い拍手と声援が送られていた。 結果は、2打数1安打2四球。佐伯選手は『囲み取材』で、こう答えている。 「今年1年間やってきたことに基づいて、しっかりとそれができたと思う。遠回りではなかった。納得? 納得というか、ここまで自分がやってきたことには納得しています」 −−千葉ロッテの入団テストでは、『合格』とはならなかったが? 「いや、本当に感謝しています。入団テストを受けさせていただき、紅白戦にも出させてもらい、実戦感覚がやらせてもらったというか、素晴らしい環境を与えていただき、本当に感謝しています」 −−トライアウトの合否が出た後は…。 「オファーが何処からもなければ…。えっ、海外? 何も考えていないけど、今後、どうするかは決めていません。これから考えます。これから考える…。だから、今言ったら、後で決めたことと違ったらウソを付いたことになるでしょ? 今の時点で今後のことは言えません」 囲み取材の前方に陣取っていた記者の1人が、千葉ロッテ・伊東勤監督からのメッセージを伝えた。「佐伯は絶対に将来ユニフォームを着て、指導者になる男だから、悔いの残らないよう頑張ってほしい」−−。この第2回トライアウトを取材して、伊東監督が彼の去就を気に掛けた理由も分かった。佐伯選手は守備に着いた際は投手に檄を飛ばし、また、打席の順番待ちをしているときも、投手、打者の両方に声を掛けていた。「今日は実戦感覚で久しぶりに野球ができて、本当に楽しかった」とも話していたが、これまで、檄を飛ばす受験選手は見たことがない。 「お互いに立場は同じ。そのなかで違うのは、僕の方が年齢が上だということ。できることは声を掛けてやること。敵、味方とか関係なく、1人の野球人として…」 −−伊東監督も心配していたが、今日のトライアウトに『後悔』はないか? 「だいたい、辞める選手って『もうちょっとあのとき』とか『あれができていたら…』って言うんですよ。オレ、そういうの、大っ嫌いなんですよ。自分はいつ棺桶に入ってもいい、これ以上できませんっていうくらいやって来たつもりだし、成績の善し悪しはともかく、そこに臨むまでの準備はいつも万全を期してきたつもりだし、そういう意味では『後悔』はないです」 このときの強い口調もそうだったが、ここまで自分のことを「僕が」と話していた佐伯選手が「オレ」と言った。野球人としての熱い思いを隠しきれなかったのだろう。 ヒットの数ではなく、ここに臨むまでの準備で万全を期してきた−−。佐伯選手は最後にこう語ってくれた。 「今日に至るまで自分は1人でやってきたつもりはありません。手伝ってくれる人、キャッチボールをしてくれた人、マッサージをしてくれた人、ティーを挙げてくれた人、色々な人がいて、自分のワガママに付き合ってくれたんですね。感謝しています」 球場を出ると、まだファンが残っていた。サインをねだられた。 「今、自分は選手ではないからサインはできません。…握手しよう!」 佐伯選手は時間も惜しまず、球場外に待っていたファント握手を交わした。「佐伯コール」が沸き上がった。トライアウト史上、初めてではないだろうか。 「今日が最後? まだ分からない。今は何も考えられない。何年か経って、『あのときが最後だったんだな』って思い出せばそれでいいじゃないですか」 充実した日々を送るにはどうすればいいのか。佐伯選手の言葉には、我々ビジネスマンにも通じるものがある。(スポーツライター・美山和也)
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