search
とじる
トップ > スポーツ > 補強に影響も 最下位脱出に向けDeNAが異例の禁煙強化へ

補強に影響も 最下位脱出に向けDeNAが異例の禁煙強化へ

 5年連続セ・リーグ最下位に沈むDeNAベイスターズが、球界では異例の禁煙強化に取り組むことになった。

 DeNAは10月17日、横浜スタジアムで中畑清監督(58)、コーチ、選手、スタッフらが出席し、専門医を招いて「禁煙セミナー」を実施し、禁煙の勧めを説いた。

 球団は今ドラフトから指名した選手には、喫煙を許さない方針を明らかにした。球団関係者は「契約交渉の時にしっかり理解してもらった上で、契約することにします。プロ野球は夢を与える仕事ですし、ウチは変わっていかないといけないチームですから」と説明。

 実はすでに今季入団した新人選手に対しても、喫煙を禁止にしており、ルールを破った選手に罰金などのペナルティーを科していたことが明らかになった。宮崎で開催中のフェニックスリーグに派遣されていた飛雄馬内野手(21)、西森将司捕手(育成=24)が球場で喫煙したとして、神奈川・横須賀の2軍施設に強制送還されていたことが判明。フェニックスリーグに出場する若手選手には、7日の宮崎入り前に「禁煙セミナー」を開いていた。池田純球団社長は「球団のルールに違反したものは厳しく処分した」と話している。

 新人ではない若手については全面禁止ではないが、強く禁煙を勧める方針。また、実績を残している選手には禁煙を強制はしないが、やはり禁煙を勧めていくことに変わりはない。6年前にたばこをやめたという中畑監督は「喫煙は運動能力の低下につながるので、最下位脱出のために、ぜひ禁煙を勧めたい」と話し、野田尚志チーム統括部長は「若い世代が中堅になった時に、吸わないのが当たり前というチームにしたい」と語った。球団では横浜スタジアムのベンチ裏の喫煙スペースを、廃止することも検討するという。

 義務となる新人のみならず、実績を挙げていない若手選手も事実上、禁煙同然。喫煙者の主力選手にとっては、禁止はされないが、このチームに居心地が悪くなることは間違いない。

 こうなると、問題になってくるのが補強への支障。ドラフト、FA等で獲得を希望する選手が喫煙者であった場合、「DeNAには行きたくない」となってしまう可能性も十分。プロ野球選手の喫煙率は推定で3〜4割といわれており、相当数いるのは確か。禁煙を強化するばかりに、喫煙者の有望選手を補強できなくなってしまえば、「最下位脱出のため」との目的達成はできなくなってしまう。逆に現在、DeNAでプレーする喫煙者の主力選手が「このチームでは、たばこが吸いづらい」として、FAで流出する危険性もはらんでいる。

 時代の流れとはいえ、このDeNAの施策は、果たして吉と出るのだろうか? プロ野球は“結果”がすべての世界である。
(落合一郎)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ