スポーツ
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スポーツ 2012年12月16日 11時00分
角界“給料据え置き”の悲惨
これでは据え置きも止むを得ない。大相撲界の今年の締めの九州場所(福岡国際センター)は、横綱白鵬(27、宮城野)が千秋楽を待たず、14日目にぶっちぎりで4場所ぶり、23回目の優勝を決めた。しかし、盛り上がっていたのは本人と周辺だけ。 それもそのはず。8日目に開かれた理事会で、来年もまた、力士や親方たちの給料の据え置きが決まったのだ。これで平成13年に一律3%アップされたのを最後に、12年連続ただの1円もアップされないまま。 「大相撲はいまや、完全に斜陽企業ですね。場所前の新弟子検査で、応募者がたった1人しかなく大きな話題になりましたが、汚い、厳しいに加えて収入も少ないでは、やりたいという若者が出てこないのも当たり前。力士の総数も減少の一途をたどり、今場所は最多時のおよそ3分の2の623人。このままいけば近い将来、興業が打てなくなるのでは、と多くの関係者が心配しています」(担当記者) もちろん、力士たちの間にはこの給料据え置きに対する不満がいっぱい。4年前には当時の朝青龍力士会会長が異例の賃上げを要求したが、協会サイドはまったく無視だった。これに懲りたのか、最近は不平、不満は内にこもってなかなか表に出てこない。面倒見のよかった朝青龍から、おとなしい白鵬に力士会会長が変わったことも影響しているのかもしれない。 「それより痛いのは、肝心な協会の懐がひっ迫していることですよ。なにしろ、今年2月の決算で48億もの大赤字を出したばかりで、協会をあげて緊縮策に取り組んでいるところですから。この九州場所の客の入りも、去年よりはよくなっていたものの、決していいとは言えませんでしたから」(協会関係者) 無い袖は振れぬということか。
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スポーツ 2012年12月15日 17時59分
イチローの残留が決定! カネより“ヤンキース愛”貫いた
なかなか決まらなかったイチロー外野手(39)のヤンキース残留が、ようやく決定した。 イチローはFAとなっていたが、12月14日(日本時間15日未明)、ヤンキースと合意に達した。条件は2年総額1300万ドル(約10億8500万円)とみられ、今季年俸1800万ドル(約14億4000万円=推定)から約3分の1となる大幅減俸を、イチローがのんだ恰好だ。 決め手となったのは、カネではなく、ヤンキースへの愛着だった。今季途中の7月にマリナーズから移籍したイチローは、ア・リーグ東地区の優勝を経験し、プレーオフに進出。タイガースとのリーグ優勝決定シリーズには敗れたが、「ボクがアメリカに来て理想としていたものがここにある。ここでしか味わえないものは確実に存在する」とコメント。ヤンキースを気に入っていたイチローは、かねて残留を希望していた。 しかし、ヤンキースは他の選手の残留交渉を優先したため、イチローとの本格交渉に入るまでには時間がかかった。当初は単年500万ドル(約4億1700万円)程度の提示とみられていたが、他球団の動向がイチローに有利にはたらいた。 フィリーズが2年1400万ドル、ジャイアンツが2年1500万ドルで、イチローにオファー。ヤンキースは提示額を見直さざるを得なくなり、年俸も当初よりアップ、単年は複数年に変わった。とはいえ、ヤンキースの条件は他球団の提示額を下回っており、あくまでもカネよりヤンキース愛を貫いた。 来年10月で40歳となるイチローと複数年契約を結ぶには、ヤンキース側にリスクもある。だが、他球団のオファー内容、そしてグッズ売り上げチーム2位で営業部門からのラブコールも効果を上げ、2年契約で落着した。 メジャー通算3000本安打まで、あと394本。ここ2年はシーズン200本安打を割り込んではいるが、14年シーズンまでヤンキースでのプレーが保障されたことで、大記録の達成も見えてきた。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月13日 15時30分
“ビーチの妖精”浅尾美和の引退でビーチバレー人気凋落の危機
12月12日、“ビーチの妖精”として知られるビーチバレーの人気選手、浅尾美和(26=エスワン)が引退を表明した。 浅尾が目標としてやってきたロンドン五輪出場、初の年間ツアー制覇がいずれもかなわず、今回の決断に至った。 浅尾は「ロンドン五輪に出場できないということが決まった時に、だったら絶対に今年の年間チャンピオンを取ってやろうと、ずっと思っていました。その年間優勝という私の目標も、かなえることができませんでした。その時に、どうしても気持ちがプツリと切れてしまいました。私なりに努力もしてきたんですけど、『勝てる選手じゃないのかな』というのも受け止めることもできたので、どうしても、『来年もまた頑張ろう』という気持ちにはなれませんでした」と吐露。 ウワサされる寿引退に関しては、「結婚という風に言われていることもあったんですが、私にとって大切だなと思う人はいるんですけど、近々そういう風になるかもしれないですけど、その時は私からしっかり報告させていただきたいと思います。相手の方も一般の方なので、みなさんには温かく見守っていただけたらなと思います」と話した。浅尾は30代半ばの一般男性との真剣交際は認めたが、それが、直接的な引退理由ではないとした。 今後はビーチバレーの普及活動に力を入れながら、テレビ出演などもこなすが、所属事務所側はキャスター転向については否定している。 浅尾は三重県立津商業高校時代に主将を務め、2度、春高バレーにも出場。川合俊一にスカウトされ、卒業後、ビーチバレーに転向。持ち前の抜群の美貌とプロポーションで、一躍人気者となり、マイナースポーツだったビーチバレーを人気競技に引き上げた。 西堀健実とのペアで08年に全日本選手権、09年にビーチバレージャパンで優勝したが、同年シーズン限りで、西堀とのペアを解消。10年は草野歩、11年は松山紘子、12年は浦田景子と組んだが、成績は振るわず。五輪出場も、悲願だった年間ツアー優勝も1度も果たせなかった。 ただ、浅尾がビーチバレー界に残した功績は絶大。唯一のスター選手が現役を退くことで、その人気が落ちていくことは不可避。競技の性質上、浅尾に代わる若くて美人の選手が出現しない限り、ビーチバレー人気は凋落の危機に瀕するといえよう。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月12日 15時30分
年俸10分の1でヤクルトに復帰の岩村 レギュラー獲りは険し
楽天から戦力外になっていた岩村明憲内野手(33)が、古巣のヤクルトに7年ぶりに復帰することが決まった。年俸は今季の1億5000万円から、10分の1となる新人並みの1500万円プラス出来高で、まさに「一から出直し」となった(金額はいずれも推定)。 年俸が示す通り、レギュラーが期待されての契約ではなく、古巣の温情といってもいい再入団となった。本職の三塁には2000本安打を達成した大ベテランの宮本慎也内野手(42)がドンと座り、メジャーで経験した二塁にはベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得した田中浩康内野手(30)がいる。現状の岩村では、この2人からレギュラーを奪うことは至難のワザだ。 12月11日、入団会見に臨んだ岩村は「選手である以上、試合に出たいですし、レギュラーになりたい。あれだけの方(宮本)でも、挑戦していきたいと思います。まだ自分はその状況にはいないと思うので、同じスタートラインに立てるようにしたい」と三塁のレギュラー獲りを宣言した。 宮本は11月で42歳になったが、今年も堅実な守備は衰えを見せず、4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。打撃でも、どの打順でも柔軟に対応し、勝負強さは健在。 ただ、宮本には疲労蓄積を考慮して、休養日が設けられるケースもある。また、来季からコーチ兼任となるため、出場機会が意図的に減らされる可能性もあり、岩村がつけ入るすきはありそうだ。だが、それも、あくまでも結果を残せればの話で、実力でポジションを奪う以外にない。 ヤクルト時代の04年には44本塁打をマークし、04〜06年は3年連続30本塁打、3割を成し遂げた岩村。07年にポスティングシステムでメジャーのレイズに移籍後、2年間はレギュラーでプレーしたが、09年に左ヒザを故障し歯車が狂った。 6年ぶりの日本復帰となった昨季はわずか77試合の出場で、打率は1割台、本塁打0。今季は二軍暮らしが長く、26試合出場にとどまり、67打数14安打1本塁打5打点、打率.209と不本意な成績で楽天から解雇された。 日本球界に復帰して以降、精彩を欠く岩村にとって、レギュラー獲りへの道は険しい。古巣でかつての輝きを、取り戻すことができるだろうか。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月11日 15時30分
大みそか「猪木祭り」が地上波テレビ進出! 北京五輪柔道金の石井慧も参戦
明るい話題に乏しいプロレス界に、久しぶりにビッグなニュースが飛び込んできた。 アントニオ猪木会長率いるIGFプロレスリングが12月31日、東京・両国国技館で「INOKI BOM-BA-YE 2012」を開催するが、同大会の地上波テレビ中継が決定した。 残念ながら、当日中継ではなく録画となり、フジテレビ系列で1月3日深夜1時40分から60分枠で放送される。また、BSフジでは当日午後7時から2時間25分枠で、ディレード中継する。 現在、地上波で放送されているプロレス中継は、テレビ朝日系列の「ワールドプロレスリング」(土曜日深夜=新日本プロレス)のみで、録画中継とはいえ、プロレスファンにとっては朗報となった。 昨年の大みそかはIGFとDREAMが合同で、「元気ですか!! 大晦日!! 2011」(さいたまスーパーアリーナ)を開催した。今年はDREAMがゴールデン・グローリーとの共催で、「DREAM.18&GLORY4〜大晦日SPECIAL 2012」(さいたまスーパーアリーナ)を決行するため、興行戦争となる。 「猪木祭り」の目玉は、08年北京五輪柔道100キロ超級金メダリスト・石井慧(25)の参戦で、元UFCヘビー級王者のティム・シルビアと総合ルールで対戦する。石井は昨年大みそかにエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦し、KO負けを喫した。3月にブラジルで、9月にインドで試合が組まれたが、いずれも中止となっており、1年ぶりの再起戦となる。 また、しばらく試合から遠ざかっていた92年バルセロナ五輪柔道95キロ超級銀メダリスト・小川直也(44)が、現IGF王者の藤田和之とノンタイトル戦で激突する。こちらも注目の一戦だ。 この数年、格闘技に押されてきたプロレス界だが、IGFの地上波進出で巻き返しを図ることになりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月11日 11時45分
米スポーツネット局が報じた松坂大輔の移籍先
サンディエゴ・パドレスが松坂大輔投手(32)との本格的交渉をスタートさせたのは、既報通り。本拠地のペトコパークは投手有利の広域球場、指揮官は不振選手の復活に定評のあるバド・ブラック監督。「(松坂がポスティングに掛けられた)06年オフはマネーゲームに参加できなかった。今も評価している」とジョシュ・バーンズGMもラブコールを送っていた。昨年手術した右肘の回復が遅れ、今季は1勝7敗と奮わなかったが、最高級の評価と言っていいだろう。また、サンディエゴは住環境も良いと聞く。松坂のパドレス入りは時間の問題でないだろうか。 複数の米特派記者たちもそう見ていたが、松坂の代理人であるスコット・ボラス氏はキャンプイン直前の2月半ばまで交渉を長期化させる戦略も検討しているという。 米国人ライターは「情報が二転三転している」と前置きしつつも、『パドレスの裏側』をこう説明する。 「パドレスは資金力が豊富な球団ではありません。オーナーが交代し、その影響で今オフは例年以上の補強費を出すとか出さないとかで、情報が錯綜しています」 敏腕代理人・ボラス氏は“好条件”のパドレスだけではなく、複数球団との交渉を展開していくプランも明かしていた。メジャーリーグに詳しいジャーナリストやNPB関係者は、一筋縄ではいかないボラス氏の交渉手腕を踏まえ、「交渉を長引かせることでパドレスから、現提示額以上の年俸を勝ち取ろうとしているのではないか」「時間が経過すれば、米FA市場にいる好投手は少なくなってくる。そうなると、パドレスが主張する松坂復帰論に信憑性と価値観が生じ、松坂を高く売れる」とも“推測”していたが…。 「パドレスは先発ローテーションがガタガタです(笑)。3番手、4番手以降の投手が不確定で、ブラック監督がマイナー投手を含めた人員のなかから調子の良い投手を見極め、ペナントレースをやり繰りしてきました。松坂にとってもやり甲斐があると思う」(前出・米特派記者) 関係者によれば、松坂は今季終盤、すでにレッドソックスとの再契約を諦めていたという。同時に、ボラス氏に伝えていた希望は「第一がメジャー残留」とのことで、状況によってはマイナー契約を受け入れる覚悟もあったそうだ。この時点で松坂のなかにはNPB復帰は“第二希望以下”ということだ。 米スポーツ専門局は毎年、FA選手の去就や評価に関する独自の調査報告をネット配信している。各球団の補強ポイントも加味し、「どの選手とどの球団が相思相愛か?」も分析しているが、松坂に関しては「有力な移籍先」として<YOKOHAMA DeNA BAYSTARS>とあった。日本のプロ野球チーム名を記されていたのは松坂だけであり、キョーレツな皮肉と言っていい。 米球界で再起を目指す気持ちは分かるが、これだけ評価が低いとなれば、ボラス氏の強気な交渉はマイナスに転じるのではないだろうか。
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スポーツ 2012年12月10日 15時30分
イチローの残留交渉を遅らせる(?)『金銭ウラ事情』
イチロー外野手(39)は4番目−−。何の順番かというと、ヤンキースが今オフにFAとなる所属選手の『残留交渉』の話である。 「筆頭は黒田(博樹=37)でした。1年1500万ドル(約12億円)の高額・好条件の年俸提示がされたのは、ローテーションの2番、実質、エースとして活躍した時期もある右腕を手放したくないと思ったからです。ヤ軍は黒田の残留如何で今オフの補強戦略が大きく変わっていました」(米国人ライター) ヤンキースはプレーオフ終了直後に二塁手のロビンソン・カノー、中堅手のカーティス・グランダーソンの慰留に成功。この時点で、去就が決まっていなかったヤンキース選手は、黒田、捕手のラッセル・マーティン、DH候補のラウル・イバニエス、イチローの4人。昨年3月に現役復帰し、引退の可能性もあったアンディ・ペティットの慰留もスンナリと決まったが、イチローの残留交渉は遅々として進んでいない。 「ニューヨークのファンはイチローに残ってほしいと思っています。こちらでは(米国)本人もそのつもりだと伝えられていますが、年内には決まらない可能性が高い」(前出・同/12月8日時点) イチローの交渉が最後にまわされたのにはワケがあった…。 「チーム(打線)のバランスを考え、ブライアン・キャッシュマンGMは右バッターが欲しいとも打ち明けています。実際、ヤ軍は右翼の守れる右打ちの外野手も探しています」(同) 現時点で、ヤンキースが獲得リストに挙げているのは、ニューヨークメッツからFAになったスコット・ヘアストン外野手(32)だ。 昨季は故障等で控えにまわったが、今季は134試合に出場。出塁率2割9分9厘、本塁打20本と活躍している。祖父、父、兄、伯父など3世代5選手がメジャーリーガーという野球一家のエリートでもあり(引退も含む)、09年WBCではメキシコ代表にも選ばれている。 ヘアストンのメッツでの年俸は110万ドル(約8300万円)。イチローがヤンキースにトレードされたころ、旧在籍チームのマリナーズは交換要員として若手2選手を得たが、「(ヤ軍の交換選手の提示内容には)金銭も含まれていた」という。実際、マリナーズの公式ホームページにも「225万ドル(約1億8000万円)が払い込まれた」ともあった。 マリナーズに金銭補填がされたという情報について、こんな見方もされている。 「イチローの年俸は、年俸1800万ドル(約13億5000万円)。長期契約の途中で移籍したため、今季の年俸全額はマリナーズが支払い、その幾ばくかをヤンキースがマ軍側に補填したと見るべきです。こういう変則的な年俸の支払いがされるのは、メジャーでは珍しいことではありません」(前出・同) その通りだとすれば、ヤンキースはイチローと新たな契約を結ぶにあたって、適額を決める時間を必要とし、「交渉の順番を最後にした」とも考えられる。 イチローのヤンキースでの67試合における打率は3割2分2厘、出塁率は3割4分。マリナーズでは2割6分台の打率に低迷していたので、ヤンキースで復活したと言っていい。そうなると、ヤンキースはそれなりの年俸を提示しなければならないが…。 先に交渉が行われるマーティン、イバニエスに残留条件(年俸)を釣り上げられた場合、ヤンキースは「110万ドル」とお買い得なヘアストンとの交渉に切り換えてくる?※メジャー選手のカタカナ表記は『メジャーリーグ名鑑』(廣済堂出版2012年版)を参考にいたしました。米ドルの円計算は当時のレートによるものです。
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スポーツ 2012年12月08日 17時59分
西武2位指名の“房総のダルビッシュ”が暴走! 無免許運転&スピード違反で入団取り消しも
“房総のダルビッシュ”の異名をもち、今ドラフトで西武に2位指名された千葉国際高の相内誠投手(18)が、12月4日に道交法違反(車の無免許運転と速度超過)の疑いで千葉県警に摘発されていたことが分かった。 7日に同校が明らかにしたもので、会見には大谷晋示校長(48)と野球部・高瀬忠章監督(67)が出席。一連の経緯と相内投手の反省文を読み上げ、大谷校長と高瀬監督が陳謝した。反省文には「周りのたくさんの人の思いを裏切ってしまった。ドラフト指名されたことで満足してしまった。指名されたことによって、ホッとして気持ちがゆるんでしまいました。だんだんと野球が大好きな本来の自分を見失っていき、このような問題を起こしてしまいました。ボクは野球を取ったら何も残らない人間です」などと書かれていた。相内投手は6日に学校側から、無期限の謹慎処分を通達されている。 同校によると、相内投手は3日午後8時まで、同県君津市内の自動車教習所へ通っていた。その後、すでに免許取得済みの野球部3年の同級生と、東京スカイツリーへドライブに出かけた。その帰り道で、仮免許を取得していた相内投手は「運転を代わってくれ」と願い出た。車を所有する同級生は止めたが、制止を振り切って運転した。 首都高速湾岸線から東京アクアラインを運転し、木更津金田料金所1.5キロ手前で千葉県警の覆面パトカーにより、4日午前0時42分に摘発された。アクアラインの制限速度(80キロ)を29キロもオーバーする時速109キロで運転しており、無免許も発覚した。摘発された際、相内投手は「これでもうダメだ…」と落胆していたという。 西武と相内投手は11月15日に、契約金7000万円、年俸700万円で入団に合意しているが、正式な契約は交わしていない。事態を重く見た球団は13日の新入団発表会見に出席させないことを決め、入団手続きを凍結する方針を示した。入団取り消しの可能性について、飯田則昭専務は「今は否定できない」と発言。「無免許運転がどの程度重かったのか、いろんな情報がきちんと分かって、しっかり本人と話をした上でということになっていくと思います。本人がどう反省していってくれるのかというのが、非常に重い判断材料になると思います」と飯田専務。球団では渡辺久信監督(47)が現役時代に付けていた背番号41を与えるなど、大きな期待を寄せていただけにショックも大きい。 今ドラフトでは中日に3位指名された古本武尊外野手(22=龍谷大)が、未成年だった10年8月に、自転車の飲酒運転をSNS内の日記で告白していたことが、ドラフト直後に発覚。すでに、大学側が2年前に反省文を提出させる処分を科していたことから、球団は不問にした。 過去には09年のドラフトで、ロッテが八重山商工から3位指名した翔太内野手(21=大嶺翔太)がドラフト後の12月に居酒屋で飲酒。沖縄県警に補導され、学校から2週間の停学処分を受ける不祥事があった。この際、ロッテは仮契約を白紙に戻したが、翌10年1月に契約。年俸は仮契約時から減額されるペナルティーを科された例がある。 ただ、今回のケースは古本や翔太の飲酒程度とは次元が違う。無免許運転、スピード違反となると、事態は深刻だ。18歳の少年が起こしたこととはいえ、それ相応のペナルティーや反省する時間も必要だろう。安易に入団させるようなら、西武球団の良識が問われることになる。(落合一郎)
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スポーツ 2012年12月08日 11時00分
九州場所も四苦八苦だった大関陣
こんな大関ならいらない!? 九州場所は幕を閉じたが、その中で苦悶していたのが大関陣だ。 9月場所まで史上最多の6人もの大関が君臨していたが、同場所、日馬富士が2場所連続の全勝優勝という離れワザを演じて横綱に昇進。さらに、九州場所2日目、カド番だった把瑠都が松鳳山戦で左ひざ(左大腿二頭筋筋挫傷)を痛めて3日目から休場。後半からの再出場も諦めて福岡から帰京してしまったため、来場所の大関転落が決定した。あっという間に4大関に減ってしまったのだ。 「まさか今年の初場所の覇者の把瑠都が滑り落ちるとは思いませんでした。師匠に、ここで無理すれば元も子もなくなる。ケガさえ治れば、また大関に復帰できる力はあるんだから、と説得されてようやく休場を決断しましたが、さすがに治療のために福岡空港をあとにする後姿はさみしそうでしたね」(担当記者) 残った4大関も四苦八苦のオンパレード。カド番の琴奨菊、琴欧洲、さらに鶴竜まで初日に負け、黒星発進。期待の稀勢の里も、5日目、ご当所福岡県出身で、大関キラーと化した松鳳山にまんまとしてやられ、早くも連勝ストップ。 こんな不甲斐ない大関陣では商品にならない、とばかり、審判部はこれまで終盤に組んできた大関同士の鶴竜と琴欧州を前半の6日目にぶつけた。こんなに早い大関対決は平成12年九州場所6日目の魁皇対出島以来、12年ぶり。言ってみれば大関戦のバーゲンセールだ。 鏡山審判部長(元関脇多賀竜)はこの意図を、「一回、このへんで山場を作りたかったんだ。お客さんのためにも、もっと早くやりたかったんだけど、把瑠都が休場して計算が狂った」と説明。 人数だけいても、中身が伴わなければ単なるお飾りだ。
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スポーツ 2012年12月07日 15時30分
メジャーで通用するか? カブスと合意した藤川球児の不安要素
メジャー移籍を目指し、阪神からFAとなっていた藤川球児投手(32)が、MLBのシカゴ・カブスと合意した。球団では現地時間12月7日午前11時半(日本時間8日午前2時半)から、入団会見を開くと発表した。 2年契約で年俸は400万ドル(約3億3000万円)。契約金などを含めて、2年総額950万ドル(約7億8300万円)。規定の数字をクリアできれば、自動的に3年目も契約が更新されるもようで、その際は最高で年俸600万ドル(約4億9500万円)になるとみられている。 カブスは今季61勝101敗で、ナ・リーグ中地区5位に沈み、首位レッズから36ゲームもの大差をつけられた。クローザーを務めるカルロス・マーマル投手は、今季、20セーブ、防御率3.42と安定感を欠いており、チームでは藤川をクローザーとして起用すると思われる。同球団には日本人選手では、過去に福留孝介外野手(前ヤンキース)、田口壮外野手(元オリックス=引退)が在籍した。 果たして、藤川はメジャーでクローザーとして通用するのだろうか。藤川は今季、48試合に登板、47回2/3を投げ、2勝2敗24セーブ、防御率1.32の成績だった。セーブ数は昨季の41から大きく減らしている。これは、チームが5位に低迷した事情も背景にあるが、全盛期に比べると、いささかかげりを見せているのが気になるところ。 藤川といえば剛速球で打者を牛耳る印象が強いが、奪三振率は昨季の14.12から、今季は10.95と大きく数字を落としている。つまり、三振がだんだん取れなくなってきているのだ。今季はランナーを出しながら、なんとか打ち取るシーンも目立ち、以前のように打者を完ぺきに抑えて斬って落とすイメージは薄れた。 日本でもメジャーでも、クローザーの必須条件は三振が取れることだ。日本でかげりが見える藤川が、メジャーの舞台でクローザーとして活躍できるかどうか、一抹の不安がよぎる。(落合一郎)
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