スポーツ
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スポーツ 2012年11月29日 15時30分
西岡より条件が下はイヤ!? 福留争奪戦はDeNA有利変わらず
複数球団が獲得に名乗りを挙げていた前ヤンキース・福留孝介外野手(35)の争奪戦が本格化した。 11月28日には阪神が非公開で福留と極秘交渉。29日にはDeNAが交渉する。すでに、マネーゲームには応じない意向の古巣・中日は白旗を掲げたが、楽天が争奪戦に参戦する可能性も出てきた。 これまでの水面下での接触では、DeNA有利と伝えられてきた。阪神はその動向を踏まえ、条件を上方修正。2年4億円程度の条件を提示したとみられている。 一方、最下位脱出、CS(クライマックスシリーズ)進出に向け、カネに糸目はつけないDeNAは、阪神を下回らない条件で応戦する構えだ。 福留は夫人が強い在京志向をもっているとされる。阪神はそれを見越したうえで、単身赴任となった場合の住環境の整備などの付帯条件も提示したもよう。ただ、条件面、在京球団という面で、DeNA有利に変わりはないようだ。 そして、福留が気にしているのは、先に阪神入団を決めた西岡剛内野手(28)との“格差”ともいわれている。 スポーツジャーナリストのA氏は「ともに、メジャーから日本球界への復帰という同じ立場で、同一球団に入るとなると、どうしても気になるのは双方の懐具合です。西岡は契約金、出来高を含めて2年総額6億円(推定)で合意しています。メジャーでさっぱりダメだった西岡より遥かに下の条件では、どうしても福留のプライドが許さない面もあるようです。それが一因で、阪神に行く気にはなれないともいわれています」と語る。 とはいえ、福留は依然メジャーに未練があり、オファーを待っている状況。米球界のウインターミーティングは12月3日から始まるが、福留が日本球界に復帰するのは、あくまでもメジャーから良いオファーがなかった場合ということになり、長期戦となるのは必至の情勢だ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年11月28日 15時30分
ソフトバンク斉藤 妻・スザンヌとの“格差”解消に必死
現役復帰を目指すソフトバンク・斉藤和巳3軍リハビリコーチ(34)が、11月27日、コーチとしての契約を更新した。 斉藤は03年に20勝(3敗)を挙げ、最多勝、最優秀防御率、最高勝率、沢村賞などのタイトルを総なめにした。その後も4年連続で2ケタ勝利をマーク。06年には18勝(5敗)で、最多勝、最優秀防御率、最高勝率、奪三振、沢村賞などのタイトルを獲得した。 ところが、07年に右肩を痛め、08年1月に手術。しかし、回復具合は思わしくなく、10年2月に再手術した。11年からは支配下選手枠から外され、リハビリ担当コーチとして、復帰を目指している。 08年から5年間も1軍登板のない斉藤。普通ならクビになってもおかしくないのに、年俸を払ってチャンスを与えているのは、功労者に対する球団の温情以外のなにものでもない。とはいえ、リハビリ担当コーチの立場も3年目とあって、いよいよ尻に火がついた格好。 契約を更改した斉藤は「無理したくないけど、無理しなければいけない部分もある。こんな状態が続いているので」と、来季がラストチャンスとの自覚もチラリ。 復活の兆しはなくはない。今季はフリー打撃に登板したり、打撃投手を務めるなど、「少しは良くなっている」と話している。来年2月の宮崎キャンプでは、2軍組で参加することが有力となった。今年のキャンプはリハビリ組だっただけに、大きな前進となる。 昨年12月1日には、おバカタレント・スザンヌ(26)と結婚したが、斉藤が低収入であるため、スザンヌは仕事を続け、東京と福岡を往復するハードな日々を送っている。現在はスザンヌの収入が多く、“格差婚”であることは明らか。格差を解消するには、1軍で復活登板を果たす以外にない。 来季ダメなら、さすがに球団も引退勧告を行うことが濃厚。クビになれば格差解消どころか、結婚生活の継続にも赤ランプがともる。もう後がない斉藤は、復活に向け必死だ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年11月28日 11時45分
2012年『12球団合同トライアウト』 戦力外通告で見せた男の生きざま(門倉健投手編)
『2012年 第2回12球団合同トライアウト』が行われたのは、11月21日だった(鎌ヶ谷スタジアム)。今さらではあるが、トライアウトは毎年、2回行われている。その両方を受ける選手もいるが、大半は『1回目』の受験後に“お声”が掛からなければ、諦めてしまう…。だが、今年は『1回目』をパスして2回目に勝負を賭けたベテランもいた。 NPB4球団、韓国2球団を渡り歩き、今年は社会人チーム・伊達聖ヶ丘病院(北海道)で活躍した門倉健投手(39)である。 門倉は打者5人と対戦し、被安打ゼロ。奪三振「3」、与四球「1」、内野ゴロ「1」と“結果”を残している。39歳という年齢からも分かる通り、ストレートには往年のスピードはなかった。しかし、ピッチングは巧い。さらに巧くなったと言っていいだろう。『フォークボール』の落差は20代と変わらず、対戦打者が手を出したくなるような“絶妙な高さ”に集めていた。 その門倉投手が登板後、囲み取材に応じてくれた。 −−何故、2回目のトライアウトだけを受験したのか? 「しっかりと調整するためです。その準備を…。今日は準備してきたことができました。『まだ(現役で)できる』という気持ちがあるし、社会人(野球)で1年を通してやってきたことも。(合否の)結果はどっちに転ぶか分からないですが、常に心の何処かにまだやれるという気持ちがずっとあって、そういう気持ちでピッチングができたので、今後に進めると思う」 2011年は韓国・三星ライオンズに所属していた。しかし、7月に不振で二軍降格。ウェバーにもかけられたが、獲得に名乗りを上げる球団は現れず、『退団』を選択した。楽天、日本ハムの入団テストを受けたが、日本球界復活は果たせず、今年4月からは北海道伊達市のクラブチーム『伊達聖ヶ丘病院 硬式野球部』に入団。「昼間は病院の事務職、夕方から練習」という、今までとは違う厳しい環境で野球を続けてきた。 「アマチュアは一発勝負の世界ですからね(トーナメント)。1球の大事さ、重み、怖さを感じました。また、仕事をしながら皆と野球をやっているので、プロの成果とは違う厳しさも経験させてもらって、色々な人に後押しをしていただき、『プロに帰って!』と励まされてきました。病院では事務局です。お年寄りの皆さんとも接する機会が多いんですよ。お年寄りの皆さんが元気になられるのであればこんなに嬉しいことはないし、いい経験をさせてもらったと思っています」 社会人では『天国』と『地獄』を味わったのではないだろうか。 『都市対抗野球 北海道1次予選1回戦』(5月25日)では、7イニング参考ながら、完全試合を達成。チームは本大会に進めなかったが、『JR北海道』の補強選手として、巨人時代の本拠地でもある東京ドームに帰って来た。しかし、1回戦(トヨタ戦)の同点で迎えた7回裏だった。必勝体制でリリーフ登板されたが、まさかの決勝2ランを浴び、敗戦投手になってしまった。門倉は「申し訳ない」の言葉を繰り返していたが、まさに、「1球」に泣くトーナメントの怖さを思い知らされたようだった。 また、門倉投手のトライアウトに臨むに当たって、自身のブログのなかで<合格すればもちろん現役続行 不合格なら引退>と、“衝撃的なひと言”も綴っていた。 「自分のなかで、やっぱりまだ何処かに『(現役を)やれる』という思いがあって、また、自分自身に区切りをつけるために(トライアウトを)受けました。社会人チームからオファーが来たら? 今日(トライアウト当日)、この時点で聖ヶ丘病院のメンバーなので、そういうのは考えにくい」 門倉投手は「自分を必要としてくれるところなら、何処へでもいく。また、これまでも必要としてくれるところを求めて戦ってきた」とも話していた。登板を終え、記者団の前に現れたときの表情は本当に穏やかだった。NPB、米マイナー(招待選手)、韓国、そして、社会人野球…。タフネスピッチャーが穏やかな表情を見せてくれたのは、トライアウトのマウンドで全てを出し切った達成感だけではないだろう。様々な野球環境で得たものも大きかったからである。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2012年11月27日 15時30分
FAのイチロー 10億円大幅減俸でヤンキース残留が濃厚
ヤンキースからFAとなっているイチロー外野手(39)が、1年契約で残留することが濃厚となった。 ヤンキースは単年で年俸500万ドル(約4億1000万円)プラス出来高の条件提示をしているもよう。イチローには他球団から、ヤンキースの条件を超えるオファーも届いているが、残留を選択するようだ。 イチローの今季年俸は1800万ドル(約14億4000万円)とみられており、この条件を受け入れれば、約10億円の大幅減俸となる。 決め手となったのは「優勝争い」だった。万年下位のマリナーズに在籍していたイチローは、昨季から成績が降下。今季も移籍する7月22日(日本時間23日)までは、95試合出場、402打数105安打28打点4本塁打15盗塁、打率.261と低迷した。ところが、ヤンキースに移籍すると、67試合出場、227打数73安打5本塁打27打点14盗塁、打率.322と、飛躍的に成績が急上昇した。 イチローを変えたのは、“モチベーション”の差だった。優勝争いの緊張感のなかで、眠っていた潜在能力を爆発させた。 ヤンキースは残念ながらプレーオフで敗退し、ワールドシリーズ進出を逃したが、地区優勝、プレーオフを経験したイチローは「ボクがアメリカに来て理想としていたものがここにある。ここでしか味わえないものは確実に存在する」と話していた。 ヤンキースの外野陣は左翼にブレット・ガードナー(29)、中堅にカーティス・グランダーソン(31)、右翼にニック・スウィシャー(32)がいる。今季、ガードナーが右ヒジの故障で、ほぼシーズンを棒に振ったため、イチローは左翼に入ることが多かった。そのガードナーは故障も癒え、来季は戦線復帰する。一方、FAとなったスウィシャーは条件面でヤンキースと折り合わず、放出が決定的となったことが、イチローの残留に拍車をかけた。 カネよりハートを優先させたイチローは、来季も名門ヤンキースのユニフォームを着ることになりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年11月27日 11時45分
横浜DeNAの真実と舞台裏 『新球団のベンチ裏』を明かすDVD
横浜DeNAベイスターズの公式ドキュメンタリーDVD『ダグアウトの向こう 〜横浜DeNAベイスターズ1年目の記録〜』が完成した。 このDVDは中畑清監督の就任会見、沖縄春季キャンプ、開幕戦、チーム初勝利、ペナントレースで連敗を喫した時期の苦悩、さらには、来季を見据えた秋季奄美キャンプや、ドラフト会議の舞台裏など、約6000分に及ぶ膨大な映像からセレクトされたドキュメンタリー仕立てとなっている。 興味深かったのは、開幕戦に向かう直前に行われた中畑監督の所信表明−−。「監督批判、結構。しかし、コーチ批判は絶対に許さん。チーム内での仲間を批判するのも許さん。もし見つけたら、即刻(二軍に)降格してもらう!」と訴えていた。中畑監督はペナントレース最終戦を終えたあとも、「このチームに足りなかったのは、チーム力だよ!」と下唇を噛んでいた。こうしたベンチ裏で繰り広げられた『強い檄』の数々に、改めて「熱い人」であることが伝わってきた。 また、この映像は球団オフィシャルカメラが追い続けたものなので、普段はマスコミ各社の番記者も入れない監督室やブルペン、控室などの貴重シーンも満載。球場ベンチの後ろからグラウンド(試合)を見るアングルは、ベイスターズナインになったような雰囲気にもさせてくれる。 仲間の活躍を自分のことのように喜ぶ選手たち、ミスをした選手が叱られる場面は臨場感に溢れている。新球団が初めてのペナントレースを戦う緊張感は1度だけ。選手、監督、コーチ、フロント職員の息遣いまで聞こえてきそうなこの作品は、ベイスターズファンだけではなく、他球団の応援団も必見の価値アリだ。2012年12月9日発売。3990円(税込み)。
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スポーツ 2012年11月26日 15時30分
白鵬の独走を許した元凶 ふがいない大関陣に喝!
大相撲九州場所(11月11日〜25日=福岡国際センター)は、横綱・白鵬(宮城野=27)が14勝1敗で、4場所ぶり23度目の賜杯を手にした。11勝4敗で準優勝(?)の関脇・豪栄道(境川=26)、前頭6枚目・豊ノ島(時津風=29)とは3差をつけての独走だった。 新横綱の日馬富士(伊勢ヶ浜=28)が13日目で早々に脱落。14日目まで優勝争いに残っていたのは、大ベテランの前頭6枚目・旭天鵬(友綱=38)ただ一人。白鵬は14日目で優勝を決め、千秋楽は消化相撲となるありさまであった。 白鵬の独走を許してしまったA級戦犯はいうまでもなく日馬富士で、11日目から5連敗。星は9勝に終わり、新横綱で2ケタに届かなかったのは87年九州場所の大乃国(芝田山親方)の8勝以来で、実に25年ぶりの失態となった。 ただ、九州場所をつまらなくしてしまったのは日馬富士だけではない。依然、ふがいない大関陣の責任も大きい。5大関のうち、最低限の務めともいえる2ケタを挙げたのは10勝(5敗)の稀勢の里(鳴戸=26)だけ。鶴竜(井筒=27)とカド番の琴欧洲(佐渡ヶ嶽=29)は9勝6敗、カド番の琴奨菊(佐渡ケ嶽=28)は8勝7敗に終わり、これまたカド番の把瑠都(尾上=28)は2場所連続の途中休場で大関からの陥落が決まった。 5人も大関がいながら、誰も優勝争いに絡めないとなると、そもそもその存在意義自体が問われることにもなりかねない。 ここ数場所の成績を見ると、稀勢の里が4場所連続2ケタで安定感を示してはいるものの、最高が11勝で大勝ちはできていない。他の大関は1ケタで終わることも多く、琴欧洲に至っては、今年1月の初場所での10勝(5敗)以来、5場所続けて1ケタ勝利にとどまっている。 大関の頑張りがなければ、相撲が盛り上がらないのは当然のこと。筆者が以前、提言したが、「2場所続けて1ケタ勝利に終わったら大関陥落」くらいの厳しさを与えなければ、大関陣の体たらくは続くのではなかろうか。(落合一郎)
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スポーツ 2012年11月26日 11時45分
銀座で巨人軍優勝パレード
25日東京・銀座で巨人軍の日本シリーズ優勝パレードが行われた。沿道には38万人のファン集まり真近に見る巨人ナインに大歓声が上がった。 選手は2階建てのオープンバス3台に分乗し、日本橋三越本店前を出発し銀座8丁目までの約2.3キロを約30分かけてパレードした。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2012年11月25日 11時00分
歯止めが効かない新弟子受験者“激減”
新横綱日馬富士(28、伊勢ケ浜)の誕生ではしゃいでいる場合ではない。 11月1日、相撲協会は次代の横綱、大関を発掘する九州場所の新弟子検査を行った。ところが、受験者はなんと1人。九州場所での1人というのは、年6場所制となった昭和33年以降では最少。今年の新弟子総数も9月の秋場所まで55人しかおらず、これで史上最少を記録した去年の60人をさらに下回ることが確定したのだ。 「原因には、平成19年の序ノ口力士暴行死事件に始まり、去年の八百長問題に至る一連の不祥事が背景にあるのは、言うまでもありません。親方たちにも問題ありで、最も力士が少ない部屋は理事で審判部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)が率いる鏡山部屋の2人で、以下、二所ノ関の3人、間垣の4人と続く。横綱白鵬のいる宮城野部屋でさえ、部屋経営の安定ラインといわれる10人を下回る9人しかいない。力士数が少ない、ということは、親方が新弟子のスカウトに身を入れていない、もっと言えばやる気がない、ということ」(スポーツ紙記者) そんな親方たちが協会の中枢を占めているのだから、有効な手が打てるはずがないというわけだ。 「新弟子の減少は大相撲界の縮小にもつながる。力士は最大の財産なのに、辞める力士ばかりで、新しく入ってこないんですから。平成6年には943人もいた力士数が今場所はそのおよそ3分の2の623人。この現象が続けば、そのうち、興業も打てなくなると心ある親方たちは心配しています」(協会関係者) 今年5月、相撲協会は入門基準を身長167センチ、体重67キロ以上と緩和したが、焼け石に水。早く名案をひねり出さないと大相撲は消滅する。
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スポーツ 2012年11月24日 17時59分
新横綱・日馬富士 責任果たせず13日目で終戦のトホホ
白鵬(宮城野=27)以来、実に5年4カ月ぶりの新横綱誕生で注目を集めた大相撲九州場所(11月11日〜25日=福岡国際センター)だったが、肝心の主役が早々に転んで、ドッチラケの場所になってしまった。 新横綱・日馬富士(伊勢ヶ浜=28)は2日目に隠岐の海(八角=27)に敗れて、夏場所(5月=両国)千秋楽から続けていた連勝が32でストップ。3日目からは8連勝して、トップの白鵬を追走していたが、11日目に過去14勝25敗と苦手の琴奨菊(佐渡ヶ嶽=28)に敗れると、緊張の糸が切れてしまったのか、ズルズルと3連敗で9勝4敗。トップを独走する12勝1敗の白鵬とは“3差”となり、優勝の可能性が完全に消え、13日目で早くも終戦となってしまった。 当然のことながら、横綱の責務は千秋楽まで優勝争いに絡むこと。それなのに、場所をあと2日も残して脱落した日馬富士の責任は重い。 北の湖理事長(横綱)からは「横綱が3連敗したらいけません。最後まで優勝争いできず、大関と横綱の責任感の違いが分かるんじゃないか」とお叱りを受けた。日馬富士は「一生懸命やった結果ですからね。もっと自覚して、責任感を強く持たないと。本当、応援してくれた人には申し訳ないですね」と、うなだれた。 これまでも、ここ一番でのプレッシャーでの弱さが指摘されていた日馬富士。新大関の場所は8勝7敗、初の綱獲り場所では9勝6敗、2度目の綱獲り場所は8勝7敗と、肝心な場所では、ことごとく散々な成績に終わってきた。3度目の正直で、ようやく綱の座を手に入れたが、新横綱の場所でもプレッシャーに負けてしまった日馬富士。批判の声を振り払うには、来場所奮起するしかない。(落合一郎)
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スポーツ 2012年11月23日 17時59分
日本ハム・栗山新内閣に大きな不安 コーチ陣は経験不足、実績不足ばかり
今季、パ・リーグ制覇を果たした日本ハムが、11月23日、来季の1軍コーチングスタッフを発表した。 2年目となる栗山英樹監督(51)の下、新布陣はヘッドコーチ・阿井英二郎(新任=48)、投手コーチは黒木知宏(新任=38)と2軍から昇格の島崎毅(45)、バッテリーコーチ兼捕手・中嶋聡(留任=43)、打撃コーチ・渡辺浩司(留任=49)、内野守備コーチ・三木肇(留任=35)、外野守備走塁コーチ・大塚光二(新任=45)、コーチ兼外野手・稲葉篤紀(新任=40)となった。 福良淳一ヘッドコーチ(52)、吉井理人投手コーチ(47)、清水雅治外野守備走塁コーチ(48)が退団。田中幸雄打撃コーチ(45)は2軍に回り、芝草宇宙投手コーチ(43)はチーム統轄本部アマスカウトに異動した。優勝したチームの首脳陣が、これだけ大幅に入れ替わるのは異例のことだ。 新布陣で大きな不安要素となるのが経験不足。新任の阿井コーチ、黒木コーチ、大塚コーチ、選手兼任の稲葉コーチはいずれも指導経験がない。留任したコーチも経験豊富とはいえず、いわゆるベテランの“重鎮”的なコーチが一人もいないのが気がかり。 そして、首脳陣全体を見渡して、現役時代、大きな実績は残したコーチが少ないのも懸念材料。新任の阿井コーチは144試合17勝4セーブ、大塚コーチは466試合193安打。留任の渡辺コーチは270試合156安打、三木コーチは359試合59安打、昇格の島崎コーチは197試合20勝28セーブと、ハッキリいって“小物”ばかり。2000本安打(2012本)を達成した田中コーチの代わりを、今季2000本安打(2096本)に到達した稲葉コーチが担うことになりそうだが、まだ現役バリバリの稲葉コーチはプレーヤーがメーンになるだろう。 名選手が必ずしも名指導者になるとは限らないが、正直、指導経験も乏しく、実績不足の新首脳陣には貧弱さを感じざるを得ない。果たして、このメンツで大丈夫なのだろうか。大いなる不安がつきまとう。(落合一郎)
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