search
とじる
トップ > スポーツ > “ワケあり”コーチばかりでWBC山本浩二ジャパンは大丈夫?

“ワケあり”コーチばかりでWBC山本浩二ジャパンは大丈夫?

 10月10日、来年3月に開催される第3回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表監督に、元広島監督の山本浩二氏(65)が就任することが発表された。前中日監督・落合博満氏(58)、現ソフトバンク監督・秋山幸二氏(50)らの名がとりざたされるなかで、すったもんだの末、現役監督ではないOBの山本氏に落着した。

 山本氏は広島での現役時代、4度の本塁打王、3度の打点王、1度の首位打者を獲得したスラッガー。通算2339安打は歴代14位、通算536本塁打は歴代4位、通算1475打点は歴代10位で、まさにプロ野球の歴史に名を残した伝説の選手だ。

 監督としては89〜93年、01〜05年の通算10年にわたって、広島を指揮。91年にはリーグ優勝にも輝いており、WBC監督には申し分ない実績をもつ人物だ。

 同日、山本ジャパンの人事も発表され、元西武監督の東尾修氏(62=投手総合)、前日本ハム監督の梨田昌孝氏(59=野手総合)、元中日の与田剛氏(46=投手)、元中日の立浪和義氏(43=打撃)、前オリックスコーチの高代延博氏(58=内野守備走塁)、元巨人の緒方耕一氏(44=外野守備走塁)がコーチに就任。特別顧問に第1回大会監督の王貞治氏(72)、シニアアドバイザーに現巨人監督で第2回大会監督の原辰徳氏(54)が就く。

 与田氏、高代氏、緒方氏は第2回大会に続く招集。東尾氏、梨田氏も監督として優勝経験を有しており、山本監督を含めて3人の優勝監督が存在するという超豪華版内閣となった。

 そこで、気になることがある。コーチ陣に“ワケあり”の人物が多いことだ。東尾氏は現役時代の87年オフ、暴力団絡みの麻雀賭博容疑で書類送検された経験がある。立浪氏は反社会勢力との黒い交際や、タレント・梅宮アンナとの不倫騒動が報じられ、私生活面での印象は良くない。また、与田氏は10年3月、客室乗務員の女性と不倫関係にあった末、妊娠中絶させたとマスコミに報道されたことは記憶に新しい。

 なにかと、“ワケあり”のコーチが多くなった山本ジャパン。“身体検査”はちゃんと、したのか気になるところ。野球の指導力とプライベートは別であるが、WBCは国民的関心事。今後、注目される立場に置かれることで、新たな疑惑が報じられることがないか、冷や冷やものだ。そうなったら、WBCに水を差すことにもなりかねないだけに、なにごともないことを祈るばかりだ。
(落合一郎)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ