スポーツ
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スポーツ 2012年09月26日 11時00分
究極の事なかれ主義!? NPB加藤コミッショナーの見事な“無責任ぶり”
プロ野球セ・パ両リーグを統括する社団法人『日本野球機構』の現トップ加藤良三コミッショナー。東大法卒で外務省に入省し、在米特命全権大使などを歴任した元エリート外交官だが、“お飾り”と揶揄される歴代コミッショナーの中でも、どうやらグンを抜いて資質に欠けているようだ。 「今回のWBC問題では、参加理由に『震災復興』を挙げましたが、選手から『一貫して言っていたのならまだしも、参加にこぎ着けるための詭弁に聞こえ、被災者に失礼』と批判されています」(スポーツ紙記者) 記憶に新しい巨人・原辰徳監督の“1億円恐喝被害事件”では、「野球に集中して頑張ってください」と、まるで人ごとだった。暴力団排除の風潮の中、疑わしき行為が発覚したにもかかわらず、ろくに調査もせず、当事者側の言い分だけで問題なしとする“見事な”采配を振るったのである。 また、震災後の開幕日とナイター実施でもめた一件では、楽天の星野仙一監督から「コミッショナーがもっとしっかりしないと。あの方がパッと言えばそれで終わりなんだよ」と批判されたこともある。 前任の根來泰周氏(元公正取引委員会委員長)は、オリックスと近鉄をめぐる球界再編問題の際に、「自分には権限がない」と発言し、プロ野球ファンから「コミッショナーって何なの?」と失笑を買った。後任となった加藤氏は、駐米大使時代にメジャー・リーグで始球式を務めるなど野球に造詣が深く、ソフトバンク王貞治会長とも親しい間柄であることから、期待感は高かった。ところが、シビアな外交で培ったはずの見識や交渉力、決断力を発揮しようという意思は、全くと言っていいほど見られない。 「'07年に米議会で従軍慰安婦問題が取り上げられた際、駐米大使の立場として『日本はすでに謝罪している』としながら“強制連行はなかった”という最も重要な点には全く触れなかった。前例墨守、事なかれ主義の権化のような人物です」(外務省担当記者) 世界で勝つためには、さっさとお引き取りいただいた方がよさそうだ。
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スポーツ 2012年09月25日 16時30分
イチロー 突然の大爆発にヤンキース球団は頭が痛い!?
不振を極めてきたMLB、ヤンキースのイチロー外野手(38)が突然の大爆発だ。 先週(9月17日〜23日)、6試合で25打数15安打2本塁打5打点6盗塁、打率は.600と驚異的な成績で、ア・リーグの週間MVPを獲得した。同賞の受賞はマリナーズ時代の10年9月20日〜26日の週以来、2年ぶり4度目。 特筆すべきは19日(日本時間20日)のブルージェイズとのダブルヘッダーで、1日で8打数7安打の固め打ち。19日から22日(同23日)まで、5試合連続マルチヒットとなった。月間で見ても、9月(24日現在)は64打数26安打、打率.406と絶好調。この勢いで、長らく2割6分台だった打率は一気にアップ。24日現在で588打数166安打51打点9本塁打27盗塁、打率は.282まで上げてきた。 週間MVPの獲得に、イチローは「このタイミングは熱いですね。(4度目の受賞に)すごいね、オールスターより難しいんだね。毎週チャンスあるのにね」と興奮気味。 万年下位のマリナーズ時代なら、この時期は消化試合にすぎないが、ヤンキースは現在ア・リーグ東地区で、オリオールズとし烈な優勝争いをしている真っただ中。衰えたとみられていたイチローの、この大事な時期の大爆発に、改めてその評価が見直されることになった。 こうなると、チーム自体は大歓迎なのだが、球団は手放しでイチローの活躍に喜べないというのだ。その理由は来季の契約問題。今季はマリナーズと5年契約の最終年だったが、事実上はヤンキースへのレンタル移籍のようなもの。イチローの今季年俸は1800万ドル(約14億4000万円)といわれているが、そのうち、ヤンキースが負担したのは225万ドル(約1億7500万円)程度とみられている。 ヤンキースは今季、外野手に故障者が続出したため、イチローはその補てん的な補強の意味合いが強かった。来季には故障者も復帰する見込みだ。果たして、10月に39歳になるイチローと来季も契約を結びのか、残留するならどの程度の年俸になるのかは、今季の働きによる判断だった。これまでのパッとしない成績なら、そのジャッジも簡単だったが、優勝争いが佳境を迎えた大事な局面で爆発されると、難しい判断を強いられ、球団としては頭が痛いところ。 この件に関し、スポーツジャーナリストのA氏は、「ヤンキースは来季も契約するかどうか悩むところでしょう。残留するとしたら、さすがに、1800万ドルも払うわけにはいかず、大幅減俸は必至。問題はどの程度の年俸を提示するかですが、ここ最近の活躍で、評価を上げざるを得ず、頭を悩ませる事態となったのは間違いありません」と語っている。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月24日 15時30分
日馬富士 横綱昇進確実となるも数々の不安要素
大相撲秋場所(両国国技館)は千秋楽(9月23日)で、大関・日馬富士(28=伊勢ヶ浜)が横綱・白鵬を破り、94年の貴乃花以来となる大関での2場所連続15戦全勝を達成した。 横綱審議委員会・鶴田卓彦委員長は「素晴らしい成績だ。これなら問題ない。日馬富士は予想以上に強くなった印象だ。東西に横綱が揃うと番付の形がいいし、面白くなる。白鵬との2強時代が来るかもしれない」と太鼓判。北の湖理事長(元横綱)も、「理事会を招集する。精神的に大変な重圧があっただろうが、よく乗り越えた。上がったら自然と風格が身につく。今の形を崩さず、責任を果たせるよう頑張ってほしい」と評価。 この結果、日馬富士の横綱昇進が確実となった。24日の横綱審議委員会を経て、26日の臨時理事会で正式に第70代横綱が誕生する。外国人力士としては、史上5人目となる。 10年初場所(1月)後に朝青龍が引退して以降、実に2年と4場所の長きにわたって、白鵬が1人横綱で奮闘した。横綱が2人になることで、白鵬1人にかかっていたプレッシャーも緩和され、より土俵の充実が期待される。 ところで、横綱昇進が確実となった日馬富士だが、関係者内では早くも数々の不安要素が取りざたされている。 それは、まず、「ここ一番」の弱さ。日馬富士は3度目の綱獲りでようやく、悲願を成し遂げたが、1度目の綱獲り場所では9勝6敗、2度目の綱獲り場所では8勝7敗と、いずれも1ケタ台の星に終わった。新大関となった場所も8勝7敗で、プレッシャーに弱いところを露呈した。新大関より、さらにプレッシャーがかかる新横綱の場所で、日馬富士が本来の相撲を取れるかどうか、不安視される。 また、浮き沈みが激しい不安定な成績も、心配要素。09年夏場所(5月)で初優勝した後、3場所連続で9勝6敗に終わった。11年名古屋場所(7月)で2度目の優勝を果たした後は、8勝7敗が2場所続いた。今年夏場所(5月)でも8勝しか挙げていない。たまに爆発して優勝することもあるが、それ以外の場所は冬眠しているかのような相撲しか取れていない。その“病気”が横綱になって出ないかどうか、不安も覗かせる。 さらにいえば、今場所、3大関が途中休場して、その分、対戦相手が下位力士にすり替わった点。休場した大関との対戦成績は、把瑠都と14勝12敗、琴欧洲と18勝17敗とほぼ互角。琴奨菊とは14勝25敗と大きく負け越している。この3大関が休場していなかったら、優勝できたどうか疑問は残る。来場所は5大関相手に、横綱らしく圧倒できるかどうかも心配だ。 そして、関係者が危惧するのは、その人気面だ。某協会関係者は「横綱が2人になるのは喜ばしいのですが、日馬富士の綱獲りで、観客動員が大きく増えたということはありません。朝青龍・白鵬時代のような盛り上がりは期待できないでしょう」(某協会関係者)と嘆く。今場所千秋楽のNHKでの相撲中継の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は17.7%、瞬間最高は日馬富士が白鵬を破った場面で24.4%だった。 大混戦となり平幕・旭天鵬が史上最高齢優勝を果たした夏場所千秋楽(5月20日)の視聴率は20.4%、瞬間最高は24.5%だった。綱獲りが懸かっていても、夏場所千秋楽より視聴率が低かった事実は深刻。いかに日馬富士への注目度が、低いかの証明となってしまった。 新横綱誕生は日本相撲協会にとっては、喜ばしい話だが、数々の不安要素が現実とならないことを祈るばかりだ…。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月22日 17時59分
投げる度にKO 松坂大輔の市場価値暴落!
MLB、レッドソックス・松坂大輔投手(32)の市場価値が暴落している。 8月27日(日本時間28日)、フェンウェイパークでのロイヤルズ戦で先発した松坂は、7回を投げ、5安打1失点の好投で、今季初勝利を挙げ、昨年5月8日(同9日)のツインズ戦以来、477日ぶりとなる白星を飾った。 しかし、その後が全く続かなかった。9月2日(同3日)のアスレチックス戦では3回2/3を投げ、7安打6失点。8日(同9日)のブルージェイズ戦で1回1/3を投げ、5安打5失点で早々にKOされた。14日(同15日)のブルージェイズ戦では黒星こそ付かなかったが、5回1/3を投げ、3安打4失点とふるわず。 そして、19日(同20日)のレイズ戦では、3回0/3を投げ、9安打5失点でKOされ、今季6敗目(1勝)を喫した。チームは3-13と大敗し、松坂は「思ったところに行かないことばかりで、投げていてきつかったです」とうなだれるばかり。 松坂は今季、ここまで10試合に登板し、43回1/3を投げ、防御率は7.68と散々なもの。それでも、来季の続投が内定しているボビー・バレンタイン監督は故障からの再生途上として、ローテーションから外す意向はない。次回は25日(同26日)に先発する予定だったが、チーム事情で回避となり、残る公式戦の登板は1試合のみの予定。 「こういう状態でも使ってくれることに感謝の気持ちしかない。それに応えるためにも、少しでもいい結果を残して返したいです」と語る松坂。 今季で6年契約の最終年となる松坂。07年に15勝(12敗)、08年に18勝(3敗)を挙げたものの、その後は09年が4勝(6敗)、10年が9勝(6敗)、故障した昨年が3勝(3敗)と納得いく成績は収められていない。 06年12月に、6年総額5200万ドル(約61億円)で契約した松坂の今季年俸は1000万ドル(現在のレートで約7億8100万円)といわれている。残留するにせよ、移籍するにせよ、本来なら、その価値を高める必要があるが、投げる度に評価を下げている現状だ。松坂が来季もメジャーでのプレーを希望するなら、本人が想定する以上に、大幅な減俸を覚悟するしかないようだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月22日 11時00分
山本浩二VS落合博満VS秋山幸二 勃発した三つ巴のWBC代表監督争い(2)
そうなると満場一致で山本氏が推薦される? わけでもないようだ。 「何で山本さんの名前が出てきたのか?」 実は、報道陣に逆取材をかける現役選手もいるそうだ。 「北京五輪('08年)の野球代表チームで守備・走塁コーチを務めましたが、『ディフェンスに関する指示を出していたのは宮本慎也選手(現ヤクルト)だった』なんて話もあるくらいです。広島で2期10年の監督を務めましたが、どちらかと言えば若手を育てるタイプの指揮官でした」(ベテラン記者) 山本氏の名前が突然出てきたのには、興行的事情もあるらしい。 「原監督を全面的に推せないからでしょう。『1億円の口止め料事件』が大きいですよ。読売グループはWBC・一次予選の代理興行を行うわけですが、巨人OBから代表監督を決めることになれば、それこそ中日がクレームをつけてきた通り“読売の興行”になってしまいます。読売グループ自らが他球団のOBを推すことで、興行としてのWBCを成功させたいのでしょう」(前出・スポーツ紙記者) この“山本代表監督”について、ナベツネ会長は何の意見も述べていない。 前出のNPB関係者がこう言う。 「前回も原監督に決まったのは、ペナントレースが終わってから。来年3月まで、まだ十分に時間があるわけだし、今年の日本シリーズ後に候補選手が発表できるくらいのスケジュールが組めれば問題はない。代表監督の発表? 報道で名前が出ている人の中から決まるんじゃないですか」 興行の主導権を握りながらも、読売がこの件について慎重なのは、前回、中日からの協力を得られなかった点。中日サイドの言い分は「選手個人の意思で各々が代表を辞退した」という。あくまでも中日サイドの言い分だが、「個人の意思説」は本当だという。 「当時、巨人の要職にいた人が『あること、ないこと』を言い、他球団からも反感を買いました。本当に12球団が協力できる体制を作らないと、第2、第3の中日(非協力チーム)が出かねない」(前出・関係者) 読売グループがナベツネ会長の思惑と違う名前を挙げたのも、そういった事情があったようだ。 「2015年、国際野球連盟(IBAF)がWBCとは違う国際大会(プレミア12=仮称)を主催します。『WBCはメジャー機構の大会、真の国際大会はプレミア12』という考えが、世界の常識になりつつある」(IBAF関係者) すでにNPB、巨人以外の各球団幹部の関心は『プレミア12』に移りつつある。WBCの問題でモタモタしているのは、読売グループだけかもしれない。
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スポーツ 2012年09月21日 15時30分
不倫・不正経理計上疑惑の代償は大きかった! 雷親方が退職に追い込まれる
9月19日発売の「週刊新潮」で、40代の女性協会職員と不倫関係にあった上、デート場所として使ったラブホテルの宿泊費等を日本相撲協会の経費で落としたと報道された、元前頭・春日富士の雷理事(46=本名・岩永祥紀)が詰め腹を切らされた。 この問題が原因で、9月8日から謹慎していた雷理事は、16日に理事の辞表を提出したが受理されなかった。報道があった日の翌20日、退職届を提出し、北の湖理事長(元横綱)が受理した。現職理事の退職は異例で、退職金は支払われるもよう。相手の女性職員は17日付で、すでに退職していた。 協会は理事の後任補充はせず、雷理事が担当していた総合企画部長、生活指導部長、観察委員長などは、現状の人員で分担する方針。 同誌の取材に「(妻とは)離婚することになっている」などど、のん気に語っていた雷理事だが、退職に追い込まれて「辞めてしまうと、報じられたことを認めたように思われてしまうが、そうじゃない。ただ、女性問題で騒ぎを起こし、協会に迷惑をかけた。理事の立場もあり、自分で判断した。期待してくれていた人には申し訳ない」と話した。 「しっかり調査して報告します」と語っていた八角広報部長(元横綱・北勝海)は、「これから一緒に協会を盛り上げていきたかったのに、残念でした」と言うにとどめた。雷理事の退職によって、この問題は落着となり、真相究明はなされない可能性が濃厚となった。 「まさに、臭いものにふたをした印象です。場所中でもありますし、優勝争いや日馬富士の綱獲りが盛り上がるなかで、協会としては雷理事のスキャンダルで、それに水を刺されたくはないでしょう。『自主的に退職すれば、不正等の問題も追及しない』と協会から勧告されたようです」(某スポーツ紙相撲担当記者) 身から出たさびとはいえ、不倫、経理の不正計上疑惑の代償はあまりにも大きかった。雷理事はまだ46歳で、定年までは18年5カ月残っていた。理事の月給は約140万円で、賞与や諸々の手当を合わせると、その年収は約2100万円とみられている。雷理事が定年まで理事職にあったとすれば、3億8600万円程度が、その懐に入る計算で、雷理事はそれを棒に振ってしまった。(落合一郎)
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スポーツ 2012年09月21日 11時00分
山本浩二VS落合博満VS秋山幸二 勃発した三つ巴のWBC代表監督争い(1)
一難去って、また一難というべきか。WBC不参加問題は、急転直下、なんとか選手会の説得に成功し出場することになったが、こんどは誰を監督にするかで大難航している。 当初は秋山幸二・ソフトバンク監督(50)で一本化されていたが、読売グループのドンである渡辺恒雄・巨人会長が落合博満氏(58)を推し、さらに読売グループのスポーツ報知は山本浩二・元広島監督(65)の名前を報じたりで支離滅裂。 また、連覇という名目であるなら原辰徳・巨人監督(54)の続投も飛び出した。結局、“本命ナシ”と言ったところだが、腑に落ちないのは、ナベツネ会長と読売グループが異なる人材を推していることだ。 「春先は秋山監督で決定と言ってもおかしくない状況でした。昨季の独走、かつ圧倒的なリーグ優勝、日本一がその根拠です。『昨季のホークスは補強で勝った』という声も確かにありましたが、巨大戦力を操るのは長嶋(茂雄)さんが失敗したように非常に難しいこと。それをやってのけた秋山監督の手腕はさすがでした」(NPB関係者) その秋山監督の後ろ楯が、王貞治・ソフトバンク会長。WBCの功労者であり、加藤良三コミッショナーとも親しく、“秋山ジャパン”は規定路線のはずだった。 ところが、「今季のペナントレースの成績が悪すぎる」と、一時期ほど強く推す声が聞かれなくなった。 「今度は代表チームを常設することも決まったので、“13人目の監督”を選出した方がいいとの意見も出始めました。12球団の現職監督が兼任することの是非も問われ、代表監督の選出がさらに難しくなりました」(前出・NPB関係者) スポーツライターの飯山満氏もこう続ける。 「国際大会のある集団競技の代表監督は、特定球団の指揮官を兼任していません。サッカーのイビチャ・オシム氏も代表監督に選ばれるのと同時にジェフ球団を退いています。『侍ジャパン』を兼任するのなら、12球団と一定の距離を置いた方が公共・平等性があっていい」 そこで“13人目の監督”として急浮上してきたのが、落合氏と山本氏である。 まず落合氏だが、8年間の中日の指揮で「Bクラス低迷が1度もない」という安定した采配は皆が認めるところ。しかし、4度の日本シリーズ進出で勝利したのはたったの1回。「短期決戦向きではない」との評価もないわけではない。 「健康面での不安も多い。9月2日の地方公演で登壇した際、落合氏は顔の左半分がゆがんだままだった。いわゆる顔面麻痺。こんな状態でWBC本大会の米国に移動して万が一のことが起きたら大変です」(スポーツ紙記者)
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スポーツ 2012年09月20日 18時00分
極秘入手 巨人・原監督勇退と来季イチロー電撃入団(2)
巨人OBで前中日監督の落合博満氏との接近もその一つ。巨人監督について渡辺会長は「巨人の監督は生え抜きじゃないといけない。落合も巨人OB? でも生え抜きじゃない。ワンちゃん(王貞治氏)、原クンはジャイアンツそのもの」と否定していたが、'05年に巨人とは無縁の星野仙一氏の招聘に動いたことを思えば、渡辺会長が思い描く意中の人物が落合氏であることは想像に難くない。 「生え抜きにこだわったのは、原監督を慮ってのこと。しかし、その意中の落合氏も微妙になってきた。お盆の時期に脳梗塞の疑いで入院したという情報が流れているからです。大事には至らなかったとのことですが、このオフにユニホームを着るのは難しい」(スポーツ紙デスク) そんな落合氏に代わって渡辺会長が期待を寄せるのが、今年10月で39歳を迎えるイチローである。 原監督が今季の優勝を花道に辞任を考える一方で、イチローもまた「世界一」を花道に現役引退を思い描いているからだ。今年7月末にマリナーズを離れ、ヤンキースに移籍したのもそのためである。 「日米で数々の個人タイトルを獲得してきたイチローにとって、世界一のタイトルを取れれば、もう現役に未練はないのでしょう。その意味では年齢的にも今年が最後のチャンス。そうみたからこそレギュラーの確約も、来季以降の契約もないままヤンキースに移籍したのです」(大手広告代理店幹部社員) スポーツ紙などでは、来季の日本球界復帰も報じられているが、これは現実的ではない。 巨人OBのプロ野球解説者が続ける。 「先日も1試合に2度も送りバントを失敗したように、イチローは両目の視力が0.4まで落ちている。これが安打製造機のイチローが2割6分台の打率に低迷している原因です。視力調整すれば、打席には立てるでしょうが、動体視力は戻らない。だれより本人が限界を感じている。イチローは来年40歳ですが、長嶋茂雄氏が38歳、星野仙一氏が40歳で監督になったことを思えば、イチローが巨人の監督になっても少しも不思議ではないのです」 イチローが不慣れな左翼守備をこなし、東地区首位をひた走るのは、すべてはヤンキースでワールドチャンピオンに輝き、電撃的に引退して巨人の監督−−というこの男一流の美学がそうさせているのだ。 渡辺会長は松井について「年齢的(38歳)に(現役は)難しいだろうが、コーチなら申し分ない。しかし、コーチならイチローが上だ」と話したことから、一部では来季は原監督の下でコーチ兼任でプレーし、翌年に監督という情報もあるが、そのような動きを察知すれば、原監督はなおさら辞意を固めることになる。 政界は10月解散、11月総選挙にむけて臨戦態勢に入ったが、球界もまた大混乱劇が勃発する。
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スポーツ 2012年09月20日 17時08分
極秘入手 巨人・原監督勇退と来季イチロー電撃入団(1)
マジック点灯で3年ぶりのリーグ優勝へまっしぐらの巨人だが、ベンチ裏では原辰徳監督「優勝花道論」が囁かれている。球団側は「続投方針」に変わりはないが、原監督には不倫スキャンダルもあり「日本一を花道に責任をとって辞任」を固めているという。 「1億円不倫スキャンダル」を吹き飛ばす巨人快進撃の源になっているのは、原監督のプライドに他ならない。その意味でも、今季は何が何でも優勝する必要があるのだが、その延長線上にあるのが、原監督の不倫スキャンダルの責任を取る形での辞任だという。原監督と親しい放送関係者が話す。 「人の噂も七十五日とはよく言ったもので、あれだけ世間を騒がせた原監督の1億円不倫スキャンダルもすっかり風化した感がある。しかし、巨人側が『反社会的勢力に対する利益供与ではない』として、名誉棄損で損害賠償訴訟を起こしており、この先、法廷で蒸し返される。清武元代表もかつての野球人としてシーズン中であることを配慮してこれまでは多くを語らなかったが、オフになれば事情が違う。まだ活字化されていない新事実がいくつかあるようで、それらが明らかにされれば、進退を問われる人も出てくる可能性があるのです。原監督としては、これ以上球界を混乱させないためにも、自らユニホームを脱ぐことでこの問題にけじめをつけ、幕引きを図ろうとしているのです。半分は冗談なのでしょうが、好調なチーム事情を聞かれ、『辞めるには、優勝をしないとカッコつかないですからね』といったことを口にしていますからね」 本誌が入手した情報によれば、1億円スキャンダルでこの先ややこしい状況に発展する可能性があるのは、横浜DeNAの中畑清監督の周辺だという。例の1億円受渡しの話し合いにかかわったとされるある人物が噂されているからで、もし、このことが法廷で明らかになり、真実というようなことになれば、中畑政権そのものが揺らぐ可能性を秘めているのだ。 「ある意味で原監督は被害者であり、同情すべき点もあるが、原監督の携帯番号を元暴力団員に教えたとされる中畑監督は反対の立場。そのうえ、周辺者がどのような形であれ、元暴力団員と原監督サイドの話し合いに関わっていたとすれば、これはゆゆしき事態でしょう。とはいえ、発端は原監督の不徳なわけで、他球団で進退を問われる人間が出れば、自分だけユニホームを着続けるわけにはいかない、と。自らケジメをつける可能性は否定できません」(全国紙社会部記者) もっとも、リーグ優勝が確実となり、阪神を上回る観客動員を続けている巨人側には原監督を辞めさせる考えはない。 原監督は昨秋、今季からの2年契約を結んでおり、続投は確実。渡辺恒雄球団会長も「2年契約だから契約を破る必要はない。もちろん来季もやってもらう」と明言している。 「しかし、これは巨人サイドの考えで、原監督が自ら辞任を申し出れば事態は変わってくる。有事を察知しているのか、渡辺会長は原監督の辞任に備え、次期政権作りにも着手しているといいます」(球界関係者)
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スポーツ 2012年09月20日 17時06分
日馬富士の気合いも空しい秋場所
笛吹けど、シーンと静まり返ったまま−−。東京・両国国技館で始まった秋場所。目玉は先場所、全勝優勝した大関日馬富士(28・伊勢ケ浜)の綱取りだ。 日馬富士にとっては今回が3度目の綱取り。過去2度はいずれも序盤で大きく負けが込み、失敗しているだけに気合いは十分。 「番付が発表された8月27日の前にモンゴルに一時帰国し、たっぷり英気を養ってきました。そのとき、兄のように慕っている元横綱朝青龍のダグワドルジ氏と会食し、綱取りの秘訣を伝授されたそうです。ご存知の通り、現役時代の朝青龍は白鵬と犬猿の仲。こんな話を披歴すれば、白鵬の猛反発を買いかねませんが、日馬富士は平然とした口調でした。よほど打倒白鵬に自信を持っているんでしょうね」(担当記者) また、稽古の仕上がりも上々だ。 「出稽古も番付発表の前から敢行。8月23日には同じ大関の鶴竜と本番さながらの猛稽古を繰り広げていました。そのとき、鶴竜の頭が右目に当たって負傷。しばらく出稽古を控えていましたが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の方針で再開し、いい感じになっている、と本人も自信たっぷりです」(部屋関係者) ただ、こんなに本人は盛り上がっているのに、周囲のムードはすこぶる低調なのだ。 「スポーツ紙の日馬富士の扱いはホンの申し訳程度。切符の売れ行きも悪く、これでは綱取りに成功しても先が思いやられる、と協会主脳はため息をついています」(協会関係者) ニキビの跡がいっぱいの夏ミカン顔が原因かも!?