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クライマックス失格のらく印押された斎藤佑樹にいちるの望み

 パ・リーグのクライマックス・シリーズ(CS)ファイナルステージ(10月17日から)の先発枠争いから脱落した日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が、条件付きでベンチ入りする可能性が出てきた。

 不振のため、7月30日に2軍に降格した斎藤は、9月29日に1軍復帰。同月30日のソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)でプロ入り初のリリーフ登板に臨み、1回を無失点に抑えた。そして、日本ハムの優勝決定後の10月5日、楽天戦(札幌ドーム)で先発した斎藤だったが、4回2/3を投げて9安打6失点と大炎上。今季8敗目を喫した斎藤は翌6日に1軍出場選手登録を抹消され、先発枠どころか、CSのベンチからも外される危機にさらされた。

 10月12日、宮崎で開催中のフェニックスリーグでの韓国ハンファ戦(アイビー)で、リリーフとして登板した斎藤は、2回を1安打無失点に抑え3三振を奪った。さらに、プロ入り最速の146キロをマーク。CSへのラストチャンスともいえた試合で好投した斎藤は、「自分で取り組んでいる課題が、うまく出来た」と手応えを感じていた。

 栗山英樹監督は14日、札幌入りするメンバーに斎藤を選ばなかったが、その好投には満足げで、「最大6戦ある。登録、抹消しながらいかないといけないかもしれない」と話した。斎藤は追試ともいえる16日の阪神戦(ひむか)で登板する予定で、その投球内容が良ければ、1軍から招集される可能性も出てきた。

 とはいえ、そうなっても、CSファイナルステージの初戦から28人の枠に入ることはなさそうだ。1軍に合流しても、斎藤に与えられるとみられるのは予備要員。闘いがもつれた際に、出場選手登録を抹消される投手が出た場合、代わりに登録されるケースも出てくると思われる。いずれにせよ、宮崎から札幌に帰還するためには、次回登板でも結果を出すしかないようだ。
(落合一郎)

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