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斎藤佑樹ダメダメ! 消化試合で炎上しクライマックスは失格

 日本ハム・斎藤佑樹投手(26)のCS(クライマックスシリーズ)での先発枠入りは、絶望的となった。

 斎藤は7月30日にプロ入り初の不振による2軍降格。ファームでの調整登板でもなかなか結果を出せず、1軍に戻ったのは9月29日。10月2日に日本ハムはパ・リーグ優勝を決め、まさにギリギリで間に合った格好。

 9月30日のソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)で、斎藤はビハインドの展開で5番手として登場。プロ入り初のリリーフ登板となったが、1回を1安打1四球ながら無失点に抑えた。

 そして、10月5日、チームのレギュラーシーズン最終戦の楽天戦(札幌ドーム)で先発。対戦相手の楽天は前日にCS進出の可能性が消え、完全な消化試合。楽天の士気はかぎりなく下がっていたはずだが、斎藤は4回2/3を投げて9安打6失点の大炎上で、敗戦投手となった。

 失意の楽天相手に、メッタ打ちされた斎藤は「ショックです。しっかり抑えることができず、悔しいです」と話した。この登板はCSでの先発枠入りを懸けたラストチャンスといえたが、KO劇に栗山英樹監督は「ボクからは何も言わないです。みなさんで判断して下さい。ここは感情が入るところではない。冷静に判断します」とCS失格を示唆した。

 この日の投球内容では、CSでの先発枠どころか、“戦力外”とみなされる可能性もある。斎藤は6日に出場選手登録を抹消された。CSファイナルステージは17日からであるため、計算上は間に合うが、28人の1軍出場選手枠からはずされる懸念もある。

 6月6日の広島戦を最後に、勝ち星を挙げられなかった斎藤。残した今季の成績は19試合登板、104回を投げ、5勝8敗、防御率3.98。昨季と同じだった登板数を除けば、勝ち星、投球回、勝率、防御率、奪三振とすべての面で、6勝6敗、防御率2.69だった昨季の成績を下回った。特に防御率は1点以上落ちており、いかに得点を許すことが多かったかの証明だ。

 絶対的なエース、ダルビッシュ有投手が抜け、開幕投手に抜てきされた斎藤だが、残念ながら、栗山監督の期待に応えることはできなかった。斎藤の2年目は、プロの厳しさを味わうシーズンとなったようだ。
(落合一郎)

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