同市議選には29人が立候補。デルフィン氏はトップ当選のせきど繁樹氏(3753.116票)に次ぐ3552票を得て、堂々の2位で当選を果たした。
デルフィン氏は「地元やファンのみなさんの力で当選させていただいた。和泉市を日本一の町にしたい」と話した。覆面の着用については「できるなら覆面のまま活動したい。迷惑をかけるなら脱ぐが、覆面で活動することが和泉市の知名度アップにつながるはず」と語った。
覆面レスラー議員といえば、デルフィン氏のみちのくプロレス時代のライバルだったザ・グレート・サスケ氏が、03年4月に岩手県議となったのが史上初。デルフィン氏は2人目となるが、サスケ氏のようにかたくなに覆面着用にこだわるつもりはなく、状況次第では脱ぐ覚悟を固めている。ただ、デルフィン氏は20年以上、覆面レスラーとして活躍しており、素顔より覆面姿で議員活動するのが自然な流れだ。
今後、デルフィン氏は和泉市議としての公務を最優先するため、プロレスラー活動はセミリタイアする意向。
デルフィン氏の当選で現職の元現プロレスラー議員は、衆院議員の馳浩氏(自民党=元全日本プロレス)、東京・品川区議の木村健悟氏(元新日本プロレス)、東京・文京区議の西村修氏(国民新党=フリー)、埼玉・狭山市議の土方隆司氏(フリー)、北海道・芦別市議の若松市政氏(フリー)に続き6人目となった。
(ミカエル・コバタ)