西村は昨年7月の参議院選に同党の比例代表から立候補するも落選した。それでも、政治家への夢は捨てられなかった。文京区は西村にとって、まさしく地元で、「生まれ育ち、プロレスの聖地である後楽園ホールのある文京区から福祉、医療、教育面での充実を図りたい」と意欲を見せた。
プロレスラーが国政選挙に出馬する例は少なくはない。そのなかで、馳浩氏(現衆議院議員)が衆議院及び参議院に、アントニオ猪木、大仁田厚、神取忍(繰り上げ当選)が参議院に当選している。地方ではザ・グレート・サスケ(岩手県議)、若松市政(現北海道芦別市議)らが当選した例がある。だが、東京23区の区議選に出馬するのは異例。西村が当選すれば、史上初の区会議員プロレスラー誕生となる。
西村にはがん(後腹膜腫瘍)を克服した強じんな精神力で、選挙戦を戦い抜いてほしいものである。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)